2024年04月27日(土)週末

「終末トレインどこへいく?」のエンディングテーマ、ロクデナシ(アーティスト名)が送る「ユリイカ」(曲名)。

比較的上手にボーカルを定位させている。

フライングドッグ(レーベル名)もやればできるじゃん!みたいな印象になる。

この曲の音源はイヤホン等の音質調査におけるリファレンスにしてもいい楽曲。

鳴り方の違いの判別が分かりやすい。分かりやすくなる。

……。

「終末トレインどこへいく?」の企画はすごろくの様なお話。

この物語の基本的な部分となる「異世界と化した西武池袋線(沿線)をすごろく形式で辿っていく」という
形を提案したのはおそらく水島努監督だと思われるが「うまいフォーマットを作ったなぁ」という印象。

原作つきではないオリジナルアニメには多額の予算があんまり降りないんで。

逆にいうと「ある程度の予算が降りてくれる企画」とはこういうものだ、といういい見本を見せて貰っている。

日常的な舞台を題材にしながらも非日常でしかない異世界感覚も取り入れている。
特に西武池袋線の沿線住民からしたら自分の住んでる地域がこんな事になるなんて…!というのは
物語で架空の話だと分かっていても先が気になってしまうギミックとして異世界感覚が役に立っている。

沿線住民ではない鉄オタからしても西武池袋線の列車に乗車した事があるとなれば
沿線住民同様に「あの駅の周辺がこんな事になるなんて」といった感覚になる。

知っている場所が知らない世界になり、知っている路線のこの先はどうなっているの!?と先が気になる。

西武鉄道全面協力の元で西武池袋線を題材にしていく事で
今後のお話である程度先が読めそれがまた物語の今後を気にさせる。

稲荷山公園から先がどうなるのか。

西所沢(西武球場前に通じる西武狭山線と連絡している)

西武鉄道といえば埼玉西武ライオンズ。この物語で狭山線に寄り道するとは思えないので
野球関係の描写があるとすれば西所沢(駅)か。

所沢(言うまでもなく西武の顔)

こういう感じで西武池袋線における主要駅には「何か」がある。と先読みさせる事で
視聴者にこの先のお話も気にさせるというすごろく的ギミックは巧く作ったなぁという感じになる。

第1話で渡された地図というかなんというか、西武池袋線の路線図の各駅に
何らかの絵を描いた紙が色々とこの先の展開を暗示させている。

ひばりヶ丘(急行停車駅)

大泉学園(東映アニメーションミュージアム)

関係各位のお手並み拝見。

以上。

2024年04月27日(土)08時12分29秒