[ 赤城乳業が寄居に新工場 ] 人気アイス「ガリガリ君」を製造・販売する赤城乳業(本社・埼玉県深谷市)が、
寄居町用土に新工場を建設することがわかった。予定地は町有地で、町は開会中の
町議会6月定例会に、約3万7000平方メートルの町有地を7億5321万円で同社に売却する
議案を提出している。町によると、払い下げられる町有地は、埼玉よりい病院の西側。
大部分は昨年3月まで、自動車メーカーのホンダに貸し出しており、サッカーグラウンドとして
利用されてきた。赤城乳業から2月に、町有地購入の打診があり、4月に仮契約を行ったという。
予定地の近くに住む無職小畑光男さん(69)は「地域の若者にとって、働く場所の選択肢が
増えるのは喜ばしい」と歓迎する。町有地払い下げの議案は、町議会最終日の21日に採決される見通し。
赤城乳業は取材に対し、「正式な決定前の段階のため、回答は差し控える」としている。
同社は1931年に製氷会社「広瀬屋商店」として創業し、61年に現在の社名に変更した。
2010年に稼働した本庄市の工場では年間8万キロ・リットルのアイスクリームを生産している。
この量は国内生産量の約1割に当たるという。(読売 2024/06/13 05:00)