2022年12月18日(日)野田

自分の部屋から使わない物を外に出し、必要な物を買い入れる。そうやって自分の中身を整理する事。
自分の体調がようやく向上してきた。っていうか心身ともに前のめりになる程の高揚感が続いてきた事。
自分の脳の思考や情報がようやく整理整頓され、思考の道がクッキリと見えた事。

そうした事柄が好転したのでそろそろ手持ちの株主優待乗車券を使って行きたい場所へ行くか。

そうした気持ちを抱えて出発。相変わらずひぃひぃ言いながら駅まで向かうのって色々と大変。
最初から体力が削られた状態で出発するってぶっちゃけた話マゾだよね。

なんて事を考えて比較的時間に余裕のある状態で到着。株主優待乗車券を使って改札を通って乗車。

館林駅での乗り継ぎが上手く行くパターンにハマるダイヤ(列車)と館林駅で待たされるパターンが存在。
行きに関しては狙って前者の方に沿わないと館林駅で待たされる。

普通列車が館林駅に先に到着。その後特急が到着。特急の出発の方が先で
館林駅を始発とする普通久喜行きや区間急行浅草行きなどの列車の始発時刻が繰り下げられる。

先に到着した普通列車の館林駅における到着時刻と繰り下げられた館林駅始発の久喜方面の列車の出発時刻。

前者と後者の間隔が空くと館林駅で待たされる。駅ナカとかあればまだしもそういうのはないんで。
久喜駅とは異なり駅構内にスターバックスとかないんで。北千住駅みたいな商業施設とかないんで。

「エキア館林」「エキア足利市」「エキア太田」「エキア伊勢崎」

おじいちゃん妄想はそれぐらいにしておきましょうね的な実現する可能性が殆どない妄想商業施設。

今回の「行き」は館林駅での乗り継ぎが上手く行くパターンのダイヤを選択。

……。

最近は車内での時間経過が凝縮されるというかあっと言う間というかそんな感じの体たらく。

データ使い放題(24時間)を適用したpovoの回線が使える4000ミリアンペア程度の電池を内蔵した
シャープのスマートフォンを別途持ち歩いて通信する事で時間の感覚が一気に短くなった。

先頃「プライベートビエラ」を購入。

アプリ「どこでもディーガ」をインストールしてCLUB Panasonicとディモーラに会員登録する事で
おうちのプライベートビエラと通信してテレビ番組をスマホで見る事が出来る様になった。

似た様な仕組みなら「nasne」があるがバッファローから販売されている方のnasneだと
ソニーの「Video & TV SideView」のアプリで見る事が出来ない。SIE製の中古品を買うしかない。

nasneは無線LANアダプタをUSBポートに外付けしないと無線に対応できなかったり
録画している間は他の番組が見られなかったり等で意外と使い勝手に困る事がある。

アプリで番組を選んで再生するまでの時間の短さはnasneの方が短いが
それ以外にnasneを持つメリットが見当たらず。

ある程度お値段は高くなるが結局の所はプライベートビエラを購入した。
おうちではモニターで番組再生、お外ではスマホで番組再生。

それを別途持ち歩くスマホで可能にした事で車内での時間経過が短くなった。

あとはそこに加えて配信アプリによる動画配信を表示する事で車内での時間経過が短くなった。

車内では「えっ?もう○○(駅名)?」の印象が強まる事が増えた。

そうした自分を乗せた電車は館林に到着。館林で下車してまずはトイレ休憩を実行する。
それから再度階段を降りて次の電車に乗車する。数分でそれを実行するので割とギリギリの乗車。

8000系から10000系に乗ると系統の違いを思い知るよね。

テレビ番組を見たり配信を見たりしている間の通信はpovoのデータ使い放題(24時間)が活躍。
1回330円のトッピングで2日間使い放題にする事が可能。

「トッピングを適用した時点での翌日までが有効期間」。

なので18日の0時0分にトッピングを適用したら19日の23時59分59秒までが有効期間になる。
事実上の「2日間」。1日辺り実質165円。

但し5G対応端末で通信していてもアンテナ表示は殆どの場所で4G表示。
時たま5G表示になって「おっ」と思って期待してもブラウザで開いたGoogleのインターネット速度さんは
無情にも10Mbps出るか出ないかの下り速度を表示してその度にがっかりさせられる。

そうしたなんちゃって5Gの通信がほとんど。

楽天モバイルの人口カバー率が高まれば楽天モバイルの回線で通信した方が速いんじゃね?とさえ思わせる。
少なくとも帯域を十分に取っている電波の強めな所では下り50Mbps程度が出てるのでau系の4Gより速い。

ただしどの携帯会社の通信であっても電車くらいの速度で移動する物体の中でテレビ番組を
アプリ「どこでもディーガ」を使って見ていると不定期に映像が止まる。そしてまた動き始める。

基地局の選択し直しの際に途切れる印象。なので競馬のレース中など
映像が止まってほしくない場合はお外で立ち止まって見た方が無難。

…で、今回は一体どこへ行くんですか?

「普段降りない駅、自分が降りてみたいと思った街の駅」。

一気に春日部まで移動。春日部で下車して野田線のホームに移動。
乗り換えに待たされる事なく各駅停車の柏行きが到着。乗車して出発。

七光台に到着。七光台で下車。但し改札の外には出ない。トイレ休憩も兼ねて改札内をうろうろ。

「野田線の数少ないながらも停車駅設定のある駅」が今回の目的地のひとつ。

七光台:改札の外に出る程ではないという印象。改札の外にはベルクス(スーパー)が目立つ程度。

住宅街と草っ原が東西それぞれに存在している感じの光景が広がっている。

七光台で次の電車に乗車。

運河で下車。

運河:ここで改札を出ないで反対方向の電車に乗った場合その分の料金を払ってないのでダメな経路になる。

流山おおたかの森や柏まで行く事も考えたが特段そちらへの用事は今回はないので運河で下車。
下車して改札を抜けて東西それぞれの改札口から見える景色を眺めて「ほぉー」と感嘆の声を上げる。

橋を使って川を渡ると到着する東京理科大学の学生さんがある意味最大の顧客か。
勿論地域住民の足でもあるが、やはり学生さんらしき荷物を背負った人たちが割と散見される。

運河で170円の切符を購入して改札を通る。反対方面の電車に乗って野田市駅で下車。

駅舎こそ出来たが駅前広場(ロータリー)を作るのはこれから。
駅舎の近くに土の山がドーンと鎮座している光景は割と今だけ。
仮設の駅舎の改札まで割と長い距離を歩かされる。現状では「不便な駅」という印象。

工事が終了した時にどう変わるか。

改札を抜けてまずはコモディイイダまで歩いて到着。

自動ドアから入ると割と目立つ所に「ニューイヤー駅伝出場決定」の紙がぶら下がっている。
2023年のニューイヤー駅伝の出場チームにはコモディイイダとサンベルクスの名前が共に存在。

「(ベルクスは)さっき七光台で見た」「今は野田市(駅近くのコモディイイダ)に来た」ので
奇しくも両社それぞれの店舗に縁があった事になる。

コモディイイダでは割引されていた苺味のエクレアを購入。

いや、楽天ポイント使えるんや!?なら使って払おうという事で全額ポイント清算で会計終了。

早速食べきってしまう。これ旨かったわ〜。

コモディイイダを後にしたら野田市駅近くの臨時バス乗り場から更に進んで高架下を通る。
そのまま野田市の市街地の方に向かって歩く。

途中「まめバス」のバス停を発見。地域の足となっているいわゆるコミュニティバスへの愛称は
そこの地域の地域性が浮き出てくる傾向が強いよね。

例えば草加市では草加せんべいをかじる音にちなんだ「パリポリくんバス」だったりする。

キッコーマンの企業城下町という事もあって大豆がらみの「まめ」を名称に採用したのか。

「○○○○(人の名前)のくいしん坊!万才」

キッコーマンの1社提供番組と言えば個人的にこれ。

この1社提供番組がキッコーマンの知名度向上に寄与していると考える。

野田市駅の高架下を通って幹線道路に出るまでの道の脇にある歩道を通りながら
歩道に面した側にはキッコーマンの工場工場工場工場。

キッコーマンだけではなくキッコーマンの関連会社の工場も多数存在。

改めて企業城下町の印象を野田市に対して強く抱いた。

しばらく歩いてようやく幹線道路と交わる交差点に到着。
交差点を曲がってもうしばらく歩いてようやくイオンの入口に到着。
建物が完成したのは相当古い時期なんだろうなと思わせる古びた建物のイオンノア店。

昭和かあるいは平成初期か。詳しくは知らないが相当な年代物。

入店してちょっと歩くとau、UQの販売部隊が薄っぺらいオレンジ色のジャンパーを着ての呼び込み。

最近はこの手の代理店から人を出している感じの出張販売が割と増えてきた。
代理店が運営する近隣のショップから人と什器(じゅうき)を出して巣くっている感じの出張販売。

キャンペーンとはちょっと違う。

キャンペーンはそれを得意とする会社が人を雇って衣装を渡して量販店だとかで営業をかけるもの。

それとは異なるこの手の出張販売って最近割と増えてきたよね。

まぁ、そこまで興味はない。

1:iPhoneよりAndroidの方が使いやすい。
2:Androidはバージョン12になってUIが劣化した。正直バージョン11まで。
3:絵文字はバージョン11よりバージョン10の方が可愛らしい。うさぎとか特にそんな感じ。

なので自分が使うならバージョン10が今の所は一番しっくり来る。
最新機種だと最初からバージョン12だったりするんで食指が伸びませんわ。

……。

普段遣いの端末:SHV41 お外で動画を見たりする大容量電池端末:SH-RM12

楽天モバイルのAQUOS sense3 lite(SH-RM12)はBand28に対応している。
SIMロックフリー機のSH-M12はBand28に対応していないのでちょっと意外。

楽天モバイルは今後Band28の帯域を「(獲得したい)プラチナバンド」の本命として見てるのかしらね。

5Gは時期尚早。いわゆる「美品」と呼べそうな中古端末の流通量を考えると
sense5GのSIMロックフリー機よりもSH-RM12の方が多そう、それでいて価格も安そう。

そうやって考えるとSH-RM12の方が自分使いの本命。

……。

出張販売に駆り出されている面子の中で推定女子大生くらいの年齢かと思う様な女の子が1人。
呼び込みもきちんとやってはいるけどせっかくの日曜日だし遊びたいよねと半ば同情する様な傾向。
会社の下っ端は仕事内容なんて選べないんだから会社の中でも偉い方の人間が
仕事の中身や仕事の質、それと仕事の方向性を正しい方に向けていかないと下っ端が可哀相になる。

そうした感想。

1階からエスカレーターで2階に上がる。1階の吹き抜けに存在している大時計。
2階から見る大時計も立派ではあるが壊れている上に修理できない旨を書いた紙がつり下げられていた。

2階の通路を歩いていく。2階には実はボウリング場がある。

古びたフードコートを下に見ながら通路を歩くとアミューズメントシティラクゾー野田店の出入り口に到着。

使ってる機械は?昔のブランズウィック。

どちらかと言えばレトロに属する感じ。多分昭和の時代から動いてそうな気配さえ漂う代物でした。
出入り口を後にして2階、そして3階とめぐって再び1階まで降りて外へ出る。
外へ出たら今度は地下通路への階段を降りて道路の反対側にある「もりの遊園地」へ。

車専用の地下通路の隣に歩行者用の地下通路。ただし階段の一部が剥げていたり
あるいは苔が生えていたりでメンテナンス状態は決してよろしくない。

正直相当に古びて見えるこの辺りの施設。

地下通路に続く階段を降りて地下通路を通って反対側の階段を登ってしばらく歩くと「もりの遊園地」。

その駐車場と出入り口に到着。

ここの入園は無料。乗り物それぞれにお金を支払う形式を取っている。

のりもの券を買って係員に渡して乗る乗り物と直接現金を投入して乗る乗り物に分かれている。

野田線の高架から見える巨大な観覧車は以前から興味があったので乗ってみる事にする。
のりもの券の自販機で500円を支払って券を購入。観覧車を乗り降りする場所で係員に券を渡す。

緑色の観覧車に乗って出発進行。

段々と高さが増してくる。「もりの遊園地」と銘打っている通り木々に囲まれているので
最初は木々の枝葉が邪魔になってなかなか景色が見えて来ないが高さが高くなるにつれて
木々の枝葉よりも高いところに来たら視界360度絶景がお目見えして乗っている人に驚嘆の声を上げさせる。

野田線の高架が見えて、はるか遠くの地平線の方には東京スカイツリーを始めとした都心の高層ビル群が。
やはり東京スカイツリーは高層ビル群のはるか上を行く高さを有している事が改めて分かる地平線。

別の向きから景色を見れば山が見える。あるいは遥か遠くにある高層ビルを建てる様なクレーンもまた見える。

眼下には和風の外食レストランの建屋を発見。

…あれ?

ここまで来る途中の光景として存在していた韮川駅前の事を思い出す。

「あれ味の民芸じゃないの?」

前橋市や高崎市に味の民芸が存在していた頃に見た建屋と似た様な外観にその様な印象を抱いた。

やがて観覧車は一番上に達し、そこから更に歩みを進めて今度は段々と高度を下げる。
高度が下がっていき、やがて15分が経過した所で最初の乗り場に戻って観覧車から降りる。

15分500円の旅のおわり。

「高い所いやー(泣)」という性格ではあったがそんな自分でも楽しめる空のお散歩でした。

それが終わってもりの遊園地を後にする。そして眼下に見た道を使って和風の建屋に。

「やっぱり味の民芸だったわー」

実は味の民芸って野田市に出店していたんですね。不勉強なので存じませんでした。

営業開始時間は過ぎているので早速入店。まだそこまでの客足ではないものの今日は日曜日。
お昼時(12時過ぎ)になったらおそらく満員に近い程のお客様で満たされるんだろうなぁ…。

その事は容易に想像がつく。

入店して気がついたのは女子高生か女子大生ぐらいの年齢の女の子が研修生として
何人も何人も入っているというちょっとした意外な状況。新卒採用なのか、それともアルバイトなのか。

ちょっとそこはよく分かりません。

「今の味の民芸はタブレットで注文を受け付ける仕組みになっているのか……」

和風の建屋の外食レストランからは想像もつかない様な近代化。

早速メニューを開いてどれを頂くかを熟考。今一番食べたいものは…?と考えて注文。

しばらく待って自分が注文したものが到着。ごはん大盛り(無料)なのはありがたいわね。
うどんは温かいものを注文。ただ、メインディッシュの中にも実は奥にうどんが隠れてました。

それと生卵。お醤油はもちろんキッコーマンの醤油が置いてありましたとさ。

生卵を割って中身を出してキッコーマンの醤油を垂らして混ぜて準備完了。
お肉を箸で引き寄せて卵につけて頂きます。

「うーまーいーぞーっ!」

ごはんもおいしくうどんもおいしい。食が進む進む。そうやって食の進む傾向が続く自分のお席。
楽しくおいしく頂いているうちに残りの量が少なくなってきた。

そうなった時にふと周りを見回すと大分席が埋まっている事に気がついた。
特にご年配のお客様が多く、味の民芸の歴史の一端がそこに見えた。

「以前から利用し続けているお客様からの支持の厚さ」をかいま見た。

ただ自分がノロノロ食べていたら既に空席待ちのお客様もいたりするのでちょっと待たせるのは…。
みたいな感じになったので最終盤の方では割と急ぎ目にパクパク食べる様な体たらくでした。

「ごちそうさまでした」

支払いを済ませて退店。やっぱりお昼の12時を過ぎると客足が途端に増えるわね。

味の民芸を後にしてイオンノア店の方に向かって歩いてその途中で方向を変えて別棟の「パル・ノア」へ。
こちらはくら寿司やスポーツオーソリティといったお店が入居している。

独立した建屋としてダイソーが存在。入店してみると巨大店舗なのか充実した品揃えの雨あられ。
買い物に来たというよりも入店しに来たと言った感じなので店内を一通り歩き回ったらそれで十分。

外に出て愛宕駅まで向かって歩く。

途中どの道を通ったらいいんだ?という感じにもなったが歩道なしの細い道、それでいて
車がひっきりなしに通る道はやめておいた方がいいなと判断して別の道へと入り込み
時折地図アプリによる地図表示も見ながら高架駅の手前で高架下を通って愛宕駅に到着。

いや、愛宕駅周辺も野田市駅同様に駅前工事の真っ最中なので「工事現場に到着」と称した方が近いか。

近くには「ヨークプライス」が存在。この業態は初めて見たかもしれないな。

愛宕駅に足を踏み入れて切符を購入して改札を抜ける。
高架ホームにやってきた電車に乗ってまずは春日部まで向かう。

春日部に到着。野田線のホームから階段を昇り降りして伊勢崎線のホームに到着。

やってきた急行の久喜行きに乗車して久喜まで向かう。
久喜では各駅停車の館林行きに乗車。これで目的地まで向かう。

配信を見ながら乗り続けていると割とあっと言う間に到着してびっくりした。

目的の駅で下車。階段を登って改札階に到着。改札を抜けると目の前には南北それぞれの出口。

それと3階への細い上りエスカレーターが。

こっちを使って入店するか。そんな感じでエスカレーターを使って3階に上がって3階から入店。
古びた駅ビル加須マインと直結している加須駅の意外な構造に面白がっている自分を発見。

3階には100円ショップのキャンドゥが。

あっ、さっき野田市のイオンノアの店内でも見かけた100円ショップのブランドだ。

買おうかどうか考えていた物を加須市のキャンドゥでも発見。
しばらく考えていたが「これは他のお店で手に入る様な長さとは思えない」
「1個税込み110円なので仮に使わない事になったとしても料金的にはそこまでの痛手にはならない」
「考え込む時間が無駄になる傾向が割と強いよね」

そういう判断を下したので購入。購入後は2階に降りて、そして2階の売り場を眺めて1階へ。
1階の食料品売り場の更に向こうに存在していた北口近くの休憩所で挽きたてコーヒーの自販機を発見。
110円を支払ってミルク入りのコーヒーを注文。30秒ぐらいしてコーヒーが完成して自販機から出てくる。

さっそく頂きます。「この味は割と好きな味だわー」といった感想がアペックスのコーヒーの自販機から飛び出した。

休憩所でしばらくコーヒーを頂いてから北口経由で加須駅の中へ。そのまま反対側の南口から外に出る。

北口周辺は開発の手が行き届いているけど南口周辺は意外と長閑。

一部の特急も停車する駅の周辺とはあんまり思えない感じの光景が広がっている。
だからこそあれだけの土地も確保できたのか〜。そういう風に納得する様な光景だった。

加須駅の南口の近くには済生会加須病院の真新しい建物が。

外壁が様々な濃さの灰色を組み合わせて出来ている。前橋赤十字病院や
あるいは最近改装されたイオンモール佐野新都市の様な外壁の色合いに近い。

元々は南栗橋駅の近くにあった栗橋病院が建物の老朽化に伴い全面的に移転した。

栗橋病院の跡地には別の病院が引っ越してくる予定。

そんな不思議な加須駅南口を歩いてまずは加須病院の近くに立ち寄り
そこから更に歩いて今度はビバホームの方へと向かう。

ただしビバホームの場所までは結構な距離があるので小走りで時間を短縮する事にした。
リュックを背負っている時の走り方は背負っていない時とで手の向きが異なる。

リュックを背負っている時の小走りの場合自分の手の向きは手の平が空を向く。
空を向いた手の平を指で隠す様な手首と手の平の向きになる。
それで指を内回りで回す。左手は時計回りに、右手は反時計回りに。

左右それぞれの手でひもを軽くつかんで自分の身体に引っ張り込む様な腕から手にかけての動きになる。

そうやって時に小走りを間に挟んだ形で歩いたり走ったりして距離を詰める。
やっぱり結構な距離があるよこれ〜…とダウン気味になりながらも汗をかいての小走りを繰り返す。

やがて下高柳の住所表示のある場所に到着。

元々は工場地帯だったのかな?と思わせる工場の立地が散見される。
工場を移転、もしくは閉鎖した事によって空いた土地に商業施設を建てた様な光景が広がっている。

「ビバモール」の中に数多くのお店があるのは本庄のビバモールと似た様な展開だが
本庄の方はひとつの巨大な建屋にいくつもの店子が入居しているのに対し
こちらはそれぞれの巨大な建屋が独立し、道路を挟んで真向かいに建っているという傾向。

カワチ薬品とスーパービバホームが北側に建っており、道路を一本挟んだ南側には
カスミや丸亀製麺、マクドナルドやサイゼリヤといった施設が存在している。

巨大な駐車場とひたすら横に長い建物。車で来る事が大前提の巨大ショッピングゾーン。

ここに来ればなんでもある様な印象。近くに家を建てたら買い物には便利な印象。

「カズレーザーさん、あなたの出身地は世間じゃ知られていない様な意外な実力を秘めておりました」。

っていうか加須市出身なら「カゾレーザー」でもよかったんじゃあとか思う様な
赤いちゃんちゃんこ、じゃなかった、赤いジャケット姿でテレビに出てる金髪兄ちゃんの出身地がここ加須市。

ひとまずスーパービバホームに入る。高崎市に存在しているスーパービバホームを思い出すが
壁に大きく「加須市ごみ袋」とかそんな感じの文言が書かれた売り場が目に入って高崎市じゃない事を実感。

高崎市で加須市の指定ごみ袋なんて売りますか、と。

リフォーム関連の売り場で洗面台や玄関ドア、あるいはお風呂の見本を眺めてみるも
「こんな高価格帯は要らない」「玄関ドアにそこまでの高さは必要ない」という感想の方が先行する。

顧客の真の需要を掴めてない、高価格帯に偏重した売り物だらけになっている事には疑問符。

それらを眺めてから後にする。ただ自分は商業施設を見に、あるいは利用しにきた訳じゃないのよ。
そう思って更に歩みを進める。到着したのは加須市にあるボウリング場のジョイナスボウル。

自分ボウリング好きだからね。普段行かない様なボウリング場には足を運んでおきたいのよ。

実際に投げるかって言われたらゲーム料金とか混雑率とか雰囲気とか店員の顔とかで決めるけど。

そういう訳で到着。外壁にはビバモールの一部を表す「V」のロゴが貼り付いている。

自動ドアが開いて入店。

……なんだか自分用の派手なボウリングウェアに身を包んだ面々がわいわいがやがやと投げているぞ。

「自分の名前をローマ字の筆記体で背中に記している男女」
「マイボールをいくつも持って投げている面々」
「アメリカン方式によるレーンの使い方で行われている大会」

何かの大会かな。

んー。

……ん?

「あの細身の背ぇ高い女性、あれ本間成美プロじゃない?」

背中に書いてあるローマ字をよく読んだらそんな名前が浮かび上がってきた訳で。

「という事はプロチャレかぁ」

月間のスケジュールが書いてある紙が店内に掲示されていたので今日の日付の欄を追う。

本間成美プロ、久保田彩花プロ、岩見彩乃プロによるプロチャレが14時30分からの予定で書いてあった。

「(予定なんて前もって確認してないから当然なんだけど)知らなかった〜」

……。

岩見プロって本当にバックアッパーなんだな。
右投げで左サイドからのポケットに押し込もうとする軌道。

本来であれば推奨はされないがこれでプロテストに受かってJPBAのライセンスを取得した。

テレビだとかで見た事はあったがリアルで見ると「不思議なもの」。今自分はそれを見ている。

今回のプロチャレが行われている事は全く知らず。

その3名のプロをまさか加須の地でお見かけするとは思っておりませんでした。

……。

プロチャレという事で会費4000円(一般4300円)で4ゲーム。1ゲームあたり1000円。

「高っ!」

お目当てのプロが自分のボックスに来てくれるとは限らない上にぶっちゃけた話金稼ぎ(の手段)。
恋愛感情も沸かないし(ボウリングの)コスパ的にはあんまりよろしくないと言わざるを得ない。

正直1ゲーム500円でも高いぐらい。一体どれだけ「投げ放題」でサービスしてくれるか。
それとボウリング以外の手段で稼ぐか。もはやボウリングというスポーツは風前の灯火。

それを認識した上での「稼ぎ方」が問われる時代。それが現代ボウリング事情。

案の定ゲームの最中に手持ちのスマートフォンで彼女たちの誰かを合間合間に撮影している光景が存在。
割とコンパというかなんというか、そういう空気感もそこかしこに存在している訳で。

……。

ただし自分はボウリングが上手くなるコツをプロから盗む事に決定した。
決して筋骨隆々ではなく細身としか言い様のない見た目からどうしてこれだけの力強いボールが放てるのか。

観察する。プロの投球と参加者の投球を比較して観察する。
細かい所の動作は誰かがネットに上げている動画を見て把握して自分の投球動作に反映させるとして
まずは一番重要な所は何か。力強いボールを放つにはまずどこを改善したらいいのかを把握する為に観察する。

……なるほど、そういう事だったか。

ボウリングに最も大切なのはタイミング。

アプローチ上でリリースに向けて動作を行いファールラインの手前でリリースするその瞬間に
どれだけタイミングよく自分の力をボールに伝えてボールから手を(指を)離すか。

そのタイミングの取り方に無駄がなければ自分の動作によって生じる力がボールに伝わって
力強いボールが放たれてポケットに入ればピンアクションによってピンが横に吹っ飛んで他のピンを倒す。
すなわちストライクの取れる確率が上がる。

第5フレームが終了した時点で推定アベレージが160とかになりそうな点数の人の投げ方だと
リリースの瞬間につんのめったり作ったはずの力が上手にボールに伝わってなかったりといった投げ方になっている。

ボールの重さに負けずに自分の動作をタイミングよく行い最後のリリースの瞬間に
ファールラインの手前までしっかりと足を滑らせながらも体幹がブレる事なく力を伝えられるか。

プロはそれが出来ている事が多い。あとは普段投げない不慣れなボウリング場のレーンコンディションへの対応力次第。

その事を発見した、その事に気がついた、その事に気づきを得た、その事に開眼した。

それだけでも今回加須市まで来た甲斐があった。

そしたら後は用なし。お店を出て加須駅まで歩いて向かう。

途中朝日杯フューチュリティステークスの発走時刻になったのでどこでもディーガを起動してフジテレビに合わせる。
通行の邪魔にならない所で立ち止まって映像が途切れない様にしてゲート入り完了。

スタートしてからゴールまで途切れる事なく見る事に成功した。

「こういう結果になったのか」「関テレの実況はある程度(文言を)事前に用意していただろうね」

レースが終わったのでどこでもディーガを終了して再度歩き始める。

駅すぐ横の踏み切りから線路を越えて加須駅の南側から北側に移動。

ここから駅まで向かってもいいけど今から電車に乗っても館林駅で十数分待たされる。
特急の発着との兼ね合いがあるダイヤグラムはやっぱり特急なしの移動に際して支障になるね。

なので今すぐに帰路についても仕方がない。

さてどこへ行こうか。地図アプリを開いて眺める。

「えっ?あったんや」

そう思ったのでそこへ歩いて向かう事にする。
途中川沿いの道を歩いて到着したのはセイコーマート。実は加須市にもあった。

加須市にセイコーマートがある事は全く把握していなかった。

実はあったんだ。びっくり。

到着して早速入店。プライベートブランドのメロンゼリーとホットシェフのザンギをかごに入れてお会計。

先にザンギを頂きます。おいしー。
次にメロンゼリーを頂きます。おいしー。

あとは食後のコーヒーという事でセコマカフェのホットコーヒー(税込み100円)をブラックで。

セコマカフェのホットコーヒーはしょっぱい系のコーヒーかぁ、これはちょっと苦手。
加須マインの中で飲んだアペックスのコーヒーの方が好きかもね。

自販機やコンビニだとかで挽きたてを買えるコーヒーランキング

1位:カインズのカフェブリッコの自販機のコーヒー
2位:アペックスのコーヒー

ランキングが縦に長くなるほど各社のコーヒーを飲んだ訳ではないですが。

苦手だけど嫌いな味じゃないよ。そう思って飲み干してカップ等の容器を店内のごみ箱に投入して
処理をお願いしてからセイコーマートを後にする。そのまま歩いて加須駅の北口に到着。

北口から改札階に入って改札を通ってホーム階まで階段で降りてしばらく待っていると電車が到着。

各駅停車の館林行きに乗車して帰路へとついた。

2022年12月18日(日)19時10分15秒