お客様を正式にお入れする開催としては走路改修後初めての開催となった今開催。
最終12レースは優勝戦。
出場する選手たちが試走を行いそしてその試走タイムが発表されたと同時に驚愕と騒めきが。
6号車 早川清太郎 3.22
「えーっ」(ざわざわざわざわ)「この時計マジか…」(ざわざわざわざわ)
試走2番時計タイが3.26なのでこちらも超抜の試走タイムではあるが
如何せんこんな数字見た事ないと言わんばかりの「スーパー超抜タイム」が表示された訳で。
冬場ならまだ分かるよ?時計が速くなるから。
もう夏に入ろうかというこの季節にこの試走タイム!?マジですか!?
時計の故障も疑う様な数字に場内の騒めきがしばらく続く。
今回の走路改修後初めての開催となったアフター5ナイターの初日5月1日こそ
割とみんな滑らせていたぞ?という状態ではあったが開催が進むに連れて
内周付近に黒潮が出来て走路の食いつきがよくなり時計の出やすい走路、
試走とレースの上がりの偏差の小さい走路へと変化していった。
なので優勝戦はある程度速い試走タイムが出るという予想はしていたが良くて3.25だと思ってた。
まさかの3.22。
高橋(3.26)、早川(3.22)、金子(3.26)、青山(3.26)。
外枠4選手の試走タイムでオッズが動いての優勝戦。
道中半ば無理に内を突こうとして早川が落車。場内に悲鳴。
外線で立ち上がったのを見てレースに目線を戻す多数のお客様。
先に抜け出していた高橋に青山が食らいついて最後は交わしに行くが高橋が押し切った。
3着に金子が入って外枠勢での決着。
2コーナー付近に向かって心配そうに駆けつけるお客様の姿が。
本人は立ち上がって無言で頭を下げてワゴン車に乗り込んだ。
見た感じでは身体は大丈夫そうに見えている。それを確認したお客様の表情に
様々な感情が宿っている。確認を終えてゴール線付近に向かうお客様の足どりが多数存在していた。
落車は残念だったが身体が無事ならまた立て直せばいい。お金ならまた働いて稼げばいい。
今回の優勝戦は走路改修をNIPPOに依頼してよかったと思える走路で行われた
走路改修後初めての有観客開催に相応しい一戦だった。
以上。