2022年07月13日(水)撤退

[ ニコン、一眼レフカメラ開発から撤退 ] ニコンが一眼レフカメラの開発から撤退したことがわかった。
1959年から60年以上にわたって一眼レフを手掛けプロの支持を集めてきたが、人工知能(AI)や
画像処理技術を導入し市場で主流になりつつあるミラーレスカメラの開発に集中する。
高精細な画質を備えたスマートフォンがカメラ市場を侵食しつつある。プロやコアなファン向けに
スマホにはない機能を充実させてカメラの生き残りを目指す。(日本経済新聞 2022年7月12日 21:28)

[ “一眼レフカメラ開発から撤退”との報道にコメント ] 株式会社ニコンは7月12日、
同社が一眼レフカメラ開発から撤退との一部報道に対し、Webサイトに告知を掲載した。
一眼レフカメラ開発からの撤退については、同社が発表したものではないとしたうえで、
「デジタル一眼レフカメラの生産、販売、サポートは継続しており、ご愛用のお客様には
引き続きご安心してご利用頂ければと思います」としている。(デジカメWatch 2022年7月12日 22:07)

「デジタル一眼レフカメラの開発は継続」とは書いてない。

実際レフ機とミラーレス機を並行して開発し続けるなんて無理ゲーでしょ。
それだけのリソースを確保し続ける事の難しさを考えたらまぁミラーレス機に集中したくもなるわな。

……。

1:ミラーレス機は撮ってる感じがしない。

光学ファインダーと比べて覗き込んだ時の世界が非現実的な世界に見える。
撮影というよりも「記録」に近い。ある程度作業化、義務化の世界観に浸る事になる。

2:ミラーレス機は動きに弱い。

正確には「特に暗所での撮影の際に覗き込んだEVFの映像で
フレームレートが足りなくて撮影に支障をきたす」。

光学ファインダーではあり得ない現象が発生しているのを見ると、あぁ…と思わされる。

3:ミラーレス機は持ちづらい。

グリップの彫りが浅くて掴みづらい。平べったい本体で世の中に出る事が多い。

4:ミラーレス機はボタンを少なくしがち。

簡単に使えるカメラにするという思考でボタンの数を減らす訳だが
それだと逆に操作しづらいカメラになる事が割とある。

こうした弱点を克服せずにミラーレス機ばかりありがたがっても仕方がない。

結局はレフ機とミラーレス機のそれぞれのカメラが持つ長所を生かすやり方で上手に使い分けるだけ。

以上。

2022年07月13日(水)03時10分48秒