2022年10月06日(木)帰国

[ マクブルーム帰国 来季「もっと数字を」 ] 広島のライアン・マクブルーム内野手(30)が5日、
広島を離れ帰国の途に就いた。来日1年目の今季は打率・272、17本塁打、74打点。
球団では残留を基本線に今後、交渉する予定となっている。来季に向けて「ここにいるのであれば
もっと数字を出したい」と20本塁打、90打点を自らのノルマに課した。マクブルームは
来日1年目を振り返り、心残りを口にした。「正直言ってベストではなかった。チームとして
プレーオフにも進めなかったというのもある。いいシーズンではなかったと思う」
今年はコロナ禍における国の入国制限もあり、来日が遅れ、開幕戦には間に合わなかった。
それでも4番として打線を支え、128試合、打率・272、17本塁打、74打点。本塁打、
打点はチームトップの成績を残したが、マクブルーム本人にとっては満足のいくものではなかった。
「来年もここにいるのであればもっと数字を出したい。(本塁打は)少なくとも20本は打ちたい。
(打点は)さらに20打点を増やしたい。すべてをもっともっと残したい」20本塁打、90打点を
最低限のノルマに設定。それ以上の成績を残すことに意欲を示した。もちろん、達成できる自信はある。
1年間、日本の野球でプレーしたことで、傾向も取るべき対策も見えている。「日本はフォークを
打てるようにならないといけない。それが米国と比べて一番の違い。米国ではあまりフォークを
投げる人がいない。シンカーとかツーシームとかスライダーとかが多い。(フォークに)
合わせることができれば成績を残せると思う」日本特有の勝負球であるフォークをどう攻略するか。
そこに好成績へのカギがあるという。帰国後、すぐに来季へ向けて動き始める。
「オフは長くしたくない。10月はオフにするが、スローイングは続けるし、打撃は11月から
始めるつもりだ」飛躍の2年目へ、休んでなどいられない。日本の投手を攻略するために、
やってみたいトレーニングはもう頭の中にぎっしりある。助っ人のモチベーションは
カープファンにある。「野球人生の中で一番楽しかった。素晴らしいファンの前でプレーができた
1年だった」素晴らしいファン。その期待に応える一打を来季こそ披露してみせる。(デイリー 2022.10.06)

2022年10月06日(木)10時46分04秒