2024年04月06日(土)改築

[ 伊勢崎市がオートレース場の選手宿舎を改築 ] 伊勢崎市は伊勢崎オートレース場にある
選手宿舎の建て替え事業について、建築・電気・給排水衛生設備・空調換気設備の4分離での
発注を計画している。9月議会への契約案件の上程、10月ごろの着工を目指していることや
いずれもJV編成を想定していることから、6月までの発注が見込まれる。
設計は下田設計(伊勢崎市)が担当した。工事費は25年度債務負担行為も含め
15億円を確保している。選手宿舎は現状、オートレース場の南東部に位置。設備なども含め
施設全体の老朽化が進んでいることなどから建て替えを計画した。新しい宿舎は、
北東部にある東門付近へ整備する。既存施設として東京都競馬(東京都大田区)が所有する
旧投票所があるため、本体の着工となる10月までに東京都競馬が解体工事を実施する。
新選手宿舎はS造3階建て、延べ床面積2341・33平方メートル。感染症対策や
プライバシー強化のために、オートレース場の選手宿舎としては初めて宿泊室を共同部屋から
個室に変更する。また、施設のバリアフリー化や女性選手に配慮して柔軟な対応ができるよう
トイレや浴室を多く設置。このほか、再生可能エネルギーの活用に向けて太陽光発電設備を
屋上に設ける。当初予算には、小型自動車競走事業特別会計に事業費を計上。
24年度の工事費4億5000万円、25年度の債務負担行為として10億5000万円を充てている。
10月ごろに着工したのち、25年9月の完成を目指す。主な施設の内容としては宿泊室が
1〜3階に個室で98部屋を整備するほか、1階へトレーニング室や食堂、2カ所のサウナ付き
浴室を設置する。また、トイレは1階につき2カ所の計6カ所、洗面台を1階に2カ所、
2〜3階に3カ所ずつの計8カ所、洗濯室を各階1カ所の計3カ所設ける。空調設備関連は
空冷ヒートポンプ式の冷暖房と全熱交換器、吸排気設備など、給排水衛生設備は、
浴槽に浴槽昇温ろ過循環などの設備を設置する予定となっている。既存施設は、新施設が完成する
25年度に解体設計、26年度の工事を予定。既存施設の規模はRC造3階建て、
延べ床面積2034・78平方メートル。解体後の敷地利用については新しい選手宿舎の敷地が
東京都建物の所有となっていることから、一部を交換するとしている。(群馬建設新聞 2024/04/06)

2024年04月06日(土)00時43分20秒