[ 西友を3826億円で買収、完全子会社に ] トライアルホールディングスは3月5日、西友を
完全子会社化すると発表した。7月1日に全株式を取得する予定。取得額は3826億円。
西友の完全子会社化により、トライアルグループの基盤である九州に加えて、
人口集積地である関東や中部、関西エリアでの事業基盤確立を目指す。
トライアルグループと西友では、出店店舗のエリアに重複が少ないことから、
商圏も競合しないという。なお、トライアルHDは株式取得資金について、
手元資金に加えて取引銀行から新たに3700億円程度の借入金を調達して
充当することを想定している。西友の店舗数は242店舗(2024年11月時点)で、
従業員数は1万9000人(2024年10月時点)。(流通ニュース 2025年03月05日 14:36)
「西友がトライアルを買収」ではなく
「トライアルが西友を買収」。
九州(福岡)のIT屋が大勝負に打って出た、という認識でいい?
「西友」のブランドや雇用は維持。単純合算で約1兆2千億円の売上高。
顔認証セルフレジ、リモート監視などテクノロジーを活用した「TRIAL GO」を展開。
両社のPBの名称変更は、予定していない。屋号の変更もないという。
「ITで流通を変える」という強い思いを持って、ITを祖業とした創業から約40年。
失敗も糧にしながら、流通小売業界のムダ・ムラ・ムリを解消する挑戦を
続けています。トライする仲間がいる会社、それがトライアルカンパニーです。
なのでスーパーマーケットでもディスカウントストアでもなく「小売はどこまで無駄を省けるか」と
いった内容を実証実験し続けているIT屋といった印象を持っている。
九州(福岡)の小売りが中心部に進出している伊勢崎市を見てしまうと
そこだけ切り取ったら群馬県ではなく福岡県だなとか思ってしまう状況が存在している程度に
九州(福岡)の小売りが元気。
消費者の心理は「1円でも安く買いたい」。それが普通。
その願望に応えているという点がコスモス(薬品)やトライアル(カンパニー)の成長の原動力。
以上。