[ ロピアHD、スーパーバリューに業務提携提案 ] 神奈川県を地盤に食品スーパーを展開する
ロピア・ホールディングス(HD、川崎市)は18日、スーパーとホームセンターの複合店を手がける
スーパーバリューに業務提携案を提示したと発表した。ロピアHDは2月にスーパーバリュー株の33.17%を
取得し、第2位株主となった。大株主として人材交流や事業の補完などを通じて同社の業績改善を
図るとしている。ロピアHDによると、11日にスーパーバリューの取締役会に対して業務提携案を提示した。
ロピアHDは神奈川県を中心に低価格スーパーを展開し、スーパーバリューは埼玉県を地盤としている。
提携案の内容として事業や展開地域、商品、人材について両社で補完することを目指す。人材の
補完については、店舗など「主に現場人員の交流を考えている」(ロピアHD)。ロピアHDは2月に
スーパーバリューの主要株主から株式譲渡を受けた。取得比率は33.17%で、第2位株主となっている。
スーパーバリューの2022年2月期売上高は前の期比10%減の720億円、税引き損益は8億2900万円の
赤字(前の期は6億2500万円の黒字)だった。(日経 2022年5月18日 19:00)