「どの場所に」「どの順番で」「どのぐらいの時間」行脚そして滞在していけば比較的滞りなく進んでいくか。
そうした事柄を様々な組み合わせで試行しながら自分にとっての最適な内容を見つけ出していく。
そうした事をやっていたら結局朝まで掛かったので一睡もせずに出発進行。
いちおうコーヒーを飲んで多少は気付けの状態を作ってはみたが果たしてどうか。
早過ぎる出発を実行してみたらなんと始発が発車する前に駅へとたどり着いた。
駅の中にある指定席券売機は当然動いていない。そりゃそうだ。この時間帯に動いてる駅なんてほんの僅か。
始発の電車にはモバイルSuicaで改札を通って乗車。
指定席券売機の発売開始時刻の都合上、休日おでかけパスは熊谷で買う。
やがて熊谷に到着。この時間帯に熊谷駅に到着したのはもちろん史上初めて。
この時間帯にも係わらず意外と乗り降りするお客様が多くいらっしゃっていて驚いた。
いったい貴方たちは何を生業にされているのですか?と。そう訊ねてみたくなる様な人間絵巻。
熊谷駅の改札をモバイルSuicaで出る。そしてこの時間帯で既に起動している指定席券売機をありがたやと拝む。
一通り拝んでから休日おでかけパスを購入。今度は休日おでかけパスで改札内に入る。
05:56 熊谷(籠原始発)
06:39 大宮
大宮に向かう途中でこの後乗るかもしれないあずさ5号が満席である事を確認。
まぁ南小谷(みなみおたり)まで向かうあずさなんて他に見当たらないので。
小谷村(おたりむら)まで向かおうと思えば数あるあずさの中でもこの1本になるのは当然の帰結。
ある程度想定の範囲内ではあった。
っていうか早めに予約したらいいじゃないですか?みたいに言われそうな展開だな。
自分は割とギリギリまで予定を煮詰めてから行動するタイプ。なので早めの予約とか正直難しい。
どちらかと言えば伸び乗る感じの性格の持ち主なのでそんな何日も前から律儀に予約とか正直難しい。
あとはもしもその特急の乗車駅に特急の到着時刻までに到着できなかったら…みたいな事を考える。
割とネガティブで後ろ向きな思考の持ち主。「本当にこの電車何時何分にどこそこ駅に到着するの?」みたいな疑念。
そうした疑念は常に心のどこかに持っている。
そういう性格なので指定席の予約を数日前から律儀に行っておくとかちょっと出来ない。
大宮に到着。大宮で湘南新宿ラインの大船行きに乗り換える。
京浜東北線で大船行きは時々聞くが湘南新宿ラインで大船行きを聞くのはちょっと珍しいな。
06:43 大宮(湘南新宿ライン)
07:15 新宿
新宿に到着するまでにシンプルな作戦会議。作戦会議の結果は「とりあえず立川までは進もう」になる。
07:21 新宿
新宿を発車して高尾方面へと進んでいく途中で「とりあえず八王子」にチェンジ。国分寺で「やっぱり立川」にチェンジ。
立川でやる事やってから最終的な結論を出しましょうという流れに決める。
08:03 立川
立川に到着。まずは改札内の指定席券売機で大月から韮崎までの乗車券を購入。
JR東日本の指定席券売機は設置されている駅以外の駅からはじまる乗車券を購入する事が出来る。
立川に設置されている指定席券売機ではあるが立川以外の駅からの乗車券も購入する事が出来る。
それを購入してから立川から甲府までの座席未指定券を購入。
「座席未指定券」とは何か。
基本的には自由席特急券と一緒。空いてる席に座る為のもの。しかし指定席特急券を持っている人が
座っている席に訪れたらその人に席を譲る必要があるというもの。なのて繁忙期や人気の特急では確実に座れない。
その場合はデッキに立って移動したりする羽目になる。
指定席券売機に座席未指定券を挿入する事で指定を受ける事が出来る。指定を受けた指定席特急券が改めて出てくる。
座席未指定券は全ての指定席が満席でも購入する事が可能。その場合はデッキに立って移動したりする羽目になる。
時刻表の流れを考えるとこのまま延々と在来線に乗り続ければ大月で臨時運転される特急に乗れない事もない。
しかし延々と在来線に乗り続けて大月方面まで移動すると結局甲府とその周辺への到着時刻が30分程度遅くなる。
基本的に自分は特急には速達性を求めているのでたとえ立席になったとしても今回は速達性を選択する事にした。
新宿駅で8時ちょうどに出発したあずさ5号が立川駅のホームへと進入してゆっくりの速度になって停まった。
新宿(08:00)、立川(08:24)、八王子(08:33)、甲府(09:28)。で、以降は松本、南小谷方面へ。
立川から甲府までが1時間10分台ではなく1時間10分「未満」なのはやっぱり速い方だと思うよ。
そういう訳ですでに人人人といった車内を見ながら「立つんだジョー」とばかりに乗り込んでデッキの空いてる部分を確保。
(●▲●)「♪(新宿駅は)8時ちょうどの〜 あずさ5号で〜(歌詞をハモりながら)」
(●▲●)「♪わたしはわたしはあなたからっ 旅立ちます〜」
おは狩人としか言い様がない脳内熱唱を楽しみながらE353系車両に乗り込んでデッキの部分に移動。
てか元ネタの「あずさ2号(曲名)」の歌詞は「いつかあなたと行くはずだった 春まだ浅い 信濃路へ」なのだから
甲府で降りてしまうならそれは信濃路ではなく甲斐路なのでは?
(●▲●)「細けぇ事はいいんだよ」
列車の中を窓ガラス越しに見ると12号車は比較的空いている様な気もしないでもないが
おそらくはこの後停車する八王子で大勢のお客様が乗り込まれるんだろうな。
だとすれば立川から八王子までは座れる、ただこの後座ってくるお客様が座った時にあったかい座席を受けて「あっ」と
なってしまう事を考えると積極的に座ろうとは思えないわね。やっぱり速達型のあずさは満席になりやすいのね。
そういう訳で積極的に座ろうとは思えないが座席の上のランプが黄色い表示の席をちょこっと遠慮気味に座る。
出発進行。
赤いランプが空席、黄色いランプがこの後そろそろ乗ってきますよ、で緑のランプが埋まってますと。
(●▲●)「緑と赤逆じゃね?」
信号機の色分けを考えたらむしろ緑が空席で赤が埋まってるの方が分かりやすいんだけど。
JR東日本はいい加減この色の分け方を逆にしてくれねぇかなぁ。そう思う様な展開。
やがて八王子に到着。ここで元恋人への恋心が止められずにあずさを降りる恋人とそれを追いかける恋人相手を想像。
実際は大きなスーツケースを持った人や登山用の荷物が入っているであろうリュックを背負った人たちが
どんどん乗り込んでいくためにホームで列を作っている光景が見えているばかり。
当然八王子につく前に席を立ってデッキに移動。開いたドアの反対側の位置に陣取って
お乗りになられるお客様の邪魔にならない様に立っているだけ。
やがてすべてのお客様のご乗車が完了したので自分の最寄りの号車のドアを開けて座席状況を眺めてみる。
(●▲●)「(席が)埋まってるぅ…」
もしかしたらどこかしらの空席が発生していたりしちゃったりしないかなぁとかいう儚い思いが打ち砕かれた。
ドアが閉まって出発。
堺正幸「次は甲府に停車いたします」
最近新しいアトラクション「ZOKKON」を運転し始めた富士急ハイランドに行ける富士急行線との
乗換駅でもあるあの大月さえも通過するのかという通過パターンの速達型。
およそ1時間私はデッキの中の人。
ただ甲府方面に向かう列車の進行方向の左手側の景色は割と好きで、相模湖が見えたり
トンネルに入ったりトンネルを出るとビリジアンに染まった山々が重なる様にして見えていたりとか
あるいはまたトンネルに入ったと思ったら鬱蒼と繁る森の中をコンコンと流れる小さな川とか
それとも山々の頂上に掛かる薄い霧の様な雲だとか、この辺りの光景は割と好きなので
デッキの扉のガラスの面積は西武特急のLaviewにも負けていないのである意味ここも悪くはないわね。
座席未指定券による乗車の場合車掌の検札を受ける事になる。やがて車掌さんがやってきた。
「これが大月から韮崎までの乗車券」
「これが大月から立川までの区間も有効な休日おでかけパス」
「これが甲府から立川までの座席未指定券」
3枚の磁気券を並べて説明する。座席未指定券にパンチ穴も入れられる検印を押してもらう。
勝沼ぶどう郷駅の存在している手前辺りのトンネルを抜けると
進行方向左手に甲府盆地の市街地がぶわーっと広がる景色が目に入る。
この景色を見たのは今回が初めてではないがトンネルを何回も出たり入ったりとしてきた中で
この景色を見るとようやくトンネル区間を抜け出して甲府盆地の上を街に向かって走っているんだなぁと実感。
そういう実感も含めてこの辺りの光景に出た頃合いの風景がたまらなく好み。
塩山や石和温泉などに一部の特急が停車する駅さえも通過していく高速進行。
その高速進行もやがて終わる。
あずさ5号は速度を落としはじめる。もうすぐ甲府駅。所定の位置で停まる為に速度を落としていく。
デッキには甲府で下車するお客様が列を作っている。甲府から先でポツポツと席に空きが出来始める。
堺正幸「甲府の次は小淵沢に停車いたします」
(●▲●)「報瀬さぁ〜ん(泣)」
小淵沢ときいて報瀬さんを思い出すのはもはや条件反射。
甲府の天候は台風一過を思わせる様な超晴天で信玄公もニッコリの晴れ間が広がっている。
これじゃあ「群馬よりも暑い場所」だよ。
あずさ5号が甲府駅のホームに滑り込んでその動きを止める。
景色を見たり曲を聞いたりしていたらデッキでもあっという間だった。
甲府駅で下車。階段を上って降りて反対側のホームに到着。普通列車の小淵沢行きが待機している。
長時間待機させて申し訳ないと思いつつ接続をとっていたこの列車に乗車。ほどなくして出発進行。
09:32 甲府
09:46 韮崎
竜王に停車。この先の区間からは未乗車の区間に入る。途中トンネルも通過して塩崎に到着。
小淵沢方面の進行方向の左手側にはラザウォーク甲斐双葉の建物が見えている。
塩崎を出発。一駅先の韮崎に到着。ここで下車する。出発していく電車。
小さい駅ではあるがやたらとホームが長い。特急の一部が停車するという事もあってか
12両編成の列車にも対応する為にホームが長くなっている。
駅からは観音様が見えている。ゴジラとかが現れた時にはあの観音様が動きだすとか。
※冗談です。
韮崎駅は観音様に見守られている駅という印象を受けた。
駅だけが高台の様な位置に存在し、その両側の土地とは高低差がある。
駅から遠くの高い土地や山々を眺めると高い土地の辺りに東京エレクトロンの建物が見えている。
山梨県韮崎市は東京エレクトロンの企業城下町と言っても個人的には過言ではないと思っている。
なので「あーあの位置にあるんだー」と有名人を目撃した時の様な声が脳内で上がっていく。
駅周辺を若干見下ろす様な高低差のある韮崎駅のホームから階段を下って右に曲がると自動改札機。
自動改札機に「大月〜韮崎」の切符を通して出場。
駅前は「韮崎市民交流センターニコリ」「ライフガーデンにらさき」が目立つ環境。
後者とか一瞬「パチ屋!?」とか思ってしまいそうな名称ではあるがいわゆるショッピングセンター。
山梨を地盤とするオギノが入居。サンドラッグやシュープラザといったテナントも入っているお店の集合体。
パチ屋は「ライブ(Live)ガーデン」、韮崎駅前にあるのは「ライフ(Life)ガーデン」。
似てるけど全然違いますね。
まずはニコリの方に入る。図書館とかあるんだ。2階の図書館に階段で登って向かう。
やはり韮崎市といえばノーベル賞(医学・生理学賞)を受賞した大村智(おおむら・さとし)さんの
出身地という事もあってか推しコーナーとでも言うべき一端が展開されている。
ものすごく簡単に説明するならイベルメクチンを作った人。
なのでここの図書館の名称は「韮崎市立大村記念図書館」になっている。
そうした図書館を軽く見回ったら1階へと降りて外に出る。あと数分で午前10時。
ライフガーデンにらさきに出店している各店舗が開店の時を迎える。
外へ出て横断歩道を渡って歩行者用の小道を通って施設内の駐車場に出る。
そのまま庇の部分を通って午前10時ちょっとすぎの時間帯にオギノに入店。
やっぱりオギノのお店の中に入ると山梨県に来たなぁという実感を受ける。
実際には山梨県以外にも出店はしているが本社が甲府市にある関係上、山梨のスーパーと
個人的には思っている。カタカナの「オ」をリボンで描いた様な図形が特徴的。
入店してCGCブランドを冠している「キリン 富士のおいしい水」と値引きシールが貼られていたどら焼を購入。
CGCブランドの商品は当たり外れが激しいがキリンはおいしいミネラルウォーターを出しているのでこれはあり。
お店の休憩コーナー的な一角で飲み食いをして栄養補給完了。
オギノを出て再度ニコリの方に向かい1階の一角にあるお土産ものの売り場を見るも
これなら小さくて持ち運びしやすいし比較的お値段も安いから買えると思える様なお土産は見つからず。
ニコリを出て韮崎駅の出口の反対側も一通り眺めてから駅舎に入ってモバイルSuicaで改札内に入る。
エレベーターを使ってホーム階に上がって電車を待つ事数分で甲府行きの普通列車が到着。
中央本線の区間ではSuicaが使える。身延線の区間では使えない。
10:28 韮崎
10:31 塩崎
出発する前に線路脇の所に観音様の説明書きが掲示されているのを発見。
「高崎白衣観音、大船観音の観音像と合わせ、関東三観音のひとつと言われています。」
まさかここで群馬の地名を見る事になるとは思わず。
やってきた電車にドアボタンを押してドアを開けて乗車。韮崎駅を後にする。
発車して進み始めてしばらくすると韮崎市立病院の姿が見えてきたが刑務所みたいな形の建物で
壁面に古い字体で「韮崎市立病院」と書いてある黒い文字が貼られているのを見ると
夜中にお化けとか出そうな廃病院の印象にさえも見えてくる。
(●▲●)「ワイはここには入院したくないわ……」
健康である事の尊さを改めて実感する。
塩崎に到着。列車を一駅で降りる。塩崎駅の特徴はホームに跨線橋がなく出口はそれぞれ別にある所。
「甲府方面の電車はこの出入口から」
「松本方面の電車はこの出入口から」と完全に分かれている。
跨線橋のない構造はちょっと珍しいわね。そんな風に思いながらモバイルSuicaで簡易改札機を通過。
降りてガード下にある歩道をくぐって反対側に渡る。
そのまま地図アプリの案内に沿って歩いていくとやがて何台ものトラックが通ったりもする大きな道に出る。
国道52号沿いを歩いていき、途中で細い小道へと入って更に登り坂を登っていく。
「本当にこんな所にあるの?」と疑問に思ったところで看板が見えたので到着。
ハードオフ・オフハウスが併設されているここがダイトースターレーン。
「本当にボウリング場があったんだ」とある種の驚きで以て入場。30レーンのセンターがお出迎え。
「2023山梨レディースプロボウリングトーナメント」の予選会場としても使われる様でそのポスターがお出迎え。
準決勝と決勝はイオンタウン山梨中央にある大丸パークレーンズで行われるそうで。
投げたいけれども投げる時間はどうやらなさそう。残念だが仕方がない。
場内でボウリングの投球フォームの確認を実行。リリースの時の腕の振りは気持ち小さめで構わない。
リリースの時の腕の振りが大きくなるど身体が前々へと倒れ掛かる様な、つんのめる様な状態になってしまう。
その事を確認。色あせた「きゅぽかの」の立て看板の前で投球フォームの確認を終えたらセンターを後にする。
来た道を引き返す。その途中で先程から見えていた建物に国道20号沿いから歩行者と自転車用の出入口から入る。
「ここがラザウォーク甲斐双葉か」。
アピタ北玄関から入店。出店している店舗の名称や床のタイルの色の使い方、あるいは場内の各案内を見ると
けやきウォーク前橋と似ている部分が多く見受けられるので一瞬前橋に来たかの様な錯覚を受ける。
しかしモール内の壁面に貼られている案内の文字に紫色が使われていたりと明らかに異なる部分も存在。
そういう発見をするとここは甲斐市である事を再認識させられる。
この辺りの土地はかつて「双葉町(ふたばちょう)」という自治体だった事から
「甲斐」「双葉」と複数の地域名がつけられている。
今回のこの来訪で東日本に存在している「ウォーク」の業態を取っている商業施設でまだ訪れた事がないのは
レイクウォーク岡谷(長野県岡谷市)とリバーサイド千秋(新潟県長岡市)の2つだけとなった。
モール内を軽く散策する程度の時間しかとれない。
さっきまで訪れていたダイトースターレーンへの道のりが長く険しいものだった事が理由。
ラザウォーク甲斐双葉の特徴はニトリとタイトーFステーションが存在している建物が別棟として存在している事。
本館とでもいうべき建物の中に連絡通路が存在。連絡通路から地下通路へと向かい地下を通って別棟への移動が可能。
まぁ「ふしぎなモール」だな、と。
そうした感想を持ちながら各階の各売り場を通路を使って一通り見て回ったら時間切れになったので塩崎駅まで歩く。
外に出て照りつける太陽の中をひぃひぃ言いながら電車の時間を気にしながら歩いていく。
この電車を逃したら次の電車は1時間後。そういう感じで本数の少ない甲府駅より西側の地域。
電車が到着する3分前程度に塩崎駅に到着。間に合ったぁ〜と安堵。自販機で売られていた「甲斐の桑茶」を購入。
甲斐市の特産商品だそうだ。飲んだ事はない。早速飲んでみる。「うーまーいーぞー」。
いちいち味王さまを降臨させるぐらいしか感想が出て来ないぐらいに早くも移動に移動を重ねて疲労中。
やってきた電車に乗って一路甲府駅に向かう。途中でトンネルを通過したりとこの辺りの移動では景色の変化に事欠かない。
市街地といった街並みに入ると甲府駅に到着。下車して改札をモバイルSuicaで抜ける。この時点でお昼前。
11:35 塩崎
11:45 甲府
みどりの窓口に併設されている指定席券売機の前に向かう。
指定席券売機で常永から大月までの乗車券を購入。常永からでも国母からでも大月までの運賃は同額。
それからセレオ甲府の売り場に入る。デパ地下みたいな店舗構成を2階に持ってきた様な売り場が特徴的。
1階に降りて甲府駅南口に出る。かつては山交(やまこう)百貨店だった建物は今やヨドバシ甲府。
地下1階にはロピアが出店し始めた。今回は立ち寄る時間はないが「ロピアがついにここまで…」と軽く驚く。
南口に存在している信玄公の銅像を撮影してから2番乗り場に列を作っている若者たちの後ろに並ぶ。
正午の少し前にバスが到着。モバイルSuicaで乗車して出発進行。
12:00 甲府駅南口2番
12:30 イオンモール甲府昭和
甲府駅を出て様々な道を通り土地勘のない自分を楽しませてくれる景色の移り変わりを堪能する。
やがて昭和町の区域に突入し飲食店が並ぶ道路を走って左に曲がり、駐車場のそばを走りながら場内に突入。
所定のバス乗り場に停まった所でイオンモール甲府昭和に到着。昭和町は甲府市のベッドタウンという事もあってか
かなりの勢いで商業施設が進出。イオンモール甲府昭和もそのうちのひとつと称していい位置に存在している。
さてイオンモールに向かうか。と思うでしょ?
イオンモール甲府昭和を離れて駐車場の範囲の外に出る。
常永小学校北の交差点から高倉街珈琲やピザハットのそばの道路を通り常永小学校西の交差点を引き続き西に進む。
飯喰南の所で南下しダイソーとドコモショップが同居している珍しい建物のそばを通って
昭田橋東の交差点から昭田橋を渡ってワークマンプラスの近くを通り山梨グランドホテルの近くを通ると目的地に到着。
オギノ リバーシティ店に到着。
東西南北それぞれに出入口が存在しているショッピングセンター。
早速入店してオギノに向かう。韮崎でも目撃した今年の24時間テレビの黄色いポスターがここでも目に入る。
山梨放送(YBS)が音頭を取っている流れにオギノが地域スポンサーとして手を上げてポスターを貼りだしている展開。
どうでもいいけど山梨県の民放って2つしかないから大変だよな。
個人的には47都道府県全てに民放を4つ(テレビ東京系以外)設置もしくはネット受けが可能な状態にして
地域による情報格差の解消へと動いていくべきだと考えている訳だが。
山梨放送、テレビ山梨、あと2つ。
「甲斐国(かいのくに)テレビ」とか「甲州(こうしゅう)放送」とかそういう名前を考えるよ。
それとここリバーシティにあるオギノには料理教室やYouTubeの撮影などに使われる「オギノキッチンスタジオ」が存在。
YouTubeでは「オギノキッチンスタジオ」というチャンネルで動画を配信しているそうで。
この時間帯でようやく遅いお昼ご飯。オギノのお弁当、お惣菜売り場でカツ丼を選んで購入。
カツ丼のお供はなっちゃんの洋梨ジュース。無事に購入できたのでフードコートに移動。
フードコートではオギノで購入した商品を頂く事も可能なので店舗限定ではあるが持ち込み可。
早速ふたをあけて割箸をちぎっていただきますと言う事でお腹も空いているので一気に近いペースでかき込んでいく。
おいしいね。でも次食べる機会はなかなかないだろうね。自分が山梨に引っ越すかオギノが群馬に進出するか。
そのどちらかでもない限り自分が住んでいる地域以外の地盤スーパーの商品を定期的に頂く事はまず以てない訳で。
オギノが中心となっている中規模なショッピングセンター。スターバックスやミスタードーナツ、セリアなどが出店。
店舗の種類に不足なし。個人的にはそういう印象。山梨県に来るとオギノには立ち寄っておきたくなるよね。
カツ丼を堪能してから2階を軽く見回す。店内に入って買い物をする程ではないか…。群馬にもお店そのものはあるので。
2階を軽く見回してからリバーシティを後にする。それから来た道を引き返して結構な距離を再度歩いてイオンに到着。
イオンモール甲府昭和。甲府市と昭和町(しょうわちょう)の両自治体の名前を併記しているのがこの地域の特徴を示している。
中を散策。基本的には「よくあるイオンモール」な訳だが入居しているのがイオンシネマではなくTOHOシネマズ。
その事が珍しい。どうしてイオンシネマではないのかが気になる。
基本的には買い物をする気はあまりないがこうしたモールはよく見るとその地域の住民の地域性が見えたりもする。
例えばお国言葉。方言だと意識していないだろうが他の地域の人が聞くと「?」となる様な言葉を話す住民の話し声。
そうした声が聞けたりする。
あるいは住宅産業や土地の売り買い、そうした事業を行っている会社の社名に地域名が見え隠れしている事がある。
「西甲府住宅」とか群馬じゃ聞かない。当たり前だが。
そういう地域の特色は意外にもこうしたモールに出ていたりする。出店している店舗は割とチェーン店化というか
全国どこへ行っても似た様なお店ばっかり!な展開になりつつあるが。
イオンモール甲府昭和の店内を散策し、ミスタードーナツによるドーナツの飾りつけ体験イベントを
通路で行っている事を目撃。さてそろそろイオンモール甲府昭和を後にするか。
イオンモールを堪能していたら常永駅まで850mの表示を柱に発見。今何時や?
13時56分です。
次何時や?
14時08分です。あと12分。「えーっ!」とびっくり仰天。
この時間帯の身延線の本数は非常に少なく、30分に1本の割合で出発する甲府行きの有料バスに乗り
下車専用の有料バスで終点の甲府駅南口ではなく途中の甲府昭和高校入口のバス停で下車してそこから南下。
南下して歩いていくとイトーヨーカドー甲府昭和店に到着するのでその経路を考えていた訳だが
まさかオギノリバーシティを堪能してイオンモール甲府昭和との往復を行いイオンモール甲府昭和の店内を満喫して
じゃあそろそろ移動するか!という頃合いになった時間帯にほど近い時間に甲府行きの電車が常永にやってくるとは。
間に合えーっ!と思って逃走中よろしく猛ダッシュ開始。モールの裏側に該る歩道をダッシュ。
なんとか間に合うか!?と思いきや常永駅に通じる道には横断歩道がなく一度車道に沿って離れていき
少し離れたところにある横断歩道を青信号の時に渡ってまたこちらの方面に戻ってきてからお進みくださいと
交通ルールを遵守した場合には遠回りになる道を進まなければならないそうで。
「なんやこの経路!」
迂回して遠回りするルートを取らされるはめになり、しかもその横断歩道で30秒ほどの足止めを食らう。
足止めを食らってから再度走り出す。目の前には自転車置き場と駅舎とホームへの入り口が見えてくる。
右手側から甲府行きの電車が見えてくる。間に合え〜と思った所で構内踏み切りに阻まれて足止め。
目の前の電車がホームに停まる。停まってから構内踏み切りが上がって通行可能になったので即座にダッシュ。
身延線はワンマン運転が殆どで料金の収集も運転手が行うので駅での停車時間が少し長めになる。
その事が功を奏してなんとかかんとか間に合った。先頭車両の後ろ扉が開いているので整理券を取って入る。
降りる時は全てのドアが開く駅以外は先頭車両の前の扉から整理券と料金を支払って降りるという形式。
簡単に書くとバスみたいなもんですね。
「ぜぇぜぇぜぇぜぇ」「間に合ったぁ…」
マジでギリギリの乗り換えが成立。
「ギリギリじゃないと僕ダメなんだよ」「いやギリギリの方がダメだろ」。
おはB'z的な展開を経てドアが閉まって出発進行。この展開はガチのマジで想定外。
取り出した整理券と一緒に初乗り運賃の150円はかかったが
イオンモール甲府昭和でバスに乗り210円を支払うよりも安く移動する事が可能になった。
14:08 常永
14:10 国母
国母駅に到着。駅舎でまだぜーぜー言いながら息がようやく落ち着いてきた所で出発。
国母駅からイトーヨーカドーまでは意外と距離がある。途中「桜湯」という温泉施設を見て入りたいと思うものの
ゆっくり入っている時間はないだろうねという事で炎天下の中を汗だくさまが1名ひぃひぃ言いながら歩いていく。
イトーヨーカドー甲府昭和店に到着。こちらもイオンモール同様に「甲府昭和」の名称がついている。
昭和町(しょうわちょう)
中巨摩郡に属する。昭和町の周辺の町村は同じ中巨摩郡に属していたが、いわゆる平成の大合併により
それぞれ甲斐市、南アルプス市、中央市となり、昭和町は現在の中巨摩郡唯一の自治体である。
甲府市に近い昭和町に立地している商業施設である事を名称に折り込んでいるのが特徴だな。
結構な時間を歩いてようやく到着。中に入ってまずは「ポッポ」でフライドポテト(150円)を購入。
イトーヨーカドー自体が数を減らして群馬県内からはとうとう店舗が消えた。
しかもイトーヨーカドーには必ずポッポが存在しているという訳ではなくポッポの数も順調に減っている。
そうなってくると昭和の香り漂う「ポッポ」はもはや希少価値の高いお店。そうなってしまっている。
なのでポッポのあるイトーヨーカドーに入店した場合はほぼ確実にポッポを利用している。
今はなき竹ノ塚のイトーヨーカドーにあったポッポを懐かしみながらイトーヨーカドー甲府昭和店のポッポで飲食。
ごちそうさまでした。
先に2階へ向かう。エスカレーター付近でドトールが紙パック入りのアイスコーヒーを特設会場で販売。
アイスコーヒーいいなぁ〜おいしそうだなぁ〜ちくしょーめぇ…。
2階に到着。2階に出店しているドトールが店先で新商品を紹介する広告を張りだしていた。
「メロンヨーグルン 北海道産赤肉メロン?」「これ絶対うまいやつ〜」
なお購入して飲むだけの時間はない模様。2階の売り場を一通り見て回ってから1階に降りて
1階の売り場で外に出てからグビグビと飲み干すためのジュースを購入。購入したら入った時と同じ場所から
外へ出て国母駅までの道のりを電車に間に合う様にひたすら進んでいく。
気持ち少し早めに出た事が功を奏してか比較的時間を残した状態で間に合った。
15:34 国母
15:49 甲府
JR東海仕様の駅看板や駅名標を見るのは少し不思議な気分。甲府駅の身延線ホームに存在している駅名標は
JR東日本仕様のもの。帯の色こそ緑から橙色に変わっているが字体などはJR東日本仕様のまま。
なので「1 甲府方面」の様な案内板や「こくぼ」とひらがなが大きく書かれているJR東海の仕様に
山梨県で触れている事は少し不思議に思う様な印象になる。
やってきた電車に乗車。甲府駅まで向かう。甲府駅に到着して数分後にあずさ38号がやってくる。
あずさ38号の座席状況は?
えきねっとアプリ「満席です」
(●▲●)「ですよねー」
早めに予約していればとかいう展開にもなりそうなんだがどの様に行動するのかといった内容は
自分の場合行き当たりばったりになる事が多く予約しても乗れるとは限らないので予約とかまず出来ない。
(●▲●)「これはまた座席未指定券行きですか、そうですか」
中央本線と並走している金手(かねんて)駅に到着。ここまで来るともう甲府市の市街地。
金手を出発。次は終点の甲府。甲府に到着する前からある程度現金を用意しておく。
乗ってきた電車が身延線の甲府駅ホームに到着。ドアが開いて駅の中を早歩き早歩き。
そして階段に到着して階段を猛ダッシュで駆け上がる。
身延線の甲府駅のホームから中央本線の甲府駅のホームまでは80メートルほど離れている。
中央本線の甲府駅のホームであずさ38号の出発に間に合う様に座席未指定券を買うには
急いで中央本線のホームに向かう必要がある。そりゃあダッシュにもなりますわな。
個人的には新前橋駅に毛の生えた様な規模の駅という印象のある甲府駅を駆け抜け
中央本線のホームに降りホーム上に存在している指定席券売機からあずさ、かいじの
座席未指定券を買う為のボタンを押して乗りたい特急の目的地となる駅までの座席未指定券を買える
表示部分のタッチパネルを押して予め用意していた1020円を投入して座席未指定券を発券する。
クレジットカードよりも現金の方が決済が早いのよ。
かろうじてあずさ38号の到着前に座席未指定券の購入が完了。山梨みやげとかを買っている余裕はなかった。
15:54 甲府 ※あずさ38号
16:59 立川
甲府から八王子までと甲府から立川までの特急料金は同じ。
この後に乗る予定のむさしの号は異なる番線に入線する八王子よりも
同じ番線に入線する立川の方が乗りやすい。
そういう訳で特急は立川まで乗車する事を選択。乗車というかデッキの住人になると言うか。
相変わらず満席で大人気のあずさの人気に嫉妬しながら乗り込んで移動開始。
行きに移動した時の景色とは異なり少し夕暮れの混じりだしてきた様な景色の中を
行きとは逆の移り変わりを以て通りすぎてゆく。
座席未指定券による乗車の場合車掌の検札を受ける事になる。やがて車掌さんがやってきた。
「これが常永から大月までの乗車券」
「これが大月から立川までの区間も有効な休日おでかけパス」
「これが甲府から立川までの座席未指定券」
3枚の磁気券を並べて説明する。行きと同じく座席未指定券にパンチ穴も入れられる検印を押してもらう。
高尾駅が近くなるとマンションなどの建物が多くなる。高尾駅を通過する頃には
京王線の高尾駅の高架橋が視界に入る。八王子に停車すると結構なお客様がお降りになられた。
赤いランプに切り替わりある程度の座席が空いたところで立川までの短い時間ではあるが座って移動。
あずさ38号は定刻通りに立川に到着。
トイレならあずさの車内で済ませてあるので今は特にそういう気分にあらず。
むさしの号の乗車口案内に沿ってしばらく待っていると有能列車のむさしの号がやってきた。
西国分寺だとかでの乗り換えなしで中央線沿線から大宮まで行けるのはマジで便利。
1時間に2本ぐらいはむさしの号の経路で大宮まで向かう、もしくは大宮から出る電車があってもいい。
17:07 立川 ※むさしの号
17:15 新小平
途中で長いトンネル区間を走りやがて電車は新小平に到着。なんとまさかの3分程度遅れ。
「ギリギリになってもうたやんけ!」と階段を上がりエレベーターを使い地上に出て改札を通過。
焦りながら歩きと小走りを繰り返して小平市を逃走中よろしく移動。ドンキとかの商業施設を横目に
マミーマートの近くを小走りで通りすぎ交差点に差しかかったら左へ曲がって西武鉄道の小川駅に到着。
ロータリーの範囲を越え階段で橋上駅舎に到着しモバイルSuicaで改札を通って乗るべき電車の番線を
チラりと確認したらそこへのホームを下っていき「ああああああああああああ!」と悲鳴を上げながら
到着していた電車に乗って息を切らせる行動に及んでなんとか間に合った。
17:32 小川
17:35 東村山
東村山行きの電車が入る2番線に到着。17時32分発の電車に乗れるホームに降りたのが17時32分。
ガチのマジであと10秒でも遅れていたらアウトだった。
(●▲●)「またこんな展開になるんかい!」
西武鉄道と言えばこの色だよね、的な黄色い電車に乗った汗だくさまを乗せて出発。
次は終点の東村山です。
すぐに東村山に到着。西武園線に乗り換える。
西武園線の3番ホームは同一ホームを半分に区切った先の向こう側。
(●▲●)「また走るんかーい!」
実は今乗っていた東村山行きの電車が1分程度遅れて東村山駅に到着していた。
17時37分発の西武園行きに乗ったのは17時37分よりもごくわずかに前の出来事。
あと15秒でも遅れていたらアウトだった。
17:37 東村山
17:40 西武園
西武園駅に到着。
西武園ゆうえんちに向かうであろう客と西武園競輪場に向かうであろう客との対比がすさまじい。
ただし西武園ゆうえんちの入口へは西武山口線の「西武園ゆうえんち」駅の方が近い。
西武山口線というか「レオライナー」の方が分かりやすいか?
小川駅からだったら西武拝島線で萩山、萩山から西武多摩湖線に乗って多摩湖、
多摩湖から西武山口線(レオライナー)に乗って西武園ゆうえんち(駅)へ。
この辺りの西武鉄道の路線って歴史的経緯から結構複雑に入り組んでるよね。
西武の車両のドア付近に存在している動画も流せるモニターに出される
西武園ゆうえんちの「ウルトラマン・ザ・ライド」の広告とか見るとあれは参加してみたくなるよね。
女性が「もう私がやるっきゃないじゃない!」として背中にロケットの様な物体を取り付けて
空を飛ぶウルトラマンと一緒に戦う動画広告。あの広告を作った人は上手く作ったなと。
でもこの辺りの西武鉄道の路線って結構複雑に入り組んでいるから移動がなかなか難しい。
「なんでこんなに難しくなったんでしょうね」「今後整理される事はあるんでしょうかね」
隙あらばライオンズとばかりに埼玉西武ライオンズの関係者を車内マナーの啓発広告に起用して
現在では松井監督がアウトと判定する中吊り広告を展開していたりする西武鉄道。
そうか、今は松井稼頭央が監督をやる時代か。
「そう。すごかったんだぞ、稼頭央(松井監督)は。足は速いわ、ホームランは打つわ、守備はかっこいいわ…」
若干ノスタルジックな心境にさせられる西武鉄道の車内マナーの啓発広告を見ながら電車に乗り
東村山駅からたった一駅だけ伸びている西武園線で終点の西武園駅に到着。
西武園線は村山競輪場(現在の西武園競輪場)への輸送を目的として作られた路線。
東日本での競輪開催は大宮からはじまり、大宮での成功を受けてここにも競輪場が誕生した。
現在では宅地化の進んだ丘の住人向けの利用も多々存在。そうした地域の中心へ向かう為の役割も担っている。
だから西武園競輪場へ向かうのであればこの路線でいいんです。
モバイルSuicaで改札を出て西武園競輪場への道を歩いていく。
今回はGIオールスター競輪という事もあって屋根の柱からすでにオールスターの装飾が存在。
中に入る。以前にも来た事はあるが中に入るのは初めて。これで北は弥彦から
南(西?)は静岡までの競輪場の中に入る事を達成した。
開催の有無は問わず本場だろうが場外だろうが「中に入ったら訪問した事にする」。
入ろうとは思えない千葉の250競輪は最初から除外。
弥彦、いわき平、前橋、宇都宮、取手、西武園、大宮、松戸、立川、京王閣、
川崎、平塚、小田原、伊東温泉、静岡。
上記の競輪場への入場をこれで達成した。ここから更に範囲を広げるつもりは正直ない。
豊橋とか行こうとは思えないなぁ。なんでだろう。やっぱり旅費かな。それと所要時間。
西武園に入場。入場してしばらく歩くとバンクを見下ろす部分に出る。ちょっと柵が細くて脆そう。
場内では西武園のマスコットの「さい☆ボーグ」と大宮のマスコットの「昇竜くん」の着ぐるみがお出迎え。
こんな残暑厳しい中なのに着ぐるみとかサウナかしら。
場内を軽く散策。埼玉支部の選手が「チャリ氷」を100円で提供してくれるとの事なので50円玉2枚を提出。
自転車をもがいてかき氷を作ってもらってからメロン色したシロップを掛けて頂きます。
「生き返るぅぅぅぅぅぅぅ」
今日これまでのダッシュ回数何回?
「イオンモール甲府昭和→常永」「甲府駅身延線ホーム→甲府駅中央本線ホーム」
「新小平駅→小川駅」「東村山駅で西武園線のホームまで」
以上4回です。そりゃあそれしか感想が出て来ないわ。
チャリ氷で生き返った後は場内を散策。西武園のバンクは意外と見づらいね。
ゴール線を目の前にして見られるのは特別観覧席の有料入場客だけ。
1コーナーから2コーナーと4コーナー付近には座席も含めて多くの席が用意されているが
3コーナーから4コーナーに掛けては老朽化の為なのか閉鎖で出入り禁止状態にされている。
バック側ではバンクに近い所に有料席、その上に無料席。
全体的にはバンクを見下ろす印象が強い。最後の直線付近はガラス越しにしか見られないのは迫力減。
造りとしては川崎や前橋、あるいは平塚の方が好きかな。
競輪場とひとくちに言ってもその見え方は各地で結構異なる事を改めて実感する。
さてそろそろレースだな。検討したい所な訳だが意外と難しい。
ここは犬伏湧也が中心でいい。ただ番手の小倉が千切れる事も考える。
そうなった場合は別線が浮上する。なので小倉以外が来る事も考えながら検討する。
っていうか最近ますます強くなった犬伏のレースにちょうど良く出会えるとかいいタイミングだったな。
犬伏は近いうちにS級S班になるかもしれない。それだけの力を身につけている。
南修二とか面白そうですけどね。買うならワイド1−2とか?まぁそんな感じの買い目を考えてみる。
あまり長居する時間はないんでこの7レースを見たら帰る事にする。
しばらくして締め切られて選手が出てくる。展開としては犬伏が後方からまくり気味に上がってくる展開。
番手の小倉が千切れて残り1周では先頭で単独走状態になるも2着を5車身ぐらい千切っての圧勝。
最後の最後はさすがにバテた感じがあったがそれでもこれだけの着差をつけて勝つとなると今後も楽しみ。
2着吉田3着南。
吉田有希が人気を落としていたのか配当が跳ね上がり犬伏が頭でも3連単は14440円と結構ついた。
払戻金まで確認した所で残念ながら西武園競輪場をあとにする。
競輪場の脇にある階段を降りると近くにある「いなげや」まですぐに行く事が出来る。
いなげやでジュースを購入してグビグビと飲み干す。
っていうか今日何回ダッシュしてるんだろうね。正直もう勘弁してほしいんですけどね。
そう思いながら西武園駅までは比較的ゆっくり進んでも電車に間に合う時間に到着。
モバイルSuicaで改札内に入って目的の電車に乗り込む。出発時間になったので発車。
18:29 西武園
18:32 東村山
一駅で終点の東村山駅へ。所沢、本川越方面の4番線は斜め向かい側で割と近い。
18:36 東村山 ※新所沢行き
18:39 所沢
所沢駅に到着。乗り換える為に階段を登って橋上駅舎に出る。
「ライオンズフェスティバルズ」の巨大な広告が釣り下がっているのを見ると
やはり西武鉄道のライオンズ狂ぶりは筋金入りだと思うよ。
18:45 所沢 ※準急 池袋行き
18:48 秋津
所沢始発の準急池袋行きに乗車。準急でないと秋津駅を通過してしまう。
所沢始発にも係わらず何故か1分程度遅れて秋津駅に到着。
ここからJR武蔵野線の新秋津駅まではおよそ400メートルの道のり。可能であれば18時55分の
海浜幕張行きに乗って南浦和まで向かい京浜東北線で浦和もしくは大宮、そして高崎線へ…。
そういう乗り換えをしたいので秋津駅を抜けてからは商店街と化している道路をダッシュ。
「間に合えええええええええええええ!」
他の乗り換え客の背中を追いかける番手方式で風避けを用いた走りで思いの外手応え良く新秋津駅に到着。
「間に合ったあああああああああああ!」
…?
有人改札の付近では大勢の客が長蛇の列を形成している。
ちょっとこれは帰宅ラッシュでどうのこうのという感じではないぞ?おい。
電光掲示板では東京行きの列車が5分遅れとの表示も出ている。
異常な空気感を感じる始末。
どういう事?そう思ったのでJR東日本の運行情報のページを開く。
「武蔵野線は、西浦和駅での人身事故の影響で、上下線で運転を見合わせています。
運転再開は19時40分頃を見込んでいます。」
(●▲●)「アアッ!?」「ふざけんなコラァ!!」
時間的には間に合っていたのに。時間的には間に合っていたのに。
どうすんだこれ。どうすんだおい。
新秋津駅から来た道を引き返して秋津駅に戻る。途中の日高屋で中華そばでも食べようかという
日高屋の誘いをなんとか振り切り秋津駅に再度到着。
秋津駅の有人改札で西武鉄道の駅員に休日おでかけパスによる振替輸送は可能かを訊ねる。
一人目の駅員さんは無理との飯能…じゃなかった反応だったが
二人目の駅員さんは通っていいよとの反応で意見が分かれた。
今回の人身事故で西武線は全線が振替輸送の対象。
振替実施時間は18時39分からなので既に振替可能な時間帯になっている。
JR東日本の休日おでかけパスによる他社線への振替輸送は可能か不可能か。
結論からすれば「(可能ではあるが)駅員次第」の面が大きい。
振替輸送の対象は既に購入済みの区間内のきっぷ、もしくは区間内の定期券。
つまり事前にお金を払ってある乗車券。
これに対して交通系ICカードによる振替輸送が不可能になるのは先払いではなく後払いだから。
幾ら支払う事になるのかは到着した駅で改札を通して初めて分かって差し引かれる仕組み。
事前にお金を払ってある休日おでかけパスであれば基本的には可能。
有人改札の駅員に「どこまで行くんですか?」と聞かれる事はあるかもしれないが
振替対象の路線内で完結する行き先であれば入場を許可される。
あるいは
人身事故による運転見合わせに巻き込まれて可哀相だと思ったから通す。
乗車区間が短いのであれば別にいいんじゃね?と思ったから通す。
そうした心理的な影響の面もある。なので仮に入場できませんと言われても仕方がない。
利用できませんと言われても仕方がない。通っていいよと言われたらラッキーぐらいの感じで構わない。
「とりあえず可能って事でいいでしょ。っていうか帰らせろ」ぐらいの荒んだ印象にもなるけどな。
さてどういうルートにするか。少し考える。
少し考えて「それしかないか」という事でゴー。
秋津から準急の新木場行きに乗車。新木場行きなので途中の練馬から西武有楽町線に入り
小竹向原から先は東京メトロ有楽町線に直通する電車。
そういえば秋津から先の西武池袋線は乗った事がなかったな。ある意味西武池袋線の乗り潰しだわ。
秋津を出発。準急なのでここまでは各駅に停車していく。次はひばりヶ丘に停まります。
19:03 秋津
19:10 ひばりヶ丘
ひばりヶ丘で急行池袋行きにお乗り換えが出来ます。
19:11 ひばりヶ丘 ※急行
19:32 池袋
途中の石神井公園で「なんでワイ石神井公園におるんやろうか」と思ってしまう。
練馬を越え東長崎も越え西武池袋まで向かいそこでJR池袋駅に乗り換える。
JRの池袋駅からは休日おでかけパスを用いて埼京線、もしくは湘南新宿ラインで北上する。
埼京線の方が早く乗れるなら埼京線で赤羽まで向かい赤羽駅で上野東京ラインに乗り換える。
埼京線が通勤快速であった場合は大宮まで向かう事も考える。
高崎線直通の湘南新宿ラインの方が早く乗れるのであればそちらに乗って高崎線内に向かう。
そういう経路。池袋経由の経路を考えた。
電車は西武の池袋駅に到着。まさかの西武池袋線完乗を達成。
西武池袋駅の有人改札では「揉めるよりは通したほうがいいだろ」とか考えたのか通してくれた。
この御恩は3日ぐらい忘れません。
今回の人身事故で西武線は全線が振替対象。秋津から池袋までを利用し振替対象の線内で完結。
池袋からはJRに乗り換えて移動するのでこれなら振替輸送の対象になると思われる訳だが
基本的には「駅員の判断次第」による所が大きい。いや今回の事例なら利用可能だとは思うが。
比較的急いでJRの池袋駅に向かうも距離の長さと人の波に巻き込まれて乗りたかった埼京線に乗れず。
乗りたかった埼京線に寸での所で乗り遅れた。
これは痛い。さてどうするか。
もう時刻表なんて知らないとばかりに電光掲示板を見ては移動し見ては移動し、という流れで帰宅すればいいか。
いいのか…?
なるようになる。いや「なるようにする」。
次にやってきた通勤快速川越行きに乗車。湘南新宿ラインはこの後宇都宮行きが来てから前橋行きが来る。
なので高崎線に直通する湘南新宿ラインの電車はしばらくは来ない。
通勤快速に乗車して板橋、十条と停車。次の停車駅は赤羽です。
赤羽駅に到着。向こうのホームには赤羽駅で乗り継ぐつもりだった快速アーバン高崎行きの電車を発見。
19:43 池袋 ※通勤快速川越行
19:53 赤羽
19:41 上野 ※快速アーバン高崎行
19:52 赤羽
なので通勤快速川越行きが赤羽に到着する頃には快速アーバン高崎行きはすでに出発している後。
なのに快速アーバン高崎行きの姿が見えている?快速アーバン高崎行きが遅れているのか?
でもすぐにドアが閉まって快速アーバン高崎行きが出発していってしまった。
その光景を埼京線の車内から眺める。
今乗っている通勤快速川越行きを大宮で降りて大宮で後からやってきた高崎線に適当に乗り換えて帰るか。
遠い目で快速アーバンを見送ってから赤羽を出発。武蔵浦和に停車して次は大宮に停まります。
通勤快速は通過駅が多くていいなぁ〜(遠い目)
大宮駅の地下ホームに停車。降りた瞬間から猛ダッシュを決め込んで今日何回目!?とした形で
自分でも驚きながら大宮駅の地下ホームを爆走し階段を駆け上がり乗り換え通路まで一気に出る。
次の高崎線は20時15分に出る籠原行きに乗って途中の桶川で降りて
ホーム内からも入れる日高屋もしくはロッテリアで飯でも食ってから帰るかおい。
その籠原行きに間に合えばいいかという事でその籠原行きに遅れずに乗る為にダッシュをかましていたら
8番線の出発案内の表示器には快速アーバン高崎行きの表示が何故かまだあった。
「!?」
階段を降りあと5秒という所で比較的ドア付近が空いている車両に乗り込んだ直後にドアが閉まった。
ドアが閉まってから走り出した電車のドア上部に存在している1行だけの電光掲示板には
次は上尾の表示がなされた。「宮原じゃない!」「快速アーバンさまや!」
車掌からの放送案内が入る。
前を走っている特急が遅れているためこちらも約3分遅れで運転しておりますとの事。
その遅れが逆に幸いした。
マジかよこんな事ってあるんだなおい。
結局武蔵野線は19時59分に運転を再開。やはりというかなんというか、当初の予定よりも長引いた。
遅れは進む事に拡大、籠原では8分程度の遅れになった。
前を走る特急?あかぎ7号(本庄行き)か?
不思議に思いながらも本庄に到着。隣のホームではE257系(湘南ブルー)が消灯状態で停車。
この車が原因か?っていうか一体何があったんだおい。
最近になってJR東日本は群馬県内も走る特急「草津・四万」に「あかぎ」をE257系に切り替えた。
その名称の特急にはリニューアルを行い側面の帯を緑色に変えて充当した。
だけど緑色の帯を持つE257系は車両が足りないとかで湘南ブルーのE257系が代走する事がある。
今本庄駅で消灯しているのはまさに平塚とかを走っていそうな青いE257系。
これが遅れの原因なのか?
ちょっとそんな事を思いながらも今乗っている快速アーバンさまに引き続き乗車して目的の駅で降りて帰宅。