[ 解散なければ「岸田おろし」新たな政局スタートか ] 「解散風」が収束しない。岸田文雄首相は9月29日、
経済対策を実施するための2023年度補正予算案を10月20日召集の臨時国会に提出する方針を
明言した。補正予算案提出は通常のペースだと11月中旬ごろだ。その後に解散するとすれば、
来年度予算編成に支障をきたし、来年の予算審議にも影響が出る。普通は、年内解散は「ない」と
いうことになる。ところが、与野党双方とも解散への警戒感を解いていない。なぜなのか。
どうやら、ある「憶測」が背景にあるようだ。それは「解散しなければ、政権はじり貧になる。
だから岸田首相は『解散しかない』と考えているはずだ」というものだ。なぜ、解散しなければ
じり貧になるとみられているのか。最大の理由は、このタイミングを逃すと、向こう1年にわたって、
事実上、解散権が行使できなくなることだ。(産経 2023/10/8 19:00)