[ 英女王、19日国葬 第二次大戦以降「最大規模の式典」に ] 8日に96歳で死去した
エリザベス英女王の国葬が19日、ロンドン中心部のウェストミンスター寺院で執り行われる。
国葬には約500人の各国元首らが参列する見込みで、第二次大戦以降、英国で開催される
「最大規模」(英BBC放送)の式典となりそうだ。ロンドン警視庁はテロなど不測の事態が
起きないよう厳戒態勢で警備に臨む。国葬はウェストミンスター寺院で19日午前11時
(日本時間同日午後7時)から約1時間営まれる。葬儀後、ひつぎをロンドン郊外の
ウィンザー城に運び、城内の聖ジョージ礼拝堂の一角に埋葬される。国葬当日は
ロンドン史上最大の警備態勢が敷かれる方針で、英メディアによると、1万人以上の
警察官が配置される。国葬には天皇、皇后両陛下やバイデン米大統領を含め世界から
約500人の元首や首脳らが参列すると見込まれている。天皇、皇后両陛下は17日、
英国に到着された。新国王チャールズ3世(73)は18日夜、バッキンガム宮殿に各国元首らを
招いてレセプションを開く予定で、チャールズ3世にとって本格的な外交デビューの場となる。
今月首相に就任したトラス氏も、国葬に合わせて訪英する各国首脳と対面で会談する。
18日にはポーランドのドゥダ大統領やカナダのトルドー首相らと会談予定。英首相官邸によると、
バイデン氏との会談も同日予定されていたが、21日に米ニューヨークで行われることになった。
一方、女王のひつぎが安置されている英議会議事堂ホールで14日から始まった一般弔問は、
国葬当日の早朝まで続く。女王との最後の別れを望む人々で長蛇の列ができており、
英メディアによると、待ち時間は一時20時間を超えた。(産経 2022/9/18 15:43)