イベントに向かう事が目的ではあるが「まだ訪れた事のない、訪れてみたい場所」に向かう事も目的になる。
そういった感覚で出発。外出開始。
けやきウォーク前橋の中にある金券ショップで購入していた東武鉄道の株主優待乗車券を持って出発。
っていうか群馬から都内もしくは千葉県まで行こうと思えば片道1000円でお釣りが来るってすごい話だな。
先頃値上げが行われてしまい、現在の販売価格は1枚880円。かつては1枚750円だった。
750円で販売される状況がまた来てほしい所。
ある程度時間はかかるが車内では調べ物や配信を見たりしていたら意外と早く到着する感覚になる。
「えっ?もう○○(駅名)?」
そう思った事は2回や3回程度ではない。
東武鉄道の最寄り駅に到着。改札を抜けて入場する。
出発するまでの間はやる事を色々と済ませていた。それが理由で殆ど寝ていない。
この外出が終わったらある程度寝る事にする。
やってきた伊勢崎線の電車に乗車。館林まで向かう。
館林で乗り換えて出発。
「日清 天ぷら粉」の看板が目立つ株式会社日清製粉ウェルナ館林工場の建物を見ながら発車。
「The Girls Are Alright!」をかけながら移り変わる景色を眺めて茂林寺前、川俣と停車する。
利根川を渡ったらいよいよ埼玉県。羽生に停車する。南羽生と停車して加須では多くのお客様が乗り込んだ。
伊勢崎線は加須から乗客がグッと増える印象。加須市の底力を実感する。
花崎、鷲宮と停車して久喜に到着。向こう側にはJR宇都宮線の列車が見える。
区間急行浅草行きは久喜を出発して和戸、東武動物公園に停車。
ここから東武スカイツリーラインの愛称区間に突入する。
正式には伊勢崎線は伊勢崎から浅草の範囲であって乗っているのはずーっと伊勢崎線な訳だが
浅草から東武動物公園までの範囲に東武鉄道は東武スカイツリーラインの愛称を被せている。
実際問題浅草から伊勢崎まで直で行ける電車なんて夜の下りの特急りょうもう1本しかない訳だから
運用形態としてはこの区間に愛称を被せて区別するのは大いにありだと思っている。
ただし東武アーバンパークラインは意味不明なので野田線でええやろと思う訳だが。
東武動物公園駅からは一部の駅を通過する快速運転がはじまる。
春日部に停車、せんげん台に停車、越谷に停車、新越谷に停車。
草加に停車した所で各駅停車の中目黒行きに対面乗り換えが出来ますという緩急接続。
それと同時に急行線で分岐した線路を伊勢崎からやってきた上りの特急りょうもう10号が通過する。
伊勢崎から直で特急りょうもう10号に乗ればこの時点で追い抜ける訳だが
東武特急ってコスパ的な意味ではそんなに乗ろうとは思えない。
もう少し安くなればな。
伊勢崎−浅草(900円)、太田−浅草(800円)、館林−浅草(700円)、
加須−浅草(600円)、久喜−浅草(500円)、北千住−浅草(250円)。
浅草ではなくその手前の北千住でも同額。
これぐらいの料金に収まってくれたら大分利用しやすくなる。
特急の停車駅の見直しとそれに伴って特急が減便される羽生と加須の救済。
もう少し戦略的な走らせ方を東武鉄道にはしてほしい所。社長が変わってどう出るか。
草加を出発して西新井に停車。そして北千住駅に停車する直前。
北千住駅の特急ホームに停車しているのはスペーシアX 3号東武日光行き。
「スペーシアXさまの雄姿じゃあああああっ」
この時間の北千住駅の到着であればお姿を見かける事は叶うだろうなとは思っていたが
実際に停まっている所を見てみるとやっぱり近々乗りたくなるよね的な印象になる。
北千住を出発。ここからは各駅停車と同じ駅に停車する。
東向島を出発した所で次は曳舟。ここで亀戸線に乗り換える。あってよかった亀戸線。
もしも東武亀戸線が存在していなかったら。
東京ビッグサイトに向かうバスへは錦糸町駅で乗り換え。錦糸町まで向かうのに
押上から先は半蔵門線への直通区間に入るので一区間170円を余計に支払う事になる。
「えっ?170円じゃなくて今は180円に値上がりしたんですか?」
ここでも値上げの波が。
一区間180円を余計に支払う事になる。
しかも自動改札が使えず有人改札になるのでそこで手間がかかる。
さらにいうと地下鉄なので地上に上がるまでにまたひと手間がかかる。
地上区間を走っている東武亀戸線の方が電車を降りてから駅の外に出るまでの時間が短くて済む。
2両編成の短い電車で都内を走る路線は東武亀戸線以外だとあとは東武大師線ぐらいしか存在していない。
路面電車を含めていいなら都電荒川線が1両で東急世田谷線が2両なので他にもあるが
路面電車を含めずに考えるなら東急池上線の3両よりも短い編成で走っているという事実。
地味な路線かもしれないがこの路線がなかったらマジで詰んでいる。やっぱりありがたい路線。
曳舟駅を「Passenger」の音色を経て出発。京成押上線の線路と交差しながら亀戸駅方面に向かう。
小村井、東あずま、亀戸水神と停車して終点の亀戸に到着。
先頭車両の方からより多くのお客様が降りてくる。亀戸駅の自動改札に切符を通して改札の外に出る。
商業施設の出入口に存在しているエスカレーターが工事の為2ヶ月程度使用禁止になるそうで。
長い通路を歩いて左手に曲がるとJRの亀戸駅の北口(アトレ口)改札が視界に飛び込んでくる。
その改札を袖にするかの様にして右へ曲がると歩道に面した出口に出る。
その歩道を南に向かって歩いていくと右手にはドンキホーテ。左手には歩道橋。
その歩道橋を渡って大通りの上をまたぐ様にして通る。
歩道橋からはこの前のアド街で紹介されたカメイドクロックもチラりと見える。
そうやって大通りの向こう側にたどり着いたら今度は歩道橋の階段を降りて地上に出る。
すると目の前に見えているのが亀戸駅通りのバス停。亀戸駅から成人男性の通常の脚力でおよそ5分。
到着しておよそ3分といった頃合いでやってきたバスに乗車。
乗車するのは土休日のみ運転される「直行03」の日本科学未来館行きの都営バス。
同じ経路の路線は「急行05」が存在しているがそれよりも更に停車する停留所を減らした超速達型。
亀戸駅通りのバス停に到着して待っていたお客様が乗ってきた時点ですでに満員状態。
やはりこの路線の人気の高さが伺える。
次は西大島駅まで停まらない。西大島を出ると次は新木場駅まで停まらない。
北砂三丁目や夢の島といったバス停も容赦なく通過する。新木場駅に停車すると
次は東京ビッグサイト東棟前。物流倉庫やトラックなど働く施設、働く車が並んでいる港湾沿いを
バスが駆け抜けて目的地となる停留所に到着。
時刻は午前10時16分頃。ここで自分も含む大勢のお客様が降りられた。
降りてからは場内に入り庭園を眺めながら階段を上がって逆三角形の屋根の下へ。
この屋根が特徴的な東京ビッグサイトへと入っていく。
既に大勢のお客様がご入場されていたので列を作りながら少しずつ少しずつ進んでいく。
動く歩道もある大きな通路を歩いていき通路脇にある階段を降りて1階へとたどり着けば
あとはホールの出入口で「一般」と書かれたシールを受け取ってそれを長袖の腕に貼って入場。
やってきましたジャパンドラッグストアショー。
別のホールでは「国際鉄道模型コンベンション」「アマチュア無線フェスティバル ハムフェア」
「ウッドコレクション」が同時開催。
入場して早速冷却スプレーの試供品を頂戴する。
テレビCMも数多く展開している大手企業のブースで実施される体験会はすでに満員御礼状態。
最近ではQRコードを読み込んで体験会の申し込みをネットで行って整理するというやり方が主流。
あるいは事前に整理券を配布し、その整理券に書かれてある時刻に再度そのブースへ足を運ぶやり方が。
もしくはSNSの登録で試供品を渡してみたり。あるいは特別映像をご覧になられた方に対してのみ
試供品を渡してみたりと多少試行錯誤の様子が存在。
各社が自社商品を広告展開し道行く人にその良さを宣伝して回っている。
テレビCMを数多く展開している企業から不勉強ながら今回初めて知った企業まで。
ドラッグストアで売ってそうな商品を紹介するという大規模な展示会。しかも入場無料。
それと試供品をもらいまくろうとする欲の皮の突っ張った奴を反面教師にする展示会。
基本的には「試用してみてよかったら買う」という考え方。あるいは情報を収集して
これよさそう思ったものがあれば買ってみて使うという考え方。自分の考え方の基本はそれ。
とにかく「むやみやたらに配りまくる様な事」は避けている印象。それがここ数年のドラッグストアショー。
今回はそこまでそんなに多くの試供品を受け取る事もなかった。
それでも鞄が若干重くなったのはドラッグストアショーの魔法みたいなもの。
あとはやっぱりこの手のイベントに欠かせないのがコンパニオンさん。
態度が悪いとか客がいないと思っている環境では気が抜けているとか同じブースの社員さんら
関係者の方ばっかり見ながら接客しているとかそういう人はノーサンキュー。
自分の身内、仲間内の方ばっかり見ていてむしろ身内の為に客を出汁にしている節さえある
そうした視野狭窄に陥っている様な「他人怖い怖いヒィ!」と言わんばかりの態度を出しているダメ人間が。
そういうコンパニオンはノーサンキュー。
そういう風に見ていくと今回のドラッグストアショーでは髪染めのホーユーと
シャンプーのオフアンドリラックスにいい感じの女性コンパニオンさんが存在していた。
情報収集の為に各社のブースを見て回ってよさそうな商品は携帯のカメラで写真に収め
興味のあるブースでは映像を見てからクイズに答えるとした仕組みを経て試供品を頂戴し
あるいは乱舞といった感じで配布している企業さんではその試供品を頂戴したりする流れ。
そうした流れを経て今回のジャパンドラッグストアショーの散策も終了。
後ろ髪を引かれる思いで東京ビッグサイトを後にする。
スーパーミリオンヘアーのブースではテレビCMに出てるおじさんがいたので
「スーパーミリオンヘアーさんや!」とちょっと驚いた。後で調べて分かったが実は社長さんだそうで。
逆三角形の屋根が特徴的な東京ビッグサイトを出て、幅の超〜広い歩道を歩く。
すると右手にエレベーターがあるのがそのエレベーターに乗って、ゆ〜っくり動くエレベーターから降りて
右にある歩道を歩く。すると有明セントラルタワーのビルの前に到着する。
入居しているローソンが目印になる。
錦糸町駅まで行ける帰りの東京ビッグサイト東棟前のバス停がここにある。
東京ビッグサイトの東展示棟を出てからは歩いて12分ぐらいかかる。
既に並んでいるお客様の後ろに並ぶ。数分してバスがやってきた。帰りは急行05の種別に乗車。
バスは既に満員に近い。それでも座席を1つ確保。出発して停車する毎にお客様が乗り込んでいく。
バスがもう1両ほしくなる。連結バスもしくは大型バスがほしくなる。
そうした体たらくでバスは進み終点の錦糸町駅前に到着。一気に全員が降りていく。
テルミナの英語表記「TERMINA」の赤い文字を見るとホント錦糸町に来たなぁ…………と
呻く様な感じでの実感が湧いてくる。個人的に錦糸町とはそういう街だと思っている。
錦糸町からは一種のダイエット企画。押上駅まで歩いて向かう。
途中オリナス錦糸町に立ち寄って地下1階のフードコートで水を補給。
地上に上がってからは再度押上駅まで歩いて向かう。結構な距離があるわ〜と改めて実感。
東京スカイツリーを目の前に見ながら地下への入口に入る。目的の路線はまだまだ先。
先に半蔵門線と東武スカイツリーラインの改札を目撃する流れ。目的の路線はまだ先。
ようやく都営浅草線と京成押上線の改札が見えてきた。
東京スカイツリータウンへの入口が側面に存在し、挟む様に改札が対面している場所に出る。
都営浅草線と京成押上線側の改札にモバイルSuicaで入る。
なんとか目的の電車に間に合った。
17時22分発の特急京成高砂行きがやってきた。乗車して出発。
次の停車駅は青砥です。
なので京成曳舟は通過。曳舟駅の重要性が東武と京成でまるで異なるのが特徴の違い。
東武の曳舟駅は一部の特急も停車する亀戸線との乗り換え駅という拠点駅ではあるが
京成の曳舟駅は普通しか停車しないという「この差」を実感しながら通過していった。
イトーヨーカドーを挟んで向かい合う様に存在しているそれぞれの曳舟駅。
イトーヨーカドーを眺めているとちょうど東武亀戸線のオムライス的な色合いの電車が
曳舟駅を出発して小村井駅方面に走っていく姿とすれ違った。
特急は次々と駅を飛ばして青砥に停車。
青砥では京成上野からやってきた快速の京成佐倉行きの電車に乗り換える。
出発時刻はこちらの方が早い。京成佐倉行きが17時29分で京成高砂行きが17時31分。
京成高砂に向かうには前者の方が早く出発する。なので対面乗り換えで乗り換えて出発。
ただどちらに乗ってもこの後は京成高砂で京成金町線に乗り換えるので
京成金町線の京成高砂駅の出発時刻は17時37分という事でどちらに乗っても間に合う。
でもまぁ少しでも早く到着しておくに越した事はないわね。
そういう訳で乗り換える。次は京成高砂です。到着して下車。
改札を抜けるのは初めてだなぁとか思いながら京成高砂駅の改札をモバイルSuicaで出る。
出たら目の前にある京成金町線の専用改札にモバイルSuicaを使って入場する。
京成高砂駅における京成本線と京成金町線は同一駅にも係わらず改札外乗り換え。
なので一度改札を出てまたすぐに改札に入るとかいう摩訶不思議な方式になっている。
一度改札を出てから再度改札に入るまでの制限時間は60分。
60分以内の乗り換えで運賃計算は連続したものとして行われる。
60分を越えると京成高砂で「下車」した扱いとなり運賃計算はそこで打ち切られる。
京成高砂駅に改めて入場した事となり運賃計算は京成高砂駅からはじまる事になる。
60分以内で京成金町線の専用改札を通過したので運賃計算は押上から続行。
京成金町線の高架ホームに到着。
近年になって京成高砂−京成金町を往復する路線に改められた区間の電車に乗車。
乗車して数分で発車。出発進行。京成高砂駅の高架ホームを下る様にして電車が走り出す。
進行方向右手には京成高砂の車両基地が見える。ちょっと前に回送電車が脱線したのはここ。
単線の金町線を京成金町に向かって走る。唯一の途中駅の柴又に停車。
ここで電車の交換待ちを行う。
やはりというかなんというか、柱に存在している駅名表示の看板が「男はつらいよ」仕様。
鞄を片手に立っている寅さんのシルエットが描かれている。
渥美清さんが主演のテレビドラマおよび映画「男はつらいよ」シリーズの舞台となっており
「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。
帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します」という口上で
有名な地名となった。
交換待ちが終わったので出発。次は終点の京成金町です。
「寅さんが帝釈天で産湯を使うなら私は温泉でお風呂に漬かりたい」
そんな感じの汗だく加減で終点の京成金町に到着。
柴又が「寅さんワールド」に浸っている世界ならばこちらは近代的な世界が駅前に広がる。
ヴィナシス金町という名前の複合ビルがその存在感を示している。
モスバーガーやサイゼリヤなど多くの店舗が入居。その賑やかさを支えている。
ビルの1階に入居しているマルエツ金町店に入ってやさしい麦茶を購入。
テレビCMとは異なりやさしいマンを呼んだ所で来ないので自分で買うしかありません。
麦茶を飲みながら歩いてJRの金町駅に向かう。
京成の金町駅とは目と鼻の先にあるが直接連絡はしていないので
一度外に出てから互いの駅に向かう構造になっている。
古めかしい通路を通って駅構内に入る。自動改札にモバイルSuicaをタッチして入場。
階段を駆け上がって17時31分発の代々木上原行きにギリギリで乗車。
出発して次の駅の亀有で早くも下車する。階段を降りて降りて亀有駅の改札を通過。
改札の外に出る。
やはりというかなんというか、駅前に存在しているキャラクターの立像が「こち亀」仕様。
漫画やアニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の舞台となっており、駅前に限らず
駅周辺の各所にキャラクターの立像が存在している、らしい。
駅前に存在しているイトーヨーカドーに入店。1階から早くもサンドラッグが結構な場所を取る。
ニトリが入居していたりノジマが入居していたりとイトーヨーカドーというよりも
アリオを煮詰めて凝縮させたかの様なテナント状況になっている。
「イトーヨーカドー」というブランドをどうしていきたいのか会社側の苦悩が見える。
近くにはアリオ亀有があるのは知っているがそこまで足を運ぶ肉体的余裕はないかな。
アリオ亀有は次回以降のお楽しみという事で。
イトーヨーカドーの地下食品売り場に向かう。お腹が空いて仕方がない。
割引されていたドンレミーの「練乳しろくま風パフェ」を購入。なんと45%引き。
会計を済ませていたただきます。パクパク。「おいしいぃぃぃぃぃぃぃ」。
東京ビッグサイトを歩き回った肉体が癒される〜という素敵なお味でした。
こうなると人間は欲が出るもの。再度地下食品売り場で今度はプライベートブランドの
カップラーメンを2個手に取って再度会計。鞄の中に入れる。帰ったらお湯入れて食べるんだ…。
そうした感覚になる。地下から地上に出て亀有駅に戻る。
亀有駅では18時13分発の成城学園前行きの電車に乗車。
定刻通り出発。
そしてここから地獄がはじまった。
ここからはいよいよ帰路につく訳だが帰宅時間帯の東武鉄道は近年に入って
特急優先のダイヤ志向がますます強まりこの時間帯はどこかしらで特急を挟まないと
伊勢崎線の末端区間の太田〜伊勢崎までの区間に滞りなく帰る事が難しくなってくる。
もしも特急を挟まなかった場合。
北千住(18:26)−久喜(19:11)、久喜(19:15)−館林(19:44)
ここまではいい。
この後館林にやってくる太田方面の電車は
特急りょうもう35号(19:49発)、普通太田行き(19:53)と
太田から先の伊勢崎方面には向かわない電車が続けざまに発車する。
伊勢崎方面に向かう電車はなんと20:08館林始発の伊勢崎行きまでない。
館林(20:08)−伊勢崎(21:07)
館林で24分も待たされる。
「特急を挟まないとスムーズに帰れない」。
では一体どこで特急を挟むべきなのか。
北千住では特急に乗らず館林から先で特急を利用した場合。
北千住(18:26)−久喜(19:11)、久喜(19:15)−館林(19:44)
館林(19:49)−太田(20:11) ※りょうもう35号(赤城行き)
太田(20:13)−伊勢崎(20:38)
館林から太田まで特急を使う事によって伊勢崎までの区間の到着時刻が早くなる。
北千住から特急を利用した場合。
北千住(18:23)−久喜(18:56)−中略−太田(19:44) ※りょうもう33号(太田行き)
終点の太田まで向かう事で
太田(19:55)−伊勢崎(20:20)
伊勢崎駅まで向かう場合はこの時間に到着する事が出来る。
ただし太田で11分待たされる上に北千住から太田までのりょうもうの特急料金は1050円。
特急料金が一気に高くなる。
北千住から特急を利用し、意図的に特急料金を安くしている久喜までの区間まで特急利用して
それ以降は普通電車を乗り継いでいく場合。
北千住(18:23)−久喜(18:56)、久喜(19:01)−館林(19:31)、館林(19:32)−伊勢崎(20:38)
館林始発の伊勢崎行きでは多々良で6分停車、福居で3分停車と
特急の通過待ち、あるいは電車の交換待ちで時間を食って伊勢崎まで
1時間以上もかかるクソダイヤを組んではいるが到着時刻はまだマシな方になる。
なので「りょうもう33号で北千住から久喜までを移動して後は普通電車」か
「りょうもう35号で館林から太田までを移動して後は普通電車」の二択。
りょうもうの特急料金。北千住から久喜までは550円。館林から太田までは600円。
前者の方が50円安くなる。
……そちらを選ぶしかないなら地獄がはじまる事になるわな。
亀有(18:13)−北千住(18:19) 北千住(18:23)−久喜(18:56)
特急券はネットで買った。乗車券は東武の株主優待乗車券を持っている。
乗り換え時間4分(正味3分程度)で千代田線の地下ホームから
特急専用の地上ホームまでを移動しないとこの乗り換え計画はおじゃんになる。
「ま も な く 北 千 住 で す」
北千住で地獄を見る男の地獄行脚がはじまった。
ドアが開いた瞬間にドラッグストアショーで頂いた試供品でパンパンになった鞄を背負ってダッシュ。
10両目に近い方の階段を一気に駆け上がり地下1階そして地上1階に出てノーラッチで
東武鉄道の改札内に入り地上の特急専用ホームを目指して駅構内を駆け抜け
特急専用ホームの専用改札でスマホの画面を見せ特急券の購入済みを証明し
株主優待乗車券を提示して印を押してもらいモバイルSuicaの清算を行って亀有からの料金を支払い
特急専用ホームを駆け抜け目的の号車に入れるドアから車内に絶叫しながら飛び込んで発車。
ぷしゅー(ドアが閉まる音) ぜぇぜぇぜぇぜぇぜぇぜぇぜぇぜぇ(息を切らせる音)
あと10秒でも遅かったら終わってました。
息を切らせた客を少なくとも1名乗せたりょうもうが出発。次は東武動物公園に停車します。
東武動物公園まではおよそ30分の無停車状態。進んでいく電車の中で
まだ息を切らせながら漸く呼吸が落ち着いた頃には早くも春日部を通過。
「りょうもうってこんなに早かったっけ?」「息を切らせて目を回しているからそう思うだけかも」
無停車が功を奏して確かに区間急行よりも早く移動できている。
その上息を切らせてぜぇぜぇ言っている状態なので時間の経過が早く感じる。
その2つが合わさっての超高速移動感覚を有しながらりょうもうはあっと言う間に久喜に到着。
久喜では2号車の後ろの扉から降りる。後は久喜で乗り換えて進んでいきながら帰宅。
その途中でテレビ東京ではGIオールスター競輪の中継が行われる。
なのでスマホのアプリ「どこでもディーガ」を使って視聴する事にした。
レースは平原が前を取って関東4車が前々での競走を実行する事を選択。
犬伏は後方からの競走。誰がレースを動かすんだ?と思われたがまさかの吉田が
早くね?という残り周回から加速。こうなると関東4車のペース。
吉田の早駆けにも思える仕掛けに8番手の犬伏は何も出来ず。
むしろ清水の方が関東4車に挑戦状を叩きつけるかの如く前を捉えに行こうとするも
最後は関東4車の壁に阻まれた。開いた所を単騎の古性が順位を上げるも
吉田の番手から先に抜け出していた眞杉匠が他を寄せつけずのGI初優勝となるゴールを果たした。
審議にはなったが審議対象は4番車の吉田拓矢。上位入線の選手には関係なし。
吉田拓矢は暴走で失格の判定。
「ついに眞杉がGI初優勝か」「眞杉が来年から赤パンか」
ちょっと不思議な内容という印象を受けた今年のGIオールスター競輪の決勝戦だった。