[ 東京メトロ、有楽町線・南北線の延伸工事を開始 ] 東京メトロは5日、有楽町線および南北線の
延伸プロジェクトについて、同日に工事に着手したと発表した。有楽町線の延伸プロジェクトは、
現在線の豊洲駅から分岐し、半蔵門線の住吉駅に至る、約5.2キロ(建設キロは4.8キロ)の
建設事業。途中、枝川、東陽町、千石の3つの途中駅(名称はいずれも仮称)を設置し、
東陽町駅では東西線と接続する。路線は全区間が地下で、駅部を除いてはシールドトンネルを構築。
うち、豊洲〜千石間は複線シールドトンネル、千石〜住吉間は単線シールドトンネルとする。
途中駅の駅構造は、枝川駅が相対式2面2線、その他の2駅が島式1面2線。
また、起点となる豊洲駅では、既存線の新木場駅方面でホームを増設するなどの改良工事を
あわせて実施する。有楽町線延伸事業の総建設費は、約2690億円。同区間の建設により、
豊洲〜住吉間の所要時間は20分から9分へと短縮するほか、東西線の木場〜門前仲町間における
ピーク時1時間の混雑率を、約20パーセント低減できるという。南北線の延伸プロジェクトは、
白金高輪駅から品川駅に至る、約2.8キロ(建設キロは2.5キロ)の建設事業。
途中、白金台駅や、浅草線高輪台駅付近を通過するが、途中駅は設置しない。
路線は全区間が地下で、白金高輪駅から白金台駅付近までは、現在の南北線の
トンネル直下を進む。白金台駅付近から品川駅までは、都が整備事業を進める道路
「環状4号線」の直下を経由。品川駅は、JR線や京急線の駅の西側、
国道1号(第一京浜)の地下に建設する。(鉄道コム 11/5 17:00)