自分の知らない地域をこの時期に見ていこう。その為に鉄道を使おう。そうした計画の元に出発。
新前橋の駅に朝早くから到着。しばらく列車を待つ。やってきたのは上越線の水上行き。
この列車に乗車。出発して群馬総社、八木原、渋川と停車する。
渋川では吾妻線と別れる。上越線の次の停車駅は敷島。
敷島から先はいよいよ山々に囲まれ低地に川が流れる閑散とした地域が広がる。
朝から照りつける太陽と大自然と点在する住居が人口密度の低さとも相まって
先程まで立っていた新前橋駅の周辺地域とは異なる様相を見せている事を実感する。
北上を続けて沼田駅に到着。沼田市では戦国武将の真田家に関連した内容を売り物にしているので
駅の案内に用いる字体も戦国っぽいそれ(毛筆体?)を用いるなど売り物に関連した状態になっている。
更に北上を続けて終点の水上に到着。水上駅で長岡行きの列車と接続する列車を選んでいるので
到着後は階段を使って反対側のホームに移動。普通長岡行きの新潟支社のE129系に乗り換える。
内外装ともに首都圏で走ってておかしくない感じの雰囲気。先程まで乗車していた211系が
コテコテの国鉄車両なのに対してこちらは近年のJR東日本といったデザインで製造されたもの。
接続をとった普通列車の長岡行きが水上駅を出発。走り続けて湯檜曽に到着。
下りの湯檜曽駅は地下ホーム。まるで地下鉄。ただ東京メトロの様な地下鉄とは異なり
コンクリートむき出しのひんやりとした薄暗い雰囲気である事をお伝えする。
更に走り続けて土合に到着。土合の下りホームは地上まで400何段もあるもぐら駅。
夏場にも係わらずこれだけひんやりしている天然の冷房が効いた駅である事には
知識では知っていても実体験するとその自然の大きな影響に驚かずにはいられない。
列車は更に駅間の長い区間をひたすら走って土樽に到着。ここで新潟県の側に出る。
ここまでいくつものトンネルを越えてきたので山越えをしてきたんだろうなぁという事は実感できるものの
高速道路のトンネルの様にここから新潟県ここから群馬県という表示がある訳でもないので
いつのまにか新潟県に入っていたというのが自分の印象。
土合駅(群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽)
土樽駅(新潟県南魚沼郡湯沢町)
更に更に走り続けて越後中里、岩原スキー場前と到着していく。「岩原」はいわはらではなく「いわっぱら」。
「は」ではなく「わ」になり、小さい「つ」が入る難読駅名。現在ではそういう駅名として呼称されている。
そこを過ぎると次は越後湯沢。新幹線との停車駅。レンタカーのお店や居酒屋といったお店があるので
先程通り過ぎた駅よりは若干商業施設が充実しているもののそれでも多少寂しい駅前なのは否めない。
いや、これでも充実している方で、先程通りすぎた駅は冬場こそスキーやスノーボードといった
ウインタースポーツでお客様が来訪されるも夏場のこの時期では緑色に繁った山々が出迎えてくれるが
人通りという意味では空っぽの様相に近いのが実情な訳で。
そうした越後湯沢の駅に到着すると向こう側のホームには北越急行の列車が停車していた。
JR東日本の時刻表は見てある程度の旅程を立ててはいるが北越急行の時刻表は見てなかったので
「あぁ、この時間接続してたんだ…」という事でちょっと驚き。
停車していた列車の側面の「超快速スノーラビット」の文字を見て「おぉーっ!」と感嘆の声を頭の中で上げる。
自分が乗っている普通長岡行きの越後湯沢の到着が午前9時丁度。
この後やってくる上越新幹線とき305号新潟行きの越後湯沢の到着が午前9時7分。
越後湯沢の超快速スノーラビット新井行きの発車時刻が午前9時14分。
ちょうどその2本の列車と接続を取る様な形で発車時刻からかなり前ではあるが既に来ていたのか。
現在の超快速スノーラビットは上下線合わせて1日でこの1本だけと本数も減り
停車駅が多い方の超快速スノーラビットだけが残ったりと以前と比べて縮小化こそされたものの
自分の中では北越急行ほくほく線を代表する種別だと思っている。いわばほくほく線の花形であり王様。
王様への謁見を許された平民。自分にはそう言う印象を抱いている。
ほくほく線の区間は六日町〜犀潟ではあるがその前後の他社線の区間にも乗り入れて走る列車がある。
越後湯沢から六日町まではJR上越線。その後犀潟までほくほく線を走行。
犀潟から先は直江津までがJR信越線。新井はえちごトキめき鉄道の妙高はねうまライン。
大半の列車は直江津もしくは犀潟までしか走らないのに対して新井(駅)まで走るのか…と王様に頭を垂れる。
だけど今回自分はこの列車に乗る予定はないので越後湯沢でお別れになる。
午前9時2分に自分の乗っている普通列車長岡行きが越後湯沢を出発。
その後は自分が普段聞かない駅名の駅に停車していく展開。
ただし上越国際スキー場前はラジオCMを冬場の時期にFM群馬で聞く事があるので例外。
六日町や五日町などこのあたりは「なんとか町」が多いなぁ。そうした印象も抱きながら停車を繰り返す。
長い長い所要時間ではあるが山々の光景と青々とした水田、時たま偏在する住居
あるいはスキー場の近くにある駅ではロッジの建屋を見たりしながら通過していくと
そこまでの長時間とは思えない列車の旅が楽しめる。
冬場の降雪に備えて1階をピロティ式の車庫にして玄関を2階に設置。
1階へは階段を使って家屋へと出入りする住居を見るとやはりこの辺りは雪の積もる地域である事を実感。
赤茶色になっているアスファルトが散見される地域を見ると
その原因となっている消雪パイプの存在に雪を溶かす必要性のある地域である事を実感。
信越線との乗換駅にもなっている宮内を出発すると次は終点の長岡に到着する。
ここまでおよそ2時間の列車の旅。新幹線を使えばすぐではあるが新幹線では味わえない雰囲気を
味わえるのがこの首都圏を走っていてもおかしくない近代的な車両のE129系を乗り通しての旅。
終点の長岡に到着。さてこの後どうするか。
この後の列車の接続がそこまでよくはなくどこかで1時間待ちを喰らう。
1:長岡駅周辺で1時間待ち。
2:三条駅周辺で1時間待ち。
3:東三条駅周辺で1時間待ち。
列車の接続の都合上このどれかを選択する事になる。
「2を選択するか」
自分の中ではそれに決定。
まずは長岡駅の改札を抜けて少しは駅前とか見ておきたいわねという事で
CoCoLo長岡の方に向かう通路を通って駅の外に出る。
越後交通ビルのある側に出るとなんとなくではあるが小山駅を思い出す。
割とこの駅前の風景、どことなくではあるが長岡駅と小山駅って似てる所ない?
自分の中ではそうした印象。
一通り駅前の光景を見回したら早速在来線の改札内に戻る。
2を選択したら長岡駅周辺に滞在する時間は殆どないのでこれがある種の長岡観光。
10時29分の快速新潟行きに乗車。再びE129系に身体を預ける旅が始まる。
長岡を始発とする信越線の快速列車は上下それぞれ1日に2本ずつの合計4本しかない。
※「柳都Shu*Kura」をのぞく
JR東日本新潟支社の管内を走る「なんとかしゅくら」のイベント列車も嫌いではないが
今回の行程だと乗れない上に自分はお酒は飲まないので今回は見送る事にする。
快速列車は当然ある程度の駅を通過する。ただし自分が降りる予定の駅には停車する。
見附に停車。次は三条です。
三条に停車。ここで下車。
ようやく目的地のひとつに着いたという印象で三条駅の改札を抜ける。
今回の目的はいくつかあるがそのうちのひとつが「原信に寄っていくか」というもの。
原信、ナルス、フレッセイの屋号のスーパーマーケットが
現在ではアクシアルリテイリングというひとつのグループに寄り集まっている。
アクシアルリテイリング 事業内容:スーパーマーケット事業を中心とした企業集団の持株会社
このうちフレッセイは群馬にあるものの原信は群馬にない。
ナルスは上越市が地盤という印象なので三条市からは遠い。
フレッセイと原信の違いを見てみるか。それが三条駅で降りた理由のひとつ。
もちろん他にも理由はあるが。
三条駅を出発。西側に進んで南下。割と歩くけどそこまで長い距離ではない。
割と歩いて原信四日町店に到着。店内を軽く歩き回ってなるほどこんな感じかと実感。
1:群馬と新潟の物価指数の違いはあるが原信の方がやや高い。
2:フードコートを用意してそこで食べられますよというサービスを提供しているのはフレッセイと近い。
3:元々が「原信ナルス」として新潟県内で組んでいたので協調性はそちらの組み合わせの方が濃い。
アクシアルのプライベートブランドの牛乳の側面に「原信ナルスアプリ」の広告が載っている。
すると「フレッセイは?」という事でなんかこうフレッセイが邪険にされている印象になる。
県内と県外の違いもあるので微妙に今でもフレッセイが別枠扱いになっている。
それが現時点でのアクシアルリテイリングへの評価。
アクシアルのプライベートブランドのクッキーシューの皮に包まれているシュークリームと
キリンの小岩井ブランドのみかんジュースを購入してお店を出る。
飲んだり食べたり出来るのってありがたい事だなぁとお外でパクパクお外でゴクゴク。
原信とフレッセイは店の作りに近しい所もあるけど地域は別々なので
グループとしてひとつにまとまってはいるものの基本的には「違う風土」のスーパー。
店舗ブランドの独立性そのものは今なお強く存在。ただグループとしてはまとまっているので
プライベートブランド商品の共同仕入れによるコスト削減は存在しているね。
そうしたコスト削減がひとつにまとまった事で発生する長所であって
店舗ブランドの違いによる個性は今の様にある程度強く存在してくれていたらそれでいいわ。
原信を後にして来た道で三条駅に戻って次は階段を渡って反対側に出る。
反対側にはデカデカと「コロナ」の文字が入った立方体の看板を掲げている工場が。
そう、自分も除湿機を使っている株式会社コロナの本社はここ三条市に存在している。
コロナの本社と三条工場は三条駅が一番近い。
三条市の中心は三条駅?東三条駅?北三条駅?燕三条駅?
正直どこもピンと来ない。それぞれの駅周辺に商圏があって独立している地域が
ひとつにまとまって「三条市」を形成しているというのが自分の印象。
あえて言うならやっぱり新幹線も停車する燕三条駅周辺が一番近代的な街?
みたいな事を考える程度。
自分が除湿機でお世話になっているコロナの本社はここにあるのかぁ…と感嘆する。
一通り「へぇ」と思ったらウオロクやスターバックス、マツモトキヨシにケーズデンキのある方へ。
いわゆるロードサイド店舗の集合体なんだけど駅からも近いのはちょっとしたメリットだよね。
まずはケーズデンキに立ち寄る。テレビ売り場でその地域で映るチャンネルを一通り映して
普段自分が生活圏としている場所とは違う県にいるんだなぁという事を実感する。
新潟県内なのでもちろんフジテレビやテレビ朝日といった局の放送は入らない。
弥彦山から送信されている電波を受信して新潟総合テレビや新潟テレビ21といった局を受信している。
なのでテレビに内蔵されている番組表を出力する機能を用いると
「NST(新潟総合テレビ)」や「UX(新潟テレビ21)」の名称が番組表に出力される訳で。
やっぱり新潟県なんだよなぁと実感。自分は割とこれをやる。
最後にウオロクに立ち寄って紅茶花伝のミルクティを購入。自分ミルクティは紅茶花伝と
午後の紅茶のミルクティが割と好きなんで買える時には買って飲んでいる事が時々ある。
飲み終わったら三条駅に戻る。戻って階段を使って駅舎のある方に降りる。
最後に駅前にある古びたボウリング場の中に入ってちょこっと見学。
最近はボウリング場も減ったし残っているボウリング場も古いまんまだよなぁと嘆く始末。
ボウリングというスポーツも本当に廃れたね。たぶんこのまま廃れていくと思うよ。
自分はボウリングというスポーツは奥が深いし今でも投球フォームの練習や研究はするけど
ホント投げる機会も少なくなったなぁ〜と古き良き昭和のボウリング場の中身を令和の時代に眺める。
そうやって眺めて三条サカイボウルを後にする。列車の時刻が迫っているので三条駅に戻って列車を待つ。
やってきた列車は普通列車新潟行き。これで東三条駅へ移動。
東三条駅で対面乗り換え(正確には「斜め対面乗り換え」か)で0番線のホームへ移動。
なかなかこう数字の「0」を番線の番号に用いた駅というのはあんまり見ない。
高崎駅の上信電鉄ぐらいでしか見ない。
東三条駅の0番線ホームは弥彦線。乗り換え時間1、2分程度。
12時10分に弥彦線の列車が東三条駅を出発。
……。
12時10分に東三条駅を出発する弥彦線の列車は弥彦まで行かずに途中の吉田で止まる。
ただし土休日と年末年始はこの列車が弥彦行きに化ける。
化けてくれなかったら今回の計画は破綻していたと言っていい。
正確には「最初から今回の計画を作る気にはなれなかった」か。
東三条を出発して北三条までは高架線。その後高架を降りて地上区間を走行。
燕三条では巨大な新幹線駅がお出迎え。間違いなく大きく作りすぎたと思うわ。
国鉄時代の設計思想が見える要塞の様な駅舎の小わきに存在している弥彦線のホーム。
2両のワンマン運転による車両が滑り込む様に交差して入る姿はとても楽しい。
想像していた通り燕三条で乗客の多くが入れ替わる。
燕三条を出発して燕、西燕と停車。次の吉田で6分ほど停車。
出発して矢作に停車。次は終点弥彦です。
1面1線の弥彦駅に停車。神社を模した赤を駅舎に入れている事が印象的。
Suica用の簡易改札を別に設けているのが特徴的。とにもかくにも弥彦駅に到着。
東三条(12:10)−弥彦(12:44) ※土休日と年末年始のみ運転
東三条(13:10)−弥彦(13:46) ※毎日運転
弥彦村で多く時間を取ろうとしたら前者の方が適している。
弥彦駅を後にして地図アプリを見ながら道を歩いて弥彦競輪場に到着。
きょうは記念開催のふるさとカップの最終日。
上限2000人ではあったがそこまで入るのか?という疑問の数字。
人数制限等は受けずに突破。到着した頃は主に7レースの発売時間帯。
「軸は村上で」「昨日は組み立てに失敗したが実力は上位」「この相手なら」
そうした事を考えて車券を購入。正直そんなに大量に買う気にはなれない。
「ワイド1−79、各100円ずつ計200円」
せっかく来たのに車券を現地で全く買わないという事はしないが
現地参戦だと意外と情報に疎くなる。大枚はたいて買う気になれない。
豆券買って遊んであとは場内散策をした上で途中弥彦村の主要観光地を訪れて帰る。
それが今回の計画。
購入して場内を散策。特別観覧席の建物の脇ではスピードチャンネルの番組の収録。
真券国取り合戦#5の収録で弥彦競輪にお邪魔しました 8月11日から放送です!(桑原愛海)
今日が収録日だという事は全く知らず。如何にこの手の情報に自分が疎いかがよく分かる。
栃木の代表面してる芸人と競輪ファンによる車券対決の番組。
栃木の代表面してる芸人はこの間の「鉄オタ選手権 東武鉄道の陣・第二戦」でやらかしてる。
映像を見て何駅かを当てる問題で出した答えが「宇都宮」。
東武鉄道の駅で聞いてるんだから少なくとも「東武宇都宮」だろ?
いやそれ以前にこの映像で東武宇都宮はねぇわ。
東武動物公園行きの70000型列車が見えているんだから少なくとも東武スカイツリーラインの区間内。
東武宇都宮駅は東武スカイツリーラインの区間内じゃないだろ。
お前栃木の代表面してる芸人なのに(JR)宇都宮と東武宇都宮の区別もつけられねぇのかよ。
みたいな感じでやらかしているので印象はあまり良くない。
まぁいいや。
7レースの発売が締め切られた。そしてレーススタート。
3コーナー手前で綺麗に捲くっていく1番車、そしてそれに着いていく7番車の姿が。
最後は400メートルにしては長く感じる弥彦の直線での抜き差し争いを1番車がしのぎきった。
「とったとったとったとった!」「村上ありがとう取ったよ村上!」
ワイド200円分買って払い戻しが340円って金額で見ればしょぼく感じる人もいる訳だが
どんな種類の車券であっても命の次に大事な「お金」を賭けて買ってるんだからそれは貴重なものだよ。
あとのレースも予想だけはしてみるか。自信度は全くないけど。
8レース:櫻井の番手につける(千葉の)田中晴基が有利な位置。あとは櫻井が残れるかどうか。
9レース:普通に考えたら菊池でいい訳だが前日に落車しているのが気がかり。
場内を散策したりイベントごとを見ていたりしたいのでちょっと車券を買う余裕はないわ。
そういう訳で払い戻しを行ってから場内を散策。弥彦ってこんな感じなんだ。
1:近年改装を実施したので割と綺麗め。トイレが使いやすくなっている。
2:喫煙者と非喫煙者との動線が混在しているので喫煙者の臭いがきつめ。
3:村営の競輪場で近隣からの来客数にあまり期待が持てないので施設はこじんまり。
派手さはないけどCS放送のスタジオをガラス張りにして外から見られる様にしたりとか
予想会やトークショーのイベントで演者が立つ場所(小屋)を新しく作ったりとか
努力はしている。古さを感じさせる箇所も割と存在はしているが弥彦村の努力は評価できる。
あとは喫煙者と非喫煙者との動線が交わりにくい様に整理する事。
そういう訳でトークショー。武田玲奈さんと加瀬加奈子選手。
「いわゆる『タケダアワー』ですか」。
個人的には場を盛り上げようと決してトークそのものが上手い訳ではないんだけれども
楽しく話をしよう、楽しい話をしようと懸命な加瀬加奈子選手に母としての器を見た。
トークショーのあとのじゃんけん大会が終了した辺りで弥彦競輪場を後にする。
後にしたら次は弥彦神社。人口8000人程度の小さな村と言えばそれまでだが
長大な参道と石段、巨大な社の存在には神々の宿る村といった印象を受ける。
思えば吉田駅近くに存在していた巨大で巨大で巨大な大鳥居の存在で
既にこの地域一帯の雰囲気は既にかもしだされていたと言ってもいい。
あるいは弥彦山へのロープウェイ。登った先にある弥彦山パノラマタワー。
弥彦山には新潟県の地上波放送の送信所が軒を連ねている。
人口だけで見れば小さな村ではあるがその存在感は新潟県内でも随一と言っていい。
そうした神々の棲む場所。信仰という漢字2文字を強烈に印象づける場所。
それが自分の弥彦村への印象となった。
弥彦駅に戻る途中に、行きで気になっていた「おもてなし広場」に立ち寄る。
足湯と手湯の2種類の湯が無料で提供されている。
温泉の温度は熱め。長時間つけていたら火傷しそうなくらいの熱さ。
短時間つけてすぐに温泉から出して水で冷やしてと繰り返さないとちょっと熱すぎる。
しかし温浴効果は抜群で「あってよかった」「無料でありがとう」の印象を受ける温泉。
あとは売店で凍らせて頂くシャーベット状のアイスを購入。
パウチに包まれているので封を切ってシャシャリとした氷の状態を
パウチの下部から押し出して頂く形式のシャーベットアイス。各100円。
購入したのは2本なので税込200円。暑い時期にこうしたアイスが
冷えて凍った状態で売り出されているのは大変ありがたい事ですね。
封を切る前のアイスを握る事で手湯で熱くなりすぎた手が冷える。
これは相当に気持ちいい温泉ですね。近年弥彦村ではこうした観光地も整備されている。
手湯と足湯で疲れをとったらおもてなし広場を後にして弥彦駅に向かう。
弥彦駅は赤の彩色がとても印象的。吉田行きの列車が既に停まっている。
吉田で東三条行きの列車に接続するダイヤが組まれている。
弥彦駅の出入り口は引き戸になっている。引き戸を開けて駅舎内に入る。
切符を出して改札を抜けて乗車してE129系の車内で出発を待つ。
結局新潟県内ではこの形式の車両にしか乗らなかったな。
そう思いながら出発を待ち、時刻になったので列車の扉が閉まって出発。
矢作、吉田と停車。2駅で終点。その後吉田で列車を待つ。
東三条行きの列車に乗り込んで出発。東三条に到着。
次は長岡行きの普通列車に乗車。長岡に到着。
最終の水上行きの列車がなんと16時34分。群馬県方面へは
新幹線が走っているので最終列車を逃したとしても新幹線に課金すれば
群馬県方面へ向かう事は可能だが在来線「のみ」を乗り継いで群馬県方面へ
向かおうとした場合にはこの列車に乗り遅れたらアウトと言っても差し支えない。
一度改札を出て駅舎内のぽんしゅ館でお土産を購入。
購入したらトイレも済ませて改札内に入って水上行きの最終電車に乗車。
16時34分の時間帯で最終電車と言われてもピンと来ないが
この後だと越後湯沢まで普通列車で進んで越後湯沢から新幹線に課金するなど
他の経路を使用しないと群馬県方面へは進めないので乗るしかない。
乗車して出発。E129系はホント近代的な車両だなぁと改めて思う訳で。
・ドアの上に「水上 行」「次は宮内」などの表示が存在している
・一部車両の一部箇所のみではあるがドアの上に動画を映す機械が存在している
背もたれは1人1人の分が明確に線引きされている様なくぼみが存在していて
しかもその1人分の座席幅が狭いので7人がけより6人がけの方が
余裕があっていいのになぁ〜と思う所はあるのでロングシートの座り心地の方は
1人1人の細かいくぼみが存在していない211系の方が上。
だけど細かい情報の提供に関してはE129系の方が分かりやすいね。
思わぬ形で車両の乗り心地を比較する感じの印象を頭の中で回していると
帰りも2時間ぐらいかかる区間な訳だが山間の中以外は意外とすぐに終わる。
山間部の特に深い山間に入ると駅間が長くなって時間がかかる。
トンネルに入ってトンネル内を走行するので景色が(窓から)飛ぶという事もなく
同じ様な暗闇が続いていくので長く感じる事になる。
土樽が新潟県最後の駅。土樽を出るといよいよ群馬県に入る。
土合が群馬県最初の駅。上りホームは地上にあるので下りホームの
あのひんやりとした、階段を400と何段上がらないと地上に出られないホームが
まるで違う駅のホームだったんじゃないの?と感じさせる様な性格の違いを見せている。
湯檜曽も上りは地上ホーム。上りと下りで違う姿を見せるのが上越線の山越え区間の特徴。
ループ線と言われても乗っている側は「あっ、今ループしてる」なんて全然分からないのが実情。
そうした区間を越えてようやく終点の水上に到着。
階段を越えて反対側のホームに移動。211系の高崎行きがやってきたので乗車。
そうして群馬県の南部の方に向かって終了。