夏至を過ぎたとはいえまだまだ日照時間の長いこの時期に遠征をしないのは割と勿体ない感じがする。
そういう訳で朝も早くから外出開始。
まずは東武鉄道の駅に向かう。駅に到着してすぐさま乗車。
乗車してしばらくして携帯電話の乗り換え案内でこの後の経路を調べると
この列車でも1本後の列車でも目的地に着く時刻は変わらない事が判明した。
「マジっすか」
そういう訳で結果的には1本早い列車に乗りながらまずは館林に到着。
館林からはそのまま乗り継いで南下。もうそろそろ利根川を越える頃かという状況でスマホを取り出し
デジタルでのみ発売している切符(と称していいのだろうか)を無事購入完了。
利根川を越えて羽生に到着。ここで下車。羽生までの東武鉄道の料金はモバイルSuicaでタッチして出札。
いつも思うんだけど紙の切符を買わなくても列車に乗って降りて改札を出られるって不思議だよな。
東武鉄道の改札を出て秩父鉄道の改札に向かう。こちらも最近になって自動改札が導入された。
ただし今回使う「秩父路遊々フリーきっぷ(デジタル版)」は購入して利用開始した画面を有人改札で
駅員に見せて有人改札を通るという仕組みのもの。なので秩父鉄道の自動改札は利用しない。
大人1500円。アプリ「EMot」かウェブサイト「EMot Online Tickets(スマートフォン専用)」で購入可能。
今回はウェブサイトからの購入。
秩父鉄道は先頃いわゆる「フリーきっぷ」の類を集約。現在は「秩父路遊々フリーきっぷ(デジタル版)」か
「SAITAMAプラチナルート乗車券」のみが通年発売されている状況になっている。
そういう訳で購入、利用を開始した画面を秩父鉄道の羽生駅の有人改札にいる駅員さんに見せて通過。
待機している熊谷行きに乗車。
熊谷行きという事は当然終点の三峰口までは行かないので考えられる内容は2つ。
1:熊谷まで行き熊谷から乗り継いでその先へ向かう。
2:熊谷までの停車駅のどこかで下車して改札を抜け再度駅に戻り今度の三峰口行きに乗車する。
このどちらか。今回は2番を選択。
熊谷行きに乗車。今回初めて秩父鉄道に乗車した。普段なかなか利用する機会がないので。
しばらく待機して発車時刻になったので扉が閉まって出発進行。次は西羽生。
東武脳だと羽生の次は南羽生なので「西」が来る事に僅かな違和感。列車は熊谷方面に向かって進む。
朝のかんかん照りな天候の中扇風機が車内でぐるぐると回るオンボロだけど味のある車両がひた走る。
どこで降りるかはもう決めている。
列車は行田市駅に到着。高崎線にも行田駅があるが行田市の中心にあるのはこちらの方。
南下すればあの「十万石ふくさや(十万石まんじゅう)」の本店に到着するがこの時間帯は当然営業しておらず。
十万石まんじゅうの行田本店で「秩父路遊々フリーきっぷ(デジタル版)」を見せて商品を購入すると
十万石まんじゅうが1個もらえるという特典を受ける事が出来る。
協賛施設でそうした優待が受けられるのもこのきっぷの特徴。
熊谷方面に向かって更に突き進む。そしてとある駅に到着した所で下車して改札らしきものを抜ける。
下車したのはソシオ流通センター駅。熊谷駅のひとつ手前(羽生寄り)。
「ここどこ?」という感覚になる駅。何故なら住所こそ熊谷市だが行田市との境目といった場所にあるから。
秩父鉄道の駅の中では2番目に新しい駅。一番新しいのは「ふかや花園」駅。
ホームから見える景色。水田は熊谷市、住宅地は行田市。
下車して改札を出て階段を降りて外に出る。ロータリーの部分が送迎に便利だねと思って歩いて道路沿いに出る。
熊谷駅側を見るとタイトーの看板が目に入る。
熊谷研究所が存在した「タイトー熊谷ビル」には、アミューズメント筐体のフィールドサービス(保守)を扱う
タイトーテック部門と、直営のアミューズメント店「セイタイトー熊谷Do館」が同居していた。2000年代後半ごろには
店舗が閉店され、タイトーテックの拠点として存続している。2012年からレトロアーケードゲームの同人サークル
「アーケードゲーム博物館計画」に倉庫の一部区画を貸借し、同会有志によって不定期にコレクションが
公開されている。なお、タイトーは敷地を貸し出しているに過ぎず、サークルとの運営上の関係は一切持たない。
昔なつかしのゲーム機が稼働可能な状態で置いてあるという建物の看板が目に入る。
羽生駅側を見るとこの先は行田市だという事を表す標識が存在していたりとここが境目である事がよく分かる。
行田市側の方に向かって歩いてギリギリ熊谷市内のマクドナルドに到着。
朝マックの中からすぐに出してもらえるアップルパイを選択して購入。
いただきますとバリボリ食べてごちそうさまでした。
食べたら駅に戻る。ちょうどいい頃合いで三峰口行きの列車が到着。乗車して一気に三峰口まで向かう。
ソシオ流通センター駅のホームから既に見えていた高層ビル群。あの辺りがちょうど熊谷駅のところ。
列車は上り下りを経て熊谷駅に到着。大勢のお客様が乗車してきた。
そりゃそうだ、JRとの乗り換え駅だもん。
高崎線と上越、北陸新幹線との乗り換え駅。
熊谷で混雑率が上昇した列車は三峰口までひた走る。道中で少しずつ人が降りていく。
熊谷を出発した列車は寄居方面に向かってひた走る。途中でふかや花園に到着。
ふかや花園プレミアムアウトレットの最寄り駅。
アウトレット開業と同時に秩父鉄道は大幅なダイヤ改正に踏み切った。
急行の本数を減らし各駅停車を増やし全体的な本数を微増させてふかや花園駅への利便性を上げてきた。
「SAITAMAプラチナルート乗車券」の秩父鉄道線内のフリー区間を寄居からふかや花園に伸ばしてきた。
明らかにふかや花園プレミアムアウトレットへの誘導政策。
アウトレットの開業が新駅開業のみならず鉄道会社そのものに大きな影響を与えたと言っても過言ではない。
ふかや花園を出発すると一部で話題の「小前田(おまえだ)」に到着。
次駅案内で駅名をカタカナ表記すると「次はオマエダ(次はお前だ)」となり、
まるで脅迫されているかのような様子から、珍地名、珍名駅の一つとして紹介されることがある。
秩父鉄道の車内の案内放送の英語音声が上信電鉄のそれと同じ人に聞こえる。
それも含めて「次はオマエダ」と言われたら「なんじゃい(南蛇井)」と返すのがよさそうで。
南蛇井駅(なんじゃいえき)は、群馬県富岡市南蛇井にある上信電鉄上信線の駅である。
日曜日および隔週土曜、平日の閑散時間帯は駅員無配置となる。
難読駅であり、その語感から珍駅名としても知られる。
基本的には長閑な住宅地なのでおぞましい事件の舞台になりそうな雰囲気はない。
桜沢を経て列車は寄居に到着。秩父鉄道と東武鉄道とJR東日本の3社が集結する巨大駅。
ただし駅構内は閑散としている。埼玉県内で3つの鉄道会社が1つの駅に集結するのは寄居と大宮だけ。
そうした寄居駅から更に秩父寄りの三峰口まで走る列車は実はそんなにない。
だいたい影森止まりの事が多い。三峰口まで走る列車は実は割と貴重。
寄居から先に向けて出発。ここからは山間部をひた走る事になる。
意外と読めない波久礼駅(はぐれえき)、樋口、野上と停車して長瀞駅に到着。
長瀞ラインくだりや宝登山ロープウェイといった長瀞町一帯の自然を利用した観光への拠点駅になっている。
長瀞駅を出発。上長瀞、親鼻、皆野、和銅黒谷、大野原、秩父、御花畑、影森と停車。
影森から先の三峰口方面の列車はとにかく少ない。なので今乗っている三峰口行きの列車はかなり貴重。
途中「あの花」のラッピング列車と行き違いの交換を行う。まぁ「秩父と言えば」確かにそうだな。
希望するとラッピング列車と遭遇するかは運不運もあるので見られた事は割と意外だった。
っていうか「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」ってやっぱり長すぎる題名だと思うよ?
浦山口、武州中川、武州日野、白久と停車していよいよ終点の三峰口駅に到着。
有人駅ではあるが閑散としている。三峯神社へのバスも運転されてはいるがそこまで向かってしまうと
もうこの後の予定が全て狂う上に当日中に帰れるかなぁという状態になるのでなくなく断念。
駅周辺を散策。すでに営業しているであろう飲食店も駅前には存在しているが飲み食いする時間もない。
この後の羽生行きを逃すと次の電車は1時間後。駅前に点在している「鉄道むすめ」を軽く写真に収める程度。
秩父鉄道の鉄道むすめは「桜沢みなの」。
正直「絵だろ?」とは思うが何もしないよりはいい。
駅前周辺を散策していたら意外とすぐに出発時刻間際のそれになる。
携帯電話の画面を見せて改札を通って羽生行きの列車に乗車して出発進行。
さすがに三峰口を出た辺りでは乗客は数える程度。この後各駅から乗車してお客様が増えていく。
しばらく走って今度は秩父駅で下車。さすが秩父市の中心駅のひとつなだけあって駅舎が立派。
到着した頃には駅舎に併設されている飲食店も開店の時間を迎えてはいるがここではまた食べない。
秩父駅を出て線路沿いを歩き踏み切りで影森行きの列車を見送ってから開いた踏み切りを越えて向こう側へ。
登り坂になっているアスファルトの小道を登って平坦な道に変わってもうしばらく歩くと大通りと合流。
目の前の右手に見えているのが「ウニクス秩父」。
ヤオコーの息が掛かったネイバーフッド型のショッピングセンターで
昨年にはユナイテッド・シネマ ウニクス秩父も開業し秩父市内に映画館が復活したという事で話題となった。
早速ヤオコーに入店。つめた〜い飲み物を欲したので
「キリン イミューズ ヨーグルトテイスト 500ml ペットボトル」を購入して早速飲み干す。
飲み干した後は水飲み場でペットボトルの中に少量の水を入れて洗浄して中の水を出して
シュリンクをちぎって分けてペットボトルとキャップは店外の回収ボックスの中に出して
シュリンクはごみ箱に捨てて早速手元から解き放つ。
ミスタードーナツやサンドラッグなど秩父市の秩父駅近くの買い物における中心的役割を担う場所ではあるが
ミスタードーナツやサンドラッグならお店そのものは地元にもあるので立ち寄る事は特にせず。
そのまま秩父市役所方面に向かって歩く事にする。歩道沿いには日帰り入浴施設を案内する広告が。
この辺りの特徴はひとつ「日帰り入浴施設」に代表される「温泉街」である事。その事を再認識する。
そのまま歩き続けて秩父市役所に到着。ただし市役所に用があるのではなく目安のひとつとして考える。
ここまで来たらあとはこれくらいの距離で次なる目的地に到着するぞ…という計算の為の中間地点。
それでも秩父市役所の立派な佇まいに感嘆の声を上げる訳だが。
秩父市役所から歩を進めて道を曲がってまた曲がって到着したのは西武秩父駅の駅前。
1:秩父鉄道の秩父駅と西武鉄道の西武秩父駅は名前こそ似ているが割と距離がある。
2:西武鉄道の西武秩父駅に近い秩父鉄道の駅は秩父駅ではなく御花畑駅。
意外とこれ知らない人は勘違いしてしまうよね。そういう位置関係。
西武秩父駅に到着。土産物屋もあるけど時間帯がもうすぐお昼なのでお昼ご飯の方を頂く事にする。
その前に西武の時刻表を確認。やっぱりちょうどいい頃合で来る事が出来たわ。
土産物屋の中を通って飲食店が集う場所へと到着。この先には「西武秩父駅前温泉 祭の湯」が存在。
温泉かぁ、いいなぁ〜とは思うが大人は平日でも1100円の入浴料金が発生するので「うげぇ」となる。
近年(2017年)改装されて新しくなった土産物屋と飲食店と温泉の複合施設。
西武鉄道が秩父という地域に力を入れているという事のひとつの証拠となっている。
今はお昼時ではあるが本格的なピークの時間帯はこれからなのでまだそこまでは混雑していない。
様々な飲食店の中から好きなメニューを選んでその食事内容を電子マネーにも対応している
高機能券売機で注文して料金を支払って出力された紙を商品の受け取りの時に見せて受け取る形式。
ショッピングモールにあるフードコートが多機能化したようなもの。そう書いた方が分かりやすいのか。
フードコートの各店舗から料金決済機能を排除、決済は多機能化した機械に集約。
各店舗は調理と提供に専念する。という形式を採用している薄暗くしてある飲食店ゾーンが集客の目玉。
色々な種類の食事が雨あられと押し迫ってきて「どれにする?ねぇどれにする?」と言われているかの様な
豊富なメニューが存在している。結局は「秩父と言えばやっぱりこれかな」という事でわらじカツ丼を注文。
わらじカツ丼(カツ2枚乗せ)1080円を注文。
わらじの様に薄く大きいカツをしょうゆを基本とした特製のタレにくぐらせて熱々のご飯の上に乗せるという
秩父名物のひとつ。「秩父と言えばやっぱりこれかな」という事で今回はわらじカツ丼を選択。
カツが2枚と聞くと「食べきれるかなぁ」と憂う事もあるがカツそのものは薄いので成人男性であれば
問題なく食べられる量になっている。さっき実は他の食事も頂いていて〜みたいな場合は知らない。
衣はサクサクと頂ける。中のカツは薄いながらも肉の味が十分な自己主張を繰り広げる。
特製のタレもおいしいのでスルスルとカツを頂く事が出来る。そしてこのご飯も炊き方が上手くて旨い。
これはもう「当たり」ですわ。名物をヘタな味にしたらダメな展開になるので当たりしかあり得ない訳ですが。
付け合わせの漬け物と味噌汁も旨い旨いと思いながらパクパクと食べ進めて完食。
ごちそうさまでした。
食器は専用の場所にある返却口に返す仕組み。松屋フーズのお店を想像したら分かりやすいかと。
返却口の近くには天然温泉への入り口。そしてここは西武レクリエーション株式会社の施設なので
当然の如く埼玉西武ライオンズ絡みで「駅の推し獅子」の幟やらなんやらが。
本当に西武鉄道グループは「隙あらばライオンズ」だよなぁ…(呆れ顔)。
西武秩父駅の推し獅子は背番号40の田村伊知郎選手。
娘「(電光掲示板に映し出された松井監督を見ながら)あれ、監督?」
父「そう。すごかったんだぞ、稼頭央(松井監督)は。足は速いわ、ホームランは打つわ、守備はかっこいいわ…」
娘「推しだったんだ?」
父「推しなんてもんじゃないな」
娘「横から見るパパは、なんだか友達みたいだった」
どすこーい!(諸事情によりモザイクをかけております、ご了承ください)
この手の幟やらを見ると上記のテレビCM「家族の知らない顔に出会エル。L曜日」を思い出す。
なお1名江古田駅から消されている模様。
隙あらばライオンズの一端を見てからトイレに立ち寄りそれから西武秩父駅の券売機で
まずは新狭山までの乗車券を購入。モバイルSuicaでも行ける事は行けるが紙の切符で欲しい所。
それから特急券の券売機で所沢までの特急ちちぶの特急券を購入。席は「おまかせ」で。
8号車の1Aの席が指定された状態で特急券が出力された。
これが何を意味するのか。
乗車券を自動改札に通して特急専用ホームから池袋行きの特急ちちぶ「Laview(ラビュー)」の形式に乗る。
これがラビューかぁ。実際に乗るのは今回が初めて。西武の特急というとレッドアローの印象が強い。
新宿線系統のレッドアローの印象が強いが今回乗るのはラビューの形式。
先頃埼玉西武ライオンズの選手たちがこの「ラビュー」の配色を模したユニフォームで試合をしていた。
外観は宇宙船を思わせる先頭部。銀色の車体が宇宙船の様な印象をより強めてくれる。
座席は黄色を基調としているもの。西武鉄道と言えば「黄色」の印象。古い話と言えばそれまでだが。
床材に使われているカーペットはさすがに年月が経過して多少汚れてはいるがまぁ仕方がない。
特急専用ホームから8号車までは一番遠い所やんけ!みたいな形で割と歩かされる。
仕方がないので他の号車から車内に入り涼しい車内の中を歩いて8号車まで向かう事にする。
さすがに平日昼間の時間帯なので乗客は数える程度。ただしこの後の停車駅で人が乗ってくる。
特に所沢から池袋の区間においては有料課金してでも座って快適に行きたいという需要がある。
自分の座席を発見。座る前に足でペダルを踏んで座席を180度回転して進行方向に合わせておく。
目の前には小さくて細長いテーブルが存在していたのでそこに乗車券と特急券を置いて記念撮影。
やはり窓が大きい。脚元まで窓があるのでホームの端まで見えている。この大きい窓が最大の特徴。
通路の上部には2画面を連結させた状態で目的地(池袋駅)や次駅の停車案内が表示される。
発車時刻になったので出発。次の停車駅は横瀬。
横瀬、飯能、入間市、所沢、池袋。
以上がこのラビューの停車駅。錚々たるメンバーが並ぶ。
横瀬に停車。横瀬を出発。車内の通路の上部にある2画面のうちの左側の画面には
ほぼリアルタイムで先頭車両が今走っている場所の映像が映し出される。
トンネル内部で停車。対向列車との交換待ちとの事。反対側から西武秩父駅に向かうであろう
別のラビューが通過。正丸駅〜芦ヶ久保駅にあるトンネルの中にある正丸トンネル信号場で交換を行う。
交換後に出発。再び加速を開始する。
飯能に出るまでは基本的に山や川を走る。吾野までが西武秩父線で吾野から先が西武池袋線。
所属はそうなっているが運転系統で考えると事実上飯能で分かれているとみた方がいい。
山や川を走り、やがて市街地が顔を覗かせる様になったらもうすぐ飯能駅。そういう風に考えていい。
「さっきから『山や川』とか連呼しているのですが」『ん?なんの事かな?』
JR八高線との乗り換え駅であり丸広百貨店(飯能店)が駅前に立地している東飯能を通過。
車体から見て右に曲がりながら速度を落として停車。
飯能駅に到着。「ムーミンバレーパークの最寄り駅」である事を宣伝しているが実際の距離はまだ相当。
最寄り駅をアピールしているが実際の距離は相当にあるので正直「嘘じゃね?」と言っても過言ではない。
ここでおよそ3分の待ち時間が発生する。逆に発生しなかったらそっちの方が驚きだな。
西武線はここ飯能駅で運転系統が分かれている。西武秩父と池袋方面を直通する特急は
ここ飯能駅でスイッチバックを行う。その為運転手が移動する必要が発生する。
それまで先頭車両だった車両がここ飯能駅からは最後部の車両に化ける。
逆に今乗ってる8号車は最後部から先頭車両に化ける訳で。
おそらく東京都心から最も近いスイッチバックの駅。
最後部から先頭車両に化けるこの仕組みにはトーベ・ヤンソンもびっくり。
出発までの間に足でペダルを踏んで座席の向きを元に戻す。そうしないと進行方向と合わなくなる。
運転手が先頭車両に化けた方の運転台にやってきて準備完了。出発進行。次の停車駅は入間市です。
ここからは停車駅の間隔が短くなる。飯能ぺぺのある飯能駅から入間ぺぺのある入間市駅に到着。
「ぺぺ」は西武の駅ビルブランド。やはりこの辺りは西武のテリトリーである事を再認識させられる。
入間市駅は入間市の中心駅ではあるが入間市の市街地は入間市駅の南側に位置しており
場所によっては武蔵藤沢駅の方が便利じゃね?という様な位置にある。
近くには航空自衛隊の基地が存在している。
入間市駅を出発すると次の停車駅は所沢駅。
入間市駅で降りて列車を乗り換え稲荷山公園駅で降りて稲荷山公園を発着するバスで
狭山市駅へ向かいそこから新宿線に乗って本川越方面に向かった方が早くね?という経路を
西武線は描いている訳だが今回はそれまで乗車した事のない西武線の乗り潰し旅も兼ねているので
多少線形としては遠回りになるが所沢経由での移動を選択する。
入間市駅を出発してしばらくすると形式不明ながらも航空機が空を飛んでいる姿を目撃する。
しばらくの間航空機とラビューが並走する様な形になった。偶然とはいえこの光景はここだけだね。
ラビューは所沢駅に向けてひた走る。車窓からの光景はどんどん建物が林立する都会的なそれになり
それに合わせて広告や看板、もしくは点在する家屋がチカチカと目に飛び込んでくる様な景色になる。
西所沢を通過してしばらくすると左手側の車窓に所沢スターレーンの姿が飛び込んでくる。
桐生と足利と本八幡は訪れた事があるが所沢では投げた事がないな。
もうすぐ自分のボウリングの投球フォームの修正が完了する。
自分の指に合った指穴を自分の投げ方にあった形で開けてもらって本格的に投げてよし!な
状況になったら投げてみたいボウリング場のひとつだわ。
そんな事を思っている内に所沢駅に到着。ここで下車。
駅直結の「グランエミオ所沢」が立派な西武の一大基地。ここで新宿線に乗り換える。
階段を上って橋上駅舎の中を通って階段を下って新宿線のホームに移動。
やってきた本川越行きの列車に乗って出発。先程までやってきた道筋に
途中まで引き返す様な経路で以て向かう。とはいえ車内に乗っていると
「今引き返しているなぁ」という感覚には全くならず。むしろ全く別の場所を走っている印象になる。
さすが所沢市は埼玉県の中でも大規模な街なので市街地と言っていい高層アパートやらの類が
建物建物また建物といった形でそびえ立っている。そうした中を走って狭山市駅に到着。
狭山市役所も近くにあるので狭山市の中心駅はここ狭山市駅と言っても差し支えないかと。
でもここでは降りない。列車が出発。次は新狭山です。
新狭山に到着。ここで下車。自動改札に切符を通して改札を抜けておつかれさまでした状態になる。
駅を出て駅前にマクドナルドといなげやがある事を確認。歩道を歩いて到着したのは新狭山グランドボウル。
先頃行われたボウリングのNHK杯の会場にもなったボウリング場。
早速入店。やはり古くささは否めない。とはいえレーンはプラスチックレーンがしっかりと稼働しており
右手側にはいわゆる健康ボウラーとでも言うべきご長寿ボウラーさんたちが思い思いのウェアに身を包み
背中側にはアルファベットでお名前を記しているお姿でピンをたくさん倒されている光景が存在。
ボウリングの大きな大会では投げている人を識別する為に背中に名前入りの服を着る事が義務づけられている。
名前の表記は漢字でも英語でも可。ひらがな?カタカナ?格好悪いと思わなければそれも可となっている。
全体的にレベルが高い。アプローチ上部の画面に映るスコアを見る限りでは結構な人がストライクを取っている。
まぁ自分は投げられない訳ですが。
「マイボールにマイシューズがないとスコアが半減する」。
「ボウリングが上手くなりたいんだったらマイボールにマイシューズを準備する事。それとドリラーを探し出す事」。
かつての名ドリラーだった高田誠さんは既に鬼籍に入った状態。
今の名ドリラーって誰?日坂義人さん?
「腕の立つ信用できるドリラーが全国的に不足している事」がボウリング再興の障壁となっている。
千曲市を舞台にボウリングを題材にしたアニメをやっていれば再興される訳じゃない。
あとは「プロショップナカライ(半井)」を運営する半井清さんを思い浮かべる。
そうした風を受けながら人の邪魔にならない場所で投球フォームの確認を行いながら投げる真似をする。
修正すべき所は修正していく。手足の使い方や物事への考え方。自分の投げ方が日々修正されていく。
あとはハウスボールも試しに持ってみる。
正直13ポンドは重いなぁ。自分が非力なだけなので11ポンドがちょうどよくて12ポンドだと割と重くなる。
指穴があっていないハウスボールなので指穴のあったマイボールになるともうちょっと上限が上がる訳だが。
ボールリターンの機械がブランズウィック2000。今はなきボウルジャンボ前橋と同じでちょっと感動。
全体的に古い感じは否めないがレーンの整備はちゃんとされているので問題ない。
しかし新狭山グランドボウルといい先頃投げたドリームスタジアム太田といい
ボウリングのご新規さんを拾い上げるという事については無頓着も甚だしいなと。
初心者お断りの空気がすごい。誰もがみんな最初は初心者。如何にして初心者を置き去りにしない形を作るか。
そうしていかないとボウリングの再興なんて夢のまた夢に終わる。
千曲市を舞台にボウリングを題材にしたアニメを(略)
(●▲●)「山なんとか穂高さんにボウリングのプロテストを受けさせるか」
(●▲●)「かつての落合さんみたいな事、お前やってみるか?」
まぁやらないとは思いますが。
多少そうした空気の淀んでいる感に不満を覚えながらも投げているご長寿ボウラーのスコアを見れば
そのセンターの指導内容や方向性が見えてくるので新狭山グランドボウルは信に足るボウリング場。
それが結論。
結論を出したらセンターを抜けて新狭山の駅まで歩いて戻る。
駅前のいなげやで「カルピスウォーター 氷点果ピーチ」を購入。
早速飲み干してごちそうさまでした。空けたペットボトルを新狭山駅のごみ箱に投入する。
ここから本川越まではモバイルSuicaで料金を支払う。携帯電話で改札内に入って
本川越方面の列車が発着するホームに到着。しばらくして本川越行きの列車が到着。
乗車して出発。この後の停車駅は南大塚と本川越の2つしかない訳ですが。
本川越駅の手前で単線化してから本川越駅に到着。
下車してトイレを済ませて改札を抜けて人の波に乗りながらえっちらおっちらと徒歩で乗り換える。
「人の波についていったら最短ルートで乗り換えられるんですね」
到着したのは東武東上線の川越市駅。
川越市駅にモバイルSuicaで入札して駅構内の階段を上って降りて森林公園方面のホームに到着。
川越市駅だと有楽町線のメトロ車も見られたりするから楽しいわね。
やがてやってきた森林公園行きの10000系に乗車。この後やってくる小川町行きの列車でも
小川町駅で寄居行きに接続が可能。むしろ1本後の列車の方がスムーズに乗り換えられる訳だが
果たして本当に寄居まで行っていいのだろうか。途中の駅で降りて駅周辺の施設に向かう。
そうした行動も考えていた。この後の行動は実はまだ決めていない。
1:高坂で降りてピオニウォーク東松山
2:東松山で降りてビバモール東松山
主にこの2択。
……結局どちらにも行かない事に決定。そのまま森林公園まで乗って終点で下車。
森林公園の時刻表を見ると森林公園始発の寄居行きの存在がチラホラと散見。
日中の時間帯に割合多く存在している。ダイヤ改正で新設されたのは知っているが
基本的には小川町と寄居の往復が主で小川町始発の寄居行きの印象がとても強い。
森林公園からワンマンで運転する様になったのか…と隔世の感というか乗客の減少というか
東武鉄道の東上線への冷遇というか合理化と言えば聞こえはいいが要するにリストラというか
鉄道会社の苦境の一端が滲み出てくる森林公園からのワンマン列車寄居行きの存在が見えていた。
森林公園で次の小川町行きを待って乗車。武蔵嵐山から小川町までの駅間長いなおい!
と改めて思いながら小川町に到着。小川町で待機していた寄居行きに乗り継いで出発。
途中みなみ寄居(ホンダ寄居前)に到着した時に
「そういえば新狭山で降りていたので埼玉県内にあるホンダの完成車工場2ヶ所の
それぞれの最寄り駅に奇しくも足を運んでいた訳か」という事に気がついた。
列車は終点の寄居に到着。
駅前のライフだった建物は事実上の廃墟が続く。スーパーマーケットは寄居駅の近くにベルクとヤオコーが
それぞれ存在してはいるが駅前にあるという立地を考えたら本来はライフが生き残っていてほしかった訳で。
スーパーマーケットというよりもイトーヨーカドーの様な総合スーパーを思わせる様な巨大な建物。
それが廃墟になっているんだから相当に駅前の景観に悪影響を及ぼしていると思うよ。
東武東上線の寄居駅で改札にタッチして精算。秩父鉄道の寄居駅に携帯電話の画面を見せて入場。
やがてやってきた羽生行きに乗車。途中のふかや花園で下車。
これで「秩父鉄道で一番新しい駅と二番目に新しい駅の両方に下車」した事になったのか。
ふかや花園で携帯電話の画面を見せて改札を通過。目の前にはふかや花園プレミアムアウトレット。
しばらくは歩く事になるけどね。おおよそ2分くらい歩いてアウトレットの敷地内に到着。
リア充の巣窟と言いたい所だが平日ならこんなもんか。それでも結構な人が歩いている。
あちこちにリア充御用達ブランドといった社名店名ブランド名が軒を連ねる。
まずはガリガリ君の所に到着。400円を支払って絶叫マシンに乗る。
ポール状の機械の周辺に花びらの様に横付けされている座席に乗って安全バーを降ろして急上昇。
そして急降下。急降下の途中で止まって再度上昇、また急降下。それらを繰り返す乗り物。
上昇している時はふかや花園駅とその周辺がこんな高い所から見えるなんてという景色が見られる。
その後に急降下する時は普通に悲鳴を上げる感じで目を回す。
自分は絶叫系の乗り物は苦手なので基本的には乗らない立場。じゃあなんで乗ってるんですか?
となる訳だが「乗らないと男が廃る」様な印象という事で。
乗り終わった後に店内に入り「大人のガリガリ君」を購入。この手の商品は普段ガリガリ君を
購入させて頂いているスーパーマーケットでは売られていない。主にコンビニで売られているのかな?
初めて見た「マスカットオブアレキサンドリア」な果汁55%入りの大人向け商品を購入して頂きます。
噛んだ瞬間に果汁がじゅわーっと出るわ。これはすごい濃厚な味。「大人の」と称して売るのが分かる。
ガリガリ君を食べ終わったら専用のごみ箱に棒や袋を入れて退出。
各種店舗の中で気になったのはエースのスーツケース。格安で売られているスーツケースと比べたら
30%オフや40%オフの割引があってもまだ高い。だけどそれだけ高品位なスーツケースという事で。
自分にはどれぐらいの大きさが合っているんだろうか。そうしたものを見聞きする為に立ち寄った。
小さすぎたら意味がない。大きすぎても邪魔になる。自分にあったスーツケース選びって
とにかく容量と機能性の2点において結構考え込んでしまうよね。でもいいスーツケースが見られた。
見終わったので退店。後は他に…となる様なお店もなかったのでふかや花園駅に向かう。
この後の羽生行きを逃すと次の列車は40分ぐらい待たされるのでやや急ぎ目に向かって無事生還。
羽生行きの列車に乗車して出発。次の経路を車内で悩む。
1:熊谷で下車してニットーモール等のモールで買い物。南口からバスで太田に移動。
2:羽生で下車して東武に乗り換えて太田方面に移動。
しばらく考えて2を選択。バスだと太田で乗りたい列車に乗れる時刻に到着できるか不明。
そのまま乗り続けて終点の羽生に到着。有人改札から改札外に出て階段を降りる。
羽生駅は東武側と秩父鉄道側で出口が2つある訳だが今回は秩父鉄道側から出る。
歩いて3分程度でベルクに到着。
ベルクにはコカコーラの500ミリリットル缶が78円(税抜)でしかも冷えた状態で売られている。
最近スーパーマーケットに置かれる様になった700ミリリットルだと大きすぎると
感じた場合にはこの大きさの方がちょうどいい。しかも冷えている。これはありがたい。
だけどこの羽生西店にあるとは限らないけどな。そう思って入店。
レジ前の冷蔵ケースに並んでいるはず。あった。このベルクでも売られていたのか。
個人的にはベルクの隠れたスマッシュヒット的な商品。割引シールが貼られていたおにぎりと
一緒に購入。駅前のベルクに立ち寄って飲み食いして戻るとちょうど乗り換えの列車が来るんで。
コーラをゴクゴク、温めたおにぎりをパクパク。はい、ごちそうさまでした。
飲み食いが終わってから羽生駅に戻る。戻って東武鉄道の改札にモバイルSuicaで入場。
ちょうどよい頃合いで館林行きの列車が到着。乗り込んで出発。
終点の館林に到着。館林で乗り換えて最寄り駅に到着して帰宅。