[ ロシア国民、ゴルバチョフ氏に別れ ] 旧ソ連でペレストロイカ(再建)などの改革路線を推し進め、
先月30日に死去したゴルバチョフ初代ソ連大統領の告別式が3日、モスクワ中心部の
労働組合会館「円柱の間」で執り行われた。告別式には多くの市民らが集まり、
ソ連崩壊後もロシアの民主化勢力を支援してきたゴルバチョフ氏との別れを惜しんだ。
告別式は儀仗(ぎじょう)兵が派遣されるなど国葬に準じた形で行われ、メドベージェフ
国家安全保障会議副議長らが参列した。プーチン大統領は公務の都合を理由に欠席。
1日にモスクワ市内の病院で遺体と対面し、ひつぎに花を手向けた。ゴルバチョフ氏の
埋葬地は、1999年に死去した妻ライサさんが眠るモスクワのノボデビチ墓地。
ロシアによるウクライナ侵攻の影響でロシアへの直行便が止まり、
外国からの要人の参列者は限られた人数にとどまった。(産経 2022/9/3 19:04)