現在自分が持っている青春18きっぷの回数はあと残り3回分。有効期限は今月10日まで。
これは使わないといけないな。
使わないといけないから使うのではなく「訪れたい場所に訪れる為に使う」。
3回分はそれだけ訪れたい場所があるという事に他ならない。
訪れる為に出発。
かなり朝早い便で西へ向かい高崎に到着。こんなに早く到着しなくても目的の列車には
乗る事が出来る訳だが個人的には途中までは当初の予定よりも早く移動した方がいいと判断。
高崎駅の有人改札で青春18きっぷに判子を押してもらって改札を出場。
指定席券売機で新幹線の切符を購入。新幹線改札口より入場。
新幹線使うとかマジで贅沢っすねと一人ツッコミを展開しながらエスカレーターで新幹線ホームへ。
タイミングよくやってきたのは北陸新幹線の朝1番のはくたか号金沢行き。
乗車の為の行列の後ろの方に並ぶ羽目にはなったが乗り込んでから無事席を確保。
3人掛けの席の窓側を確保。通路側に乗客がいて真ん中と窓側が空いている事例が割と散見された。
景色が高速で流れていく耳抜きが必須の気圧差の中を移動していく。
やがて車体の片側を上向きに傾けながら軽井沢に到着。降りるのは軽井沢ではないのでそのまま。
軽井沢を出発。10分程度して次の駅の停車案内が放送される。
堺正幸「まもなく、佐久平です」「小海線はお乗り換えです」「佐久平の次は、上田に停まります」
その後「レディースエンドジェントルメン」の冒頭が削除された英語放送が流れる。
Leadies and gentlemen, we will soon make a brief stop at Sakudaira.
Passengers changing to the Koumi Line, please transfer at this station.
The stop after Sakudaira will be Ueda.
この放送から「レディースエンドジェントルメン」の冒頭の部分が削除された訳だが正直違和感。
停車案内が放送されたら席の傾きを戻して通路側の乗客に礼を申し上げてデッキの人になる。
デッキから降りようとする人も、新幹線ホームで新幹線を待機している人も結構な人数に登る。
この後の長野市、金沢市方面への出張だろうか、そうした会社員風味の身形の人が多め。
はくたか号が停車。片開きのドアが右側から開いてから先に下車客がホームへと降り始める。
私もそのうちのひとりになる。
北陸新幹線を佐久平で下車。階段を上がって橋上駅舎の新幹線改札に切符を通して出場。
この時点で午前8時前。この後に乗車する予定の小海線の数少ない小淵沢行きは8時31分。
まだ相当に時間あるっすね。いやこれでいいんだよ。
一人会話を経てからイオンモール佐久平のある側の出口(蓼科口)の階段を降りて外に出る。
そのままイオンモール佐久平の方へ。ただし表側ではなく裏側。
先頃佐久平駅近隣ではカインズが新しく出来た。それまであったカインズは閉店しての移転。
カインズの建物だった跡地にはヤマダデンキが居抜き出店という群馬関連企業の玉突き状態。
カインズとその一味。それとは別にフォレストモール佐久平が完成。
農地だった一帯が新幹線の停車駅というインフラ整備によって続々と、開業してから25年が経過する
今なお開発が進んでいるという事例。今回はそれを見に来た。その為にここで時間を使う。
地図アプリを見れば進み方は分かる訳だが自分の身で体験した事の方が忘れない訳で。
イオンモール佐久平の、どちらかと言えば裏側を回る。裏側に沿って進むと
「SAKU CITY」の文言が入った熱気球の形をした飾りのついた滑り台が進行方向右手に見えてくる。
市民交流ひろばの公園を見ながら進むとデニーズ 佐久平店に到着する。
デニーズも面している「佐久平駅南」交差点を渡り「夢佐久(ゆめさく)通り」という愛称がついた市道を
歩いていくとカインズ佐久平店などが存在している商業施設一帯に到着する。
こういう経路か。よく分かった。
それにしてもデカいカインズだなおい。以前の店舗よりも間違いなく巨大な店舗になっている。
造りとしては近年のカインズによくある幅広型のそれ。伊勢崎オートの隣とかあの辺りを思い浮かべる。
カインズの駐車場の向こうにはワークマン女子の店舗。その隣には蔦屋書店。
蔦屋書店はカインズの一味としての出店ではなくフォレストモール佐久平の店舗としての出店。
端から見るとその境目が曖昧に見えるのであたかもカインズの一味としての出店の様に見えてしまう。
事実蔦屋書店は前橋南モールではベイシアやカインズの一味として出店している訳で。
そうした事例も知っているとその辺りが曖昧に見えてくる。なんとも不思議な店舗構成。
勿論営業前なので長居は出来ず。割と早々に退却する。退却してもなお時間がまだあるという不思議さ。
勿論他の目的もある訳ですが。踵を返してイオンモール佐久平の店内に突撃。
食品売り場限定ではあるが朝8時からの営業を開始している。そういう訳で突撃。
食品売り場以外の売り場へは行けない様にチェーンで通路を封鎖している。
エレベーターの扉には「変新!サクダイラー」という文言と共に
女性が山を背景に仮面ライダーの変身ポーズの様な姿を決めている写真が貼られていた。
新しくした売り場でこれまでよりも魅力的な商品やサービスを提供しますよという意思表示の一環。
あるいは近隣に出店したフォレストモール佐久平への対抗策か。
でも今は食品売り場しか営業していないので食品売り場でポテトチップス(コンソメパンチ)と
ビタミンCがたっぷり入ったレモン味の炭酸ジュースを購入。きっと食べるのは相当後になると思うけど購入。
食品売り場の一角にある和泉屋の売り場は当然まだ営業しておらず。まぁ当たり前だわな。
佐久市と言えば鯉料理が有名。和泉屋の作るお菓子にも「鯉ぐるま」が存在。
2匹の鯉が互いに回る形のお菓子。佐久市の鯉料理文化がお菓子にも反映されている一品。
だけどワイカープファンだから鯉料理とか食べられへんけどな!(慟哭)
茅原実里「赤い帽子をかぶると、涙を流して小さくなるもの、なーんだ?」
井上麻里奈「連敗中のカープファン……」
茅原実里「悪かったよ、来年はきっとやってくれるよ」
そうだね、今年は阪神がアレするだろうから来年に期待だね(慟哭)
それでも以前に佐久市で「鯉のあらい」を頂いた事はあるが。刺身じゃないの?と思われるけど
刺身とはちょっと違う料理との事で。「あらい」と名前についているので「新井さんならええか」と頂いた。
鯉の刺身を温水で洗い脂肪分を適度に落としてから氷水に漬けて締めたもの。
それが「鯉のあらい」。
まさか新井さんが1軍監督になるとはその当時には全く思いもしなかった訳だが。
数多くの営業開始前の売り場が散見されるある意味では舞台の裏側とも言っていい環境下でお買い物。
お買い物を済ませたらイオンモール佐久平を後にして佐久平駅に向かう。
佐久平駅に到着。既に「プラザ佐久」が営業を開始していたので少し驚いた。どうやら8時開店らしい。
1階でトイレを済ませてから2階のお土産もの売り場にて鯉ぐるまをひとつ手に取ってレジに通して購入。
今や機械にお金を投じてお釣りを受け取る仕組みになっているんですね。機械化が進んでいる事に驚き。
買い物を済ませてから階段を登ってプラザ佐久を後にして長い通路を歩いて小海線のホームへ。
長い通路、待ち合い室、引き戸、1面1線の高架ホームと並んでいるのが小海線の佐久平駅の特徴。
地形が理由で新幹線が地上を走り小海線が高架を走るという地上と高架の関係がよくある形とは逆の事例。
それが佐久平駅の特徴のひとつ。
待ち合い室で数分程度待っていると小淵沢行きの小海線の列車が到着。結構な乗客と共に乗車する。
乗客には高校生の姿が目立つ。佐久平駅を8時31分に出発するこの列車であれば一駅先の岩村田駅の
近くに立地している高校に通う生徒さんたちが利用してもおかしくない。そうした通学列車。
列車は立ち客も積んで佐久平駅を発車。音楽でも聞いてるか。ミュージックスタート。
♪YouはShock!
アニメ「北斗の拳」の主題歌、クリスタルキングが歌う「愛をとりもどせ!!」とかいう
関係者か誰かに忖度した選曲と共に出発。次は岩村田です。駅名は「いわむら『だ』」と最後が濁る。
岩村田に到着。制服姿の高校生が数多く下車する。混雑率が100%を切った状態で出発。
小海線はやがて中込に到着。本来はここが佐久市の中心駅だった。現在でも小諸始発の中込行きという
列車が近距離列車として多く設定されている通りここが佐久市の中心だった。
長野新幹線開業後佐久市の中心は佐久平に移動し北陸新幹線開業後からはその傾向が更に強まった。
佐久市が発展したというよりも佐久市の中心が佐久平駅周辺に北上し中込駅の地位が低下した形。
中込駅で9分停車。その間に運転士が交代し列車の交換を行う。
反対方面には中込始発の小諸行きの列車が待機。
9分は長いね。いや音楽とか聞いていたらあっと言う間ですが。
♪Welcome to this crazy Time このイカレた時代へようこそ
いちおうこれご当地ソングって扱いでもいいよね?誰に聞いているのかは分かりませんが。
「北斗の拳」の原作者の武論尊、本名:岡村善行(おかむら よしゆき)さんが佐久市の出身。
佐久市そのものはバイオレンスな街ではないがその縁もあって佐久市は北斗の拳を街起こしに起用している。
先に小諸行きの列車が出発。中込の列車交換を経て小淵沢行きのこちらも出発。
中込を出発すると景色が変わる。それまでは佐久市内の市街地という雰囲気だったが
段々と田舎の風景へと変わっていく。水田が黄金色に広がり収穫をいまかいまかと待っている状況。
あるいは山々が段々と近くに迫ってきているかの様な錯覚を受ける程に近くなり、家も密集ではなく点在へと
そのあり方が変わってくるという雰囲気に変わる。ただしこの後青沼駅までは市町村合併もあって佐久市内。
列車は臼田に到着。かつての臼田町。この辺りだとコスモタワーがよく目立つ。
公園内に設置されているロケットを模した展望台の名前がコスモタワー。以前に訪問した事がある。
近くには「エンドレス」のガレージも存在しており千曲川を橋で渡った先の国道141号線沿いは発展しているが
臼田駅周辺はその発展から取り残されたかの様なのどかな景色が広がっている。
臼田を出発。青沼に到着。青沼から先は自治体が変わる。羽黒下に到着。ここまでは訪問した事がある。
羽黒下から先は未体験ゾーン。いよいよそのゾーンに突入する。
景色はより山間の、森の中を、「先人はよくここに線路を通したな」としか思えない様な空間に変わる。
海瀬に到着。駅のそばには巨大な茶色の鉄パイプが通っている。確か発電所関係だったはず。
小海線は小学校の横を抜けて南下。森や田畑の中を抜ける。国道が小海線とは少し離れた場所に沿って
通っている関係で国道沿いの方がどちらかと言えば発展しているという力関係が南下しつつ続いていく。
列車はやがて馬流に到着。「まながし」という駅名は難読駅名だと思うよ。進行方向右手の高台に小海高校。
高台にあるのであれどうやって行けばいいんだ?と思ってしまう程の高低差が馬流駅から見ると存在している。
馬流を出発。右手に見えるヤナショウホームという小規模なホームセンターの横を通るとだんだんと
沿線沿いが賑やかになってくる事を実感する。国道沿いだけではなく線路沿いも賑やかになった所で小海に到着。
町役場はさっき通りすぎて結構な距離があるが小海町の中心駅。
海瀬駅といい小海駅といいこの辺りは海からは相当に離れているのに「海」という漢字が使われている不思議。
小海駅に停車して思う事は小海駅はかなりデカい駅という印象。駅が単体ではない複合施設。それが理由。
なんか病院みたいなベッドが駅舎の窓から見えたぞ?小海診療所が駅に隣接している。
小海町は昨年カープにドラフト2位で指名された内田湘大の出身地。高校は群馬の利根商業に進学したので
いわば長野県と群馬県のハイブリッド。「ここから群馬に進学したのか…」とその距離の長さに目眩もする。
小海駅を出発。国道とは少し離れた場所で国道に沿いながらのどかな景色の中を走り抜ける。
やがて佐久海ノ口に到着。ここから国道は離れ始める。佐久広瀬、信濃川上と長野県に関連した地域名を
冠している駅が連続で続き本格的に高度を上げていく区間に入る。
元々海抜の非常に高い地域を走っていたが信濃川上から先では広大なレタス畑が延々と広がっている。
小海線の愛称は八ヶ岳高原線。だけどその名前で呼んでいる人はあまり見ない。
だけどその愛称に納得する様な高原区間に入ると空が雲が近くに感じ掴めそうな大きさにまで雲が接近する。
ガソリンで動く車も自家用車よりも農作業用の車の方が目立ちトラクターなどの数の方が他を圧倒している光景。
レタスが地面を覆い尽くす光景はこれだけの量がやがて出荷されるのか…と大規模どころか「超規模」の様相。
空が曇が近くに感じ山と山の合間に広がる広大なレタス畑が延々と続き先人はよくこの様な場所に線路を引いて
列車を走らせる事を実現したなぁと何度目かの同じ感想が漏れるそうした高原地帯を走る。
列車は野辺山に到着。JRの駅の中で最も高い場所にある駅に到着。
JR東日本管内ではなく「JRグループの全ての旅客駅」の中で最も高い場所というある種の畏怖。
野辺山駅の改札にはSuicaの簡易改札機がお目見え。小海線の一部(本当に一部の区間)ではSuicaが使えます。
野辺山を出発。ここから清里駅までの間に「JR鉄道最高地点」が存在している。
やがて進行方向右手にその木製の標柱が見えあっと言う間に通りすぎた。
最高地点を過ぎれば後は基本的に下るだけ。とはいえまだまだ海抜の非常に高い所を走っている。
清里に到着。ペンションで有名な清里という事もあって駅周辺に立ち並ぶ店舗もやはりペンションを模した
屋根の形などが特徴的なそれが存在している。ただ若干昭和末期から平成初期に掛けての造りに見える。
野辺山は長野県の駅。途中で県境を越えてここから山梨県の駅になる。静態保存されている機関車「C56」の姿が。
清里を出発。この辺りからいよいよ「下っている(標高が下がっていく)」事を実感する様な斜面を走っている事が
実感出来る地点を走っていく。甲斐大泉、甲斐小泉と「甲斐」と頭につく駅名の連続で山梨県にいる事を実感。
甲斐小泉を出発し中央本線の線路が見えぐるりと曲がって中央本線の線路に合流するかの様に
その進路が変わるといよいよ終点の小淵沢駅が間近に来ている事を実感。
実感してまもなく列車は終点の小淵沢駅に到着。「報瀬さん報瀬さん」と言いたくなる様な名前の駅。
それは脳内に留めておくとして到着した小海線の列車から降りて階段を昇り降りして
駅の外に出たくなる思いはあるが次の電車までの乗り換え時間が短いのでそのまま階段を降りて
中央本線のホームに出る。中央本線のホームにある駅名標には駅ナンバリングが存在。
その存在の有無が小海線との違いを際立たせる。そして割と早くに中央本線の松本行きの電車が来た。
色こそ違うが両毛線と同じ形式の電車に乗車して出発。再度長野県内に入る。
信濃境、富士見、すずらんの里と停車。青柳の駅周辺で若干栄え始めている?様な風景を眺める。
やがて中央自動車道の高架と立体交差すると電車は茅野駅に到着。
列車は13分間停車します。
僕「ち、チノちゃん!茅野駅で13分間も停車しないで!」 チノ「うるさいですね……」
その駅名でごちうさコピペを思い出すのもどうかと思うが。
後からやってくる特急あずさの停車待ち。
普通松本行き(11:06着、11:19発)、特急あずさ9号松本行き(11:11着、11:12発)
その間にホームから階段を上がって橋上駅舎の有人改札で改札を抜けて2階の連絡通路で
茅野駅と直結している商業施設「ベルビア」に向かう。それにしても改札の向こう側にある券売機には
多くのお客様が並んで列を作っているなぁ…。
茅野駅は高原への玄関口となる駅で茅野駅から自動車を用いて夏は登山冬はスキーと
山を利用した観光が楽しめる。その場所へと向かえる玄関口なのでこの時期は利用客が多くなる。
利用客の増加に券売機の数が追いつかないので切符は先に買っておく事をお勧めする。
そうした行列を横目に見ながら連絡通路に向かう。連絡通路と直結している出入口から
駅ビルと言っても過言ではない「ベルビア」に入店して1階に降りてお土産物売り場に向かう。
13分間の停車時間だとお土産を買うぐらいしか出来ない訳で。
お土産物屋さんに入店。何を選んだらいいのかいい意味で迷う展開。
結局地域限定の「カントリーマアム 信州りんご味」を購入。他にもぶどう味があったが
この時点で荷物を増やすと後々になって大変という事でそちらは泣く泣く諦めた。
750円になります。お金を支払って購入完了。茅野駅へと引き返す。引き返す途中で
レストランを発見し食品サンプルの並んでいるケースを見て「これ絶対旨い奴〜」と思える
料理が並んでいるも13分の停車時間で注文して食事して料金を支払ってとやるのは無理なので断念。
連絡通路を通って有人改札から改札内に入ってあずさを見送った普通松本行きに再度乗車。
時間になったので出発進行。茅野駅を後にする。
茅野駅から先は単線なんだ。中央本線にも単線区間ってあるんですね。
電車の進行方向右手に見えるオギノの建物を凝視。
オギノと言えば山梨県の印象ではあるが長野県にも出店している。
電車は上諏訪駅に到着。この次が下諏訪駅なんだが上諏訪駅と下諏訪駅はどっちがどっちと混乱する。
上諏訪駅では7分間停車します。
普通松本行き(11:26着、11:33発)
「さっき茅野駅で13分間停車したばっかりじゃないですか」「特急に課金しない奴には人権がないと?」
みたいなダイヤになっているのはやはり単線区間がボトルネックになっているんだなという事を実感。
「まぁいいや」
上諏訪駅の名物として駅改札内に足湯が存在。ただし反対側のホームに面した場所。
階段を登って跨線橋を渡り階段を下って反対側のホームに出て足湯に漬かりたい所だが
足湯に漬かっている間に電車が出てしまうと次の電車はなんと特急あずさ13号の12時12分まで来ない。
普通電車だと12時17分まで来ない。およそ40分は足湯に漬かり続ける事になる。
土足厳禁なので脱いだ靴は手に持ったままもう片方の手を足湯に漬けてから拭いて
靴を持つ手を逆にしてから反対の手を足湯に漬けてから拭く。これじゃあ足湯じゃなくて手湯だよ。
発汗していた手にも優しいお湯でした。
引き返して普通松本行きに乗車。上諏訪駅の足湯を味わってから出発。次の停車駅は下諏訪です。
下諏訪に停車。進行方向左手の車窓から諏訪湖が見えるかなぁとか思ったがここまでは特に見えず。
そうかぁ残念だなぁと思いつつ出発。次は岡谷に停車します。
岡谷に向かう途中で若干高架の区間に入る。そこの区間で諏訪湖が見えた。
「海は広いな大きいな(海ではありません)」
港湾都市と見紛う様な広い湖に面した街並みが見える。もうすぐ岡谷駅という所で進行方向右手を眺める。
電車はようやく岡谷に到着。ここで普通松本行きとはお別れ。地下通路を通って駅舎のある側に出る。
駅舎のある側に面している飯田線のホームにはJR東海仕様の電車が待機している。
天竜峡?飯田?ホントに普段聞かない駅名を終点とする電車が時刻表に並んでいる。
耳馴染みがあるのは豊橋だけ。だけど岡谷から豊橋って一体何時間かかるんだ…?
西村京太郎サスペンス「愛と哀しみの飯田線」ごっこでもしない限り残念ながら飯田線に乗る機会はないかな。
有人改札で青春18きっぷを見せて改札を抜ける。とうとう岡谷駅に到着。
駅の近くには長野自動車道の「超」高架が街を貫く様にして存在している。その「超」高架に唖然とする。
駅舎を出て自動車道のある側とは反対の方に向かって歩き始める。目の前の商業施設「ララオカヤ」に到着。
「さーて中に入るかー」と思って押して中に入る形式のドアを押そうとするも動かない。店内は暗いまま。
まぁここまで茶番な訳ですが。
ララオカヤは残念ながら既に廃墟同然と言ってもいい。
入居している「ララ歯科医院」へは別の入口を案内する紙が貼られていた。
岡谷市はララオカヤを解体する方針を取っている。解体する前に一目見られてよかったわ。
入口(だったガラス扉の前)を後にする。童画館通りを歩いて「イルフプラザ」の建物に入る。
中にある食品売り場でコカコーラ(700ml)の価格を確認するも税込み138円と高すぎる。
龍ケ崎市のイトーヨーカドーと同じぐらいに高いじゃないですか。改めて群馬の物価の安さを実感する。
そのまま反対側の出入口から外に出る。郵便局の方に向かい「岡谷スカラ座」の案内看板を見て北上。
県道14号と繋がる丁字路を右に曲がってホテルオークニが面している道を歩いて岡谷市役所の近くに出る。
そしたらもう岡谷市役所の斜め向かい側ですね。
顔と身体を岡谷市役所から別の向きに向ける。「ここかぁ」。
横断歩道を緑の信号と共に渡ったその先に存在しているのがレイクウォーク岡谷。
ピロティ式の駐車場に面した出入口から店内に入る。
けやきウォーク前橋、リバーサイド千秋、ラザウォーク甲斐双葉、
ピオニウォーク東松山、ベニバナウォーク桶川、レイクウォーク岡谷の以上6ヶ所。
これで東日本にある「ウォーク」系のモールには全て足を運んだ事になった。
「おめでとうございました」「ありがとうございます」。
早速店内を散策する。群馬にもあるお店に態々足を運ぼうとは思えないので入居しているテナントの中まで
ずいずいと進出する事は特にせず横目でチラリと見る程度でモール内を散策する。
長方形というよりも正方形に近いモール。売り場面積を確保する為に3階まで売り場を作っている。
その事が特徴的。けやきウォーク前橋の場合長方形で吹き抜けの通路が存在していて店舗は2階まで。
それと比べると同じ「ウォーク」を冠したモールではあるけれども造りとしてはかなり異なるね。
正直「異質(なモール)」という感覚を受けている。
3階から2階、2階から1階と一通り見て回ってからレイクウォーク岡谷を後にする。
いや、岡谷駅周辺には1時間ちょっとしか滞在できないんで。この後の予定も詰め詰めにしているんで。
なので泣く泣く後にすると書いた方がしっくりくる。そう言った感覚でレイクウォーク岡谷を後にする。
後にしたら岡谷駅の方向へと向かっていく。ただしまだ電車には乗らない。
駐車場に面した通りから笠原書店を横目に八十二銀行の前を通って細い道を歩き岡谷スカラ座の近くまで。
「レイクウォーク岡谷にシネコンを作ったらそりゃ岡谷スカラ座と衝突するわな」
レイクウォーク岡谷には映画館がない事を思い出しながら歩いて岡谷市営の立体駐車場に到着。
車を停めている訳でもないのにどうして駐車場なんですか?と。
立体駐車場の屋上にはボウリングのピンが存在。イルフプラザとは外階段で接しているこの立体駐車場には
1階と2階にテナントが入居しており2階に入居しているのがボウリング王国スポルト岡谷。
背中のリュックサックの中にはマイシューズを忍ばせている。
そういう訳で2階に向かう。
出入口からはボールバッグをベンチの脇に置いたマイボウラーさんたちが甲高い音を立てている光景が見える。
受付で申し込みを済ませて割り当てられた24番レーンに向かう。
ハウスボール+マイシューズとかいう滑稽な組み合わせではあるが投球開始。
やはり「ボールが想定していたよりも左に抜ける悪癖」が止まらない。
それでもなんとか100点よりは上の点数を記録する事が出来た。コントロールの向上が課題。
ゲーム終了後はハウスボールを元の位置に戻して荷物をまとめて背負って会計を済ませて外に出る。
イルフプラザの中のトイレで手を洗い、買ってあったポテトチップス(コンソメパンチ)の封を開けて
ポテチをむしゃむしゃと食べながら歩いて岡谷駅まで向かう。
もうすぐ岡谷駅という所で甘いものが飲みたくなってきた…という事で駅舎の反対側に見えた西友へ。
駅舎の近くにある自由通路で線路を渡って駅舎の反対側に出る。エレベーターを漬かって1階に降りる。
西友まで結構遠いなぁと思いながらも到着。入店して冷蔵ケースの中にあるコカコーラの値段を見る。
「イルフプラザよりは安い!」「秀樹感激!」
感激して早速商品を手に取って会計を済ませて外に出る。
やはり岡谷市まで運ぶとなると運送費用がネックになって商品価格に乗っかるのかな。
そういう物価を見た。
ちなみに秀樹感激は西友のテレビコマーシャルではなくハウスバーモントカレーのテレビコマーシャルです。
「くらべれば西友」
ここでは西城(秀樹)店長の言う通りでした。
「♪刻が未来に進むと 誰が決めたんだ」
冷えたコーラをマイク代わりに音程の外れた「ターンAターン」を歌いながら
次に乗る予定の普通松本行きまであんまり時間がないので若干の急ぎ足で岡谷駅まで戻る。
自由通路で線路の上を渡り、片側にしかない駅舎に向かって改札を通って改札内へ。
改札内では飯田線の線路を横目に地下通路を通って中央本線のホームに出る。
これ、自由通路に改札があったら直接中央本線のホームに降りられて便利なのになぁ。
そういう構造をしていた。
中央本線のホームに降りて数分後に電車が到着。普通電車の松本行き。
岡谷(13:24)−平田(13:44)
これで平田に向かう。岡谷から先は複線になっていた。
岡谷を出て長い長い長いトンネルに入る。トンネルをようやく抜け出したらすぐにみどり湖駅に到着。
その後塩尻、広丘、村井と停車。村井からは松本市内に入る。次の停車駅は平田です。
平田の駅前に差しかかる。本当に駅前にツルヤがあるんだな。これは便利。
ここで降りてツルヤで食品を買って飲み食いしてから再度松本駅に向かう事も考えたが
いや降りてもしょうがなくね?ツルヤなら遂に群馬にも出店してきたぞ?
そういう風に考えたので終点の松本まで乗る事にする。ここでこの後の予定が大幅に書き換わった。
岡谷(13:24)−平田(13:44)−松本(13:51)
終点の松本に到着。「まつもとー」という声を聞いて松本駅に来た事を実感。
「まつもとー、まつもとー、まつもとー 終着、松本です」
ホームから階段を登って橋上駅舎に出る。上高地線は7番線を間借りしているのか。
上高地線だけ時刻表示が明らかに異なる造りになっている事を確認しながら改札から外に出る。
駅ビルの「MIDORI 松本」の出入口を横目に見ながら階段を降りて松本駅のお城口に出る。
山に囲まれた都市。それが松本駅に初めて降り立っての印象。
しかし本来の予定では松本はスルーするつもりだった。なのでどこへ行って何をしようか?は今から考える。
3秒程度考えてベタな内容で巡っていく事に決めた。横断歩道近くに立っている道案内を撮影して
迷子にならない様にしてからその横断歩道を緑の信号で渡って目的地に向かう。
公園通りを歩いて松本パルコに到着。早速中に入る。百貨店らしいテナントもあるにはあるけど
別にこのテナントだったら百貨店に入れなくてもよくね?的な印象が強い。まぁ当然なんですが。
先頃パルコから正式に「(松本パルコは)2025年2月末をもって営業終了」とのお知らせが出ている。
恐らくは近隣のイオンモール松本に負けたか。
閉店する前に一度来訪できてよかったわ。4℃(ヨンドシー)のお店とか見てブルって震えたのもいい思い出。
「い、いったいおいくら万円するんですか(震え声)」
松本パルコを後にして善光寺街道を北上する。松本丸の内ホテルの前を通って交差点に出ると目の前。
近隣では道路の拡張工事が盛んに行われていた。インバウンド(外国人旅行者)の姿もチラホラと存在。
国宝の松本城に到着。
お城の名前は風雲たけし城ぐらいしか知らない自分でも知ってる数少ない名城のひとつ。
風雲たけし城はテレビ番組の名前です。
松本城は松本駅よりも北松本駅の方が近いのは知っているが本数が少ないので大糸線利用は断念。
やはり多くの人で賑わっている。出入口には地元のガイドさんが何人か待機しており
特に外国人旅行者に対して案内を買って出る光景がちらほらと。
早速公園内に入る。天守に入るのは有料。ただ入っている時間はないので今回は外側からだけにする。
多くの人が列をなして天守に入ろうとしている。自分は国宝に指定されているお城を外から眺める。
お殿様になるつもりはないがもしもお殿様だったらそこからどんな光景が見えるんだろうね。
そんな事を思いながら松本城を後にする。そこからとにかく歩きとダッシュを繰り返しながら一気に移動。
汗だくになりながら到着したのはイオンモール松本。存在していたジャスコ時代からの建物を取り壊して
近年新しく建て替えられたという事もあってか中身がまだまだ新しい。
濃い灰色と薄い灰色の2色の灰色を織りまぜた壁面は近年のイオンモールの共通的な特徴。
中に入って散策。まぁ買い物をしっかりとする時間はないです。
群馬にもあるテナントを眺めながらあるいはイオンスタイルの売り場を見て回りながら。
イオンシネマは別棟にあってそこまで延々と向かう形になっているのかぁ〜と言った構成を把握。
食品売り場で割引されていたりんごの入ったパンとアクエリアスを買う。
お店の外に出て早速飲食。パンを包んでいた紙を再度モール内に入って中のごみ箱に捨てる。
それから外に出てバス停へ。ここまでダッシュでやってきた時にバス停の位置を確認してから入った。
アクエリアスを片手にグビグビと飲んで半分程度残した状態にしてバス停のベンチのそばに立つ。
イオンモール松本は当日2000円以上の買い物をしたお客様にお帰りの分と次回の来訪分で
2回使えるQRコードによるバスの無料乗車券を進呈しているらしい。それを手に持ったお客様の姿が目立つ。
しばらく待機。そして時間通りにバスがやってきた。
やってきたバスはタウンスニーカー(東コース)。
松本市の中心部を巡回するバスには「タウンスニーカー」という愛称のついたバスがコースごとに走っている。
松本市は令和5年4月にバス路線を再編。松本市が運行主体の公設民営「ぐるっとまつもとバス」に再編。
松本市が路線全体を再編して運賃や運行本数を決定。委託を受けたバス会社がバスを運行。
松本市がバス会社に負担金を支払い、運行実績による損益を双方で分け合う形式に変更したそうで。
しかしこうやって実際に乗車するまでそんな事になっていたとは露知らず。
携帯で調べてみたらそういう事になっていた。
日ノ出町(イオンモール)(15:08)−松本駅お城口(15:23)
循環バスなので蚕糸公園バス停までは松本駅から遠ざかるがそこで方向を変えて県ヶ丘高校へ。
あがたの森公園で再度方向を変えて松本駅の方向へと向かっていく。
途中「旧松本高校」「松本市美術館」などのバス停を通って松本駅(お城口)への向かっていく。
松本市美術館はやたらと水玉模様の目立つ外観。
集合体恐怖症の人には見せられない作品が美術館の外にも踊る。
芸術家の草間彌生(くさまやよい)さんが松本市の出身。芸術ってなんだろうね。
駅までまっすぐ伸びている道を走って終点の松本駅(お城口)に到着。時刻は15時26分。
整理券と200円を支払ってバスを降りる。階段を上がって松本駅の改札内に入ってホームへ。
待機していた松本始発の長野行きの普通電車に乗車。なんとまさかの2両編成。
これ大糸線に使われている奴?と思う様な短い編成の電車に乗車。15時30分に定刻通り出発。
終点の長野駅まではここから1時間以上かかるとかいう割とロングランな電車。
帰りの学生さんの姿が目立つ。電車は冠着で3分停車。難読駅名の「かむりき」駅。
冠着を出発。次は姨捨に停車。その姨捨に到着する直前辺りで辺りが一気に暗くなる。
晴れていれば千曲市の光景を見下ろす様な形で一望できたが少しの時間帯のみそれが出来た後は
一気に暗くなった光景の中を進む羽目になった。雨も降りだしそうな曇天の中を走って姨捨に到着。
姨捨駅で待機している間にとうとう雨が降りだした。
勢いを増した雨粒が容赦なく車体を叩きつける中を電車はスイッチバックを行う。
スイッチバックと言うと運転手が反対側の運転席に向かう印象があるが
ここでは運転台を移動する事なく運転手が後ろを向いてのスイッチバックを行った。
冠着→姨捨→スイッチバック→稲荷山
電車は結構長めの距離をスイッチバックしてから稲荷山方面へ向かって走り出した。
と思ったらその途中でもスイッチバックをする箇所が存在。再度のスイッチバックを行ってから
今度こそ稲荷山方面へ。2度のスイッチバックを経てようやくお隣の稲荷山駅に停車。
そうこうしている内にも雨が激しく叩きつける。使い古された表現だがシャワーの中を走っている様。
稲荷山を出発。次の停車駅の篠ノ井に向けて走り出す。篠ノ井はしなの鉄道との分岐駅。
JR篠ノ井線は長野まで向かい、しなの鉄道線は主に屋代、戸倉、上田、小諸、軽井沢方面へと向かう。
もはや豪雨と言ってもいい暗闇の中を走って篠ノ井に到着。ここで下車する。
電車からホームに降りる瞬間で早くも雨に濡れる程の豪雨の中の到着。
階段を上がって橋上駅舎に向かい有人改札で改札を抜けるとその先にある自由通路の屋根の下では
制服姿の多くの高校生が雨宿り状態と相成っていた。
外をチラリと見やる。「こりゃ無理だ」。もはやシャワーと形容するしかない大雨が降り続いている。
ネットで雨雲レーダーを検索。どうやらこの雨は1時間もすれば降り止むらしい。
東口から出ようとしていたので出る事のない西口の方も見て行く。近くには31アイスクリームがあるのか。
東口の方の屋根の下でしばらく待機。雨が小振りになったら外に出る事にする。
やがて16時55分頃に雨が小振りになったので屋根の下から飛び出して外に出る。
篠ノ井駅の東口を出発。雨はかなり小振りになってきた。傘を差した状態で西友に到着。
ここでポカリスエットを買っておく。外に出た頃には傘いらずの小振りになっていた。これは助かった。
そう思って折り畳み傘を閉じて出発。西友から歩いて近くにある十字路で比較的長い信号待ちを行う。
ようやく横断歩道の信号が緑に変わったので歩きだす。
狭い歩道を通って到着したのはアピナボウル長野篠ノ井店。
「千曲市からボウリング場に行くとしたら現実的にはここ(アピナボウル長野篠ノ井店)しかないよな」
そうしたボウリング場。
千曲市の街起こしが主でボウリングに関係したストーリーは二の次感がある、
いつ放送されるかどの媒体で放送されるかもさっぱり分からない「Turkey!」が
お蔵入りする事なく無事世の中に公開されるとしたらここが聖地のひとつになると想定している。
出入口から階段を上がって2階に位置する受付で申し込み用紙に必要事項を記入して提出。
割り当てられたレーンに向かう。
ピンセッター、あるいはボールリターン。レーン数(32レーン)からベンチにあるスコア修正用の機械に至るまで
ブランズウィックと(英語で)書いてある事も含めて雰囲気が今はなきボウルジャンボ前橋とよく似ている。
時間を越えて来たかの様な感覚。
そんなちょっと不思議な感覚に陥った状態で1ゲーム。なんとかフォームは形になったがそれでも低空飛行。
しかし本当によく似ているなぁという不思議な感覚のままで荷物をまとめて背負って会計を済ませて外に出る。
次の上田方面の電車に間に合う為にちょっと小走りを繰り返しながら一気に篠ノ井駅まで戻る。
駅舎の外にある階段をドカドカと上がって切符を買って自動改札機に通して改札内に入る。
モバイルSuicaとか使えたらなぁと思う事はあるがしなの鉄道ではSuicaは使えません。
篠ノ井駅の駅構内にもその旨が大きく掲示されていた。
上田方面のホームに降り立つ。ここではJR線の電車も発着しており方面が比較的バラバラ。
自分の乗りたい電車がどのホームから出るのかをしっかりと確認しておかないと大変な事になる。
帰りの学生さんの姿が目立つ。制服姿ではなく学校名の入った部活のユニフォーム姿。
サッカーが比較的盛んな地域なのか女子も含めてサッカーのユニフォーム姿が目立っている。
やがて乗りたい電車がやってきた。しなの鉄道のSR1系。目的の電車にはなんとか間に合った。
乗ったがしばらく待たれされる。篠ノ井駅を3分遅れで発車。そして速度が上がって来ない。
やがて車内放送が入る。屋代の雨量計が基準値を突破したので屋代まで低速運転を行うとの事。
このため屋代へは本来の時刻よりも8分程度遅れて到着するとの事。屋代から先は通常速度で運転との事。
低速運転という珍しい状況で千曲川を渡る。
電車は屋代高校前に到着。駅名が示す通り多くの高校生が乗ってきた。
電車は屋代に到着。ここから速度が上がって千曲に到着。電車は戸倉に到着。
これでしなの鉄道のしなの鉄道線(北しなの線ではない方)は全線完乗と相成った。
戸倉で下車。改札で駅員さんが持っている木のトレイに切符を置いて改札を出る。
改札を出たら次の乗車の為の切符を予め買ってから戸倉駅の外に出る。
太陽の出てる時間帯に訪問した事はあるが太陽が落ちてからの時間帯に来たのは生まれて初めて。
割と急ぎ足で戸倉国民温泉に向かう。15分ほどして到着…と思いきやなんと本日休業日!
「あんですとー!?」
まぁいいか。
これ他に日帰り温泉の施設がなかったら汗くさい状態のまま泣く泣く引き返さざるを得ない所だった訳だが
斜め向かい側には「湯のさと ちくま 白鳥園(はくちょうえん)」という日帰り温泉の施設が存在。
そちらに向かう事にする。程なくして到着。大人600円の料金を支払って入場する。
靴箱に靴をしまって100円を投入して鍵を引き抜く。100円は後で返されるそうです。
2階に上がって男湯の方に向かい大型のロッカーを開けて荷物をドカドカと入れて服を脱ぐ。
「ぐえぇ(脱いだ服の汗くささに悶絶する声)」
用意していたタオルを袋から出す。脱いだ服は袋の中に仕舞う。靴箱の鍵はロッカーの中に入れる。
そうやって準備をしてから100円玉を小銭入れから取り出して手に持ってロッカーの戸を閉める。
100円玉を投入して鍵を引き抜く。100円は後で返されるそうです。
タオルを片手に浴室へ。まずはかけ湯で汗を落とす。それから露天風呂の方に向かう。
露天風呂の隣にある寝湯の中に入って仰向けになる。比較的ぬるめのお湯で長時間漬かっても
のぼせる事のない滑らかなお湯が張られている。湯の出る部分は熱くなっているが触れない程ではない。
「夜景を見ながら露天風呂に入るとは思わなかったなぁ」。
本来は日没前に戸倉に立ち寄る計画だったが松本市内で予定外の散策があったのでこの時間帯と相成った。
雲混じりの夜空を眺めながら、あるいは千曲川の対岸沿いに立ち並ぶ温泉旅館やホテルの明かりを
眺めながら、旅館の名前を照らす明かりや赤いネオンの様な看板、遠くに見える山の中腹に存在している
戸倉上山田温泉(温泉は漢字表記ではなく温泉記号)の、
右から左に書かれている昔の並び順で並んで照らされている赤い文字を見ながら
寝湯に漬かってから露天風呂に移動する。既に先客が何人も談笑している中でお湯に漬かる。
こちらも比較的ぬるめの湯加減で長時間漬かってものぼせないのは割と自分好みのお湯。
露天風呂を終えてからカランに向かって頭と身体を熊野油脂のシャンプーとボディーソープで洗う。
一通りしっかりと洗い終わってからお湯で流して内湯に入る。他に誰も入っていない珍しい状態。
ちょっと泳ぐ。足を伸ばせるだけではなく泳げるだけの広さもあるのは家のお風呂とは異なる事を実感。
お風呂場の中にも時計があるのは超絶便利。
その時計を見るとそろそろ出ないと円滑な乗り継ぎが出来ない時間帯に至るそうで。
あとちょっとだけ入る〜とゆっくり漬かってから浴室の中で身体を拭いてから脱衣場に出る。
脱衣場で大型のロッカーを開けて返却された100円玉を小銭入れにしまい
服に着替え濡れたバスタオルを仕舞い荷物をリュックとトートバッグの中へとまとめて脱衣場を後にする。
男湯への入口の近くの待合場所ではNBS長野放送の番組が流れているのを見て長野県に来た事を実感。
上田西の横山選手がプロ志望届を提出したというローカルニュースを見る。指名されるといいね。
2階から1階に降りて靴箱に向かう。靴箱の鍵を開けて返却された100円玉を小銭入れにしまい
自分の靴を手に取って玄関先で靴を履いてから礼を言って外に出る。
外に出てからは割と時間ないぞという事で早歩きとダッシュを繰り返しながら夜の戸倉をひた走る。
それでもなんとか電車の発車前に戸倉駅に到着できたので駅近くの自動販売機で水を買って飲む。
戸倉駅でトイレを済ませてから駅舎に入る。窓口業務は終了しているので無人の出入口から改札内に入る。
長野駅方面は改札内に入ってすぐだが上田駅方面は跨線橋を渡った向こう側。跨線橋を渡ってホームを移動する。
発車の数分前にホームに到着。リュックとトートバッグの封を開けて中身を整理整頓。
整理整頓が終わった頃にちょうど電車がやってきた。上田行きの115系に乗って出発。
戸倉(19:27)−上田(19:44)
定刻通り、もしくは1分遅れくらいの時間で終点の上田に到着。ホームに降りて階段を上がり改札へ向かう。
改札で木のトレイに切符を置いてしなの鉄道の上田駅からJR東日本の上田駅に階段を降りて向かう。
長い通路を歩いて改札の手前右側にある指定席券売機で高崎までの新幹線切符を購入。
上田(19:53)−高崎(20:27) ※はくたか574号
これでちょうどよい乗り換えになる。いやぁ色々あったけどようやく高崎かぁ…。
そう思って新幹線の自動改札機に購入したばかりの切符を通した後で
天井からぶら下がっている新幹線の出発案内に視線を移す。
なぜか19:53発のはくたか574号の1段上に18:37発のはくたか572号の表示がされている。
「いやもう出発した後じゃないの?」
不思議に思いながらも上田駅の新幹線ホームの1番のりばにエスカレーターで登って向かう。
1番のりばに到着。乗客が殆どいない。
そこに「1時間20分遅れ」との機械音声による案内が入る。それから駅員による放送が入る。
糸魚川〜黒部宇奈月温泉の間の大雨で富山〜長野で運転を見合わせた事による大幅な遅れが発生との事。
「マジですか」
姨捨で味わった大雨と同時間帯に別の場所でも大雨が降った地域があったそうで。
[ 北陸新幹線 富山〜長野間 大雨の影響で上下線で運転見合わせ ] JRは5日午後、大雨のため、
北陸新幹線の富山駅〜長野駅間の運転を見合わせていると発表しました。JRによりますと、
5日午後4時22分ごろ、糸魚川駅〜黒部宇奈月温泉駅間に設置されている雨量計が規制値に達したと
いうことです。糸魚川市では午後4時すぎに、1時間に120ミリの猛烈な雨が観測され、記録的短時間
大雨情報が出されていました。JRは午後6時半ごろに運転を再開する予定です。(新潟総合テレビ 9/5 16:59)
[ 長野−富山間で運転再開 ] 北陸新幹線は大雨の影響で、5日午後4時22分頃から長野−富山駅間の
上下線で運転を見合わせていたが、午後6時頃に運転を再開した。(読売新聞 2023/09/05 18:11)
そうなると遅れに遅れたはくたか572号に乗って帰る事になる訳か。
次の新幹線が来るまで2号車と3号車付近の扉の前で待機。20時9分頃にはくたか572号が到着。
2号車の扉から乗車するも2号車が混雑しているのを見て即3号車に移動。3号車もいっぱいだったので
4号車に移動。4号車の3人がけの席で窓側が空いていたのでそこを確保して人権を確保。
佐久平に到着する前に流れた車内チャイムがJR西日本の「北陸ロマン」。
あぁ、これJR西日本所属のW7系だったのか。
新幹線は佐久平に到着。十数時間ぶりの佐久平。出発して軽井沢に停車。軽井沢を出発して高崎に停車。
高崎で新幹線を降りて在来線に移動。在来線を使って帰宅。