[ 広島が大逆転勝利 田中が同点満塁弾 ] 「広島7−5ヤクルト」(16日、マツダスタジアム)
広島が大逆転勝利で新井監督体制初の首位浮上を果たした。開幕カードで3連敗を喫した
ヤクルトを相手に3連勝返し。本拠マツダスタジアムでは7連勝を飾った。
初回、この日22歳の誕生日を迎えた広島の先発・玉村昇悟投手が乱調で、
いきなり打者一巡の攻撃を浴びて5失点。二回以降は立ち直ったが、
三回先頭で打席が巡ったところで代打を送られた。打っては、四回に同じくこの日35歳の誕生日を
迎えた3番・秋山が三塁打。続くマクブルームが犠飛で1点を返した。五回終了時には
降雨で長い中断をはさみ、迎えた六回。4点を追う展開で、2死から満塁の好機をつくって
相手先発・吉村が降板。一発出れば逆転の場面で、田中が2番手・星の2球目を振り抜いた。
高く舞い上がった打球は右翼スタンドに飛び込む2号グランドスラム。ファンはもちろん、
ベンチも総立ちになり、新井監督も田中のヘルメットを叩いて称賛した。七回には1死一、三塁から
マクブルームが犠飛で逆転に成功。八回には坂倉がダメ押しの2号ソロと、5点を先行されながら、
大逆転勝利で首位浮上を果たした。広島の首位は昨年5月13日以来、338日ぶり。(デイリー 2023.04.16)