2023年08月27日(日)千葉茨城栃木行脚

今日が2023年夏の「ときわ路パス」の発売日と利用日の最終日。「なら買って使うしかないよな」。

そういう感覚を抱いて出発。始発に近い時間帯の電車に乗れる様に早朝というよりも深夜から行動開始。
そのおかげで始発に近い時間帯の電車に乗る事に成功。これから陽が昇っていく頃合いを車窓から眺める。

やがて太陽が顔を出した頃になると眩しすぎるぐらいの光が降り注いだ。

何回かの乗り換えを経て柏に到着。東武の柏駅を株主優待乗車券で出場してモバイルSuicaでJRの柏駅へ。

ここで18きっぷを適用してもよかったが乗り換え時間が数分しかなく有人改札で18きっぷに
日付印を押してもらってから入場すると乗り換えに間に合わなくなる可能性が出てきてしまう。

なのでこの区間ではモバイルSuicaで。

JR常磐線で取手へと向かう。

その前に手前の我孫子駅で下車。降りたホームを柏寄りに歩いて入店したのは立ち食いそばの弥生軒。

朝7時から営業している店舗なので既に商売繁盛といった様相で多くのお客様が食を堪能している。

自分もその輪に入るかの様に入店して1つの大きなから揚げが乗ったから揚げそばを食券で注文する。

「うどんですか、そばですか?」『そばで』。

1分以下で出てきたそれは子供の握り拳ぐらいの大きさのから揚げが乗った温かいおそば。

衣はもっちりとした食感で茶色く、中身はプルプルとした鶏肉が肉汁をしたたせながら汁(つゆ)に垂れる。

これは食べ応えのあるから揚げだわ。そう思うと割箸を動かす手の能動的な行動が止まらない。

そばの麺そのものは茹で方が足りないのか少し固め。味もそこまで好みの方向性ではなかった。

ただ不味いというのではなく「重箱の隅を突つくなら」といった程度の事。全体的には大満足の一品だった。

次の取手行きの快速がやってきたので汁や衣の一部などは僅かに残してしまったが
全体の96%程度は食した状態でお店を出て緑色の帯が入った快速の取手行きに乗車。

「もごもご(ごちそうさまでした)」

大きすぎるから揚げに侵略されてる事請け合いの状態が乗り込んで出発。

天王台に停車して次は終点の取手。

東京の電車特定区間(E電)の範囲で唯一茨城県に存在している取手駅はやはり特別な存在という印象。

その範囲にある駅の場合青春18きっぷの有効期間は「0時を過ぎて最初の駅まで」ではなく「終電まで」。

なので取手に0時39分の予定で到着する快速の取手行きも新たな印(いん)を押す事なく乗れる。

「坂の多い街取手」
「キリンビールの工場の辺りから街中の雰囲気が変わる取手」
「取手競輪場のある街取手」
「坂の多い街取手(2回目)」

そうした形で色々な事柄が右から左からやってくる様な思考が入り込んで来る取手で下車して階段へ。
ホーム上の階段を登ってモバイルSuicaで改札を抜けて1台しかない指定席券売機へ。

先客の操作終了をソーシャルなんとかな距離を取って見守りながら自分の番が来たらピッピッピッと進めていく。

無事に「ときわ路パス」の購入が完了。土休日、しかも発売期間限定とかいう意外とありつけない切符。
西暦2023年の発売期間は今日8月27日の日曜日が最後で最終日。

つくばエクスプレスを除く茨城県内の鉄道網が当日乗り放題で大人2180円とかいう神切符。
真岡鉄道の範囲内であれば栃木県内の鉄道網も当日乗り放題。

ただし支社の境界の関係で水戸線は小田林まで。小山まで乗れる、小山から買える方が便利。
今回の行程を組んだ際に下館からの購入も考えたが早朝から動いて取手での購入による行動の方が
円滑に移動する事が可能な事が判明した。なので深夜からの移動で取手へと早めの移動を掛けた。

取手駅の有人改札できっぷの芯が配布されている事を知りひとつ頂戴する。
取手駅でときわ路パスを購入した場合先着で迷路カード「MEICA」を1枚進呈との事でそれも頂戴する。
取手市の市域の形が迷路になっている内容が描かれたもの。頂戴してから自動改札で改札内へ。

しばらく待機。やってきた8時6分発の土浦行きに乗車。8時13分。程なくして目的地に到着。そこで下車。

下車したのは龍ケ崎市駅。先般「佐貫駅」より改名した。

長い編成の電車も停まれる長さのホームを有しており階段もしくはエスカレーターまで行くのに一苦労。
ちょっとこれは走らないと間に合わないなという事で小走りでホームを駆け抜け改札階まで上がる。
自動改札を抜けて東口に向かう。降りる階段にはコロッケの絵が貼られている遊び心。
龍ケ崎市と言えばコロッケなので面白いね。階段を降りてJRに隣接している関東鉄道の佐貫駅へ。

入口どこ?って感じで一瞬迷うが出入口の「口」が階段と対峙している訳ではなく
階段を降りた先の通路を左に曲がると出入口が現れる構図になっている。
これは初見にはちょっと分かりづらいな。事前に調べておけばなんの問題もない訳ですが。

関東鉄道の佐貫駅は先頃無人化された。なのでこのまま通ってホームへ向かって列車内に乗り込むしかない。

以前はどちらも佐貫駅だったがJR東日本が龍ケ崎市駅に改名。関東鉄道は改名せず。
なのでこれだけ至近距離にある駅にも係わらず駅名が異なるという事態が発生した。

1両編成の列車にときわ路パスで乗り込んでほどなくしてドアが閉まって発車。8時17分に佐貫駅を出発。

車内では床面からディーゼルの轟音が唸りを上げ扇風機が回り扇風機にはJNRの刻印が踊り
ロングシートの座席の上に冷房機器が冷たい風を吹かせた代償に水滴を張りつかせている。
水滴に関する注意が窓に貼り付けられていたりと注意喚起が行われていたりする車内の光景。

運転席の手前。料金を収集するであろう箇所の上部には矢印で今どの区間を走っているのかの表示がある。
走っている区間に該当する部分の矢印を赤く表示する事で現在地が分かるという仕組み。

佐貫 入地 竜ヶ崎

駅名はこの3つしかない。佐貫駅が龍ケ崎市駅の西外れの方に実は存在しており
龍ケ崎市役所などが置かれている地域への最寄り駅は実は関東鉄道の竜ヶ崎駅。

なので関東鉄道竜ヶ崎線は西外れの方と中心部とを結ぶ重要な路線。

入地(いれじ)駅に到着。受験生の縁起を担ぐ為の掲示板がホームに立っており
白いチョークで「5」を書く事で合格を祈願する。要するに「5を書く(合格)」という言葉遊び。

駅名に「入学(入社)の入」と「地力の地」が使われている事からこの様な物が出来たと聞いている。

そうした盛り上げの様相が存在している関東鉄道竜ヶ崎線の唯一の途中駅を出発。

次は終点の竜ヶ崎市です。

関東鉄道が佐貫駅を改名しなかったのはもしもJR東日本に合わせて改名した場合
車内表示や案内板に「龍ケ崎市」と「竜ヶ崎」という非常によく似た駅名が並んでしまう事になる。

どっちがどっち?っていう感じだよな。鉄道オタクとか地理オタクだったら問題ないかもしれないが
世の中そうした人達ばかりではないので。なので関東鉄道が改名しなかった事は正解。

やがて進行方向右手に古びたガイアが存在感を示し始める。相当前から立地しているんだなこのパチ屋。
群馬でガイアだと居抜きで出店した伊勢崎オート近くのメガガイアとか思い出しますが。

そのガイアを通りすぎると右手には廃墟の建物。出入口だったであろう箇所には「新鮮市場」の文字が。

かつてここはショッピングセンター「リブラ」だった。2020年1月に閉店。
閉店後もここまで取り壊される事なく残されている。跡地利用は一体どうなるんだろうな。
少なくとも現時点では「廃墟」。廃墟が線路の横でいわば眠っている状態。

鉄路による商業施設への移動よりも自家用車による商業施設への移動の方が現代では盛んな状況。
商業施設は運営会社や運営者の手腕が問われる。大型の商業施設であれば尚更。
施設内にどの様なテナントを誘致するのか、商品価格を安値で販売する為の仕入れをどう確立するのか。

こうした廃墟が存在していると「龍ケ崎市終わってんな」みたいな話になるが街が終わっているのではなく
手腕と立地条件と世の中の隆盛が終わりを決める。龍ケ崎市は惜しい街づくりをしてはいるが
ポテンシャルその物は相当あると思っている。ただその惜しさを解消するには相当な努力が必要になる訳で。

そうした廃墟を過ぎると8時24分に終点の竜ヶ崎駅に到着。

関東鉄道の巣という印象の駅前。バスの営業所が存在しており何台ものバスが駐車されている。

駅周辺には住宅や商店が密集するかの様に存在している。龍ケ崎市役所までは歩いて10分程度。

あり得ない話だけどこの先(稲敷郡)河内町の役場付近を通って成田空港駅に接続したら面白いだろうね。

京成とJRの成田空港線(空港支線)の複線化の方が先でしょうな。

地図で見るとそんな位置にある竜ヶ崎駅に到着。この後すぐに折り返して佐貫駅まで向かう。
自分は引き続き乗車。申し訳ないけどこの後の予定を詰め詰めにしているので折り返さないといけない。

折り返し8時26分に竜ヶ崎駅を出発。8時33分に佐貫駅に到着。

佐貫駅を出て東口の駅出入口にあるファミリーマートやマクドナルドといった商業施設を横目に見ながら
エスカレーターを上がってJRの橋上駅舎を通って橋上通路を歩いて西口の方に出ようとする。

西口に出ようとしたらある程度距離のある橋上通路を通って降りていかないといけないこの構造は
どことなく幸手駅に似ているなぁと感じながら階段を降りて今度は西口の方に出る。

西口に降りて目の前にあるロータリーをぐるんと半周程度して伸びている道の歩道を歩いていく。
進行方向左手にヤオコーの入ったビバホームを見ながら、あるいはその向こうにあるドンキホーテの建物を
眺めながら北の方へ進路を変えて谷田川を左手に見る。進行方向右手にあるドコモショップの横を通過。

一体どれぐらい歩く必要があるんだろうなぁ〜と思いながら途中降り始めたにわか雨に折り畳み傘で応戦。
左手側に牛久沼が見えるとまるで海の様な大きさだなぁとその沼の大きさ広さに驚かされる。

国道6号沿いを進んで進んで「まだかなぁ」と思いながらも更に進んでいくとようやくボウリングのピンが見えた。

茨城いすゞ自動車の建物が見えるとその奥にあったのがサウンドボウル牛久店。

牛久とか言ってますけど牛久市ではなく龍ケ崎市ですよねここ。

この辺りでは割とよくあるお話。それだけ牛久という地名のネームバリューがすごいという事か。

昭和の時代に建てられた感じの外観を見ながら午前9時前に到着。階段を上がって右に曲がった先に入口。
自動ドアが開いて中に入るとボウリング場特有の「空調が絡んだ臭い」がお出迎え。
昔ながらのボウリング場ってどうしてこうこの手の臭いがするんでしょうね。割と不思議に思う感じなんですが。

サウンドボウル牛久店は土休日の開店時間を朝8時からとしている。朝9時59分までの受付で
早朝ボウリングとして大人一般1ゲーム400円、会員はなんと1ゲーム250円という割引料金で投げさせてくれる。

※貸靴は別途350円。午前10時以降に追加されたゲームには早朝料金は適用されません。

おそらくは近隣にあるスターライクボウルへの対抗策か。

入店してピンク色をしたボウリングの受付用紙を1枚手に取って情報を書き書きして受付に提出。

大会使用レーンとご予約レーン以外のレーンで空いているレーンの中から3番レーンが割り当てられる。
隣接しているレーンでは既に投げているお客様の姿もチラホラ。マイボールを手に投げ込んでいくお姿が。

自分はハウスボールで投げるしかないんですけどね。この後も色々な場所に出向くのに
マイボールを持って行ったら途中でその重量が嫌になるわ。

早速マイシューズに履き替える。早朝から動いてきた理由のひとつはこれ。
ボウリングしなければもう1時間ぐらい遅い出発でもよかった訳だが龍ケ崎駅との往復時間と
ボウリングのゲーム時間を考えた場合早朝から動いておかないとこの後の予定が崩壊する。

スコアラーはオリベッティのそれ。かつて存在していた小山アメリカンビレッジを思い出す。
現在も営業しているセンターであれば寒川セントラルボウルと同じスコア表示。

そうしたスコアラーに見守られながら割と急ぎ目にプレー。それでも投球が雑にならない様に集中して投げる。
集中して投げてはいるものの指穴の合っていないハウスボールでは投球フォームが割と乱れる。
だけど乱れたおかげで逆に「今の投球フォームはここがこうで合ってなかったからダメだった」とした収穫が。
まさに収穫祭状態。隣で投げているであろうおじさんボウラーたちは「なんだアイツ」ぐらいの勢いで
こっちを見ているかもしれないがそんな事を気にかけていたらこの後の予定が崩壊する。

この手の早朝ボウリングに勤しむ人は大体「いつメン」が多く、投げている内に顔見知りになったりする。
そうした空気感の中で知らない顔をした人が緑色のハウスボールに苦戦しながらおりゃーと投げては
コントロールミスでたまにガーターとかやっていたら「?」「誰や?」になるのも当然だわな。

そんな感じで割と急ぎ目に1ゲーム。でも投げられた事はよかったわ。自分の投球フォームの失敗例。
具体的に書くと「身体の近くでボールを構えすぎるとリリースポイントが外すぎの位置になってガーター」など
アプローチに立つとついつい忘れてしまう注意事項を思い出させてくれるのはやっぱり収穫の一言になる。

無料の布おしぼりで顔を拭いて(おじさんか!)汗だくだったお顔の崩壊をなんとか食い止める。

そうした感じで1ゲームだけプレーして400円。安かったね。マイシューズは持っているのでゲーム代だけです。

ヘタすぎるゲームの記録がなされた用紙を受け取ってサウンドボウル牛久店を後にする。

投球を終了して後にしたのが午前9時15分頃。龍ケ崎駅まで戻り東口にあるバス乗り場まで向かう。

相変わらず長い道のりだなぁとは思いながらも「帰り」に該るので行きで掴んだ距離感、
あとどれくらい歩いたらこういう建物が見えてきて駅まで後何分ぐらいで到着できるという感覚が出る分まだ楽。

今度は進行方向右手にヤオコーの入ったビバホームを見ながらロータリーにたどり着く。
ロータリーのそばにある歩道を半周ぐらいしたその先にあるエレベーター乗り場からエレベーターに乗って2階へ。
2階に該る橋上駅舎を通り「龍ケ崎駅にはまだみどりの窓口があるんや」「ここもその内廃止かなぁ…」と
取手駅のみどりの窓口が今は廃止されており近隣の窓口として我孫子駅もしくは龍ケ崎駅が案内されていた
その張り紙を思い出しつつもそもそもみどりの窓口ってそんなに急に廃止してもいいものなのか?
個人的にはもうちょっと偏在してもいいと思うんだけどなぁとJR東日本の方針に異議を唱えながら
コロッケの絵が貼られている階段を再度降りて東口の方に出る。今度はマクドナルドの建物に沿って歩く。
時間は?午前9時35分頃。目的のバスを発見。すでに待機している。出発は午前9時40分。
あと5分あるので駅前のトイレでトイレを済ませてから後ろ乗りの開いていた扉の脇にあるカードリーダーに
モバイルSuicaでタッチして乗車。バスの車内広告ではやはり「つくばFC」の広告が印象的。

胸元にジョイフル本田のロゴをつけたユニフォーム姿はさすが茨城のサッカーチームだなという印象になる。

午前9時40分になったので発車。バスの本数が少なくなる日曜日にこうして円滑な移動が出来るというのは
まぁ事前に調べて調べて経路の最適化を図っているからとは言えやっぱりありがたい事だなと。

龍ケ崎駅(佐貫駅)の東口から白羽一丁目行きのバスで出発。

道中は「どこの田舎だおい」と思ってしまいそうな草木や田畑の多く見える道路を走っていく。
もちろん田舎ではなく、龍ケ崎市の特徴として駅の東口と人が多く住まう地域との間には距離があるだけ。
県道271号の龍宮通り周辺。関東鉄道竜ヶ崎線と並行している(が鉄路はちょっと見えない)この道の周囲は
駅の近くではあるが市街地と市街地の間にあるいわば狭間の空間。ちょっと珍しいね。

やがて5分ほど走ってた所で目的のバス停が停車案内の放送で案内される。
案内されてから降車ボタンを押す。目的のバス停に到着したので運転席横のカードリーダーに携帯電話をタッチ。
「ありがとうございました」と一声掛け、モバイルSuicaで料金を支払って下車。

降りたバス停は小柴一丁目。バスはこの後目的地とは反対方面の方へと走っていく。なのでここで降りる。
時刻は午前9時45分頃。立っている場所の右手にはトイザらス。左手には駐車場。その向こうにカインズ。

現在の時刻を考えるとまずはカインズが先。駐車場を歩いた向こうにあるカインズの建物に入る。
カインズは9時開店。なので既に営業を開始している。

店内はやっぱり地元のカインズとは異なる売り場構成だな、と。CAFE BRICCO(カフェブリッコ)が見当たらない。
龍ケ崎市のカインズにはどうやらないらしい。いやぁコーヒー飲みたいなぁと思っていたのでちょっとびっくり。

こうした違いも堪能しつつ、見慣れない、不慣れな売り場構成の店内を歩くと
ひとくちにカインズと言っても千葉ニュータウンや龍ケ崎市やあるいは他のカインズとでは
もはや別のお店?というぐらいに違うもんなんだな。という感想を抱く。

そうした違いを堪能してからお店を出る。時刻はまもなく10時を迎える頃。
カインズを出て建屋の脇にある道路と歩道を歩いて目の前。

龍ケ崎市のショッピングセンター「サプラ」に到着。

龍ケ崎市駅にほど近いこの台地といった地域を切り開いて街を作った。集合住宅や戸建て住宅が密集する
この地域は北竜台(ほくりゅうだい)の地名が目に飛び込む竜ヶ崎ニュータウン。
そのニュータウンの一角にある大規模な商業施設の群れがここにある。

全体は「サプラスクエア」と称しており「サプラスクエア サプラ」の建物がイトーヨーカドーと専門店。
隣接している「サプラスクエア フィールド」にスポーツジム。道を挟んだ「アネックス」にカインズ。
その向こうの「パークサイド」にトイザらス。その隣に北竜台公園というまさにニュータウン。

イトーヨーカドーの営業開始は午前10時。現在の時刻は午前10時2分頃。なのでちょうどよい頃合い。
建物の一角にあるいわば建物の中の屋内駐車場に面した出入口から中に入る。

完成してからある程度の時代を経ている時代のショッピングセンターといった趣。
往時はこういう内装が流行りだったんだろうと思わせる趣。そうした建物内を散策して回る。

1階を散策して2階へ。2階を散策してから2階の一角で比較的最近になって改装したのかな?と
思う様な外観の出入口からスターライクボウルに入店。内装も割と新しい感じになっていた。

全部で24レーン。一角にはボウリングに関する展示物がガラスのケースに収められていた。

さすがに投げるだけの体力はもうないよ…という事でサウンドボウル牛久店でヘマした投げ方を修正。
その為のエアによる投球フォームの確認を実施してからスターライクボウルを後にする。

散策したのちイトーヨーカドーの食品売り場で飲み物でも…と思って価格を見ると「高っ!」と痛感。
地元の価格と比べてしまうとキリンレモン(500ml)が120円台!?ガソリンかっ!

地元のベイシアが税込み74円とかで特売していた事を考えるとその差にびっくり。
龍ケ崎市が高すぎるのかそれとも地元が安いのか。ちょっと判断に悩む様なその価格差を目撃する。

結局アサヒ ワンダ極ブラックボトル缶(400ml)を購入。初めて飲むコーヒーだわ。おいしいね。

それでもまだ足りないという事で休憩所から再度イトーヨーカドーへ。

次は税込み130円台のコカコーラ(700ml)を購入。割と高いなぁおいとか思う感じの売価だった。

でも飲めるのはありがたい事だからね。価格差が価格差がとかいうけど数百円とかではないので。
イトーヨーカドーの休憩所でゴクゴクと飲む。プハー。ここまで歩いたりボウリングしたりして
早くも肉体疲労を起こしている身体にはありがたい一杯だわね。

飲んだ後は再度歩いてポッポに到着。茨城県内にあるポッポはここだけ。

そもそもイトーヨーカドー自体が茨城県内では龍ケ崎市のここだけ。

イトーヨーカドー甲府昭和店以来となるポッポとの遭遇。かつては色々な所に存在していたのに……。

ポテトでも注文しようかと思ったが注文してから揚げるので時間がない場合は意外とやきもきする。
なので今回は残念ながら注文はなしで。今川焼きとか美味しそうとか思ったけど意外とやきもきしそう。

そういう印象でした。

さてそろそろ次のバスの時間が近づいている。その前にもう一度スターライクボウルに寄っていくか。
どうやらサウンドボウル牛久店でのロースコアがよっぽど悔しかったらしい。再度投球フォームの修正を。
そうした形で入店する。店内の一角にはボウリングに関する史料がガラスのケースに置かれている。

そこでまさかの発見。

「ここに移動してたんだ、知らなかった」。

今年3月12日(日)に埼玉県川口市のアオキグランドボールが閉鎖。

店内の一角に存在していたボウリングの史料は今後どうなるの?という事が気になっていた。

史料で特に気になるのはボウリングを題材にしたかつてのドラマ「ゴールデンボウル」で
主演の金城武さんが作中で使用していた金色のボール。

それらを含めた史料はここスターライクボウルに移動していた。

「これがドラマで使われていたボールか〜」

そして別のガラスケースにはライセンスナンバー1番をつけた須田開代子プロ(故人)に関する史料が。
基本に忠実なボウリングで自分もその投げ方を参考にして投球フォームを作ったその礎。

「これが、かぁ…」

色々と考えたり思う所がある。須田開代子プロはアメリカでの病気療養中に亡くなられてしまった訳で。
たらればを言っても仕方がないがもしも現在でもご存命だったら今のボウリング業界に何を進言するか。

そういった事も考えてしまう。

そうした形でしんみりしながらバスの時刻が近づいてきているのでバスの停留所に近い出口から
サプラを後にして歩いて「北竜台ショッピングセンター」のバス停に到着。

午前10時45分の到着予定だったが5分ほど遅れてバスが到着。

日曜日は本数が少なく、なんとこの次に来るバスは14時15分に到着予定のバスとなります。

龍ケ崎市駅行きのバスに乗車。終点まで向かう。

先程乗車したバスとは異なる経路を走る。台地から下る様な曲線の道路を走る。
到着時刻も遅れるのかなぁと思われたがまさかの予定時刻の通りに終点の龍ケ崎市駅に到着。

時刻は10時57分。行けるかな。行ってみよう。

少し急ぎ目に歩いてエスカレーターを上がって橋上駅舎の改札を通って改札内に入って階段を降りる。

「(奇跡的に)間に合った」

10時59分発の土浦行きに乗車。えっ?今度は取手から関東鉄道常総線に乗るんじゃあ?

取手に向かうには反対方面だがこれでいい。

11時3分。一駅走って牛久に到着。ここで下車。牛久駅の駅名標を撮影しておく。
牛久駅からは「エルハザードによく似た名前の駅ビル」と勝手に称しているエスカード牛久の姿が。

中にはTAIRAYAが入っている。エコスグループのスーパーマーケットは屋号が複数存在。

「エコス」「たいらや」「TAIRAYA」が主な屋号。

そこら辺の分かりづらさが特徴的なスーパーマーケットチェーン。

中に入ろうとまでは思えない。一目見たらそれで十分。それが目的で牛久駅までやってきた。
この後は11時7分に牛久駅を発車する反対方向の取手方面に向かう品川行きの電車に乗る。

メイン・テーマ(「神秘の世界エルハザード音楽篇」に入っている最初の曲)

脳内BGMがキマった状態で反対方面のホームへ向かって到着。品川行きの電車がやってくる。

メイン・テーマの演奏が終わった時点でドアが閉まって発車。取手駅に向かう。

11時20分に取手駅に到着。JRの改札を出て関東鉄道の改札に向かう。
ときわ路パスの場合は有人改札で駅員さんに切符を見せてから入場する。

この後の出発予定は11時30分に各駅停車の水海道行きとなる。改札を通って階段を下る。
階段を下った先にあるホームでは水海道行きの気動車が既に待機。

側面の広告はクリーニング専科。まぁ茨城といったら(この企業)なので違和感はないね。

取手競輪といいクリーニング専科といいうさぎのキャラクターを茨城県の団体はよく起用する印象。

この後の列車は取手駅を11時50分に出発する予定の快速下館行き。

関東鉄道常総線で走る快速列車の本数はそう多くない。

下館始発の快速と取手始発の快速は共に存在しているが
下館始発の快速の場合途中の守谷で長時間停車を余儀なくされる。

反対に取手始発の快速の場合は守谷での長時間停車は発生しない。
快速に乗るなら下館始発ではなく取手始発の方が所要時間も短く快速らしいのでこちらを希望する。

そういうダイヤになっている関東鉄道の快速列車。

待機している列車に早速乗り込む。

そして11時30分になったので各駅停車の水海道行きがドアを閉めて発車。

快速に乗るとか言っておきながらその1本前の各駅停車に乗ってるんですか?

そういうツッコミが入りそうな展開になっている訳だが関東鉄道常総線の場合
各駅停車と快速の停車駅が大きく異なるのは守谷に入ってから。

取手から守谷までは各駅停車も快速も停車駅は全く同じ。守谷から水海道、下館方面に入ると
ようやく快速運転が開始される。なので事実上の「区間快速」。そう呼んだ方が分かりやすいかと。

各駅停車の停車駅:守谷、(守谷以降)新守谷、小絹、水海道(以降省略)
快速列車の停車駅:守谷、(守谷以降)水海道(以降省略)

水海道で駅周辺を散策してから水海道にも停車する快速の下館行きで下館まで向かう事にする。

出発した列車は複線区間を走って各駅に停車。気動車のエンジン音が唸りを上げながらひた走る。
基本的にはこじんまりとした駅舎にやたらと新しめな時刻表示が掲示されている駅舎という印象。

先程停車した駅と降り口が変わる場合には「(降り口は)変わりまして(右側です(左側です))」と
「変わりまして」の文言が入るのは丁寧でいいね。

そうした体験を経て守谷に到着。つくばエクスプレスの高架駅の高架下に停まる地上駅。
守谷駅周辺の散策も考えたが守谷ならつくばエクスプレスでも行ける。

だけど水海道だと関東鉄道常総線でしか(鉄路だと)行けない。なので今回は水海道にした。

守谷では大勢のお客様がどんどん降りていく。そしてある程度のお客様が乗り込んでくる。
やはり守谷は関東鉄道常総線の看板みたいな駅だな。その事を改めて思う。

守谷を出発。ここからは各駅停車と快速とで停車駅が異なる。快速は通過する新守谷に停車。
その後小絹に停車。次は終点の水海道です。

線路沿いの進行方向左手に今(悪い意味で)話題のビッグモーターが存在している区間を抜けて
時刻は11時59分。程なくして終点の水海道駅に到着。構内踏み切りが存在している駅。

ときわ路パスで有人改札を抜ける。かつての水海道市の中心部。
市町村合併で石下町を編入した際に街の名前を常総市に変えた。

水海道駅の駅舎から地図を頼りに歩いてカスミに向かう。程なくして到着。

基本的に自分は出来るだけその土地のスーパーマーケットに足を運ぶ事が多い。

茨城県のスーパーと言えば?と聞かれたら「(群馬にも店を出しているし)カスミかなぁ」という印象。
なお前橋市に存在していた2店舗は配送が遠すぎるんで閉店させた模様。
そしてその跡地にはどちらもマミーマートが生鮮市場TOPの業態で出店した模様。

個人的にはカスミかタイヨー。それとジャパンミート。タイヨーは藤代駅の近くにあったはず。
今回は予定が合わなかったので訪問は叶わず。

カスミに入店。飲み物売り場で「高っ!」という本日2回目の感想を抱く。
どうやら茨城県の物価はそういう事らしい。地元のスーパーと比べて同じ商品の価格に差が。

半ば卒倒しそうになりながらも購入。いやぁ喉乾くねぇマジで。

お店を出て飲みながら水海道駅に向かう。
次の快速下館行きを逃したら一巻の終わりで二巻には続かないんで。

打ち切り漫画にはなりたくないとばかりに戻って快速下館行きが来る前に水海道駅に到着。
構内踏み切りを渡り掛けたが今度の快速下館行きは駅舎に面した1番線からの発車。
なので構内踏み切りを渡った先にある2番線と3番線に向かう必要はないので
構内踏み切りを渡る必要はない。だけど構内踏み切りは個人的に珍しいので渡りたくなるよね。

1番線で待機。程なくして先程の各駅停車水海道行きと同じく1両編成でやってきた。

「結構なお客様が乗ってこられる訳だから正直2両でもいいんじゃないかなぁ」。

そう思う1両編成。前の方に乗車。12時18分に出発。

関東鉄道常総線は取手から水海道までが複線区間で水海道から下館までが単線区間。
個人的には複線区間を「南常総線」、単線区間を「北常総線」と分けたくなるぐらいに性格が異なる。

気動車のエンジン音が唸りをあげながら、それでも駅通過時には割と低速気味になりながらひた走る。

「本当に(駅を)通過してるよー」と新鮮な驚き。

各駅停車の停車駅:水海道、北水海道、中妻、三妻、南石下、
石下、玉村、宗道、下妻、大宝、騰波ノ江、黒子、大田郷、下館

快速列車の停車駅:水海道、石下、下妻、下館

取手から下館まで各駅停車だと1時間25分くらいかかるが快速だと1時間5分程度で到着する。
あり得ない話だが全線電化してスピードアップしたら1時間切るんじゃないか?とか妄想する。

あの駅もこの駅も通過してようやく石下に停車。かつての石下町の中心駅で現在は常総市の一部。
あの駅もこの駅も通過してようやく下妻に停車。かつての「下妻物語」の小説あるいは映画の舞台。

近隣にはイオンモール下妻が存在。車窓からでも僅かにその姿が確認できた。

下妻を出ると次は終点下館です。

本当に下館に行くんか?という疑問が沸く。
自分の場合下館というと水戸線で行く所。もしくは真岡鉄道で行く所という印象がある。
勿論下館に到着すれば水戸線のあるいは真岡鉄道の下館駅に乗り換えられる訳だが
それまで乗った事のない常総線に乗っていると地理感覚が掴めないのでちょっと疑問に思ってしまう。

しかしその疑問はあっけなく氷解する。列車は本当に下館駅に到着。
目の前に筑西市役所(元下館サティ)が存在している光景は本当に下館駅。

自分の地理感覚がようやく「訪れた事のある景色と訪れる際に使用したその路線」と繋がった。

北関東で「3つの鉄道会社がひとつの駅に集結している駅」はここ下館だけ。

JR東日本、真岡鉄道、関東鉄道の3社が集結している下館駅へ12時55分に到着。

駅員が集札に入る中をときわ路パスを見せて通過。階段を上がって南口にも行けるが
南口ではなく通路を歩いて1番線に向かう。通路を歩いて階段を降りて1番線に到着。

13時4分に下館駅を発車する真岡鉄道の茂木行きの列車が既に待機。

しかしその前にトイレを済ませる。ここで済ませておかないと後が大変。
下館から茂木まで1時間以上もトイレなしの事態が待っている。

トイレを済ませて手を洗ってどう考えても竈門炭治郎さんとしか思えない外装の列車に乗車。

竈門炭治郎さんの着物(衣服?)の柄の配色が黒と緑。同じ柄、同じ配色の列車。

列車の柄の方が先で竈門炭治郎さんの方が後。とは言え今やすっかり「鬼滅の刃」列車な趣。

真岡鉄道ではSLも走らせており本日は日曜日。この後茂木駅では「SLもおか」が運転される。

「SLもおか」は無限列車ではありませんがこれだけ共通項が多いとホント鬼滅の刃っぽくなるね。

乗車して出発時刻まで待機。客層は観光客っぽい身形と地元民っぽい身形で半々程度。

13時4分、定刻通りに下館駅を発車。

「♪強くなれる理由を知った 僕を連れて(茂木駅まで)進め〜」

最初の停車駅は下館二高前だが停車案内では「二高前」と案内される。
そうした形で案内が入って駅に到着する。そうした最中に大雨が降って列車もずぶ濡れ状態に。
停車中の駅では列車の外がシャワー状態。降りる駅じゃなくてよかったぁ…と絶句のち安堵。

そうした状態も割と早くに解消、雨が降りやんで逆に晴天が広がっていく。
そうした環境下を走って真岡に到着。駅の近くにベイシアがあるのは便利で伊勢崎駅を思い出す。

真岡で2分停車。出発して北真岡、西田井、北山と停車して益子に到着。

益子焼窯元共販センターのCMはテレビ埼玉で見た。

ただし益子駅からは割と離れている。益子駅には陶芸の町という事もあってか大きな壺が存在。

呼んだら壺の中から何かが出てきそうな大きい壺。

進行方向左手側にはしまむら、ヤマダデンキ、ドラッグコスモスといった商業施設が見えている。

益子駅を出発。進行方向右手側にはかましん、カワチ薬品といった地元資本を見ながら進む。

列車は七井に到着。七井を出発するといよいよ本格的に山々といった景色が広がっていく。

列車は次の多田羅に到着。駅名の読み方が語尾上がりの「たたら↑」。
なので駅名の読み方(アクセントの位置)こそ異なるが東武伊勢崎線の「多々良」を思い出す。

列車は次の市塙(いちはな)に到着。読み方が難しいので駅舎には「いちはな駅」のひらがな表記。

列車は次の笹原田(ささはらだ)に到着。この辺りまで来ると本当に山の中というか
山に囲まれているというか、そうした感じの印象に至る駅になる。

天矢場(てんやば)を出発すると次は終点の茂木駅。およそ1時間3分の運転。

車窓からは「道の駅もてぎ」が見えてきた。この辺りは町が開けている。
何匹もの鯉のぼりが空を優雅に泳いでいる。「勝てよ広島ァ……」という呻きが漏れる。

道の駅もてぎを通りすぎると「ジリリリリリリリ」「キンコンキンコンキンコンキンコン」とした音がなる。
ATS確認の音が入るといよいよ速度を落として終点の茂木に到着。

茂木町の中心駅。駅を囲む様にして家々や商店が立ち並ぶ。茂木町役場へは歩く事になるが。

茂木町といえば旧ツインリンクもてぎ(現モビリティリゾートもてぎ)を思い浮かべる人もいるが
モビリティリゾートもてぎは茂木駅からおよそ7キロ先にある。

さらにいうと8月26日に営業運転を開始した宇都宮ライトレール(ライトライン)の余波を受けて
茂木駅からモビリティリゾートもてぎまで走ってくれる路線バスの運行が消えた。

現在の路線バスは茂木駅が終点。

茂木駅からモビリティリゾートもてぎまで向かうにはタクシーか徒歩か。

1:宇都宮駅からレース開催期間中に走る有料のシャトルバスを予約して乗車。
2:水戸駅から土休日のみ1往復だけ走る大人片道1520円のバスに乗車。

水戸駅からのバスはレース開催期間中は増便される。

なのでモビリティリゾートもてぎまで茂木駅から向かうというのはむしろ推奨されない。

モビリティリゾートもてぎで行われるスーパー耐久(第5戦)は来週9月2日から3日。

現実的には宇都宮駅からかなぁ…という印象になる。

茂木駅に到着。多くのお客様が集結している。降りるお客様「だけではない」。

茂木駅に到着する寸前に待機している状態ですれ違った「SLもおか」への乗車体験。
それを目当てとしたお客様が茂木駅に滞留している。芋を洗う様な混雑。

SLもおかは無限列車ではありませんが鬼滅の刃とこれだけ共通項があるのは楽しいね。

自分は乗らないのでこの後14時13分発の下館行きに乗って引き返す訳ですが。

14時13分:普通下館行
14時28分:SLもおか(乗車券の他にSL整理券が必要です)

普通下館行きは1時間8分で下館まで駆け抜けるが
SLもおかは1時間30分かけて下館まで向かう。

途中真岡駅で9分停車するなど停車時間が多いから所要時間もその分伸びるが
SLって黒々としたカッコいい機関車に引っ張ってもらいながら走るという体験の方が重要なんで。

黒々としたカッコいい機関車が汽笛を鳴らしながら白い煙を(くじらの潮の様に)吹き上げて
その音と共に真岡鉄道の線路を駆け抜けて下館まで向かう。

これを目当てにした老若男女のお客様で混雑している茂木駅から折り返しの下館行きに乗車。
14時13分になったので出発。SLの運転士がこちら側に向かって手を振っている事を確認。
こちら側も小さく手を振って手を振り返しながら茂木駅を後にする。

茂木駅を出発して下館まで向かう…のではなく途中の駅で降りる。

っていうかよくこの経路で次の予定に繋がったなぁとしか思えない奇跡の様な経路を使う。

14時33分に七井に到着。ワンマン運転の列車なので運転手にときわ路パスを見せてここで下車。

バス乗り場は300メートル先ですという案内に沿って割とくねくねした道を歩く。
やがて一般のご家庭に隣接している「七井駅前」のバス停に到着。

近くにはベイシア益子店も存在しており訪れてはみたかったがそこまで訪れて物を買って
再度戻るとなるとバスが出発した後になる可能性のある位置関係なのでそれはなくなく断念する。

14時33分:七井駅到着
14時53分:七井駅前バス停へのバス到着予定時刻

14時53分の到着予定が3分程度遅れはしたものの超がつく程に良好な接続でバスがやってきた。

手を上げてバスに止まってもらいモバイルSuicaを使って後部から乗車。空いてる席があったので乗り込む。

平日もしくは土曜日であれば1時間に1本程度の本数は確保されているが今日は日曜日。
なんと日曜日になると2時間に1本程度の本数へと激減されてしまいます。

そんな中でも奇跡的な乗り継ぎで乗り継げた事に感謝。

宇都宮東武行きのバスに乗車。益子町で乗車したバスは芳賀町に入る。
走っている最中、どこのバス停で降りるかの見直しもちょっと考えたが結局は最初に決めたバス停にした。

宇都宮市に入る。「栃農大前」のバス停で下車。840円とかしたぞおい。値上げもあって高くなったなぁ。

バス停の目の前にある歩道橋を使って大規模な道路の反対側に出て大規模な道路に沿って少し歩く。
「はっとり接骨院」が見えた所で進路を北に変える。あとはひたすら進路を北へ北へ。

「まだ歩くの?」「まだ先なの?」という程に長い直線道路の歩道を歩いていくと交差点に差しかかった。
右手には緑地が整備されている道路の歩道を更に北に歩いていく。

北へ北へと向かっておよそ20分。右手には作新学院大学、左手には清陵高校。
中外製薬の工場を挟んだ向こう側には清原球場が存在しており(広島の)遠藤が涙を飲んだ試合を思い出す。

(●▲●)「遠藤リベンジしろ」「命令だ」

そうした学舎の前に真新しい線路が敷かれていた。

横断歩道の信号が緑に切り替わった所で横断歩道と線路を渡って真新しい停留場に到着。

清陵高校前(作新大・作新短大前)

黒と黄色を基調としたこの色使いは現在セリーグ首位の某阪神タイガースを思い出して頭痛もしてくる
なかなか阪神負けへんやん何しとんねん巨人の連中は!としか思えない展開にもなってくる訳だが
黒と黄色を基調としていてもここは阪神関係ないやろの一言が通用する場所あるいは路線となっております。

[ 宇都宮芳賀LRT開業 ] 次世代型路面電車(LRT)の宇都宮芳賀ライトレール線の開業式と発車式が
26日、JR宇都宮駅東口周辺で行われた。構想が浮上してちょうど30年。多くの市民や
鉄道ファンが詰めかけ、歴史的事業の門出を祝った。(下野新聞 14:00)

栃農大前のバス停から直線距離にしておよそ2キロ少々。歩いて20分少々でライトラインの停留場の
清陵高校前に出る。副停留場名として「作新大・作新短大前」がついており作新学院の最寄りである事もアピール。

きのう26日に開業を迎えた芳賀・宇都宮LRT、愛称「ライトライン」の停留場に到着。

さて乗るか。と思ったがダイヤが乱れに乱れている。

そりゃそうだわな。開業2日目で、しかもこれまで路面電車が街になかった住民と鉄道オタクが入り交じる。
乗るのに不慣れな人たちばかりなんだからまぁ想定の範囲内というかなんというか。

ライトラインの雄大な車体を撮影しに来ているであろうデカいカメラを首からぶらさげた撮り鉄が手持ち無沙汰。

そうなるとしばらく電車はやって来ないな。

なので一駅分移動する。「意外と距離あるなぁおい!」とか思いながら歩いたり走ったり。

線路に沿う様に歩道が存在。歩道の向こう側にある作新大学の野球グラウンドでは試合(?)が行われている。
セラニーズ株式会社の工場に面している歩道を歩き交差点を越え工業団地の敷地内の中央部と言ってもいい
そうした場所まで向かってようやく次の停留場「清原地区市民センター前」に到着。

「まだ来ない?」「まだ来ない」とでも口にしているかの様に長時間待っているであろうお客様が滞留。

どうやら相当に待たされているらしい。

もし運転見合わせならその旨がお知らせされている訳だがそうしたお知らせは流れていないので
運転見合せはしていないが相当に遅れているのでもはやダイヤって何?美味しいの?状態と判断。

これ以上先へ進むだけの脚力はないのでしばらく待つ事にする。

しばらく待って漸くライトラインの電車が到着…するも物凄い人で満員電車状態だなおい!

3両が短く見える程の満員御礼状態。今更だけど4両とか5両とかでもよかったんじゃないかな?

そういわざるを得ない。その中でも後部車両の方が比較的空いている…がやっぱり混雑していたので
結局押し込まれる様にして先頭車両にモバイルSuicaをタッチして乗車。

グリーンスタジアム前に停車。ライトラインは車道の側を走っている時の速度は眞杉匠より遅い。
交差点を一時停止してから出発する場合もあるなど車道の側ではバスの延長線上と考えた方がいい。

グリーンスタジアム前の副停留場名は「キヤノン前」。副停留場名は契約(購入)によるもの。

グリーンスタジアム前を出発。専用軌道を走っている時の速度は眞杉匠より速い。

清原の工業地域を専用軌道に乗って通過。
道路とは異なる陸橋の専用軌道を経由して「ゆいの杜西」停留場に到着。ここで下車。片道150円でした。

清陵高校前から乗ってたら片道200円だったんで移動した事はある意味で正解でした。

ゆいの杜(宇都宮テクノポリス)は近年に開発の手が入ったニュータウン。

宇都宮駅とはバスで結ばれていた地域。現在でもバス路線は存在してはいるが路線維持の為の本数へと
激減しているので事実上の廃止区間と言っても過言ではなくライトラインに交通の主役を明け渡している。

ちなみにテクノポリスと言っても警察(Police)は関係なくしかも和製英語。

そんな地域で下車。下車してまず向かうのは「かましん(ゆいの杜店)」。

栃木県のスーパーと言えば?と聞かれたら「かましんかなぁ」という印象。

かましんかヤオハンかオータニ。ヤオハンは栃木市近郊と鹿沼市近郊の両方を指す。

かましんに入店。その前にマツモトキヨシの側の空に虹が掛かっているのを目撃。

「虹やー」「ここまでハッキリとした虹は滅多に見られないわ」。

まるでライトラインの開業を祝福するかの様に虹が掛かっている。その虹を眺めてから入店。
飲み物売り場でポカリスエットを購入。どうしてポカリスエットなんですか?

「今の自分の身体でスレッタさんもしくはミオリネさんから貰えたら嬉しい飲み物…(という選定理由)」

あー、さっき虹を目撃した時に「(ライトライン開業の)祝福だー」とか言って「遥か遠くに」とか歌ってましたね。

♪遥か遠くに浮かぶ星を 想い眠りにつく君の 選ぶ未来が 望む道が 何処へ続いていても 共に生きるから

今の自分に夜遊びをするだけの体力はありませんが。

かましんで体力を回復させてライトラインの線路に沿う様にしてゆいの杜の街中を歩いていく。

ゆいの杜中央の停留場の近くにあるたいらや(ゆいの杜店)に入店。コカコーラ700mlが税込み110円台。
近所のベイシアよりはちょっとだけ高いが常総市のカスミよりもよっぽど安いぜ!な価格で購入してゴクゴク。

身体が一体どれだけ甘い物を欲しているかがこれでよく分かる。

ライトラインを間に挟んだ大規模な道路に面したロードサイド店舗の集合体といった都会の道を歩いていると
例えばすき家の誘惑が発生したりもする。あるいはジョイフル。あるいはやよい軒。

いわゆるチェーン店の飲食店が何軒も軒を連ねている。シャトレーゼもあったりする大都会。

お腹も空いてきたので色々と考えたが結局は魚べい(ゆいの杜店)に入店。
魚べい(元気寿司)は宇都宮市が発祥。受付システムはまた変わった?と困惑しながら受け付けを済ませる。

今の魚べいはチョコレートなんとか(とかいうお笑い芸人)が宣伝に係わっているのか。

注文のタッチパネルを有するモニターでそんな映像が流れている。

「まぐろ(120円)」「いか(110円)」「まぐろの盛り合わせ(170円)」でお会計。きりよく400円にして終了。

魚べいを後にしてゆいの杜東の停留場の近くへ。停留場の真向かいにある
ホンダカーズ栃木中央(ゆいの杜店)が副停留場名を契約している上に店頭の展示車両として
ライトラインの配色である所の黒と黄色に彩られた特製のN-VANを開業祝いとして展示。

♪六甲おろしに 颯爽と〜

黒と黄色の配色に彩られたライトラインの開業と同年に
黒と黄色の配色に彩られた阪神タイガースのリーグ優勝とかあるんでしょうかね。

(●▲●)「ワイはまだあきらめてへん…(殆どあきらめてるけど)」

その他にもライトラインの開業を祝う文言を書いた紙を掲示するなど
ライトライン沿線の店舗による祝賀ムードが散見される。

道を挟んだ反対側にはカインズや吉野家や幸楽苑。こちら側にはネッツトヨタやパチ屋のZENT。

(●▲●)「芹沢(まりな)さんとか花乃衣(美優)さんとかZENT(sweeties)出身の女の子の性格がキツい」

ZENT sweetiesはもうちょっと性格の丸い女の子を選んだ方がいいんじゃないかと思わせるパチ屋が存在。

道を挟んだ反対の向こう側にあるカスミの辺りで商業施設の点在はおしまい。以降は工場が中心になる。

終点の「芳賀・高根沢工業団地」まで線路に沿って歩いていく。いいダイエットになる。

芳賀台から芳賀町工業団地管理センター前まではまだ「普通の道」という感じがしたが
そこから先は物凄い下り上りが存在。ジェットコースターを思わせる様な下りを歩いてから上る。

本田技研工業の栃木体育館の辺りで「かしの森公園前」の停留場に到着。

反対側の歩道にあるかしの森公園へのアクセス拠点。そこから更に歩いて進む事10分程度。
終点の「芳賀・高根沢工業団地」に到着。車止めが存在しておりライトラインはここでおしまい。

停留場は事実上の「ホンダ駅」。本田技術研究所(北門)のすぐそば。
芳賀町と高根沢町の境界が近いのでこの名称になった。すでに待機しているお客様でいっぱい。

それでもこの辺りに用事のある人なんて日曜日ならライトラインへの乗車目当てのお客様くらいしか
いないであろう状態なのでいっぱいではあるがこの先さらに乗客が増えてくるぞ〜。

「ゆいの杜で増える」「ベルモールで増える」。

なのでその手前で乗っておく事で比較的楽に乗れる。

自分が停留場に着いたのとほぼ同時刻にダイヤの乱れているライトラインの車両が入線。
降りる人の方が先ですよと今回の開業に際して混雑を緩和する為に配置された案内係の
緑のベストを着ている係員が告げる。降りる人が降りてから乗る人の順番に移行。
先頭車両の後部ドアから乗車。ダイヤが乱れている事もあって「乗る人が乗ったらすぐ出発」との事で。

乗る人が乗り終わったのですぐ出発。それまで苦労して歩いてきた道をライトラインは苦もなく進む。

案の定ゆいの杜東でお客様が乗り込んできた。その際に自分は降りる人を見つけて座席を確保。
しばらくは座って移動する事が出来る。まぁ途中で立つんですが。

ゆいの杜3連発といった各停留場でお客様が乗り込んできて混雑率が上がる。
ゆいの杜西からは専用軌道で速度も上昇。専用軌道を走っている時の速度は眞杉匠より速い。

オールスター競輪を優勝してグランプリに乗れるのはすごい事だが今のままだと単騎で参加賞。
どうやって自分の味方をしてくれる選手をグランプリに乗せるか。それが課題。

飛山城跡から鬼怒川を越えて平石中央小学校前、平石と停車して次が大問題の停留場。

宇都宮大学陽東キャンパス

宇  都  宮  大  学  陽  東  キ  ャ  ン  パ  ス

半ば「嘘だろこれ」と思ってしまう停留場名。

宇都宮大学陽東キャンパス(停留場から徒歩8分程度)
ベルモール(停留場から徒歩2分程度)

実質「ベルモール前」という副停留場名の方が正式な停留場名。

今回のライトラインの開業に際し決定された停留場名。
「特定の個人名、法人名、団体名は避ける」という命名基準によってベルモールの名前が外された。

ベルモールは副停留場の命名権を購入。

宇都宮大学陽東キャンパス(ベルモール前)という名称と相成った。

停留場名と副停留場名は逆でもいいと思うよ。

そうした停留場に到着する寸前に見えた人の波。停留場に入りきらないんじゃないかという程のお客様。
それだけの数が乗車してくる上に下車も見込めるとなったらまぁ地獄の様な停留場と言ってもいいかと。

整理券を取って乗車したお客様はこの混雑の中先頭車両まで縫う様にして移動して
料金を支払わなければならない。このシステムは混雑に拍車を掛ける。

もういっそ整理券システムを廃止にして交通系ICカードのみとした方がよかったんじゃないかな?
使えない人には優しくないけど。と思わざるを得ない様な形で大勢の支払いによって遅延が発生。

乗り降りするお客様の数が桁違いに多くその乗降時間によって遅延が発生。

停留場は方向別で筋違いの様になっており異なる方面に向かうお客様が入れ食い状態になる事はないが
それでも停留場から溢れそうになるこのお客様の数、数、数。

「ベルモールに行きたい人」「ベルモールから帰ろうとする人」「鉄道オタク」「にわか鉄っちゃん」と
そりゃあ遅延が発生して停留場の屋根についている案内表示も「調整中」のみの表示になるわなと。

まぁそんな感じでした。

自分はさっさとモバイルSuicaで支払いを済ませてライトラインから降りて横断歩道を
信号が青に(緑に?)切り替わったらさっさと渡ってベルモールへと突入していきましたが。

そういう訳で夜の帳が降りるか降りないか?といった頃合いにベルモールに到着。
ベルモールに来たのは初めてですね。その名前と存在は以前から知っておりましたが。

宇都宮市の中心部にある大規模な商業施設。別棟にTOHOシネマズとケーズデンキ。
それと宇都宮天然温泉ベルさくらの湯。近くには大規模なマンションと戸建て住宅の密集地帯。

それと住宅展示場。

そんな環境下に存在しているベルモールの店内を散策。

「ステーキ宮食いてぇ」とか思うも日曜日の夜とあってかどのお店も待ち客でいっぱいいっぱい。

これはもう散策するので限界だと思うよ。

過疎もアレだけど過密も問題だね。

そういわざるを得ない様な過密状態。芋を洗う混雑のフードコート。
結局見て回る程度が限界でした。

19時頃にベルモールを後にする。すっかり夜になった夜のベルモールから停留場に向かう。
19時も過ぎてようやく人だかりが減少方向へと進んできた。逆にいうとこの時間まで客が減らない。

やってきたライトラインに乗車。宇都宮駅東口の方へと進んでいく。

ベルモールから宇都宮駅までは大人片道150円の戦略価格。意図的に価格を抑制した設定にしている。
だけど混雑が一通り落ち着くまではとてもとてもダイヤ通りに運行できるとは思えず
正直バスでもそんなに変わらないんじゃないかな?少なくとも定時運行という列車の長所は発揮できないよ?

そうした混雑の最中を駆け抜けたライトラインはダイヤ?何それおいしいの?状態で乱れに乱れた状態で
宇都宮駅東口に設けられた終点の停留場に到着。モバイルSuicaで料金を支払って下車。

これで関東鉄道(竜ヶ崎線、常総線)、真岡鉄道、芳賀・宇都宮LRT(ライトライン)の完全乗車を達成。

エスカレーターで通路に上がる。そのまま宇都宮テラスに向かってエスカレーターで1階のヨークベニマルへ。

この後は帰るだけな訳だが帰る頃合いになったら地元のスーパーは閉店してる。
なので「(宇都宮で)買って帰る」しかない訳で。

西口のトナリエ宇都宮にはヤオコーが入っているがライトラインが発着するのは東口なので
東口に面した宇都宮テラスに入居しているヨークベニマルの方が今回は使い勝手がいい。

正式には「ウツノミヤテラス(Utsunomiya Terrace)」とカタカナ表記が主な訳だが
カタカナ表記だとちょっと読みづらい。なので漢字カタカナ混じりの表記で今回は書いておく。

1階のヨークベニマルも混雑しているなぁと。セルフレジの順番がなかなか回って来ない。

そうした混雑下の中でようやく自分の番が来て会計を済ませてエスカレーターで2階へ。
宇都宮駅との自由通路が2階にあるので2階に出ないと駅舎に入れない。

2階に上がって2階から外に出て自由通路を通って駅舎へ。土産物屋等々を横目で見るも
みんなみんなライトラインの開業に乗っかった商品とか出してるねぇ〜商魂たくましいねぇ〜と
ちょっとニヤニヤする様な商品を並べている光景を見ながら改札内に入場して宇都宮線→両毛線で帰宅。

2023年08月27日(日)22時28分14秒