[ イトーヨーカドー伊勢崎店の跡地に大規模店 ]　２０２１年２月に閉店したイトーヨーカドー伊勢崎店
（群馬県伊勢崎市連取町）の跡地に、ディスカウントストア「トライアル」を手がけるトライアル
ホールディングス（福岡市）が大規模店舗の出店を計画していることが１２日、地元関係者などへの
取材で分かった。１０月上旬にオープンする見通し。新店舗の名称は「メガセンタートライアル伊勢崎連取店」。
すでにスタッフ募集が始まっている。ホームページによると、トライアルは県内に７店舗あるが、
大規模店「メガセンタートライアル」の出店は初とみられる。同跡地を巡っては、遅くとも６月までに
トライアル店舗の出店、建築、施設管理を担う関連会社「トライアル開発」の旗が掲示され、
地元で動向が注目されていた。上毛新聞の取材に、伊勢崎市の臂泰雄市長は
「使われないままになっていた場所なので活用してもらうことは歓迎だ。（トライアルには）
地元に愛される商業施設となるよう上手に活用してほしい」と語った。まだ正式には市への連絡は
受けていないという。地元関係者は「（トライアルは）市内にある別店舗が手狭になり、
広い場所を探していたようだ」とした。イトーヨーカドー伊勢崎店は、１９９５年３月に県内３号店として
開業。JR伊勢崎駅や中心市街地から約２キロ離れた住宅街に位置し、
１、２階にスーパーや婦人服店、フードコートなどをそろえ、地元から愛された。
２０１０年に前橋店、１７年に藤岡店が撤退した後も県内最後のイトーヨーカドー店舗として
営業を続けたが、中規模スーパーや薬局の増加など経営環境が変化したことを受けて
２１年２月に閉店した。（上毛新聞 2022/7/13 06:00）