2023年03月19日(日)和歌山

[ 智弁和歌山のフェアプレー精神に称賛の嵐 ] 智弁和歌山は無念の2季連続初戦敗退。
だが、選手、応援団のフェアプレー精神にネットで称賛の声が上がっている。「智弁和歌山の選手が
コールドスプレーを持って駆け寄る姿は、心にくるものがありました」、「智弁のベースコーチが
凄い勢いで走ってきた」、「大阪桐蔭もそうだったが、これが高校野球の良いところ」、
「伝統校らしくて素晴らしい行動だった」ファンが注目したのは八回、1点差に迫り、
なお1死二、三塁のチャンス。英明の捕手・中浦が二塁にけん制球を投げたが、このボールが
投手・寿賀の左腕付近に直撃した。その場でうずくまった瞬間、誰より早く駆け寄ったのが
一塁、三塁の智弁和歌山のランナーコーチだった。ともにコールドスプレーを持ち、
寿賀の処置をしようという行動。寿賀はベンチ裏で治療した後、再びマウンドに上がった。
迫力ある応援で知られる智弁和歌山のアルプス席からは、寿賀の姿が見えた瞬間、大きな拍手。
敵味方関係なく、甲子園全体から熱い思いが送られた。結果的に智弁和歌山は
左腕の執念に押され、絶好機を逃して追いつくことができず。無念の敗退となったが、
高校野球ファンの心をあらためてつかんだシーンだった。(デイリー 2023.03.19)

2023年03月19日(日)19時10分30秒