[ ２８日に閉店の津田沼パルコ　セレモニー予定 ]　２８日午後９時で４５年の歴史に幕を閉じる
津田沼パルコ（千葉県船橋市）は閉店後、レーザー光線を使った演出を含む閉店セレモニーを
実施する。また、JR津田沼駅では、同日限定で１・２番線（総武線快速）の幕張方面側ホームにある
看板１枚を「つだぬまパルコ駅」に変更する。津田沼駅前の顔として親しまれた商業施設に対し、
街全体で別れを告げる。津田沼パルコは昭和５２年に開店。県内有数の繁華街である
津田沼駅周辺に多くの買い物客を呼び込んできた。しかし、周辺での競合店の開業や
リニューアルが続き、近年は経営状況が悪化。今後も津田沼駅周辺の再開発などが
計画されており、パルコは令和３年２月、２年後に営業を終了することを決めた。
閉店決定後も、昨年１２月にはプロジェクターを使用して映像を投影するプロジェクションマッピングの
イベントを実施するなどして、話題を集めた。野口香苗店長（５１）は、「これほど商店街と
一体となってイベントを行ったパルコはないと思う」と語る。津田沼パルコに買い物に訪れていた
船橋市内在住の医療関係者、木村想さん（２３）は、「パルコは昔から来ていたので寂しい」と
感慨深げに話した。なお、津田沼パルコのB館は商業施設「Viit（ビート）」として３月１６日から
順次オープン。津田沼パルコ内の１０店舗もビートに残る。（産経 2023/2/28 12:11）