新幹線の駅でもある高崎駅と両毛線のみの前橋駅を比べるのはさすがに無理があるかもしれませんが、
とはいえ、前橋駅は県庁所在地の駅です。なぜ、ここまで大きな差がついたのか?(鐵坊主)
「その差ってなんですか?」
カナダはバンクーバーに住んでいて群馬の事なんて鉄路でしか知らない奴にこんな事言われてもな。
1:前橋駅は意外と使いやすい、高崎駅は意外と使いづらい。
本数こそ少ないものの前橋始発の列車が存在し高崎線を経由して上野もしくはその先の平塚まで向かう。
高崎駅で結構な乗客が乗ってくるのでその手前の駅から乗る事で座席が確保しやすいのはメリット。
「県庁所在地の駅」と言われてもクルマ社会の群馬県において鉄路は基本鼻くそ(程度)。
前橋駅周辺は高架化されている上に周辺道路もそこまで分かりづらくない。
群馬県庁に続く道路が比較的整備されているので自転車や歩行者も割と通りやすい。
それと比較すると高崎駅周辺は交通量が多く駅によって東西が分断されているので
歩行者は高崎駅構内、もしくは高崎駅自由通路を遠く羽目になる。車はアンダーパス。
高崎駅から高崎市役所周辺に向かう道は割と「狭い」「渋滞」「曲がっている」ので使いづらい。
高崎駅の規模を目当てにいろんな団体やらパフォーマーやらがやってくる事が多くそいつらが邪魔になる。
2:高崎駅周辺の一極集中による発展と前橋と呼ばれる地域の分散型発展は後者の方が低リスク。
前橋駅に高層マンションが建設中。それとは別にもう一棟、結婚式場を壊した跡地に建設予定。
前橋駅周辺のみならず最近では(前橋市)六供町において新しい店舗や住宅や建物が現れる様になった。
スターバックスが新しく出店してきたりと「一体何があった?」といった様相に変貌しつつある。
逆に高崎市は高崎駅周辺こそ立派なもののそこ以外の開発が後回しになっている節がある。
結論:駅の規模だけで言えば高崎駅の方が圧倒的に大きいがそれ故に人が集まりすぎて使いづらい、
在来線は高架駅ではないので駅が東西を分断していて使いづらい、古くから開発されているので
再開発もなかなか難しいので古い街並みが残っていて使いづらい、その為高崎駅は
乗り換える為の駅「だけ」としての利用に留めた方が楽という状況に陥っている。
規模以外の要素も考慮すると前橋駅の方がこじんまりとしている分乗り降りしやすく
駅周辺が高架になっている分道路渋滞の低減に結びついている要素も付加価値として存在している。
そもそも比べる必要がない。高崎駅には高崎駅のいいところ、前橋駅には前橋駅のいいところがある。
規模だけなら高崎駅の方が上だが使いやすさで言えば前橋駅がそこまで使いづらいとも思わない。
「僕は鉄道の事にこれだけ詳しいんだよぉ」的な自己主張だけの産物に陥るな、下種が。
以上。