[ 選抜高校野球優勝の健大高崎選手らが地元に凱旋 ]　第９６回選抜高校野球大会で群馬県勢として
初優勝を果たした高崎健康福祉大高崎（健大高崎）の選手らが１日午後、地元に凱旋、
多数の市民の出迎えを受け、早くも春夏連覇に向け決意を新たにしていた。午後３時１２分。
定刻通り新幹線で高崎駅に到着した選手らは、そのまま東口特設会場へ移動。待ち構えた市民
約５００人の祝福を受けながら青柳博文監督や箱山遥人主将が花束を受け取った。
その後、バスで高崎市役所へ移動。１階ロビーで待ち構えた職員を含む約８００人の
祝福の拍手を受けながら花束を手にした。青柳監督は「５年前から『高崎から日本一を』という
目標を掲げ、頑張ってきた。何とか夢がかないました」と熱烈な応援に感謝した。
そして「群馬のレベルは高く、夏の代表になれる保証はないけれど、新たなスタートラインに立って
練習に励み、春夏連覇に向け精進します」と語った。箱山主将も「明日から夏に向け、
またみんなで校歌を歌って、うれし涙で高校野球を終えられるよう、頑張ります」と宣言した。
祝福した富岡賢治市長は「テレビ（の実況中継やニュース）で、あれだけ『高崎、高崎』と
連呼してもらって本当にありがたい」と市長らしい本音を明かしつつ感謝した。
そして、「本当はオープンカーに乗ってもらって駅から市庁舎まで派手にパレードをしてほしかったけど、
高野連にだめだって言われてね」。パレードはできなかったが、市は同日、健大高崎野球部に
「高崎市文化スポーツ特別賞」を贈呈することを決めた。（産経 2024/4/1 19:14）