[ 身寄りのない高齢者の支援制度を創設へ ] 厚生労働省は、頼れる親族がいない一人暮らしの
高齢者を対象に、入院や老人ホームへの入所、葬儀を含む死後の事務手続きを支援する
新たな仕組みを創設する方針を固めた。来年の社会福祉法改正を視野に2027年度にも
支援を始める。身寄りのない高齢者向けには民間サービスがあるが、費用が高額なため
利用できる人は限られている。全国の社会福祉協議会が金銭管理を支援する事業も、
利用は認知症の人らに絞っている。厚労省は「単身高齢者の人生の終盤を幅広く支援する
仕組みが必要」と判断した。(読売 2025/08/03 05:00)