4月24日、第四北越銀行を傘下に置く『第四北越フィナンシャルグループ』と群馬県の地銀
『群馬銀行』が2027年の経営統合に向け基本合意しました。両社の経営統合へ向けた
基本合意を受け、新潟駅では号外が配られました。県民の受け止めは…(新潟総合テレビ)
高崎市内に両行の共同店舗が完成した時から「いずれは来るべき(経営統合)時が来る」と
いう風には普通に思っていた。なので今回の決定は「来るべきものが来た」という印象でしかない。
預金量や貸付残高等で見ると片方が抜けているという事はなくほぼほぼ対等な関係。
なのでどちらかが経営上でのイニシアティブを取るという事はない。
店舗網に関して、群馬県内にある第四北越銀行の支店は高崎市に1つと前橋市に1つ。
逆に新潟県内にある群馬銀行の支店はゼロ。マジでひとつもない。
互いの商圏というか営業範囲を侵略するという流れはほぼほぼ存在していない。
今回の経営統合は「金利のある世界」における貸付の優位性を確立する為の物。
それと勘定システムのコスト削減に勤しむ為の物。
利用者がどうのというより「他行(たこう)との比較」で負けない様にする為といった印象を抱いている。
それでもJR新潟駅で新潟日報が号外を配布したと聞くとやっぱり面白い印象にもなるよね。
号外 第四北越、群馬銀と統合(新潟日報)
群馬県と新潟県って普段はそこまで意識したビジネスのやりとりという印象はない。
ただし意識していないだけで実は結構な関係を抱いている。
1:原信ナルス+フレッセイで「アクシアル(リテイリング)」という仕組み。
原信もしくはナルスの店舗は群馬県に存在していない。
逆にフレッセイの店舗は新潟県に存在していない。
ただし新潟県内にある企業の工場が製造した食品を
「アクシアル」のブランドで販売する際に
新潟県内にある原信もしくはナルスの店頭のみならず
群馬県内にあるフレッセイの店頭に並ぶ事は普通にある。
2:群馬県内の学校の臨海学校は新潟県の寺泊町(現:長岡市)。ただし現在ではほぼ「ない」。
三山春秋
▼〈海が呼んでる光ってる/青く広がる日本海/しぶきをあげて泳ごうよ〉。
かつて新潟県長岡市寺泊にあった臨海学校の校歌である。テンポがよく、
歌詞からは真夏の海の情景がありありと浮かんでくる。
前橋市の小学校に通った方々には懐かしく響くに違いない
▼40年以上がたった今もそらんじて歌えるのは、よほど思い出深い行事だったのだと
しみじみ思う。友達と沖まで泳いだり、地引き網をしたり。あらゆることが新鮮だった
▼ところが、本県ではほぼ廃止されたという。いまや残るのは
伊勢崎市や玉村町が利用する1施設だけと知って驚いた(上毛新聞)
3:新潟県内のスキー場のテレビCM、ラジオCMが冬場になると関東圏でも放送される。
普段意識する事があまりないというだけで実は新潟県と群馬県は比較的相互補完の関係にある。
以上。