新規受付停止「OCNモバイル ONE」の今後は? ドコモの「irumo」に乗り換えるべきなのか(田中聡)
1:メイン回線は新規受付が停止する前にOCNモバイルONEの回線を開通させておく。
基地局網を考えるとやはりドコモに一日の長がある。広範囲、高密度。
楽天モバイルとわたらせ渓谷鐡道沿いでの比較。大間々付近までは市街地なのでさほど変わらず。
ただ大間々から先の上神梅(かみかんばい)駅方面からは割と差がついたね。特に沢入(そうり)駅を含めた先の
間藤(まとう)方面。栃木県日光市の市域に入ってからはドコモだと電波が入るが楽天モバイルだと圏外。
そうした区間が散見された。
トンネルではさすがにどちらも圏外になったがトンネル区間以外では差がついた。
2:データ通信だけで見れば楽天モバイル回線は割と有能。
同一の場所でpovoとの通信速度比較を行った場合povoが下り4Mbps程度な場所で下り30Mbps程度。
つながりさえすれば快適。MVNOにありがちな特定時間帯の速度低下もあまり見られない。
なので「動画視聴など比較的データを使用する非日常的通信」は楽天モバイルに任せる。
楽天モバイルの電波が入らない所ではOCNモバイルONEの回線によるドコモ網を経由した通信を
テザリングの形で動画視聴などを行う側の端末の通信経路として確保して引き続きの使用を行う。
翌月繰り越しによって余りがちなOCNモバイルONEの通信量はこうした形で有効活用すればいい。
irumoには翌月繰り越しが存在しないのでこうした手段が使えない。
OCNモバイルONEの回線は音声のRTPパケットにDSCP46が適用されているであろう挙動を見せる。
基地局網の広範囲、高密度といったドコモ網の長所と合わせて電話機としての機能が抜きんでている。
OCNモバイルONEの現行プランでは月々のデータ通信量は最大10GBまで。
動画視聴など比較的データを使用する非日常的通信を定期的に使用する行動は難しくなる。
OCNモバイルONE(3GBもしくは6GB)と楽天モバイルの併用が現実的な解。
以上。