今月末日で有効期限が切れる東武鉄道の株主優待乗車券が手元に4枚存在している。
そのうちの2枚を今日使っておかないと使い切れなくなる天候と今月の日数。
なので使い切るという目論見を持って出発。もちろん行きたい場所があるからという理由が最も大きいが。
今回は比較的遅くの出発時刻。乗り換え駅での待ち時間がどの列車に乗るかで大きく変わる。
最初の出発時刻に対して比較的余裕のある状態で駅に到着。
改札を通ってホームに向かい列車に乗り込み出発。車内ではスマホを使って情報を見たり音楽を聞いたり。
そうしていると感覚が早くなる。えっもうこの駅?の様な感覚になる。そうなると小一時間もあっという間。
乗り換え駅に到着。降りて橋上駅舎の改札内でトイレを済ませてホーム階に降りる。
少し歩いてホームのベンチに到着。麦茶で水分補給を行う。
「ペットボトル入りのスポーツドリンクはおいしいけれどもこの物価高の中ではコスパがよくない。
最近は家で沸かして作ってきた麦茶を持っていく事がスタンダード」。
飲み終えてから待機していた列車に乗り込む。待ち時間は十数分。これでも割と短い方。
下手したら1時間近く待たされる。いやガチのマジで。発車時刻になったのでドアが閉まって出発進行。
館林を出発。「次は渡瀬」の自動放送が入る。佐野線を北上していきながら渡瀬に到着。
渡瀬を出発。進行方向左手にアサヒ飲料の配送センターと隣接するような近さで存在しているとりせんの本社。
「あの建物がとりせんの本社か」
最近買い物でお世話になった店名を思い浮かべながら進んでいく。
鉄橋で川を越えると栃木県佐野市に突入。西濃運輸の営業所を左手に見る。
岐阜県大垣市と言えば西濃運輸と大垣競輪。それと水まんじゅう。
列車は田島に到着。出発して次の佐野市駅に向かう。次の佐野市駅に到着する前の自動放送では
JR両毛線の接続駅ではございませんの案内が入る。そこは新伊勢崎駅に到着する前の自動放送と同じ。
田島か佐野市か佐野のどこで降りよう?という考えにもなったが最初の予定通り佐野市駅で下車。
改装中のホームを通り有人改札で株主優待乗車券を提出して駅舎の外に出る。
振り返ればそこには神社仏閣を思わせる様な外観に改装されている佐野市駅の出入口が鎮座。
本当に到着したんだな。
地図を軽く検索して道のりを確かめてから歩き始める。「この行き先はあまりにもベタな行き先だな」。
真っ直ぐ進んで程なくして左折。到着したのは惣宗寺(そうしゅうじ)。
世間一般的には「佐野厄除け大師」と言った方が通りがいい。東武鉄道の車内広告や
年末年始のテレビCMで一定の地域にはお馴染みの所。参詣という高尚な意識はない。
感覚としては「立ち寄ってみた」と表現したい所。参道の石畳を経路に沿って進めば
賽銭箱とテレビCMで見た仏閣の様相が目の前に。お金を投入して手を合わせる。
神社ではなくお寺なので二礼二拍一礼は必要ないはず。手を合わせてからその場を去ろうと歩き始める。
境内では納車されたばかりの新車に対する安全祈願の光景。境内の外に出て横断歩道を渡って
道の反対側に位置する佐野市観光物産会館に到着して入館。1階はお土産物屋が主な構成。
ももいろクローバーZとさのまるがコラボしているグッズが売られている商魂たくましい世界。
様々なお土産が並んでいる中でこしあん入りのおまんじゅう(120円)を購入。
休憩所らしき場所に有料のコーヒーメーカー(コーヒーマシン)を発見。
そのメニューを眺めてみればAGFの「煎(濃厚)」があるじゃありませんか。なんと1杯200円。
高い、決して安くはない。
しかし以前から味わってみた銘柄。ここで飲めなかったら他で飲めそうな場所はないな。
多少悩んでから100円玉2枚を投入。紙コップを所定の位置に置いてからボタンを押す。
コーヒーが抽出されて紙コップの中に溜まっていく。一定量が溜まった所で終了。
煎(濃厚)とおまんじゅうをテーブルに置いて席につく。おまんじゅうのラップを開いていただきます。
おいしいおいしいと思ってから煎(濃厚)に口をつける。
しょっぱくなくコクと苦味に振った味付けは飲みはじめは白湯のようにあっさりしているが
喉を通る頃に深いコクが重さを持って通っていく味わいで美味なり。
コーヒーの味にはうるさく忖度なしの自分がガチで認めるこの旨さ。思わぬ所に美味が転がっていた。
こしあん入りのおまんじゅうと煎(濃厚)をもぐもぐゴクゴクし終えてから退出。佐野駅方面へと足を進める。
佐野線の佐野市〜佐野の区間無理矢理接続するために大きく弧を描いているので距離が長く時間もかかる。
しかし歩いていくと殆ど真っ直ぐに近い経路で到着する事が可能。殆ど最短距離に近い。
なので歩きでもそこまで遠くは感じない。歩いて歩いて佐野駅近くの踏切に到着。列車が来ない事を確認して渡る。
佐野市と言えば「佐野ラーメン」「いもフライ」が思い浮かぶがあるが個人的な隠れた名物のひとつはこれだと思っている。
踏切を渡ってすぐ脇にあるカワチ薬品の中に入居しているおかずのお店「ヴィアンダ」に到着。
JR両毛線で富田を出発して佐野へ向かうと佐野駅到着寸前といった所の線路沿いにこのお店が見える。
看板や店名を車内から見る度に「どんなお店?」という印象があった。
以前は別の街にもお店があった様に記憶しているが現在ではこの佐野市にあるお店の1店舗しか知らない。
入店してトレイを手に取ってカレーバイキングの前に立う。容器を量りにかける。容器は16g程度。
確認してからご飯を少量、カレーを少し多めにすくい寄せて容器に入れてから計測。100g単位での量り売りなので
重さが越えない様に中身を省いて軽くする。それからレジに向かう。店内飲食を希望するので税率は10%で仕方がない。
会計を済ませて店内の飲食スペースに座っていただきます。
ご飯は外が少し固めで中がもっちり。カレーは大きく刻まれた人参が自己主張をしてくるお味。
きちんとドロドロしたカレーになっておりこれは飲み物いうより食べ物といった本格的なカレーになっている。
カレー向けのお肉がきちんと入っている事も確認。これでご飯と合わせて少量にしたとはいえ350円程度なら安いわね。
カレーを完食。容器を片づけてから外に出る。安全確認を行い踏み切りを渡って反対側へ。
反対側から有料駐輪場の前を通って佐野駅の南口に出る。さらに歩を進めていき増田内科医院の手前を通り
大通りに出て足利銀行佐野支店を横目に見ながら歩を進める。右手前方にはまだ新しいスーパーホテルが建っている。
天然温泉を売り物にしている出入り口を横目に見ながらさらに進んでアンダーパスを下って登って歩いていく。
ほどなくしてイオンタウン佐野に到着。イオンモール佐野新都市ではないイオンを冠した商業施設が駅の近くにある。
入居しているカスミに到着。中に入って茨城乳業の成分調整牛乳を手に取る。
かつてベイシアでベイシアのPBとして売られていた赤いパックの成分調整牛乳「牧場そだち」。
最近になって製造販売中止の憂き目にあい買えなくなってしまった。
定期的に買っていたのに売られなくなってしまったその牛乳の元ネタは
石岡に会社を構え龍ケ崎の工場で作られているこの商品。
この成分調整牛乳はカスミでないと見かけない。売り手も作り手も茨城県内という展開がそうさせるのか。
大容量パック麦茶のティーバッグも一緒に購入。休憩用のいすとテーブルを利用して
間隔を空けながらチマチマと1リットルを全部飲み干した。飲んでいる途中に「この味この味」と思い出す。
カスミは遠出しないと辿り着かない。こういう外出時を利用して買っていくしかない。
間隔を空けたとはいえ1リットルはさすがにきつかった。多少牛乳のもったり感が残った状態で出発。
県道9号と交差する浅沼町交差点で南下して県道9号の区間に突入。南下して行けば道の脇にはカインズ。
反対側には魚べい。魚べいの道を1本挟んだ向かい側にはステーキ宮。
これが佐野市(の風景)。
宇都宮市が発祥の魚べい(元気寿司)とステーキ宮が隣接するかの様な近さで並んで建っているのが佐野市。
その近さを肉眼で眺めてから更に南下していくと工業団地西の交差点に差しかかる事になる。
その手前。
進行方向左手に佐野ラーメンのお店「めん一番」を発見。
店舗と家屋が一体化した比較的作りの新しい店舗。牛乳はおなかに少々残っているものの問題はない。
そう思って入店。メニューを見てパッと決めて醤油ラーメン(700円)を注文。ピークの時間は過ぎているので
客足は少なめ。いや忙しい時に訪れるよりは、こっちの方がよっぽどいいんで。
割と早くにやってくる。縮れた麺が特徴的な佐野ラーメン。チャーシューは小さめのものが2枚。
麺はもっちりとした縮れ麺。メンマは歯ごたえのあるおいしさ。
チャーシューは肉と脂が年輪の様に交互に巻かれてる印象。スープはあっさり目のしょうゆ味。
ナルトを口にしたり麺をすすったりと忙しく頂戴し汗が額に浮き出てくる事を幸せに感じながらスープまで飲み干す。
会計を済ませて「ごちそうさまでした」とお店を出る。出たらすぐ別の場所にある「麺屋 一笑」のお店も発見。
さすが佐野市、ラーメン激戦区。
さらにその近くにヤオコーがあったので今回のこれまでの内容を店内の休憩スペースで下書き。
下書きを清書で直していきながら文章を構築する事で見落としや書き忘れの内容が相当に減った。
下書きを終えたらヤオコーを出発。西へと向かって歩き始める。途中歩道なんてない様な道に出て
急いで歩道のある場所まで走ったりといった移動も行いながら線路を渡った向こう側へ。
少し北の方向に伸びる道路を歩けば佐野市駅に到着。これである意味ぐるりと一周した事になるのか。
それから今度は南の方向へと歩き始める。途中歩道のない道は草むらの上を進んだりして橋に出る。
歩道のない橋を欄干に寄りながら歩いて川の向こう側に出る。その直後に川に沿って存在している
細い道を北上して「はま寿司」の近くに出る。あとは交差点で信号を渡れば到着したのがフォリオ佐野。
前橋市に本社のあるフレッセイから遠く離れた県外店舗のひとつ。共有の駐車場の北側には
激安ファッション店舗のサンキ。まずはサンキに入店してタオル売り場に直行して
タオルの価格と品質の比例具合を眺めてやっぱり税込みで200円を越えるくらいの商品でないと
ふんわりふわふわで比較的長持ちするタオルにはありつけないわねと確認してからサンキを出る。
それからフレッセイに突入。価格を書いたカードの字体などはやっぱり群馬にあるお店と同じだわ。
アクシアルの麦茶(500ml)を購入して外に出る。田島駅の方向へと歩いて向かっていく。
途中ヨークベニマルに立ち寄る。敷地内にはサンドラッグ。入店して大人のリカルデントを探すも
このサンドラッグにも置いてなかった。取り扱いをやめたのかそれとも商品自体が終売したのか。
ヨークベニマルの方に立ち寄る。セブンプレミアムを中心としたPBの目立つ売場構成になっている。
ヨークベニマルを後にしてケーズデンキに寄る。入店して2階に上がって店内を見ようと思ったが
必要な電化製品も購入予定の電化製品もそう言えばなかったなという事を思い出したのでそれはやめる。
ケーズデンキを後にしたら後は田島駅までの道を歩いていく。程なくして進行方向左手に発見。
やはり田島駅の目立たなさぶりはある意味特筆もの。階段を降りて地下通路を通って
階段を上がって上下線兼用のホームに出る。しばらく待っていると時間通りに列車が到着。
館林行きの列車が先に到着。それから葛生行きの列車が到着。交換を行って出発。一路館林へ。
そこまで距離も長くないので割と早くに終点の館林に到着。ドアが開いて乗客が降りていく。
すぐに特急りょうもうの浅草行きがやってきた。久喜方面の接続はこうして考慮されている。
しかし反対方向の太田方面の接続はそこまで考慮されていないので館林駅で20分程度待たされる。
時刻表を調べて伊勢崎線ではなく待機していた小泉線の車両に乗車。ドアが閉まって出発。
東小泉で太田方面の赤城行きと接続してすぐに出発する時刻表になっている。
成島や本中野といった普段は通らないし目撃もない駅を通っていく愉悦を体感。
東小泉に到着。向かい側に停車している赤城行きに乗車。
乗ってきた列車も今乗り換えた列車も10000系の改造車。大分この改造車両も増えてきた印象。
竜舞に停車して出発。太田に停車。ここで降りなかったら赤城方面まで運ばれてしまって大変。
小泉線の高架ホームから階段を降りてコンコースから伊勢崎線の高架ホームに移動。
ベンチ付近で待機してようやく伊勢崎行きの列車がやってきた。この列車も館林駅で乗れていたので
結局この後の行程は伊勢崎線経由でも小泉線経由でも一緒。
ただ小泉線経由にすると普段目にしない駅名を見たり光景の中を走ったりする事が出来る。
その分の楽しさが増す。その楽しさを噛みしめられるのと接続がよかったのとで今回は小泉線経由。
太田に到着した伊勢崎行きの列車に乗って帰宅。