[ ビックカメラのテーマソングが一新 ] 「東が西武で西 東武」のフレーズで首都圏ではおなじみの
家電量販店大手ビックカメラ(東京都豊島区)のテーマソングが、この夏、新しいものに切り替えられた。
締めの「ビーックビックビックビックカメラ」こそ変わらないものの、歌詞もメロディーも一新。
本拠地の池袋を強く意識した歌詞が全国で用いられているが、今後、従来のような
ご当地バージョンも検討していくという。テーマソングは国内の直営44店舗で7月末から
全て同じものに変更された。同社は昨年9月の新社長就任以降、売り場などの改革を進めており、
テーマソング変更もその一環とみられる。テーマソングの歌詞は、池袋駅の待ち合わせスポット
「いけふくろう」を思わせる「ふくふく ふくろう いけぶくろ」で始まり、わずか14秒の間に
山手線や埼京線、東武鉄道、西武鉄道など池袋駅に乗り入れている8路線が早口で
織り込まれている。これに対し、昭和53年5月の創業間もなく作られた従来のテーマソングは
賛美歌「まもなくかなたの」のメロディーに、「東が西武で西 東武」と東口に西武百貨店、
西口に東武百貨店がある池袋のねじれた状態が歌われていた。また、名古屋や大阪などでは
地元に密着した内容の歌詞のものが用いられていた。広報担当者は「ビックカメラは池袋の地に根差し、
街とともに成長してきた。時代の変化に伴いテーマソングもリニュールした」と説明。全国の大都市の
店舗では、これまでのようなご当地バージョンの歌詞も検討するという。(産経 2023/8/14 18:22)