2022年08月22日(月)栃木県

栃木県の移住イベント「オールとちぎ移住&しごとフェア」 9月4日開催(東京交通会館)

リスクが高くて栃木県に住もうとは思えない。

1:宇都宮市

宇都宮市は栃木県のプライメイトシティ(他の都市を規模で引き離している圧倒的1位)。

栃木県に限らず例えば宮城県における仙台市、石川県における金沢市。

一極集中型の人口分布を形成している県の場合その中心都市がやられたら危険が高まる。

宇都宮市のごみ処理工場で部分的な火災が発生してごみ処理能力が著しく落ちた。
他に同等の規模の街があるならあるいはその自治体に協力を要請する事も可能だろうが
栃木県の人口分布だとそうはいかない。結局他に助けられる街がないという状態になる。

宇都宮市民にごみ出しを我慢させたり生ゴミを乾燥させる機械の購入に補助金を出したりとてんやわんや。

宇都宮市に存在しているプライメイトシティというリスク。

2:小山市

小山駅西口の様相が薄汚くなっている。

「開発の手が入って相当な年月が経過している事による劣化」
「ロブレのビルがイズミヤの入っていた時と比較して活気がない」

むしろ最近は東口の方が活気に溢れているのでは?ぐらいの状態になりつつある。

小山市の弱点は小山駅から新幹線で東京へすぐに行けますとかうたっているくせに乗り換えが大変な事。
小山駅の構造問題。東北本線と水戸線は比較的すぐに乗り換えが出来るが両毛線と新幹線が遠い。

「どうして両毛線の小山駅のホームはこんな端っこに出来たんですか」

ときわ路パスを小山駅で発売、小山駅から利用可能にしてくれたらいいのにJRの支社の違いで出来ない。
なんでそんな事になっちまったんだろうなぁ…。みたいな形の問題も含めて小山駅に問題がありすぎる。

「おーラジ」「おーバス」と小山の公共財的な財政出動の産物には「おー」がつくのがちょっとダサい。
中心市街地の移動はバス等でなんとかなるもそこからちょっと外れると移動が途端に大変になる。

昭和末期から平成初期に構築された人の移動に際して発生する動線が疲弊を起こしているというリスク。

それと例のなんちゃってプロ野球。

お笑い芸人を獲得してグッズを粗製濫造して恥ずかしい事平気でやってる儲け優先主義のクソチーム。
チアの面子を地下アイドルみたいに扱ってグッズとか作ってアイドル化しちゃってんの。
そんな事までやらないといけないぐらいだったら球団を畳んだら?とエイジェックには伝えておく。

エイジェックの息のかかっているチア(チーム)と取引をしている栃木と埼玉は
「どうせ彼女たち(チアチーム)は応援『させられてる』状態なんだろうなぁ」と思われてる事を認識した方がいいよ。

栃木と埼玉のチアチームを運営しているのはどちらもエイジェックなので売り方が似ていて商業主義の悪臭がする。

栃木ゴールデンブレーブスは小山の恥。

3:佐野市

公共交通機関が不遇で高速バスの方が東京都心に出やすいとかいう状態。
佐野プレミアムアウトレット、佐野新都市バスターミナルの存在で高速バスは充実してきたが逆に鉄道は不遇。

JR両毛線は本数も少なく、足利、もしくは栃木往来する程度の需要しかなく、そこまで乗ろうとは思わない。
東武佐野線は1日1往復だけ特急が走っているが基本的には少ないローカル需要を満たすだけに終わっている。

高速運転可能な規格に改める事が出来れば盛り返すだけの余地はある訳だがJR東日本にも東武鉄道にも
そんな金はないだろうね。東武佐野線はアレな線路の引き方をしたおかげで割と長い区間で低速運転。
カワチ薬品のある辺りに新しい佐野駅を建設して東武佐野線の線路を引き直した方がいいんじゃないかと。
佐野市駅も含めて地下化したら景観の邪魔にならなくてええやろ。そんな金は(以下略)

鉄道と高速バスが喧嘩しているかの様に対立している「市民の足」が目茶苦茶になっているリスク。

4:足利市

渡良瀬川が市域を分断している。北側が「北足利市」、南側が「南足利市」。
陸橋を何本も通して交通の弁は確保しているが陸橋が古かったりして割と狭い状態になっている。
掛け替え、作り替えの話は出ているがそれが市民に提供されるまでには後どれぐらいかかるのか。

東武伊勢崎線から浅草行きの特急が毎時1本程度出るなど鉄道網はそこまで悪くはないが
如何せん伊勢崎から館林までは単線なので特急であっても数分程度の交換待ちを食らう。

「これのどこが特急じゃ!」みたいな印象にもなるかと。

東武鉄道は太田−館林を複線化して特急の平均時速上昇による時間短縮を図らないと
顧客満足の向上にはつながらない。まぁそんな金が一体どこにあるんだという話になりますが。

足利市駅周辺は商業施設の閉店が相次いでいる。一帯の再開発をしないと苦しくなる。
「エキア足利市」とか出来たら凄いだろうね。東武鉄道が投資するとは思えませんが。

それと野州山辺駅の周辺に住宅や商業施設が並びはじめたにも係わらず駅には
エレベーターもエスカレーターもない。PASMOの簡易改札機以外は昭和で時が止まってる。
野州山辺に関してはホームの拡幅やエスカレーターの設置などで大規模な手を加えてもいいと考える。

JRに関してはそこまでの需要が見えない。佐野との往復程度?群馬の方に行く人はあんまりいないでしょ。
現状維持にするのが精一杯。あしかがフラワーパークとかいう新駅の効果も限定的。

足利市は市域が渡良瀬川で分断されている以外は割と楽しい街。

逆に生活しようと思うなら渡良瀬川で分断され、本数に限りのある陸橋で渋滞に詰まる覚悟が要る。

5:栃木市

栃木県で比較的人口の多い街で最も評価に困るのが栃木市。

他の街とは異なり中心駅の栃木駅は高架化されているので交通渋滞を発生させる要因が少ない。
東武鉄道はスペーシアも停めている。日光線は全線複線化されているので利便性も高い。
特急料金は高いなぁとは思うけど。

ただ水害に弱い。比較的低地で川も狭い。一度大雨が降ればちょっと大変。
近年でも栃木駅に大量の水が押し寄せた事があった。水害対策と栃木駅の改修が課題。

6:まとめ

栃木県と群馬県の最大の違いは人口分布と道路事情、それと災害に強いのか強くないのか。

栃木県と群馬県って似た様な扱いを受けるんだが県内主要都市の海抜は群馬県の方が大体高い。
栃木県と群馬県って似た様な扱いを受けるんだが県内主要都市の人口が散らばっているのは群馬県。

……。

現在の日本には過密問題と過疎問題の両方が存在している。
過疎地域に開発の手を入れて過密地域から人を引っ張ってくる事。

それだけの投資を国や県にはしてほしい訳だが男の性(さが)として存在しているのは
世の中の男の殆どは「ケチ」であるという事。特に人件費に関して出し渋る傾向が存在している。

男って特に同性に対しての人件費を出したがらないのよね。

男ってだからダメ。

……。

開発とは何か。

1:道路事情。道路の高規格化と綿密化。うねりすぎたり曲がりすぎたりしている道路の改善工事。
2:住居事情。駅の周辺にある土地の住宅建築可能地域を増大する事。
3:工場事情。工場を設け、なおかつ道路事情を改善する事。

結局の所は土木事業。公共工事に金を投入できるか否かが重要になる。

群馬にも地下鉄とか引けたら楽しいけどね。そんな金や人材がどこにあるのかは知らないが。

上毛電鉄延伸案

中央前橋−(地下化)−前橋−文化会館入口−六供−前橋工科大学−日赤前−前橋南−玉村−新町

新町駅の高架化と線路の修繕、場所移動。

エレベーターを新設したばかりの新町駅に手を加えるのかという問題はあるが。

例えばこれぐらいの再開発を行い利便性を圧倒的に向上させて数多くの日本人を移住させる。

それぐらいの事をしない限りいわゆる「地方分権」は絵に描いた餅に終わる。

地方創生が進まないのは結局政治家も東京の方が重要だし東京に不満があっても
なんだかんだ言って東京に住むメリットが大きいから離れる人が少ないという事が理由。

……。

今後地方創生を政府が本気で進める気があるのならば地方の、特に公共事業への投資を惜しまない事。

そこが政府の試金石になる。

以上。

2022年08月22日(月)21時22分49秒