2022年10月06日(木)実験

いわゆる「格安スマホ」に分類される回線を差した状態の端末を持ってちょっとしたお出かけ。

その際に電波を計測。

ドコモ:地方都市等であってもCAを効かせた展開は移動中でも割と持続する。

CAが効いていると割と速くなる。効いていない場所ではBand19が伸びている。

KDDI:基本的には単一のバンドのみを受信する傾向。

ドコモと比べるとCAがそこまで効かない。

ドコモは「人が通る場所」を強化する傾向があるのに対してKDDIは「人が集まる場所」を強化する。
駅のホーム上など、単一のバンド(Band1)だけで下り100Mbpsを越える結果を出す事はあるが
基本的にはドコモより遅い事が割とある。場所を変えて10回測定したらドコモの6勝4敗。

大まかな勝敗の傾向はややドコモ優勢。

それとKDDIは下りが速くても上りが遅い。下りを使う事が殆どではあるが
上りを重視するとなると途端に評価が下がっていく。

KDDIのBand28はそこまで広範囲では観測できないが屋内だと時々観測される。
ただし使用している端末の癖次第。端末によってはBand18よりもBand28の方を優先して拾ってくる。

Band28ならKDDIの電波でも上りの速度がそこそこ出る。

今後どこまでBand28を5Gに転用して速度を出してくるのか。なんちゃって5Gも含めて広げていくのか。
KDDIのエリアマップでは来年の春頃には群馬県下のかなりの範囲が転用5Gの範囲内になるという。

本当かなぁ。少し怪しい所がある。

……。

現状、地方都市のレベルであっても5Gの恩恵をそれなりに受けるには
Band n79に対応した5G端末で通信する事が求められる。

ドコモ向け端末としてドコモショップ等から発売された端末であればn79には対応しているが
そうではない端末だとn79とかいうマイナーなバンドには対応していない機種が殆ど。

けれどもこのn79こそがドコモの5Gの屋台骨を支えていると言っても過言ではない。

ドコモ向け端末として…ではない形で世に出た日本向け端末でn79に対応しているのは
SIMロックフリー版と楽天モバイル版のAQUOS wish(SH-M20)くらいしか見当たらない。

AQUOS wish2でSoCを強化してきた訳で可能であれば(販売価格が同価格帯であれば)
AQUOS wish2で通信する方がいい訳だがドコモ版のAQUOS wish2以外はn79に対応していない。

ドコモ版のAQUOS wish2だと無効化も出来ないドコモの不要なアプリの雨あられ。

「厳しいねぇ」「厳しいなぁ」

SoCの性能低下を理解した上でAndroid 11からはじまるSH-M20に手を出すか
ドコモの不要なアプリに愚痴をこぼしながら最初からAndroid 12のSH-51Cに手を出すか。

NTTドコモという企業体は土管屋としては評価しているが端末の仕様には納得がいかない。

楽天モバイル版みたいにプリインストールされているアプリは
可能な限り削除もしくは無効化が可能な様にしてほしい。

「AQUOS sense5G」は?SIMロックフリー版と楽天モバイル版ではn79に対応しているよ?

音量の大小キーの位置が高すぎて片手で押す事が出来ない。
どうしてこんな位置にあるの?という疑問が生じる。

待ち合わせの時とか、ふとした時に片手に持って所要をこなそうという気になれない。

サブ機として割り切れれば。

AQUOS wishの本体の縦の長さはAQUOS sense5Gと同等ではあるが
音量の大小キーの位置が下に来ているので片手で操作しようと言う気になれる。

そこの違いは意外と大きい。

楽天モバイルが発売しているAQUOS sense6、sense6sはn79に対応していない。

楽天モバイル版のAQUOSは5G対応機種でもSIMロックフリー版とはバンドが異なる物もあるので注意。

……。

IIJmioが「乗り換え応援キャンペーン」と称して一部の端末を安くしている。

AQUOS wish(8980円)、AQUOS sense6 4GB/64GB(9980円)、AQUOS sense5G(18800円)。

AQUOSシリーズだと例えばこんな所。

この値段だったらsense6にする人が殆どなんじゃないかなぁ。

そう思う印象。

以上。

2022年10月06日(木)20時21分56秒