2024年09月27日(金)競馬学

[ 短距離王2頭の血をかけあわせたサトノレーヴ ] 「ねえ、サラブレッドって、イギリスで作られたんでしょ」
「うん」「どうしてイギリスは、サラブレッドを作る必要があったの?」よく行く駅裏のスナックで、
ママさんにそう聞かれた。ここで、ひとくさり。「それはね、狩りをするときに、バテずに長時間走れる馬が
必要だったからですよ」じつは、これ、まったくの受け売り。「お馬の博士」と呼ばれた、
元東大農学部教授の野村晋一さんの著書『NOWな競馬学』(デイリースポーツ/1973年発行)に、
こう書かれていたのだ。<長い時間獲物を追いかけるわけだから、長距離を速いスピードで
走る馬を作ることがサラブレッド改良の本来の目的であり、競走はその能力検定であった>
そして、サラブレッドという言葉がさすものは、ステイヤー(長距離馬)であったとも。
そして、英国ダービーは1780年から行われているが、英国において、短距離レースが
行われるようになったのはずっと遅れて、1850年以降のこと。短距離戦は競馬のために
作られたのだという。野村晋一さんは、ステイヤーの目指すべきものは「より長く、より速く」。
一方、スプリンター(短距離馬)は、「より強く、より速く」こそとお書きになっている。
やはり短距離戦は、爽快さが魅力ということなのだろう。今週9月29日(日)は、
スプリンターズステークスが呼び物。このレースで、秋の短距離王が決定する。
スプリンターズステークスがG1に昇格した1990年以降、このレースを連覇した馬が3頭だけいる。

サクラバクシンオー(1993、94年)
ロードカナロア(2012、13年)
レッドファルクス(2016、17年)

今年のスプリンターズステークスで人気を集めているサトノレーヴは、
この中の2頭の血をかけ合わせている。

サトノレーヴ 父ロードカナロア 母の父サクラバクシンオー

9戦7勝、「より強く、より速く」の結晶といえる注目の快速馬だ。(井崎脩五郎のおもしろ競馬学 2024/9/27 12:00)

ロードカナロア産駒はスプリンターズステークスを優勝した事がない。

サトノレーヴ調教後の馬体重が549キロ。太め残りだった前走のキーンランドカップが548キロ。
輸送である程度減るとは思うがそれでも太め残りで出てきてもおかしくない。

枠が6枠12番。少し外枠に入ってしまった。

最終的には単勝1番人気になると思うがGI初挑戦の身でどこまで。

あっさり勝ってもおかしくないし、こういう馬が将来的には種牡馬になるんだろうなぁと言った
そういった印象で唸らされる1頭だと思っている。

だけど買うべきなのは強い馬ではなく「勝てる馬」。

例えばオルフェーヴルだって天皇賞(春)で大敗している。
例えばキタサンブラックだって宝塚記念で大敗している。

出てくれば人気する馬の単勝と複勝を機械的に買っても回収率は上がらない。

その2頭が名馬である事は論をまたないが「勝てる馬」「買える馬」かどうかは別。

1:そのレースに「勝てる馬」。
2:その馬の馬券を買う事で「自分が勝てる」馬。

[ 羽賀研二容疑者、3度目逮捕 ] 元タレントの羽賀研二(本名・当真美喜男)容疑者(63)
=沖縄県北谷町=が25日、虚偽の公正証書を作成し、強制執行を妨害するなどしたとして、
強制執行妨害目的財産譲渡仮装などの疑いで愛知県警に逮捕された。羽賀容疑者の逮捕は
これで3度目。07年に未公開株売買を巡る詐欺容疑などで逮捕され、懲役6年の判決が
13年に確定。16年には未公開株の売買を巡る民事訴訟で計約3億9000万円の
支払い命令を出されたが、賠償に充てられる不動産を麻由容疑者に不正譲渡し、
差し押さえを免れようとしたとして、沖縄刑務所に服役中の19年に強制執行妨害などの疑いで
逮捕された。21年に出所した。(スポニチ 2024年9月26日 04:44)

元タレントの羽賀研二が逮捕された年のスプリンターズステークスはどちらも4枠が優勝している。

4枠7番マッドクール、4枠8番モズメイメイ。どちらも有力なお馬さん。

こう言うのは世間が気づいた時には終わる。という考え方もあるが一応認識しておいて損はない。

2024年09月27日(金)20時04分42秒