2024年06月30日(日)筑波

東武鉄道の株主優待乗車券の有効期限が本日まで。「行こう鉄道旅」「自分の行きたかった場所へ!」

そう勢いよく飛び出していったはいいが車内の中ではどこへ行こうどうやって行こうと言った手順で悩み中。
配信を見たり音楽を聞いたりしながらも悩みに悩んでまだ決まらない。そうこうしている内に南羽生に到着。
自分の中では「伊勢崎線は加須から混雑する」といった印象だが南羽生で席が埋まりそうだったので
自分が席を立って吊り革に掴まる側の人になる。そうやって移動しながらもどこで降りようどう動こうで悩む。

やがて久喜に停車。久喜では赤城行きとしての特急りょうもう(カルピスエクスプレス)と遭遇。
これから群馬に向かうのか。達者でなー!そう思いながら向こう側のホームに停まる車体を見送っていく。

でもまだ悩んでいる。そうこうしている内に春日部駅に到着。しばらく来ていない間に
上りのホームが仮のホーム感満載の黒っぽい鉄骨を基礎として組み上げたホームに変貌していた。

仮の階段を上がって遠回りとなった仮の通路を通って従来の通路だった箇所と接続。
従来の通路を歩いて7番8番ホームへと向かって階段を降りてラーメン店の横の列の後ろに並ぶ。

並んで10秒ぐらいで乗り換えたかった各駅停車の柏行きが到着。乗車して出発。

野田線の高架区間に突入し速度を落として運転する愛宕、野田市の辺りでもまだ悩んでいる。

梅郷に着いた辺りで漸くどこの駅で改札の外に出るかを決めた。

候補は「流山おおたかの森」「柏」「逆井」の3つ。その中から決めた。

流山おおたかの森に到着。降りない。ドアが閉まって出発。次は終点の柏です。JR常磐線はお乗り換えです。

柏に到着。ここは終点なので降りる事は必須。階段を上がって改札階に向かい株主優待の乗車券を通して出場。

東武側の西口駅舎からJR側の東口駅舎に歩を進めスカイプラザ柏の前に出て階段を降りて1番乗り場に到着。
すでに31系統の沼南車庫行きのバスが待機。すでに多くのお客様が乗車して出発を待っている状態。

そうしたバスの車内に自分もモバイルSuicaで乗り込んだ。時間になったので出発。

午前9時40分に定刻通り発車。目的地はセブンパークアリオ柏。

柏駅で乗り継いで船橋方面に向かい逆井駅で下車してそこから徒歩で移動する事も考えたが
この後の行程を考えた場合足に余計な疲労を与えるのは得策ではないのと道に迷ったら大変なのと
バス代は掛かるもののバスで移動する事によって車内で携帯が見られるなどの「時間を買った」のとで
この移動経路が最適と思って決めた。

最初は街中の細い道をゆっくり走っていく状態で街中から遠ざかり、下り道を走ったと思ったら
段々と獣道に近づく様な形で風景が変わる。高さのある建物が視界から消え戸建て住宅と森といった
組み合わせへと変遷していく環境の中を走っていく。沼南庁舎の辺りで家屋が密集する団地といった場所に出て
スーパーのマルヤやウエルシアといった店舗の近くを走って国道16号に進入して進路を変える。

国道16号沿いには工場(「こうば」読みで)やロードサイド沿いの商業施設が左右にずらりと並んでいる。

ホテルルートイン沼南に差しかかった辺りで進行方向左手にセブンパークアリオ柏が見えてきた。

その名もズバリの「セブンパークアリオ柏前」のバス停にバスが停車。多くのお客様と共にバスから降りる。

関東圏と言っていい所にあるアリオにいつか全部訪れるというある意味変である意味壮大な夢を持っている。
セブンパークアリオ柏の場合は事実上バスで行くしか手段がないので今回の行程に組み込んだ。

一番の「顔」とも言える中央の出入口から入店。これで残りは上尾と葛西のふたつ。

入店するとアリオに共通している「夏のWoW」と題した広告展開を目にする。「誠お兄さん」って誰?

福尾誠(第12代目たいそうのおにいさん)

テレビとか普段全然見てない自分からしたらよく知らない人の範疇を出なかった。

セブンパークアリオ柏(千葉県柏市)とセブンパーク天美(大阪府松原市)の
2つの商業施設はどうして「セブンパーク」という名称が与えられたんや?

その事を疑問に思いながら店内を散策。「アリオ天美」「アリオ柏」ではダメだったのか?みたいな事を考える。

出入口すぐの所では黄色いユニフォーム姿のサッカーの柏レイソルの各選手のタペストリーがお出迎え。
緑色のユニフォーム姿のラグビーのNECグリーンロケッツ東葛(とうかつ)の各選手のタペストリーがお出迎え。

やはりスポーツの盛んな街だという印象を受けた。

特に買い物したりする予定もないのにどうしてこうしてモールに足を運んだりしているの?

「その地域の事を知るにはその地域の住民になりきる事。今は自分は柏市民。じゃあせっかくの日曜日に
どこへおでかけしようか?となった時にショッピングモールという選択肢はそこまで珍しいものでもない」。

誰かからのお仕着せ(おしきせ)みたいな計画よりも地元の事を知るには地元民になりきる方が楽しい訳で。

モールの中に市場があるみたいな区画を通ってイトーヨーカドーが担当している食品売り場に出る。
やっぱりセブンプレミアムを中心とした利益率の高い商品を中心として売っている。

そうやって観察しながら時計回りに一通り歩いてみたりエスカレーターで上の階へと上がったりして店内を散策。
それが終わったら中庭に出て空気で膨らませて遊ぶお子さま向け遊具に並ぶ親御さんたちを遠くから見たりする。

一通り見て回り「そろそろいいかな」と思った所で店舗中央入口付近に位置するバス乗り場へと向かう。
待機している列の後ろに並んで5分程度、出発時刻の数分前に大型の無料バスがやってきた。

行き先は我孫子駅行き。前扉から乗車して出発。東武バスとは異なる経路でセブンパークアリオ柏を後にする。
時計の文字盤の6時ぐらいの位置から時計回りに進んで進行方向左手に多くの木々を見る。
1時ぐらいの所で進路を北の方に変えて進んだ先にミニストップ。その先にある多少のアップダウンのある区画にある
造成された宅地の中の比較的広い道を通って県道8号に合流して沼を渡るために設けられた橋の上へと入っていく。

目の前に広がる手賀沼の上にかかる橋を通って渡ると我孫子市の名戸ヶ谷に突入。
国道356号線を走り途中対向車線でアリオ柏行きの無料バスとすれ違う。
草の茂った、一軒家が建てられそうな土地を横目に、あるいは視界の前方に10階建てぐらいのマンションが
建っていたりといった景色の中を走っていく。そうして走る事25分程度でバスは我孫子駅北口に到着。

ここからは取手に移動。柏〜取手よりも我孫子〜取手の方が安く済む。

今日は記念競輪の「水戸黄門賞」の最終日。取手駅まで常磐線で向かいそこから無料バスで取手競輪。
そういった青写真を描いていた。一礼を経てバスを降りる。降りて数歩歩いて食事でもしようとかと
視野に入ったモスバーガーの看板を見て思って更に歩き始めた所で足が止まった。

以前我孫子に訪れた時に北側のイトーヨーカドーに向かう道すがらで見たワゴンバスを思い出させるバス停が目に入った。

モラージュ柏行きの我孫子駅北口発の無料バス。
柏駅からのみならず我孫子駅からも出ている。
モラージュは菖蒲には訪れた事はあるが柏はまだ。
柏の方にも訪れてみたいねという考えは以前から持っていた。

「今何時?」「11時15分」「次のバスは?」「11時30分」

1時間に1本程度のペースで走る無料バスは下手したら1時間待ちも有り得た話で
さっきまで乗っていた10時55分にセブンパークアリオ柏を出発する時刻のバスは土日祝日のみの存在。
土日祝日だからこそこの丁度よいタイミングでの乗り継ぎが可能になるという奇跡の様な展開がここにあった。

「取手ブッチするか」

全国に3ヶ所あるモラージュ(という名称で双日開発が運営しているモール)。あとは佐賀。そう簡単には行けない。

この路線の存在を思い出した事で予定していた行程が変わった。

11時25分頃にワゴンバスが到着。お願いしますと乗り込んで1人席を確保。乗ってくる乗客はそこまで多くない。
11時30分にドアを閉めて出発。最初は目的地まで直行するのかな?と思っていたが他にもバス停があって
停車しながら乗客を拾って集めて目的地まで向かうという形式だった。「グラン・レジデンス前」のバス停に到着。
ここで数名のお客様が乗り込んだ。我孫子駅近くの高層マンション群の中で川のように蛇行した道を走って先に進む。

国道356号、国道6号、県道7号を通る。その道中で柏市に突入。ドラッグセイムス、マミープラスの横を通る。
細い道を通って東京ベイ信用金庫北柏支店の前のバス停でさらに乗客を広う。
大きめのワゴンバスがこの時点で満員になった。

布施入口の交差点を曲がって県道47号に戻り途中カスミが運営している別業態の「フードオフストッカー」を
思わせる建物がガラーンとしている閉店した後の姿を、あるいはしまむらを右手に見ながら進んでいく。

柏市立柏病院の近くにある宿連寺のバス停で補助席も埋まった。
薬のクリエイトや宅地を抜け団地の道も駆使して走る。
片道約22分。分譲中の区画も存在している宅地のそばを通って到着。

モールの大きさは菖蒲に比べると小振り。下手したら3分の1程度の大きさ。
モラージュ菖蒲を頭に入れていくと面食らう。バス乗り場は我孫子駅行きと柏駅行きで別々に設けていた。

厂(がんだれ)の部首の1画目(横棒)の辺りに柏駅行きのバス停。2画目の辺りに我孫子駅行きのバス停。

バス乗り場は別々で垂直に隣接していた。そうしたバス乗り場を見てから中央の出入口を使って入店。

建物の構造はパート1と称する大きな部分とパート2と称する小さな部分に分かれており
横長の構造は中央出入口から見て左端にヤオコー、右端にロイヤルホームセンターが核テナント。
中央付近にテナントが配置されているというスタンダードな構造のモール。

規模が小さめなので割と早くに見て回る事が出来た。必要にして十分な小型のモール。
モラージュ菖蒲とは方向性が全然違う。そういう感想を抱いた。
最後はヤオコーの大人気ぶりをレジの行列で確認して後にする。

外に出てモラージュ柏の敷地に沿って弧を描いている様な歩道、その外側に車道。更にその外側に宅地。
並行して曲がっている中の歩道を歩いていくとニトリとコジマの看板が見えてくる。

更に歩いてイオンタウン松ヶ崎に到着。入居しているスーパーはマックスバリュだった。
「イオンタウンなんとか」の場合入居しているスーパーが必ずしもマックスバリュという訳ではなく
カスミが入っていたりする事もあるのでマックスバリュは逆に珍しいなと思いながら年式の古い建物に入店。
やっぱりトップバリュ商品が棚のそこかしこに散見されるねという当たり前の感想を抱いてから外に出る。

国道16号沿い。典型的なロードサイド型の商業施設が大規模な幹線道路の左右に並ぶ。

少し歩いて行けばヤマダが近くに、道を挟んで反対側にケーズがあるコジマに到着。
一部の区画をロピアにしたのでロピアの名前も出入り口の上にコジマの店名の左に並んでいる。

肉や野菜売り場と飲み物、マヨネーズなどで売り場を分けている。
肉や野菜売り場の奥の奥まで行ってようやく隣り合っていた食料品や酒類の売り場に出る配置。

1階のロピアを見た後に1階のコジマ部分に向かう。自転車のヘルメット売り場を見て
アサヒサイクルのヘルメットの展示を発見。試しに被ってみるとMサイズでギリギリアウト。
Lサイズの方が自分の頭には合っていた。それから店内中央にあるエスカレーターで2階に上がる。
とは言え買い物をしにきた訳ではないのでぐるっと見てからすぐに1階に降りていって退店。

外に出てからは国道16号をひたすら北上。途中でパチンコのキコーナ柏店のそばにある
若柴の交差点の歩道橋を通って左側の歩道に移って再度北上。

やがて黒い高層アパートが面している部分の道路の向こうに道路を跨ぐ様にかかる高架が見えてきた。
あの高層マンション群が見えていたあたりはやっぱりそれだったのか。

道路を跨ぐ様にかかるつくばエクスプレスの高架下を通って柏の葉T-SITEに到着。

入ってすぐ左脇にペニーレーン(パン屋さん)、縦長の建物に本が並ぶ。
奥の売り場に向かう途中に2階への階段が伸びておりその先はキッズ向けの本とラウンジが存在。
写真館があったりランドセルを売ってたりと単なる本屋さんの枠組みを越えている意欲的な売り場構成。

それらを見たら降りて外に出る。つくばエクスプレスの高架沿いに進む事を念頭に置きながら
柏の葉キャンパス駅へ向かう。高架下の脇にある歩道を歩いて左手に沿って並ぶ開店前の居酒屋などで
構成されている高架下にある茶色い箱の様な店舗を見ながら歩いたら柏の葉キャンパス駅に到着。

駅前にはららぽーと柏の葉。そこからさらに高架を目印にしながら歩いて歩いて生鮮市場TOPへと向かう。

駅からは意外と距離がある。そうした道を進んでいく。やがてゆで太郎やフライングガーデンといった店舗と
隣接している生鮮市場TOPが見えてきた。だけど道の反対側にあるので横断しないと辿り着けない。
横断する為の横断歩道までの位置が遠い。サイクルベースあさひが存在している場所の更に少し先。
味の民芸の近くにある「柏の葉公園入口」の交差点にある横断歩道まで行かないと反対側に渡れない。

これ下手したら横断歩道なしの道路を渡ってしまう歩行者が続出するぞ。

少し「行政の怠惰」といった印象を受けながら横断歩道を渡り来た道を戻る様にして漸く到着。
ここの生鮮市場TOP柏の葉店にはくすりの福太郎が同居。それを確認してからゆで太郎にGO。

食券方式。もりそばを購入。受付に印字された紙を出してゆで上がるまでの間は水をセルフサービスで
頂きながら待機。そばは栄養価が高い上に胃腸の消化に時間が掛からず割とすぐに消化が終わる。
それていて摂りやすい形でのたんぱく質も豊富でそば湯にも栄養価がたっぷりという食品。

この手の長距離移動で負担のかかる身体にもやさしい食べ物。だけどここにゆで太郎があるとは。
建物に古るびた感じがあるので昔から出店していたら周辺の地域が勝手に再開発された。
みたいな流れに思われる。

204番のお客様と呼ばれたので注文したもりそばを受け取る。箸を取って席に戻って頂きます。
外食なのでコスパはよくないがコスパだけを求めて袋に入ったそばを買っても「つゆは?」で終わる。

やっぱりゆで太郎のおそばはおいしいわ〜。と思いながら頂く。
ポットに入ったそば湯もそばつゆの入っていた容器に入れて飲んでごちそうさまでした。

ゆで太郎から出て生鮮市場TOPに入店。大混雑。店舗がなんとなく狭い印象な上に
多くのお客様が訪れている中で品出しの時間と被っているからもう大混雑。繁盛しているのはいい事だね。

桃味のクーリッシュを。それから特売として税抜99円の激安価格で売られていたCGCのゼリー各種から
パインゼリーをひとつ。CGCのお高めゼリーがこの価格は安い。作っているのはたらみなので味も保証つき。

購入してから店先でパクパク。それから歩いて柏の葉キャンパス駅まで。高架下沿いを進みながら到着。
駅前にあるららぽーと柏の葉に入店。東急ストアの近くにある出入口から入店。

モール内を散策するもこれまでに訪れたどのモールとも構内が異なっており
上下階の移動に際して下の階に降りたいのにどこに行けばエスカレーターがあるんだ?といった
疑問を覚えるような構造に少々面食らう。

3階まで上がる。飲食店街は通路沿いの左手側にのみ存在している専門店の並び。
吹き抜けの上に橋を渡した様な形で存在している2ヶ所の通路を渡った先にはフードコート。
他では見ない造りをしているなぁと思いながらGiGOの横を通ったりして2階に降りる。

北館にはノジマやしまむら、モンベルといったお店がありそちらへは外にある通路を通って行くらしい。
さすがにそこまでは行く気にはなれない。面白いけれどもなかなか慣れない作りのショッピングモール。

北館があるならこちらは本館か?と思わせる2階にある広場的な場所ではガンダムに関する展示が存在。
3階の飲食街にいた時に4階にあるMOVIX柏の葉に向かう出入口のエスカレーター近くに
機動戦士ガンダムの映画?を宣伝する当時のいくつかのポスターがそれぞれの額縁に入れて飾られていて
「どうしてガンダムなんやろうか」と思っていた訳だがこの展示に関連していた展示だったという事か。

ガンダム45周年を記念した展示。

「ガンダムシネマフェス」&「GUNDAM NEXT FUTURE -ROAD TO 2025-」だそうで。

前者はガンダムの映画の中から5作品を選んで映画館で上映。
後者は1979年の初代「機動戦士ガンダム」から最近の「水星の魔女」までの歴史をまとめた展示だそうで。

他にも「ガンダムR作戦」と称してプラモデルの部品を取り外した後に残ったランナーと呼ばれる部分を回収して
再生産「エコプラ」と称するプラモデルを組み立てる体験が出来るそうで。その際に残ったランナーは
回収箱に入れる事で再度循環してまた新しいプラモデルの部品になるとの事。

あるいは作中に登場する「ハロ」が描かれたシールにメッセージを描いてボードに並べて貼っていく。

などの展示を実施。

プラモデルがショーケースの中に入れられて展示されていたりと特に父親との親子連れで賑わっている。

「♪ガンダム ガンダム 希望の光〜」

みたいな音楽が頭の中で流れ出す様な内容のイベント。

自分もハロのシールを1枚頂いて茶色のペンでメッセージを描いてボードの一部にぺたりと貼らせてもらった。

「45周年おめでとうございます! これからも期待しております!」

このイベントは昨日と今日の2日間限定。自分は全く知らず。たまたま遭遇する事が出来た。

体験後には地上階に降りて駅に面している中央の出入口からららぽーと柏の葉の外に出る。

これでららぽーとをまた1ヶ所新たに訪れる事が出来た。
これで関東地方にあるららぽーとで訪れた事がないのは「ららぽーと富士見」(埼玉県富士見市)だけになった。

目の前にある柏の葉キャンパス駅に入場。2005年の開業以来手を付けられていないであろう改札内は
ガランと広く「昔夢見ていた未来」が古びた様相と化していた。

ららぽーとに滞在していた時から「乗るんだったらこの列車」という時刻は想定していたが
ららぽーとの滞在が伸びたりしたら乗れていなかった区間快速のつくば行きに乗る事が出来た。

乗車して先頭車両の後ろにかぶりつく。秋葉原〜流山おおたかの森までは乗った事があるが
他の区間は乗った事がない。乗った事のない区間に向かって出発。

高架橋の上を風を切って進んで行き柏たなかを通過。すさまじい速度で走っていく車両は
停車駅が近づいてきてその速度を落としていく。ゆっくりとした速度に変わって守谷に停車。

ここで運転士が交代。つくば方面へ進んでいく。快速の秋葉原行きとすれ違った直後くらいに
直流と交流が切り替わるポイントを通過。駅の周りは高い建物だらけ。
だけど駅と駅との間は田んぼに森と点在する家屋。という組み合わせの中を進んでいく。

「みどりの」駅に到着しようかといった辺りでふと思った。

あれ?自分が乗った事あるのって流山おおたかの森からだっけ?それとも南流山だっけ?

流山おおたかの森〜つくばの区間が未乗なのか
南流山〜つくばの区間が未乗なのかで混乱し始めた。

万博記念公園までくると比較的四方八方に森が見える景色が広がる。
つくば市役所の最寄り駅の研究学園に停車。次が終点のつくば。

地下に潜って耳抜きが必要になる構造の地下駅。終点のつくばに到着。

「ついにつくばまで来たかぁ〜」

降りて階段で上がってもまだ地下に位置する改札階。自動改札をモバイルSuicaで抜ける。
構内を歩いてエスカレーターに辿り着き上がってようやく地上に出た。

「つくば駅前」の交差点に出たが駅舎も電線もないので人工都市といった印象がより強くなる。

A1出口のすぐそばに村本建設の企業名入りで作業員や子供たちを描いた防護柵を発見。

そのイラストがどこかで見たような印象を受けるものだった。

「imagination」と題したそのイラスト、なんとなくストレンジドーンやゼーガペインのキャラクターデザインに印象が近い。

まさかつくば駅周辺でこのようなものを拝むとは。意外な展開。

建設計画には「つくば市吾妻20街区PJ新築工事」とある。5階建ての商業ビルと駐車場、店先にカフェという
組み合わせの建物を建設している現場での遭遇。PJは「プロジェクト」の略かと思われる。

そうしたものを見ながら再度つくば駅へと潜っていく。

あの絵柄はゼーガペインやストレンジドーンのそれと似ているね。一瞬登場人物かと。
思わぬ形でオタク的な内容に触れてから地下に位置するつくば駅の改札を通ってあと1分か2分で
発車時刻となる各駅停車の秋葉原行きに乗車して出発。

つくばまでは一気に向かう。つくばから戻る過程で降りたい駅に降りて散策する。そういう流れ。
次の研究学園で電車を降りる。こちらは高架駅。改札を抜けて外へ出て少々歩いて魚べいに到着。
この時点で15時45分とかその時刻。まぐろとびんちょうまぐろとイカのお寿司をタッチパネルで注文。
割とすぐにやってきた商品を取ってタッチパネルに点滅している赤いボタンを押して新幹線を回送列車にする。

6月29日(土)放送のTBS系「ジョブチューン」で放送されました!とかいう事で
浮ついている紙の広告が店内に掲示されていたりとまぁ大変。自分それは見てないので分かりません。

おいしく頂いて会計機で支払いを済ませて外に出る。敷地内と言ってもいい程に近くにあるとりせんへ。
茨城県にも出店している事は知っているが館林からの距離を考えたら結構遠くない?と思う様な場所。

店内で売られている商品の中から「やっぱりアサヒ飲料(の商品)だよな」と思って600mlぐらいの
大容量で売られていたスーパーH2Oを手に取ってお金を支払ってからお店の外でゴクゴク。
スポーツドリンク系は基本どれも甘ったるくてあんまり飲めない感じな訳だが持ってきた麦茶が終わり
いよいよ外で買わないと水分補給が出来ないという事でそれならアサヒ飲料(の商品で)となってくる。

アサヒ飲料って麦茶売ってたっけ?みたいな事も考える。伊藤園やサントリーと比べるとそこは地味かと。

とりせんの外に出る。魚べいに入る前からその存在を自己主張していた超大型モールのイーアスつくばへ。
イーアスつくばの中にはカスミが入居しているので群馬のスーパーと茨城のスーパーが競争状態。

しかもカスミの本社はつくば市にあるのでイーアスつくばは地元も地元。
カスミからしたら絶対に負けられない戦いだな。みたいな事も考える。

近年に開発された事で電線を地中化したり幅の広い歩道が存在していたり駅の近くには
高層マンションがズラリと立ち並んでいたりビジネス客向けのホテルが点在していたりと
新しい街である事が逆に無味乾燥、人がいる気配をあまり感じない、ディストピアっぽい空気感みたいな形で
個人的にはゴーストタウンの中にいる様な印象さえも受けているつくば駅と研究学園駅の周辺には
気味悪さも感じる様な感想になるのは「街づくりってどうあるべきなんだろうね」と言ったテーマを宿題に抱える。

イーアスつくばに到着。要塞の様な外観。モール棟の手前にはテナントが入る別の建屋がある。
その建屋と建屋の間に位置する通路からイーアスつくばの主要な出入口を通って中に入る。

中に入ればやっぱりたくさんのお客様で賑わっているね。高層マンションが建ち並ぶ人口密度の高い地域。
その地域に暮らす人々の「(夕方の)日曜日」って感じがしてきていいね。

開業してからの年数はある程度経過しているがその都度改装を加えているのかそこまで古びた印象はない。
内部空間の天井にくの字型に存在している焦げ茶色の柱が印象的。内部を散策している最中にトイレ。

一通り見てまわった後に「茨城県に来たのにカスミで全く買い物をしないのもな」と思う。
イーアスつくばを出る前に研究学園駅に近い方の区画を確保しているカスミに入店。

地元も地元、超地元って感じの「フードスクエアつくばスタイル店」はカスミの思想が見えてくるハイカラな店舗。

天井高を確保して空間を広く見せ、陳列棚を低くして通路幅を広げてお客様同士の往来もしやすく
商品も見せやすくなるという作りは最近の流行り。

各売り場の壁面の天井に近い所には巨大な英語表記。会計する場所にも表示しているのは意欲的。

飲み物売り場にやってきた時にマウントレーニアの試飲を発見。試飲する前に商品を手に取る。
試飲の店員さんに勧めてもらったので「甘くない」水色の商品を試飲。今は甘い方が飲みたい気分。
でもおいしい事は間違いなかったので「おいしかったです」と礼を告げて商品を手に取ってレジを通して購入。

セルフレジでは出力されたレシートに記載のバーコードを出口で読み取らないと出られない方式に遭遇。
万引き防止策かな?よく分からないけど。この仕組みは初めてだったので面食らう。

そうした体験を経てイーアスつくばの外に出る。
「イーアス」名義のモールは高尾のそれに行った事がある。それ以来。

外に出て飲んで歩いて研究学園駅に到着。研究学園を出発。
本当にビュンビュン飛ばして高速運転のために生まれた鉄道である事を再認識する。

守谷の手前で高架が二手に別れる。さらに手前でカーブを右に曲がる。
いちばん外の線路に転線して速度をゆっくりに落としてひとつ内側に転線してゆっくりゆっくりと停車して守谷に到着。

電車から降りて階段に向かう。階段を降りて改札階へ。守谷駅ではスーパードライミュージアムの広告がお出迎え。

取手市はキリンで守谷市はアサヒ。大手ビール会社の工場を抱えている茨城県は間違いなくビール王国。

モバイルSuicaで改札を出る。左手に関東鉄道常総線の守谷駅と自動改札機が見えた。
そちら側の橋上駅舎とは反対側の出口から駅の外に出る。

英語表記で「MORIYA」と書いてあり、その下に鳥のキャラクターが描かれた垂れ幕が出迎えてくれた。

駅構内には2027年東京ヤクルトスワローズのファーム施設が守谷市に!みたいな広告が帯状に展開。

「嫌じゃあああワイはカープを応援するんやあああああ!」
「完成した暁にはあの畜ペンが守谷に来るんか!?」

みたいな感じで頭脳は発狂、身体は行動。関東鉄道の複線を跨ぐようにして存在しているデッキを歩き
エスカレーターを下って地上階に出る。およそ800メートル離れているイオンタウン守谷まで歩いていく。

小雨がパラつきはじめた空の下を歩いて向かっていく。駅周辺にこそマンションやホテルといった施設が目立つが
5分も歩けばロードサイド沿いに商業施設が並ぶ典型的な地方都市の様子に遭遇する。

柏の葉キャンパス駅の周りと比べると背の高い建物が少ない。それでいて電線の地中化も進んでいるという光景。

住むんだったら高層ビル群が林立している様な雰囲気のない街の方がいいので守谷市は割といい選択肢かと。

小雨がパラつく中を最後は小走りも交えて敷地内に到着。裏手側の出入口からイオンタウン守谷に入店。
規模としてはイオンタウン上里と同じぐらい。比較的若年層の来客割合が多い様な気がするのは気のせいか。
モール内を散策し最後はカスミで三ツ矢サイダーを購入。飲み干してペットボトルを明け渡して外へ向かう。

中央出入口と称していい様な出入口から外に出て表側はこんな感じの外観なのか。その事を確認する。
規模としてはイオンタウン上里からラウンドワンを除いてイオンシネマを付け足した様な規模。

イオンタウン守谷を後にして守谷駅へ。関東鉄道(常総線)の線路を気動車が走っていく。
白い車体に赤と青の帯が入った車両が2両編成で架線のない線路を走っていく姿を踏み切りの音と共に眺める。

守谷駅周辺の平坦ぶりを感じ取手駅周辺の坂だらけとは異なる地形に
お話としては知っていたが特に取手からの移住者が多くなる事を肌身で実感。

つくばエクスプレスの方の守谷駅に到着。駅構内には「TXアベニュー守谷」という駅直結の商業施設が存在。
黒っぽい色を基調とした店内には吉野家、はなまるうどん、といった飲食店が並び多くの来客で賑わっていた。

改札内に入って再度アサヒビールミュージアムの広告とご対面。

「アサヒ すぅぱぁドゥルぁ〜い」とテレビCMから聞こえてくる巻き舌の真似を脳内で展開してからエスカレーターへ。

ホーム階へと上がる。やってきた「区間快速」の秋葉原行きに乗車して先に進む。

柏の葉キャンパスに滑り込む前に大規模な土地を馴らしているのかなんらかの工事をしている箇所を
高架を走る列車の窓から発見。到着して出発。「まもなく流山おおたかの森」の自動放送が入ったところで
降りる準備を開始。到着して下車。改札を抜けて柏の葉キャンパス方面へと高架に沿って歩いていく。

高架の下にカラオケのビッグエコーとかあるんや、すごいね。

そうやって霧雨の中を太ももが擦れて痛〜い的な状態を引きずりながら歩いていく。
一戸建ての家屋の基礎が地面から高い場所にあり、駐車場と庭もしくは家屋が階段で結ばれている場所の横を通る。

「なんでこんな作りなんだろうね?」

不思議に思いながら歩いて歩いてカスミに到着。貯水池を思わせる崖が駐車場の一部に存在している作り。

そうしたカスミへと店舗の裏側に通じている階段を上がって入店。
人のいない小さな休憩所で手を洗ってから塗り薬を指に取って股擦れの箇所に塗り込んでから
移動して階段で降りてクリーニング屋の奥にあるトイレを借りてから店を出る。
左側の歩道から信号で右側の歩道に移って太ももが擦れて痛い中を歩く。歩いていくと登り坂に差しかかる。
やっぱり起伏のある土地だなぁ。そう思いながら登ると右手側、ファミリーマートの向こうにようやく見えてきた。

右に曲がってから歩道のない!道を車の通行の邪魔にならない様にしながら歩いてベイシアに到着。

群馬からこれだけ離れた場所にベイシアがあるっていうのは知識としては知っているけどやっぱり不思議だね。

ベイシアスーパーマーケット流山駒木店に入店。
外観から薄々感じてはいたが店内の作りも伊勢崎駅前のそれと瓜二つ。

伊勢崎から離れた所に来たら伊勢崎市内にあるベイシアスーパーマーケット伊勢崎駅前店の様な場所に入った。

ゲーム「ドラゴンクエスト2」の最終盤の展開を思い出す。ローレシア城のまぼろしならぬ伊勢崎駅前店のまぼろし。

最も流山のベイシアはラストダンジョンでもなんでもない訳ですが。

店内を歩きまわり何を買おうか考えながらここのベイシアで働いている人たちの中で群馬県前橋市にある
ベイシアの本社まで直接足を運んで出向いたりした事のある人とかいるのかしら?みたいな事でも考える。

おそらくひとりはいると思うよ。

飲み物売り場に向かう。コーラを買う事も考えたがここは麦茶の方が得策だな。

「麦茶と言えば」なブランドの代名詞になっている伊藤園のミネラル麦茶を購入。

片手に掴んで外に出てポケットに突っ込んであとは流山おおたかの森駅まで戻るだけ。

携帯電話を片手に移動距離と移動時間の目安を地図アプリで確認。
だらだらと歩いていたら乗るべき電車の時刻に間に合わずその後の旅程も含めて崩壊気味の展開になる。

これは大変だぁ!

ギリギリの距離。あと10分で1キロメートル。登ってきた道を戻るので今度は下り基調になっていく。
それでも19時17分発の区間快速秋葉原行きに間に合わないとこの後の旅程がほぼ崩壊する。

「流山おおたかの森から南流山って乗った事あったっけ?(南流山から秋葉原までは確実に乗った事があると言える)」

混乱状態でつくばエクスプレスを全線完乗するには流山おおたかの森から南流山までの区間も乗っておく方が無難。

それと流山おおたかの森で乗り換えられる春日部、大宮方面の東武野田線はあまり早くなく、
しかも春日部での伊勢崎線、東武動物公園方面との接続がよろしくない。

ならば結構値は張るが流山おおたかの森から南流山までの区間を乗っておき完乗を確実なものにした上で
南流山からJR武蔵野線に乗り換えて南越谷で降りて徒歩で新越谷に移動しそこから伊勢崎線に乗り換えて
東武動物公園方面へ、とした方がその先の久喜や館林での接続が円滑になる可能性が高くなる。

これである程度の追加料金を使ってでも南流山まで足を伸ばした方がいいとした理由が確立できた。

その経路で乗り継ぎを円滑にするためにはここは早歩きでないとダメ。

荷物を背負って麦茶をズボンに突っ込んだ状態で歩き時に小走り、
あるいは横断歩道を割とギリギリの青信号で渡りきって「あああああ!」となりながら改札口に到着。
タッチして通過して時計を見て「間に合ったあああああ!」となってホーム階へと登って
列車到着の1分前を切るタイミングでホームに到着。

「これはかなりの勢いで奇跡やがな!」

グロッキーな顔の乗客が最低でも1名、到着した列車に乗り込んできた状態で出発。

「楽しかったぜつくばエクスプレス!」 そう心の中でつぶやいた。

流山おおたかの森を出発して南流山に到着。
降りてエレベーターで改札階に上がり地下1階の改札階で自動改札機にタッチ!

これで現時点、延伸計画もあるけれども延伸前のつくばエクスプレスを全線完乗する事ができた。

「(ひとまず)おつかれさまでした!」

地下1階とは思えない地下深くの改札階からエスカレーターを利用して地上に出る。
JR武蔵野線の南流山駅は垂直の向きに出入口。モバイルSuicaの残高が足りなく
チャージするのも時間がないので紙のきっぷを券売機で購入して自動改札機を通る。

右側にある階段を上がって府中本町方面のホームに到着。時刻は19時25分。
19時30分の府中本町行き。これに乗れないと厳しい所だった。

流山おおたかの森駅を1本あとに出発する19時19分発の普通秋葉原行きでも間に合うとは思うが
南流山での乗り換えがよりタイトになる。

それを考えたらJR武蔵野線の南流山駅で余裕時分を持つ事ができたのはマジでメリットだらけ。

定刻通りにやってきた府中本町行きに乗り込んで出発。
乗車中に日記の下書きを出来るだけ進めておく。

ある程度の所まで進めた後で「もしも流山おおたかの森で野田線に乗って春日部で乗り換えたら」を調べる。

19:21 流山おおたかの森
19:58 春日部

19:59 春日部(急行 久喜行)

野田線→伊勢崎線を1分で乗り換えるのは無理。

次の急行久喜行はなんと20:17(出発 20:19)。20分近くの待ち時間が発生する。

19:17 流山おおたかの森
19:20 南流山

19:30 南流山
19:45 南越谷

19:51 新越谷(急行 南栗橋行)

間に合えば東武動物公園駅で降りた後にそこで伊勢崎行きのリバティりょうもうを捕まえられるが
南越谷から新越谷まで6分で乗り換えるのは少し厳しいのと特急料金がバカ高いのと
そもそも特急が停車しない駅では下車出来ないという事で手を出そうとは思えない。

20:02 新越谷(急行 久喜行)
20:31 久喜

20:33 久喜(館林行き)
21:02 館林

21:03 館林(伊勢崎行き)
21:54 伊勢崎

時刻表通りなら終点伊勢崎まで51分で着ける優秀な伊勢崎行きまで円滑に乗り継ぐ事ができる。

新越谷では時間が空くがその間にトイレなり夕飯なりを済ませておけばいい。

なのでこの経路が生きてくる。

20:02 新越谷(急行 久喜行)
20:19 春日部(到着 20:17)

なんと南流山→南越谷(新越谷)→春日部と遠回りしたにも係わらず
流山おおたかの森で野田線に乗って春日部に向かって乗り換えた場合とで
春日部以北で乗る事になる列車は全く同じ。

それでいて「流山おおたかの森から南流山まで乗ったかどうか記憶がない」というのであれば
後々また乗りにくるのに時間とお金を浪費するよりも今この時点で乗って確実に完乗したほうが絶対にいい訳で。

だからこれでよかった。

時刻表通りならこの様な事になる事が発覚。

日記の下書きを書いてから新越谷駅の階段を上がってまた階段を上がって改札を通ってトイレを済ませて
手を洗ってエスカレーターでホーム階に到着。やってきた列車は高性能な半蔵門線の18000系。

好きな車両がやってきた事に安堵。乗車して出発。円滑に乗り継いでまた乗り継いで帰宅。

2024年06月30日(日)23時45分24秒