2023年01月22日(日)駅伝

全国男子駅伝は現在試合中ではあるが既に群馬の優勝の目はないも同然の(頭を抱える)順位。

この内容を書いている時点では全国47都道府県の半分よりは上(の順位)。

よくやっている方ではあるが「群れる馬」と書いて群馬県。

「馬」という漢字が使われているにしては物足りない。

3区塩尻はなんとなんとの区間賞を達成。塩尻の実力からすれば不思議はない事ではあるが
ニューイヤー駅伝を走ってなおかつという所に大きな大きな価値がある。

ただ他が情けない。

お隣の長野県の佐久長聖(高校)の面子がみんな速い事がうらやましい。

一体どうしてこの違いが出来上がるのか。

1:その高校が紡いできた歴史がある。

先輩の背中を追いかけるという歴史に鉄の様な重みをずしりと感じる。

2:その高校が確立してきたノウハウがある。

まだ成長期に該る高校生の脚力を鍛えるというかなり難しい目標を達成する為の練習方法。
方法にしろ、あるいは気持ちの高め方にしろ、その学校にしかない秘伝の内容を持っている。

3:その高校に入る目的がある。

脚が速くなりたいというだけではなく、その後の進学や就職に際しても有利になる選択肢。
それを選択するにはその高校が存在している地域がある程度の経済的実力を持っている必要がある。

佐久市(人口およそ10万人)という規模を有する都市だからこそ
ある程度の経済力、その経済力を源泉とした学校の実力が伴ってくる。

4:佐久市という佐久盆地の中心都市。

海抜およそ700メートルに位置する佐久平駅。軽井沢駅よりは低いが軽井沢駅の海抜が高すぎなだけ。
街そのものが東京スカイツリーの頂上(634メートル)よりも高い所にある。
それだけの高地で普段から暮らしている訳だから生活そのものが一種のトレーニングになる。

5:寒いから走るしかない。

同時間帯の観測所で比較するとよく分かるがとにかく寒い。この時期の夜間はマイナス何度の世界。
そういう環境で生きていく為には走って暖を取るしかないのでは?と思う程。
同程度の東経に存在している静岡市の温暖さと比較すると北緯が(海抜が)違うと
これほどまでに変わってくるのか…と地形による環境の違いに唖然とする。

これらの差は群馬県の有力な高校生を佐久市に送り込んで合宿させた程度では埋められない。

(●▲●)「菅平で氷漬けにでもしておくか…」

(●▲●)「群馬の選手もフライトラインみたいに強くならねぇかなぁ!(激怒)」

2023年01月22日(日)14時12分06秒