三山王冠争奪戦の決勝戦が終わって結局の所は帰りの道中で楽天モバイルの電波のよい場所で
「どこでもディーガ」を使い音声はBluetoothイヤホンで「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の2期最終回を視聴。
「(大河内さんは)こう来たか」の印象。
1:言い方は悪いがガンダムのアニメはプラモデルを売る為のアニメ。
なので最終盤で出てきたガンダムキャリバーンをどう活躍させるのか?という点をまずは見ていた訳だが
あー。エアリアルのガンビットをねぇ…。男の子ってこういう合体系のギミック大好きだもんね。
先週までのお話だとキャリバーンは逃げ回っていた印象しかなかった訳だがこういう活躍の手があったかと。
2:若干の駆け足と相当なご都合主義。
1期の学園決闘パートで尺を使いすぎて後半が駆け足になっているのが本末転倒。
学園決闘パートを1話削ってその分を後半の会社駆け引きゲームに割いた方がバランスはよかった。
学園が襲撃された時にモブキャラは呆気なく死ぬのに地球寮のキャラや名前ありのキャラは平気で生存する。
モブキャラの命軽っ!という所に地球寮というか「主人公側属性」のキャラクターはしぶといなぁという印象を受けた。
そこの生存に関しては割とご都合主義だよな。
株式会社ガンダムの顔である所の「ガンドアーム」、要するに義体をどうするのか。
自分はデリングが目覚めた時に自分の親に義体を当てはめる事で
「ガンドアームは命を救う為のものです」と力説するのかと思ったがメインのお話には関係ありませんでした。
登場人物の生死とか行動とか割とご都合主義満載の生存もしくは死亡ルート。
もう2期の最初の方で消えたメスガキとか「殺される脚本のために生まれてきた様なキャラクター」という事で
キャラクターの生きざまというよりも「脚本の手の平の上で踊らされている感覚」が満載な後半の露骨な調整描写。
そこが割と残念だった。
3:いきなりの「そして3年後」は飛ばしすぎだわ。
キャラがいきなり加齢で老けるのは勘弁してくれって感じ。長くても2年後までにしてほしかった。
3年って期間にしたの誰?大河内さん?正直長すぎんよ〜という感じの年月設定にしたので呆れるばかりだった。
能登スペラさんのシーンは宇宙の騎士テッカマンブレードの最終回のDボゥイさんを思わせる様相でした。
「エリクトさんそこに転生っすか!?」
正直意外な所だった。他にないから仕方がないんだけど一歩間違えればギャグになる。
……。
基本的には「よく出来た作品」。人が死んだり戦ったりする内容なので「面白い」とは口が裂けても言えない内容。
ただ前半の決闘パートで尺を使いすぎて後半が駆け足になったり最終盤でもプラモデルを売る為に
新しいモビルスーツを出してきたり地球寮の面子が主人公属性で死ななかったりとご都合主義もそこかしこに散見。
最後はYOASOBIへの忖度も忘れずにという事でソニーミュージックの偉さもかいま見得た。
先週の次回予告の時点では「最終回」と表記された事で明かされなかった最終回のサブタイトル。
まぁYOASOBIへの忖度だなぁと。長すぎ。「祝福を君に」ぐらいがちょうどよい長さだったかと。
やっぱり「日5の全国枠で放送出来るという事はそれだけ色々な方面からの資本が提供されると同時に
あれをやれこれをやれと言った命令にも似た展開が折り重なってくるという事でもあるのね」とした印象が拭えない。
各方面からの強い要望を折り込んで後半一気に広げた物語を半ば強制的にかろうじて畳んだ手腕には一定の評価。
だけどやっぱり前半ダルすぎた決闘パートの分を1話削れば後半もあんなに駆け足にならなくてよかったんじゃないかな?
そう言わざるを得ない。
そうした最終回だった。
以上。