[ 広島の佐々岡監督が辞任 ] 広島の佐々岡真司監督(55)が今季限りで辞任することが2日、分かった。
球団幹部によると、ヤクルトがセ・リーグ2連覇を達成した翌日の9月26日に辞意を球団側に伝えて
了承された。成績不振の責任を取った。後任はOBを基本線に選定する方針という。(産経 2022/10/2 09:49)
2020年に就任してから3年連続、緒方監督時代の2019年を含めたら4年連続Bクラス。
結果だけ見たら辞任して当然。
とはいえいわゆるコロナ禍で思う様に戦力が整わない中で采配を振るう事になってしまった。
そうしたかわいそうな面もある。「コロナがなければもっと強かった(もっと勝てた)」と思っている。
久方ぶりの投手出身監督。投手陣の整備は進んだ。森下に栗林を一本釣り出来た事はよかった。
ただ中継ぎの整備が全くと言っていいほど果たされなかった。
とにかくセットアッパーが不在。島内がモノにならない。ターリーもダメ。ケムナもダメ。
結局の所栗林に繋ぐまでの中継ぎ、いわゆる勝利の方程式を確立する事が出来なかった。
それが佐々岡政権が低迷した最大の原因。
とにかく逆転負けが多すぎた。
高卒投手を育てる事が出来ず結局は大卒社会人卒の即戦力に頼りがち。
これは監督1人の問題ではなくチーム全体の課題というか病巣として存在している内容。
投手を育てるという事に長けた組織を作る事。それがない限り今後の成長はない。
野手陣に関しては3連覇に貢献してくれた選手が老害化している。ある程度の交代が必要。
交代が遅々として進まないのは佐々岡の甘さ。ただコロナによる離脱もあって
本来もっと力を発揮できる選手がその力を発揮できなかったという仕方のない面もある。
おそらく球団の外に出る事になるとは思うが投手コーチとして残ってくれたらそれでいい。
モチベーターとしては優秀だが「戦略家」としてはあまりにも勝負勘がなさすぎた。
……。
今回の報を受けて気になるのは次の1軍監督が誰になるのか。
◎東出 ○野村 ▲金本 △石原
いずれにしても「おつかれさまでした」。ただ、まだきょう2日の最終戦が残っている。
勝って優秀の美を飾れ。
以上。