2025年01月03日(金)探索

長野県東部の2つの都市「小諸」と「佐久」を探索します。佐久が新幹線によって栄えて小諸は
衰退したとよく言われますが、本当にそうなのでしょうか?実際に訪れてみると両者は
ベクトルが違うのがはっきりわかり、それぞれの良さがあることがわかります。(いきたん)

小諸が衰退したとされる理由は坂の多い街が敬遠されていくという
小諸に限った事ではない、近年各地で見られる現象が原因の一端。

小諸駅→小諸郵便局までの間に存在する県道130号線登り坂と来たら。

この登り坂を登らないと国道18号には接続できない。地形の高低差が激しく居住に不向き。
そういう地形だと発展するのは中々難しい。

そうした地形の存在と新幹線の開業効果が合わさって佐久市に追い風が吹いたという流れ。

ただし佐久市側も市内の商業的な中心地が中込駅周辺から佐久平駅周辺に移動したというだけで
人口や経済規模自体はそこまで上向きという訳でもない。

ただ中佐都駅周辺では新興住宅地として新築一戸建ての建設が盛んになっていたりと
今なお発展している途中といった印象を受ける地域もある。

ベクトル?かなり違うよ。

小諸市:城址を中心とした坂の多い街。
佐久市:肥沃な平を中心とした商業施設の多い街。

「それぞれの良さがあることがわかります」。

これは本当にそう思う。

以上。

2025年01月03日(金)17時22分10秒