[ 「気温40度以上」に命名へ、候補検討 ] 国内で今夏、最高気温40度以上の日が相次いだのを
受け、気象庁は40度以上の日の名称を決める方針を固めた。危険な暑さであることを
簡潔に伝えるのが狙いで、「酷暑日」などが候補となっている。早ければ来夏までに
天気予報などでの導入を目指す。同庁の野村竜一長官が17日の記者会見で明らかにした。
気象庁暑さに関する予報用語には、最高気温25度以上の「夏日」、30度以上の「真夏日」、
35度以上の「猛暑日」があるが、40度以上はない。日本気象協会は独自に40度以上を
「酷暑日」と名付けている。今夏(6〜8月)は群馬県伊勢崎市で観測史上最高の
41・8度(8月5日)を記録。国内で40度以上となった日は9日、地点数は延べ30に上り、
いずれも現在の統計手法となった2010年以降で最多となった。同庁は「猛暑日よりも危険な暑さで
あることを簡潔に伝える必要がある」として、40度以上の名称の検討を始めた。「酷暑日」などの候補から、
明確さや平易さ、聞き取りやすさなどを考慮して決めるという。(読売 2025/09/17 18:55)