[ 睡眠中の歯ぎしり、食物繊維足りない? ] 食物繊維の摂取量が睡眠中の歯ぎしりと関連している
可能性があるとの調査結果を、岡山大などのチームが25日までに国際医学誌に発表した。
チームは「食物繊維の摂取量を増やすことで歯ぎしりを改善できる可能性がある」としている。
チームによると、歯ぎしりは歯が欠けたり歯周病が進行したりと悪影響を及ぼすことがある。
睡眠の質が低いほど起こりやすいとされ、カフェイン摂取や飲酒が原因になることが知られているが、
歯ぎしりそのものを減らす方法は見つかっていない。チームは18〜32歳の学生約140人を対象に、
35種類の栄養素の摂取量と歯ぎしりの有無などを調査。歯ぎしりをしない学生の食物繊維の
摂取量が1日平均約13グラムだったのに対し、歯ぎしりをする学生は約10グラムだった。
差の3グラムは大体バナナ3本に含まれる食物繊維の量という。歯ぎしりとの関連がみられた
栄養素は食物繊維だけだった。食物繊維の摂取量が多いほど睡眠の質が高まることが
既に報告されているという。(産経 2023/5/25 10:19)