楽天モバイルは“プラチナバンド” 700MHz帯の3MHz×2でどんな強みを得られるのか(藤岡雅宣の「モバイル技術百景」)
「投資の見直しが可能になる」。これが最大の強みでしょ。
獲得した帯域の狭さと来たら。これでは十分に使えない。範囲を十分に広げるには
楽天モバイルによる負担でテレビ放送、特定ラジオマイク、あるいはITSの範囲を狭くする。
UHFの電波によるテレビ放送の送出範囲は52chまでから50chまでに狭くする。
その為に掛かる費用は楽天モバイル持ちで。
Band3とBand28の2つだけの態勢に出来たら他のバンドを持っている他キャリアよりも
電波的には整理されたナイスな構成になる。Band28は海外のキャリアも結構使ってるんで
エリアが広くなれば楽天モバイルの電波を国際ローミングで提携して使うという流れも可能になる。
その為に5Gもしくは6Gへの投資は凍結する。スキップして7G辺りまでは投資を凍結。
今更4Gへの投資?と思われるかもしれないが先に整備したドコモ等の4Gと比べて
後々に整備した楽天モバイルの4Gは低ping値で通信可能になっている。
4Gと言っても機械的な、あるいは通信的な進化を果たした機械で構築したエリア網であれば
実は先達のキャリアよりも利用しやすい4Gになっている。楽天モバイルはそこを宣伝したらいいのにな。
5Gのエリアは広がってはいるし速度も早いが実際の通信では5G通信との違いを感じる事はそこまでない。
「だからしばらくは4Gでいいじゃん」。
そうやって開き直れるかどうか。
役に立たない「楽メール」だとかは廃止の方向で。Rakuten Linkに広告が掲載される仕組みも廃止の方向で。
必要な所にのみ投資を行い実利用に際して他キャリアと遜色のない4Gの電波網を構築する。
そして構築したその電波網を海外キャリアにローミングの形で使ってもらって収入を厚くする。
そうした方向への「舵取り」が可能になった。それこそが今回の電波獲得の最大のメリット。
自分が楽天モバイルの人間だったらそうした方向で舵を取る。
以上。