[ 広島 秋山サヨナラ打で、大大大逆転勝利 ] 広島が6日の阪神戦に大逆転勝ちを収めた。
2−5と3点差の9回にドラマが待っていた。小園、会沢の連打で無死一、二塁の好機をつくると、
上本の二ゴロで、阪神・小幡が悪送球で1点を返した。さらに1死二、三塁で菊池涼の遊ゴロを
阪神・中野がファンブル。一気に2点を奪って同点とすると、最後は1死二塁から秋山が
右前にサヨナラ打を放って、決着をつけた。負ければ8連敗。佐々岡監督が指揮を執る
ここ3年の中では最長タイの不名誉記録となるところだったが、直前で回避した。
後半戦未勝利チームが、ついにトンネルを脱出した。序盤は先発のアンダーソンが
2回に梅野に先制適時打を許すと、3回にはロドリゲスの犠飛など2失点。この回3安打、
1四球を許すなど阪神に傾いた流れを止められず、アンダーソンは結局、3回を7安打3失点で
降板となった。さらに4回から登板した2番手・藤井も勢いを止められず。
佐藤輝に2点適時二塁打を浴びて、4回までに5点を献上した。
だが、最後まで勝利をあきらめなかったファンに、歓喜を届けるかのように、
ナインも大逆転勝ちで連敗を脱出した。この日は77回目の「原爆の日」。
マツダスタジアムでは今年で15回目を迎えるピースナイターとして行われ、
試合開始前には両軍が黙とうをささげた。(スポニチ 2022年8月6日 21:36)