朝から外出。列車に乗って小山方面へ。途中の桐生で乗客の半数近くが入れ替わる時間帯。
普段桐生から先まで乗る事はあまり無いので割と高揚する気持ちを抱えながら足利や佐野を通る。
栃木駅手前の高架に差しかかると「遠くまできたもんだ」とした印象が最大まで強まるのが自分の感覚。
終点の小山に到着。小山では比較的短時間で乗り換えられる計画。
両毛線から水戸線へ比較的短時間で乗り換えられるのは割と珍しい展開。
水戸線のホームに向かう途中に待合所とテレビが設けられている事が小山駅の特徴。
水戸線のホームに降りると小豆色の5両編成が出発を待っていた。
特別に彩色された車両に当たるとは思っていなかったのでちょっとした驚き。
乗車してしばらくしてから発車時刻を迎えたので発車。小田林、結城、東結城…と過ぎて下館。
関東鉄道と真岡鉄道の乗換駅。
北関東3県の中で3つの鉄道会社が1つの駅に集結しているのは下館駅だけなのでやはり珍しい。
そんな下館駅を過ぎると比較的長閑(のどか)な風景が広がっていくのが水戸線の特徴。
たぶん友部まで割とこんな調子だよ。
多くの山々や木々が車窓から眺められる北関東の「田舎」の風景。
嫌いじゃないけど都会に慣れている人からしたらちょっと小馬鹿にしそうな内容かもね。
列車は友部に到着。友部から先は常磐線に乗り入れて終点の勝田まで運転される列車を選択している。
常磐線に入って最初の停車駅の内原で下車。
新しい駅舎の建設工事が成されて内原から線路沿いを歩いてイオンモール水戸内原に到着。
時間は殆どないが以前から覗いてみたかった群馬近郊のイオンモールのひとつ。
……。
やはり「水戸ホーリーホック(サッカー)」と「茨城ロボッツ(バスケットボール)」とのコラボが散見される。
地元のスポーツチームとコラボしたがるのはイオン(グループ)の特徴。その特徴はここでも生きていた。
内装は太田と高崎を足して2で割った様な感覚。外装は後から近代的なイオンモールに共通の
「薄い灰色と濃い灰色を並べた配色」に塗り替えた様な調子。なので外装はイオンモール佐野新都市。
そこを思い出した。
短時間で先程歩いて来た道を逆に戻っていく。
次の列車の到着する2分前に水戸方面のホームに到着。割とギリギリな状態だった。
次の列車に乗り込んで出発。終点の勝田まで向かうがひとつ手前の水戸で下車するつもりでいる。
次に乗り込む列車が水戸始発。勝田にも停車するが水戸で乗車しておかないと席が埋まる。
青い帯の列車は水戸に到着。反対側に待機しているいわき行きの列車に乗車。
青い帯の列車は勝田に向けて出発。この後そのホームには特急ひたちがやってくるらしい。
特急ひたちの水戸からいわきまでの所要時間はおよそ60分。
普通列車の水戸からいわきまでの所要時間はおよそ90分。
とはいえ青春18きっぷによる移動という時点で特急には乗車券も含めてフル課金するしか手だてはないので
高くつく上にそこまで急ぎの旅ではないので今回この行程の中では特急に乗りませんけどね。
それでも念の為現時点でホテルの空き状況を調べておく。
いわゆる「県民割」という事で各自治体が地元とその近郊の自治体の住民を対象に
ワクチン3回接種済みを証明するものと公的な身分証明書の提示で宿泊料金を減免する措置をとっている。
さらには県内各地で使用可能な割引クーポンもついてくる。正直今は泊まれるなら泊まった方がお得。
泊まった翌日に帰るだけの時間はないから基本的には日帰りにせざるを得ない訳ですが。
それでも調べるだけ調べておく。
基本的には駅から近いホテルが便利。だけど近すぎると列車の音で起こされる懸念がある。
それと「県民割」が適用される宿泊施設かどうかの確認も必要。
「県民割」に限った事ではないがきちんと調べないと使えるかどうか分からないこうした自治体の政策は
実は使わせる気ないんじゃないの?とさえ思わせる様な難しさがまとわりついてくるよね。
「JR東日本ホテルメッツ水戸」で禁煙のシングルが本日は1人1泊税込みで7000円。
茨城県の県民割「いば旅あんしん割」は宿泊代金6000円以上9999円以下で3000円割引。
そこに2000円分の応援クーポンがついてくる。なので実質2000円で泊まれる計算になる。
「実質」という表現は好きではないが、まぁそういう事で。
意外と水戸駅近くのビジネスホテルって少ないね。「スーパーホテル水戸」などは水戸駅から遠い。
泊まるかもしれないから一応調べてから車内で待機。
後からやってきた特急ひたちが先にいわきへ向けて出発。その数分後に普通列車のいわき行きが出発。
勝田に停車して以降は普段耳慣れない駅名が連続して出現する始末。
途中の大甕(おおみか)は日立グループの事業所があるのが時間帯によっては出勤もしくは退勤の従業員が
多く利用しそうだなという駅前になっている。それにしてもなかなかこれを読むのは難しい駅名だ事で。
列車は日立に停車。漸く耳馴染みのある駅名が出現。
日立市の中心駅の日立駅は駅周辺から日立グループの企業城下町といった雰囲気を表現している。
特に目立つのは日立パワーソリューションズとビルに書かれてある建物。
この辺りを走っている列車に乗っている時の自分は基本「この木なんの木気になる木〜♪」の歌詞ではじまる
「日立の樹」、それともしくは「日立世界ふしぎ発見!」のオープニングで流れる曲が自分向けのBGMという事で。
しばらく走って高萩に到着。自分の耳に馴染みのある駅名はこのあたりまでか。
後は本当に馴染みのない駅名が続く。茨城県内の常磐線で最も北にある大津港(おおつこう)に到着。
ここは港も近いので魚介類を昼食に頂こうかとも考えたがこの時間帯の列車の本数の少なさを考えると
ある程度「(列車を)待たされる」のでは?という懸念があるので泣く泣く断念。
列車は福島県内に突入。
「なんだこの『バナナの房を描いたような漢字ではじまる駅』は?」
みたいな漢字で始まる駅「勿来(なこそ)」に到着。勿来を出発して割とすぐに線路沿いにセガのゲームセンターが
建っているのを目撃「(地域住民には申し訳ないけど)こんな所にセガのゲームセンターがあるんだ…」と驚いた。
でも今は「セガ」のブランド名でも「ギーゴ」の運営に変わってるよね。
そのうち「ギーゴ勿来」とかに名前が変わるのかもしれないな。「セガ」なのは今だけかもな。
ある意味貴重なものを見た。
そうした印象を持つ自分を乗せた列車は時に草原を抜け時にトンネルを走って泉に到着。
泉まで来ると大分開けた印象がある。イオンモール小名浜までバスで15分の看板が駅ホーム内に存在。
壁に張り付けられている形で存在している。イオンモール小名浜とその周辺地域への行脚も考えたが
バスの時間帯があわないので断念。断念した自分を乗せた列車は泉駅を発車。
湯本、内郷と通ってようやく終点のいわきに到着。
いわき駅は北側が山と住宅地。南側が繁華街という色分けが明確にされているのが特徴。
北側にも出てみたけど用事の出来そうな場所は見つからないので素直に南側に降りる。
まずはイオンいわき店に直行。イトーヨーカドーが閉店している今となっては
比較的近郊の大手スーパーとなるとイオンいわき店が最初に思い浮かぶ。
ある程度歩いて到着。やっぱり「サティ」だよな。
元々はサティの屋号で営業していたマイカル系の施設なので案内サインもピンク色だったりと
サティの幻想が見え隠れする様な古びた建物。正直流行りのイオンモールとかと比べたら
内外装ともに「暗い」。とは言え地域住民の食と遊の受け皿として機能しているので
近隣住民の老若男女の顔顔顔が自分の目の前を通過していく訳で。
カツ丼とオレンジスカッシュを購入して早速食べる。ここまで食べる暇があんまりなかった。
食し終えたら今度はコジマ×ビックカメラへ。到着してテレビ売り場に直行。
テレビが節電の為に消えているのでテレビをつけてチャンネルを変更する。
やっぱり「福島中央テレビ」や「TUF(テレビユー福島)」など群馬では見ない(映らない)局しかない。
こうした局の違いを見ると「遠くまで来たなぁ」と実感する。
それから駅前の「ラトブ」の駅ビルにまで戻る。巡る順番としては非効率的なんだが
どこに何があるのかをあまり把握していない面があるので仕方がないねという事で。
海産物でも食したいので1階の「海鮮寿司 おのざき」に入店。まだランチタイム?まだランチタイム。
「特選おのざき」を注文。ランチタイムなのでサラダと味噌汁と茶碗蒸しが付いてきた。
サラダと味噌汁を頂いてから板の上に乗せられたお寿司を堪能。どれを食べても美味しいね。
寿司ネタで特に苦手なものがない(全くない訳ではないけれども今回の特選おのざきには無かった)。
なので割とパクパク食べられる。最後に茶碗蒸しを頂いて会計を済ませて退店。
2階には七夕の願い事を書いて飾ろうという企画のそれが。
福島県に限らず東北地方では七夕を旧暦の7月に行う事が割とある。
つまり新暦だと8月。なのでこの時期に七夕飾りを掲げる事は珍しくない。
何を書いたらいいんだろうね。
「早川清太郎がSGを今度こそ取りますように(筆圧最強)」
実際惜しい所までいってるし今度のオートレースグランプリは伊勢崎開催なんでチャンスはあるとみてる。
後はほんの少しの運か。いわき市出身の早川清太郎のSG優勝をいわき市で願う言葉を書いて飾る。
飾り終えたらラトブを後にしていわき平競輪場まで延々と歩く。
とは言えそこまで目茶苦茶遠いという訳ではないがまぁそれなりの距離はある。
川を越えた所でガラス張りの建物が見えてくる。やっぱりあのガラス張りの建物は印象的だよね。
近くまで歩くと円盤の様なバンクの下部が見えてくる。見た目だけなら近代美術の美術館みたいな印象。
そうした印象を持ついわき平競輪場に到着。今日はF2開催の最終日。正直長時間は見てられない。
まぁ割と短時間の訪問になるかと。
そう思って入場。いわき平は入場無料。中では松山F1の場外発売の最中。
特段買おうとは思えない。だって情報が不足しているから。
現地参戦は意外と情報が不足する。なのでお金を積極的に出そうとは思えない。
しばらくは場内を散策する事にする。やっぱり比較的楽しい施設だよね。
……。
・長所
「空中バンク」と称されるバンク内からの観戦はやっぱり珍しい構造。
ホーム側のガラス張りのスタンド内からの観戦は雨や風をしのげる上にとても見やすい。
・短所
その「ガラス張りのスタンド」の中に喫煙所を設けているので漏れ出た煙が臭い臭い。
やっぱりニコチンカスって苦手ですわ〜。
逆に言うとそれぐらいしか明確な短所がないので全体的には評価の高くなる競輪場。
1レースのチャレンジ一般を見て後にするぐらいの時間帯になるのかなぁ。そうしよう。
1レースのチャレンジ一般が発走。ゴールした瞬間に踵を返して現地を後にする。
ひぃひぃ言いながら走って「競輪場前」のバス停に到着。新常磐交通のバスを待つ。
1レースのチャレンジ一般の発走時刻が15時40分。バスの到着予定が15時45分。
場内を飛び出して走ってギリギリ間に合うかという位置に停留所が存在。
バスは約3分遅れくらいで到着。やっぱりギリギリでした。
バスの後ろから乗車して整理券を取って出発。途中の信号にも引っかかったが約8分で到着。
競輪場前→いわき駅で大人170円。今いわき平への送迎バスは休止中なのでバス移動はこれしかない。
料金と整理券を支払って下車。下車して階段を上がって駅改札口へと向かって有人改札から入場。
水戸行きの普通列車に間に合った。間に合ってよかったねという印象。
もう少し遅くまでいても当日中に帰れる上にホテルの予約をネットですれば泊まりも可能なので
そこまで慌てる必要もないが「これ以上滞在しても実入りは少ない」と判断したので帰路につく事を選択。
今度は薄い緑色の帯をまとった列車が水戸行きとして自分を送り届けてくれるらしい。
発車時刻になったので出発。先程来た常磐線を今度は逆に辿る。
途中の大津港で後続の特急の通過待ち。その間にホーム上の自販機で水を購入する。
割と乾く〜といった趣で水の入ったペットボトルのふたを開けて水を飲み込む自分の姿。
列車は更に進んでいって自分は今度は勝田で下車。
勝田で18分くらいの乗り換え時間がある。その間に勝田駅の改札外へ出て
数百メートル走ってメガドンキに入店。飲み物売り場で冷えた飲料を…と思ったが
どれもこれも高い!コカコーラ(500ミリペットボトル)が税込みで105円?
これ自分の住んでる所だと78円(税込み84円)とかの世界だよ?
茨城県の物価が高いのか、それともこのメガドンキだけが特段高いのかは定かではないが高いので
まだ安かった方の午後の紅茶のミルクティを選んで購入。購入後店を飛び出して勝田駅までダッシュ。
そんな形で乗り継ぎたい列車に間に合った。割と汗だく。車内の冷房が雪男の様に自分を冷やす。
列車が出発。途中の友部で友部始発の水戸線小山行きに乗車する計画。
勝田駅にも18時丁度発の小山行きがあったがそれに乗ると水戸で20分以上待たされる。
まさにブービートラップ。
なんでこんな罠みたいな列車を用意してるんだ勝田駅は。
みたいな印象で唖然とする。
出発した列車が水戸駅でさらに乗客を乗せて帰りの混雑に拍車をかける。
赤塚に停車。内原に停車。友部に停車。降りて階段を使って向こう側のホームに向かう。
向こう側のホームに停まっていた小山行きに乗車。発車時刻になったので出発。
途中で日が落ちて夜になった中を走る水戸線の小山行き。かなりの時間をかけてようやく小山に到着。
水戸線のホームから両毛線のホームまでが遠いんだこれがまた。
乗り換え時間7分とかそんな感じの状況下を5分程度の所要時間で小山駅構内を移動して列車に乗車。
小山駅の両毛線ホーム(遠い)で待っていた列車に乗車して数分程度で発車。長い時間をかけて帰宅。