2024年09月21日(土)原発

[ スリーマイル島原発、マイクロソフトに電力供給へ ] 米電力大手コンステレーション・エナジーは
20日、ペンシルベニア州にあるスリーマイル島原子力発電所1号機を再稼働させる方針を
明らかにした。隣接する2号機では1979年、商用炉として初めて炉心溶融(メルトダウン)が起きた。
事故後も運転を続けた1号機は2019年に運転を終了していたが、電力需要の増加を受けて
再稼働が決まった。コンステレーション社はこの日、米マイクロソフトのデータセンターへ
20年間、電力を供給する契約を結んだと発表した。米原子力規制委員会の認可を得て
28年までに1号機の運転を再開し、データセンターへ電気を送る計画だ。1号機はシェールガスの
価格下落などで競争力が低下し、採算が悪化したため閉鎖が決まった。しかし、人工知能(AI)の普及で
情報処理を担うデータセンターの電力消費が増える中、発電時に二酸化炭素を排出しない
原子力発電が見直されており、コンステレーション社の再稼働の判断を後押しした。2号機は
廃炉事業会社エナジーソリューションズが所有し、廃炉作業を進めている。事故から58年後となる
37年までの廃炉の完了を目指している。(読売 2024/09/21 11:18)

2024年09月21日(土)11時57分39秒