[ しなの鉄道で運行開始 ] 長野県千曲市は、同市が舞台のアニメ「Turkey!」のキャラクターなどを
デザインしたしなの鉄道のラッピング列車を企画した。3市町合併による同市発足20周年の記念事業で、
今月運行を開始。車内には市内の小中学生がメッセージを書いたつり革のほか、観光地や特産品を
紹介する広告も掲示している。ボウリング部の女子高生5人がメインキャラクターのオリジナルアニメで、
ポニーキャニオン(東京)などが制作している。放送時期や放送媒体などは未定。同社と市は昨年、
包括連携協定を結び、市のPRで協力しており、今回の企画はその一環だ。(信濃毎日新聞 7/19 11:50)
つまり千曲市が金を出したという理解でいい訳か。
自治体の街おこしと最近よくある「女子高生におっさん趣味をやらせてみた」系作品との悪魔合体。
今の所はそういう理解にしておく。
……。
ボウリングを題材にするって相当難易度高いけどな。
1:高校生くらいの年齢のボウラーが目指すべき大会ってある?
まずそうした大会があったとしても世間での知名度は小さい小さい。
ボウリングは「ワールドゲームズ」の競技種目にも選ばれている立派なスポーツではあるが
そもそも「ワールドゲームズ」の存在を知っている人がどれだけいる事やら。
オリンピックに採用されていない競技種目で世界最高水準のアスリートが競い合う国際的な競技大会。
日本では秋田県での開催が唯一のワールドゲームズの開催実績になっている。
2:完成度の高い高校生ボウラーってまずいない。大学生の方が完成度がより高くなる。
なので粗削りにするしかない訳だが粗削りなボウリングを投じる女子高生をどうやって動かすんだ?
金子萌夏(相模原パークレーンズ所属)
所属は神奈川県相模原市のボウリング場だが出身は群馬県桐生市。
「ボウリングとの出合いは保育園児のころ。小学4年で全日本小学生ボウリング競技大会に出場し
優勝すると、いっそう競技にはまり、桐生スターレーンで腕を磨いた。」(桐生タイムス)
現在は高校を卒業しているが相模原パークレーンズとの専属契約を結んだ当時は高校生。
ひとつ「リアルに寄せた脚本」を書くのであればこうしたボウリング戦士の生きざまが参考になる。
だけど「マジメにコツコツとボウリングに明け暮れてプロになりました」とかいうお話にして誰が見るんだ?
客寄せにはつながらない。
最近の「地方自治体と女子高生のいわゆるスポ根ものを掛け合わせた作品」というと
東武鉄道も巻き込んだ「プラオレ!」が思い浮かぶ訳だが。
ソシャゲの宣伝アニメとはいえひとつそこが参考になる。