2024年07月31日(水)柔道

[ 永瀬貴規を育んだ「カスピ海ヨーグルト」 ] パリ五輪柔道男子81キロ級で30日、永瀬貴規(30)が
前回東京五輪に続いて金メダルを獲得した。「いろいろな人に鍛えられ、支えられて今がある」と
語った永瀬。「日本人には厳しい」といわれた中量級の歴史を変えた柔道家の力の原点は、
母が毎朝食べさせた「カスピ海ヨーグルト」だった。長崎市で生まれ育った永瀬は、
3人きょうだいの末っ子。小学1年から兄とともに市内の道場へ通った。母親が毎朝食べさせたのが、
自家製のカスピ海ヨーグルトだった。独特の粘りが特徴で、一般的なヨーグルトに比べて
酸味が少なく食べやすい一方、タンパク質が豊富で整腸作用もある。中学から高校卒業まで
食べ続け、中学入学時の体重60キロが、高校で新人戦を迎えるころには81キロになったという。
国内でカスピ海ヨーグルトを市販しているのは、神戸市の食品メーカー「フジッコ」。昭和61年に、
長寿で知られるカスピ海に近い地域から、研究者が自家製ヨーグルトを日本に持ち帰ったのが
商品の起源だ。2016年リオデジャネイロ五輪から数えて3大会連続のメダルを手にした永瀬は
「ここまでやってきたことは間違っていなかった。たくさんの人に感謝したい。私らしい柔道ができて、
それが結果につながったのかなと思う」と語った。(産経 2024/7/31 10:20)

2024年07月31日(水)12時24分37秒