[ 出井伸之さん死去 ] ソニー(現ソニーグループ)元会長兼グループ最高経営責任者(CEO)の
出井伸之(いでい・のぶゆき)氏が2日、肝不全のため死去した。ソニーグループが7日、発表した。
84歳。出井氏は昭和35年、ソニーに入社。広告宣伝本部長などを経て、平成7年に
社長に就任した。「デジタル・ドリーム・キッズ」というキーワードを掲げてソニーの
デジタル・ネットワーク事業を積極的に推進したほか、グループのグローバル化を加速させた。
森喜朗内閣のIT戦略会議議長や経団連副会長を歴任。ベンチャー企業の育成支援などを行う
クオンタムリープ設立した。ソニーグループの吉田憲一郎会長兼社長CEOは
「インターネットがもたらすインパクトをいち早く予見し、ソニーにおけるデジタル化を積極的に推進された
先見性には今でも驚かされる」などとする追悼のコメントを発表した。(産経 2022/6/7 12:32)