感想 | 一覧 | 内容の構成
「現在の携帯通信構成」
記述は2023年07月05日時点での内容。

・メイン回線 - サブ回線 - 技術メモ - 回線メモ - お外のWi-Fi - セット割

----

・メイン回線

現在は「OCNモバイルONE」。

インターネットによる新規申し込みは2023年6月26日(月)の午前11時を以て終了。

ハンドリング性能が高い。最大の理由はこれに尽きる。
ハンドリング性能とは日常使いで困る事があまりないという内容。

ハンドリング性能とは。

「電波の広がり方。基地局の数と配置はドコモ網に一日の長がある」。
「全く通信できない程に通信速度が低下する状態はあまり見られない」。

日常的な利用に際して困る事があまりないという意味に該る。

※2023年7月3日に昼の12時台の通信でも速度の低下が発生しづらくなっている事を確認。

人が多く集まっている通信量の多くなりがちな場所や時間帯は例外。

(特徴1)

料金プランと通信量の組み合わせに複数の種類がある。

低容量プランでは3GBしかなく、足りなくなったらいわゆる「ギガ」を買い足すしかない
LINEMOの様なサービスとは異なり1ヶ月ごとに料金プランが選択可能。

y.u mobileとの料金比較。1GB辺りの料金単位だとOCNモバイルONEでは6GBでほぼ同等になる。

(特徴2)

RTPの音声パケットに優先した通信順位を割り当てている傾向がある。
音声パケットにDSCP値「46」をつけている印象。Rakuten Linkによる通話音質が安定する。

いずれ塞がれるとは思うが別の携帯電話を用意しそこで楽天モバイルのSMS通信を確立。
OCNモバイルONEのSIMを差した端末上でRakuten Linkのアプリを起動させ、SMSで受信する
番号を手打ちで入力する事で楽天モバイル以外のSIMによる通信でRakuten Linkを使用する事ができる。

音声パケットにDSCP値「46」がついている印象。楽天モバイルのSIMによる通信での通話よりも高音質。

(特徴3)

テザリングが無料で出来る。「MUSICカウントフリー」を適用すればSpotifyとの相性が良好になる。

(弱点1)

APNが「lte.ocn.ne.jp」と「ocn.ne.jp」の2種類存在している。

後者で通信した場合Gmailの取り込み(IMAP IDLE)が効かなくなる。
最初は機能していたのにすぐ機能しなくなる。K-9 Mailのバージョン6.400で確認。

IMAP IDLE(ポート993)を使用する場合は「lte.ocn.ne.jp」のAPNで通信する必要がある。

POP3(ポート995)の場合は「ocn.ne.jp」のAPNにしても通信が可能なので
SONY EメールアプリをPOPで設定し、5分ごとの自動受信設定で使用する手段もある。

※2023年7月4日に通信が数時間後も継続して機能し、この不具合が修正されている事を確認。

(弱点2)

APNを「lte.ocn.ne.jp」にすると通信可能状態における電池の減り方が不自然になる。
減りが早いというよりも待ち受け状態の数分間のどこかで2%程度ドカンと減る。不自然な減り方になる。

(弱点3)

ドコモが場所によっては4Gの電波をケチる様になった事で速度が低下している場所が発生。

例:Band1と42が吹いていた屋内で42を止めてBand1のみを吹かせる状態に変化。

これはOCNではなくドコモが原因ではあるが4Gに関してはこの様な場所が発生している。

(弱点4)

IPv6通信に対応していない。楽天モバイルは対応している。

(設定値)

APN(ocn.ne.jp)、ユーザー名(mobileid@ocn)、パスワード(mobile)、認証タイプ(CHAP)、
APNタイプ(default,supl)、APNプロトコル(IPv4)、APNローミングプロトコル(IPv4)、MVNOの種類(SPN)。

----

・サブ回線

現在は「楽天モバイル」。

つながりさえすれば快適なデータ通信が可能。

Ping値が低い。安定して低いので反応が早い。実際の通信速度以上に速く感じる通信回線。

(特徴1)

今後も続くかは不明だがRakuten Linkによる発信が無料(一部の番号をのぞく)。
将来的には有料化する印象。例えば「固定3分8円」「携帯1分16円」(いずれも税抜)。
固定電話と同程度の金額であれば他社に対しての武器にはなるが。

Rakuten Linkは楽天モバイル以外SIMを差した携帯からでも使用可能。ただしその内塞がれそうな予感。
楽天モバイルの回線ではRTPパケットにDSCP値46を設定してくれないのかパケロスが発生する。

その事で音質が悪化する。DSCP値46を設定してくれる回線で使用した場合の安定感を味わったら
楽天モバイルの現状の回線ではRakuten Linkを使いたくないと思う様になる。

楽天モバイルのSIMを差した携帯電話は端末本体のモバイルネットワークの設定項目で
「モバイルデータ」を消灯する事で通話とSMSの発着信(送受信)だけが可能な待ち受け状態にする。

その状態の方が電池の消費量が小さい。
エリアが狭い?なら固定電話の様な運用で使えばいい。

移動端末にはRakuten Linkを設定。Rakuten Linkが動作している時にはそちらに着信。
部屋端末にはAndroidに簡易留守録機能を組み込んだシャープ製の端末を用いる事で
Rakuten Linkを設定した移動端末の電波が機内モードなどで通信できない状態でも
携帯キャリアの留守電機能を使わずに着信と電話に出られない事の告知が可能になる。

つまり移動端末が自分の分身になる。その構成を確立出来る事が強み。

それといわゆる「格安スマホ」に分類されがちなサービスの中で珍しくLINEの年齢確認に対応している。
すでにサービスを終了しているLINE Liteではない通常のLINEアプリでID検索が可能になる。

(特徴2)

テザリングが無料なので通信量を無駄にしない為にテザリングで消費する事が可能。
3GBを越えない様に端末のデータ上限設定を「2.75GB」に設定して使用する。

(特徴3)

楽天ポイントを支払いに充当する事が可能。最近はポイント還元率をケチりだしたが
楽天ポイントを貯める行動を実行する事で充当後の支払い金額が小さくなる。

(弱点1)

つながりさえすれば快適。

電波強度-103dB程度で20Mbps、-100dBよりも強くなると40Mbps程度の下り速度が出る。

しかし意外な所で圏外になる事がある。

例えばカメイドクロックの地下に続く階段を降りた先にある地下1階のライフの入口付近で圏外だった。
エリアの穴と地方での圏外がまだまだ存在している。今後はエリアの穴をどれだけ塞いでいけるかが鍵。

エリアの穴での通信が必要な場合は別端末に差したOCNモバイルONEの回線によるテザリングでカバー。

そういう風に別の通信回線を用いる事を実行するしかない。

(弱点2)

料金設定の段階に不満と不備あり。階段の作り方が雑。3GB以上20GB未満とか幅が広すぎる。

*1GB *550円(税込)、*3GB 1080円(税込)、10GB 1480円(税込)、
20GB 2080円(税込)、30GB 2780円(税込)、40GB 3480円(税込)、40GB以上 4180円(税込)。

例えばこうした刻み方を提案する。

1GBの待ち受け向けの段階と3GB以上20GB未満の段階を新たに設定。

テザリングが無料なので通信量を無駄にしない為にテザリングでの消費が可能。
10GBの料金設定があればデータ上限設定を「9.60GB」に設定して使用出来るのに。

(弱点3)

最近は「もう一回線どうですか?」というキャンペーンを実施しているが、それならば「シェアSIM」を出せと。

複数枚数のSIMの合計通信量で月額料金が決まる形式で出せと。

音声通信の一枚はスマホに、データ通信専用の一枚はタブレットに。
例えばそうした組み合わせを提案。名称は「M2Mオプション」(仮)。

シェアSIMとの合計枚数は最大2枚まで。
SIMの追加で月額220円(税込)の維持手数料をかける。

例:1枚目の音声SIMで月1GB未満+2枚目の維持手数料(税込220円)+2枚目のデータSIMで月1.5GB

月の通信量は合計2.5GB未満。3GB 1080円(税込)に収まる。

維持手数料(税込220円)を足して1300円(税込)。

スマホは待ち受けが殆どだけどタブレットでは割と動画を見たりして通信量を使う展開は存在している。

(弱点4)

先述したがRTPパケットにQoSでDSCP値46を付与していない。

Rakuten Linkの通話を楽天モバイル回線で実行した場合
パケットロスが原因のノイズが音声に乗る。

OCNモバイルONEみたいに付与しているであろう通信の場合は
その手の原因によるノイズが乗りづらくなる分音声が聞き取りやすくなる。

(弱点5)

メールが使いづらい。IMAP IDLEによる受信とWAP PUSHによる受信の両方に対応し
それらのプロトコルに対応しているメールアプリで操作可能な仕組みの方が使いやすい。

迷惑メールに関しては他プロバイダとの共同開発でGmailを凌駕するであろうフィルターと
送信量を制限する仕組みの導入で送受信ともに抑制を図る事で費用を抑えに行けばいい。

ドメインは「rakumail.jp」ではなく「rakuten.ne.jp」の方が分かりやすい。
現在rakuten.ne.jpのドメインはrakuten.co.jpへのリダイレクトに使用されている。

しかし共同開発であれば特定の事業者に寄ったドメインは付けられない。
自分は「openmail.jp」というドメインを提案。1週間の略称をサブドメインにして取得しやすくする。

例:example@sun.openmail.jp

WAP PUSHに対応する為に音声回線もしくは
SMSオプションつきのデータ回線に紐つけする形でメールアドレスを取得可能とする。

弱点を克服できれば本来の強さを発揮する。楽天モバイルはそういう回線。

(設定値)

APN(rakuten.jp)、認証タイプ(CHAP)、APNタイプ(default,supl)、
APNプロトコル(IPv4/IPv6)、APNローミングプロトコル(IPv4/IPv6)、MVNOの種類(SPN)。

----

・技術メモ

:IP電話(CSipSimpleを使用)との相性メモ

(OCNモバイルONE)

「050 plus」や「OCNドットフォン300」を提供しているからなのか
音声パケットにDSCP「46」が効いているかの様な挙動を示す。具体的には「パケロスがない」。
混雑時はさすがにパケロスが発生するが混雑していない時間帯での通話は問題ない。

(povo、楽天モバイル)

混雑していないのにパケロスが発生する。約1.5%程度。ひどい時には約2%程度に上昇する。

:GPS Statusとの相性メモ

アプリ「GPS Status」をキャリア回線で使用した際に位置情報の受信がパパッと開始出来るか否か。

(OCNモバイルONE、povo)

割と早くに「28/42(本)」の様な形で反映がなされて誤差の小さい位置情報が表示される。
ただし表示されたあと衛星の捕捉本数の分母が42本程度から20本程度に減少する。

(楽天モバイル)

初期設定ではいつまで立っても衛星が捕捉できない。
AngryGPSでGoogleのSUPLサーバーへの接続設定を変更。
AngryGPSは以下のURLから入手。設定後に削除する。

https://forum.xda-developers.com/attachments/vibrant_cm7_gpsfix_v1-5-1-script-zip.731201/

Start Mode(「Cold start」にする)
XTRA(「OFF」にする)
GPS Logging(「OFF」にする)
Accuracy(「0」にする)

以上の変更後に接続を行うと他のキャリアと同様に位置情報を取る事ができた。

----

・回線メモ

:ドコモメモ

ドコモとKDDIの電波状況の違い。ドコモは「どこへ行っても割と速い」。KDDIは「速いと遅いが両極端」。

ドコモはBand 42が掴める所では超高速、それ以外の所では割と高速。そうした傾向が存在している。
ただしバンド帯のみで判断するのは難しく、基地局の処理能力が低い場所ではそこまでの速度が出ない。
ドコモは利用者が多いので混雑する場所での通信を行った場合速度が低下する傾向がある。

電波網の作り方と「同じ場所で同時に計測した際の上下それぞれの通信速度の比較」を合わせて考慮。

電波網は4Gでも5Gでも大体の場所でドコモの方が速い。

最近の携帯キャリアはやたらとアカウントを作らせポイント連携支払い連携を取らせようとする傾向に閉口。

:KDDIメモ

KDDIのエリアはヤマダデンキの店内やauショップの入り口など一部のスポットでは下り100Mbpsに迫る
Band 1エリアを構築しているが使用している周波数帯のメインはBand 18(ドコモはBand 3と19のCA)。
Band 18のみのエリアで電波が弱くて速度が出ない…。というエリアが所々に存在している。

:ソフトバンクメモ

LINEMOの3GBミニプランが1000円以下でLINEの年齢認証が使える。速度?まぁ「そこそこ」。
データ残量の翌月繰り越しがないので3GBの使用量を過ぎたら300kbpsとかいうお仕置きが待っている。

:楽天モバイルメモ

速度はそこまで遅くないが4GはBand3しかないのでちょっと屋内に入ったら即弱体化。
屋外でもdBの値は低めのそれが出る。エリアは広がっているが電波が「薄い」。
料金体系も3GB以上20GB未満の価格が高く、その範囲で収まる人にとっては高くつく。

昼間(12時〜)や夜間(21時〜)でも大半のMVNOとは異なり帯域が狭くならない。

----

・お外のWi-Fi

ホームセンターのカインズにWi-Fiスポットが存在。速度も申し分ない。
スーパーマーケットのフレッセイにWi-Fiスポットが存在。速度も申し分ない。

長時間の利用はお店の迷惑になるので控える事。

:d Wi-Fi

使うにはまず「dアカウント」を作成する。

https://id.smt.docomo.ne.jp/

次にdポイントカードの登録を行う。

https://dpoint.docomo.ne.jp/ctrw/register/s-001.html

プラスチックのポイントカードはドコモショップの店員に言づければ頂ける。
「クスリのアオキ」でも配布。それかオンライン発行dポイントカード番号を選択する。

次にd Wi-Fiの登録申し込みを行う。

https://www.docomo.ne.jp/service/d_wifi/

次にd Wi-Fiのパスワード設定を行う。

https://www.docomo.ne.jp/mydocomo/settings/wifi/index.html

パスワードは半角英数字・記号で5桁から7桁の内容で決める。
パスワードはdアカウントのIDの前5桁までにするのが無難。

パスワードを設定したら端末のWi-Fi設定にネットワークを追加する。
あとはd Wi-Fiの電波が飛んでいる場所でWi-Fi設定を有効にすると通信が可能になる。

手続きが煩雑な上、ドコモに個人情報を登録する必要があるので運用面では難儀する。

(SSID「0001docomo」への自動認証設定)

ネットワーク名(0001docomo)
セキュリティ(WPA/WPA2/WPA3-Enterprise) ※なければ「802.1x EAP」を選択する。
EAP方式(PEAP)
フェーズ2認証(MSCHAPV2)
CA証明書(システム証明書を使用)
ドメイン(m-zone.jp)
ID(dアカウント-dwifi@docomo)
パスワード(設定したd Wi-Fiのパスワード)

IDはdアカウントのIDの後ろに「-dwifi@docomo」を付ける必要があるので注意。

----

・セット割

光回線とのセット割はいつその割引をやめるか分からない。いつ割引額が渋くなるか分からない。
割引を計算に入れて(割引されるから)契約しようという思考は若干危険。

それと「この組み合わせはなぁ…」と難色を示す組み合わせが散見される。

----
追加:2023/04/28 修正:2023/07/06 21:00
個別 | 一覧
- 10 - 09 - 08 - 07
- 06 - 05 - 04 - 03 - 02 - 01