2023年07月01日(土)ぐんまちゃん

テレビアニメ「ぐんまちゃん」のシーズン2が群馬テレビでは本日の放送分を以て終了。

最終回の予告内容から想定はしていたが案の定そこまで面白い話でもなかったな、と。

テレビアニメ「ぐんまちゃん」のお話の基本パターンは2つに分類される。

1:群馬県に関連した場所や産業に関するお話。
2:群馬県特に関係なくない?と言ったファンタジーというかファンシーなお話。

シーズン2の最終回は丸々後者のお話と相成った。

古墳から移動してひらがなぐんまの地下帝国へ!とかいうお話。

後者のお話になるとドタバタコメディの様相を呈して終わるだけ。その内容は人を選ぶ。

ただ前者だろうと後者だろうと丁寧に作られているという事はよく分かるんだよな。

良作ではあるが群馬県民と群馬県民以外からとで評価の分かれる作品。

シーズン3?個人的には十中八九ないと思っている。

テレビアニメ「ぐんまちゃん」には群馬県出身声優が何人も名前を連ねている。

内田彩(太田市出身)
小倉唯(みどり市出身)

シーズン1の内容とシーズン2のこれまでの内容を振り返ってみると
前橋市出身の有名声優で「攻殻機動隊」にも出演しているあの人がまだ出ていなかった訳で。

田中敦子(前橋市出身) ※いずれも敬称略

田中敦子さんが出演したらその時点で「上がり」。

「上がり」とは、仕事を終えることである。建築業界だけでなく、
一段落することや終了することを意味してあがりと表現することは、他にも多くある。

ジェシカ演じるのは群馬県ご出身田中敦子さんです(ぐんまちゃん公式情報)

本郷みつるさんが最後の最後に「とっておき」を出してきた。

アニメがよっぽど人気でシーズン3の制作の声が大きくなればあるかもしれないが
基本的には十中八九「ない」と思っている。

アニメぐんまちゃんのシーズン1にシーズン2と全体を通した感想は以下の通り。

作り手側で加齢臭漂うスタッフが表に立っているので「一昔前のアニメの様な演出」が散見。
ただベテラン監督という事もあって安定した作り、手堅い作りになっている点は評価。
群馬県のキャラクターをいじるという難しい課題を見事にこなしたと言って差し支えないお話。

公営競技を扱うのは群馬県の下地を考えたら当然な訳だが
公営競技を知らない連中からの腐った声がアニメ制作の邪魔をした。

2期ではコンプライアンスの連呼で若干萎縮している感じのお話も散見された。

※コンプライアンス(法令遵守)

ひらがな群馬が舞台と嘯いているが漢字のリアル「群馬」の特徴的な場所を
上手に物語に取り入れている所に丁寧な取材の痕跡が見える。

企画そのものは成功。お話の内容には上下差があれど丁寧に作られている事は共通している。

ただ群馬県民からは評価されるが群馬県民以外からは評価されない。

ある意味貧乏くじを引いた感のあるスタッフたち。

2期のハイライトはやはりオートレースのお話。
1期で公営競技を扱って意味不明な叩かれ方をして凹んだのか賭けではなく駆けの面にスポットを当てた。
性格は違うがあのハニワレーサーのモデルは明らかに貢さんだよなとした描写に丁寧な取材の痕跡が見えた。

でも何故か「射幸心」というセリフがBSフジではカットされたのが意味不明。

その事に関するヤフコメでズレた事書いてる連中が結構いて仰天。
オートレースってマジで世間には知られてないんだなと改めて思ったわ。

全員ではないが多くの群馬県民からはしっかりと評価された事を誇りにして頂きたい。

以上。

2023年07月01日(土)23時58分50秒