[ 仏、露の侵攻「信じず」 ジョンソン元英首相が述懐 ] 英国のジョンソン元首相は23日までに、
ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、フランスが直前まで実際に侵攻に踏み切るとの見方に
否定的だったと述懐した。ドイツが当初、侵攻を「早く終わらせる」ことを望んでいたとも述べた。
米CNNテレビ電子版が、系列メディアのジョンソン氏への取材内容として報じた。
ロシアは侵攻前にウクライナの国境周辺に軍部隊を集結させ、侵攻は不可避との
見方が強まったが、ジョンソン氏は「フランスは最後まで否定的だった」と指摘。
ドイツについては経済を健全に保つという理由から、もし実際に侵攻するなら
「全てのことを早く終わらせ、ウクライナが折れる方が望ましいとの見方を示していた」と
説明した。イタリアも、エネルギー分野でロシアに依存していたことから、
ロシアに対峙してウクライナを支えるという「われわれの立場を支持できないとの
意向を示していた」と振り返った。(共同)(産経 2022/11/24 09:43)